鬼が笑う2027年期待のアニメ
「来年の事を言えば鬼が笑う」
といいますが、7月にして、もう来年が待ち遠しい。
新作アニメの話です。
来年の10月には「葬送のフリーレン」の第三期があります。
魔族って「鬼」ですよね。
マハトは笑うのかな😆😆😆

やはり、来年の10月、『ダンジョン飯』のシーズン2もあります。
原作は終了しているので、残りの物語がすべて映像化されて終わるといいなと思います。
こちらは鬼ではなく、イタリアの水の都ヴェネツィアの象徴として知られる、有翼の獅子がモンスターとして登場します。

「ダンジョン飯」では
この有翼の獅子がラスボス
本を持っているのは知性を表しています
鬼としてはオークが出てきますが、かれらはむしろ、主人公たちに友好的。

来年の夏(7月?)には別の鬼、緑色の鬼(Ogre) がまた戻ってきます。
トイストーリーもそうだったのですが、大人気になれば、何度でも同じ物語が繰り返されるのがアメリカ映画の現代。
シュレック4は ”Forever” だったので、これで終わりのはずだったのに。
完結したはずのトイストーリー3のあとに、トイストーリー4がつくられたのと、まったく同じパターンですね。
間違いなく、世界中の観客が見に行って、ものすごい興行収益になることでしょう。
これでいいのかな。
本当に鬼が笑います。
そしてもうひとつ、待望の名作漫画のアニメ化決定が発表されました。
私の最愛の作品。
自分の好きな漫画をリストアップして公開したことがありましたが、古典的名作編と最新作編のリストのどちらにもピックアップしたのはただ一作だけでした。
連載中でありながらも、もはや古典的作品になってしまった作品だから。
こちらでもアウトプットの例として上げました。
その作品の名前は岩明均先生の『ヒストリエ』です。
月間連載で、ゆっくりと急がず書き継がれてきた作品。
その『ヒストリエ』、アニメ化するのだそうです。
絵柄が原作漫画そのものなので、プレビュー見るだけでも感動的です。
漫画の名場面の名言は、ミームとしてネット上で広く知られています。
ヒストリエ・アニメ化が自分的に非常に意味深かったのは、主人公の少年エウメネスの広い世界への憧れは、ホメロスの『オデュッセイア』由来だからです。
このところ、オデュッセイア関連の本を読み、関連する美術を調べて、音楽を聴いてきた自分としては、2026年のブロックバスタームービー『オデュッセイア』に大変失望したため、
ホメロスの『オデュッセイア』へのオマージュとリスペクトでたっぷりな『ヒストリエ』を思い出して嬉しくなりました。
現時点では、興行成績だけを見ると『オデュッセイア』は大成功です。
公開最初の週末で
北米:約1億2,450万ドル
海外:約1億3,960万ドル
世界合計:約2億6,410万ドル
という非常に大きなスタートを切りました。
ノーラン作品としても『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』に次ぐ、あるいはそれに匹敵するオープニングと報じられています(わたしはダークナイトなんて知りませんが)。
自分が数日一貫して述べているのは、
「ホメロスをどう映画化したか」
という文学的・思想的な批判です。
一方、多くの観客は、
「約3時間、圧倒的な映像体験を楽しめたか」
という基準で評価しています。
つまり、
文学作品としての評価
映画としての満足度
が必ずしも一致していません。
ノーラン作品は、ホメロス原作に忠実そうに見せながら、最後に作品の核心を別の思想へ置き換えている。
劇場での映画体験としては素晴らしい。
けれども、ホメロスではない。
それだけです。
そこで、『ヒストリエ』のエウメネスです。
エウメネスは自宅に設けられていた図書室で、ホメロスに出会います。



魔女キルケー(Circe)は英語では
「サースィー(/sə́ːrsi/)」と発音します。
魔法や薬を使う妖婦という意味で
一般名詞として「魔女」や「魔性の女」
を指す言葉にもなっています
オデュッセウスに憧れた少年は、
書物に書いてあることなんて、
世の中全体の中のほんの一部だ
ということを実体験してゆくのです。

『ヒストリエ』が非常に巧妙なのは、主人公エウメネスがホメロスのオデュッセウスのように、敵対者には狡猾・残忍であっても、知略を用いて危機を乗りえて、心の中ではどんな人に対しても、人間のすばらしさを信じていること。
『ヒストリエ』を読むたびに人生の深さと大きさを考えさせられます。
『ヒストリエ』は間違いなく、ホメロスの『オデュッセイア』へのオマージュです。
ホメロスそのままに、『ヒストリエ』は人間賛歌の物語なのですから。
ヒストリエのエウメネスは歴史的人物なので、彼の物語は紀元前343年から始まります。
ホメロスの叙事詩はそのころすでに、100年以上も前に書かれた作品だったのです。
奴隷の身分となり、変装して、噓をついて、旅の先々で出会う善良な人々に助けられるエウメネスは、知略で人生の新しい航路を切り開いてゆくオデュッセウスそのもの。

片目のマケドニア王フィリッポスは人喰い鬼キュプロクスに喩えられますが、マケドニア宮廷に仕えるようになったエウメネスはある意味、いまもなお、キュプロクスの洞窟に捕らわれたままなのかも。
史実では、フィリッポス王亡きあと、後継者アレクサンドロスが世界遠征を繰り広げて世界帝国を打ち立てます。
けれども、アレクサンドロス大王は若くして逝きます。
そこで勃発するのが後継者戦争(ディアドコイ戦争)。
エウメネスはついに歴史の表舞台の主役となりますが、そこには同じくして、アレクサンドロスの生母オリュンピアスがいて、どこまでもエウメネスの人生に蛇のようにまとわりついてゆく。
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オデュッセウスは冒険に出かけて帰郷する物語です。
エウメネスの帰る家ってどこなのだろう。
最愛の女性だったエウリュディケは殺されてしまったし(史実通り)。
長い長い旅...
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頑張って、来年まで生きてゆかないと。
素敵なアニメを来年楽しんで見られるように!
来年に向けて、長期的な計画を立てて。
1月に『ヒストリエ』
7月には『シュレック』
10月に『フリーレン』と『ダンジョン飯』
たくさんの鬼が待っています。
自分も、人生の中の「鬼」に立ち向かってゆかないと!
頑張らないと。
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