ソーイング×ビーズ 緑の王冠
2026年3月制作。
新しいフェイクスエード生地を手に入れた。
切り端がほつれない生地は使い勝手が良い。ビーズ刺繍の土台布としてだけでなく、ソーイングにも工作にも使いやすい。

今までよく使っていた国産生地と比較すると、薄手で高級感には欠けるものの、国産生地にはなかったカラーバリエーションが魅力。
上の画像は「アンティークグリーン」という、苔のようなくすんだ緑。良い色。
これを使って何か試作したい。なに作ろう。
そういえば、先日ベロアで小さなピンクッションを作った。
あのとき、ピンクッションの作り方を応用すればミニチュアの王冠が作れるのでは…?と密かに思いついた。が、ベロアでは刺繍がうまくいかないので断念したのだった。スエードならできるのでは(本当はあのベロアの赤紫色が良かったんだけど…)。

途中まではピンクッションと大体同じ手順。
円形に切ったスエードのふちをなみ縫いして糸を引き絞り、綿を包んで玉にする。
ピンクッションとは違う形のすかし金具を発掘した。メッキがちょっと変色しているのはアンティーク風ということにして、気にせず使う。ふちを曲げて、土台にしたい。

皿の形になるように曲げて、真ん中に接着用の別布を縫い付けた。
王冠のツノ(?)はTピンにビーズやラインストーンなどを通しておいた。よく見るとラインストーンの金属部分も変色している。これもアンティーク風ということで。

スエード玉にTピンを突き刺して、土台と接着。
王冠の姿に近づいた。

最後にパールを縫い付ける。
この工程が意外と難しくて、何度も糸を切ってやり直した。
糸を引きすぎると玉がへこむし、ゆるめるとパールが浮くし。
パールの数は多すぎても少なすぎてもいけない。一列ごとに数を調節する必要があった。


完成。
白パールだけではもの足りなくて、ブロンズ色のビーズを添えた。
ツノが少し斜めに見えるような…スエード玉が完全な球体ではないから多少のゆがみは仕方ない。
裏は平ら。ぬいぐるみに乗せるのには向かないかも?

…乗せられなくはなかった。うさぎにはちょっと小さいけど。

今までに作ったワイヤーの王冠と並べてみた。透け感があって軽やかなワイヤークラウンに対して、スエードクラウンは重厚な雰囲気。
※過去の王冠の話はこちら。

くすんだ緑に、金色の十字ビーズが効いている。スエード玉に対して大きすぎず小さすぎず絶妙なサイズ感。いつかどこかで見かけてなにかに使えそうと買っておいたのが、初めて役に立った。
変色した金具も、アンティークな風合いで違和感ない。

思った通り、使いやすい生地だった。国産のフェイクスエードとは違う風合いも、これはこれで気に入った。薄手だから小物作りに向いている。ビーズを外して刺し直しても跡が残らなかったし。ビーズ針もスムーズに通ったし。端がほつれないし(重要)。
これからいろいろ使うのが楽しみ。
