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ソーイング ベロアの使い道を考える

2026年2月製作。


不要になった服のベロア生地を、なにかに使いたい。

前回、ふわふわのいちごをふたつ生産した。


いちごを作ってみてわかったことをまとめると、
ソーイング初心者にとってベロア生地は、
1、切りづらい。
2、縫い合わせづらい。
3、刺繍も刺しづらい。

ベロアは「編み生地」。服としては着心地が良いけれど、はさみを入れると扱いにくくなった。伸びる。丸まる。端がほつれる。切り屑が散らばる。洗濯表示には、アイロンは浮かせてスチームを当てるべし…とあった。プレスできないということは接着芯も貼れない。折り目も付けられない。
技術もミシンもない初心者には使い道が限られる。


逆に、初心者にもできそうな事を考えると、
1、単純な形にざっくりと切る。
2、ざっくりと縫う。
3、適当に何かを縫い付ける。


前回のいちご

いちごにビーズ針で種を縫い付けているときに、思いついた事がある。

ビーズ針は縫うための針ではなく、ビーズと糸で編んだり、オーガンジーにビーズを刺したりするためのもの。縫い針と違って、ワイヤーのように細くて「しなる」ので、目の詰まった布には刺しづらい。
ベロアは表面の毛は密集していても、生地の目は詰まっていない。ビーズ針が楽に刺せた。ということは、ビーズ針用のピンクッションを作るのに向いているのではないか。

ベロアでピンクッションを作るなら、
1、まるく切って、
2、ふちをなみ縫い、綿を詰めて球体にして、
3、土台を付ける。

これならできそう。やってみた。



型紙と、裁断したベロアと、
黒の油性ペン(線が書きやすかった)

1、直径5cmの円に縫い代を加えて裁断した。



2、なみ縫い(左)。糸を引き絞りつつ、綿を詰めた(右)。縫い代は玉の内側に押し込む。なみ縫いの縫い目が揃っていなくても問題なし。



3、土台を付ける。玉のままでは転がってしまう。安定感が欲しい。
土台って何…ペットボトルのふたとか?と考えつつ探してみたら、アンティーク風の透かし金具を発掘した(左)。いつどこで買ったかまったく記憶にない…。薄いのでヤットコで簡単に曲げられそう。
四隅を起こしてみた(右)。ベロア玉を乗せるのにちょうどいいのでは。




こうなった。

透かしの穴を利用して適当に縫い付けて玉を固定した。
カドに隙間ができたので白いパールを付けてごまかした。



裏側

透かしの中心部分が平らでないため机に置くと少しカタつくけれど、安定感は十分ある。



ビーズ針を刺してみた。思ったとおり、刺しやすい。
大きさは直径2.5cmくらい。一番短い針が埋もれないし、一番長い針を刺しても転がらない。アンティーク風な金具のおかげで、簡単なのに手が込んで見える…気がする。
裏に両面テープでクリップを付けて、刺繍枠に取り付けられるようにしても良いかも?



ベロア玉はとても簡単だった。
ほかにもなにかアレンジできないかと考えた。

ピンクッションより少し大きめの玉を作り、星の形のレースをひとつ切り取り、縫い付けたら…トマトになった(ベリーのつもりだった)。
ストラップにして、スマホの画面を拭くのに使おうかと。




ベロアはソーイング上級者にとっても扱いにくい生地らしい…。

初心者がベロアをなにかに使いたい場合、「なみ縫いして絞る」使い方なら失敗が少ないと思う。綿を詰めれば生地の伸縮性により自然にふくらんできれいな丸になるし、口を閉じてしまえば縫い代も縫い目も見えない。

不要になった服、捨てる前にちょっと遊んでみよう、くらいの考えだった。が、使い方をあれこれ考えているうちに気分が乗ってきた。
縫うのが難しいなら、縫わずに接着して使うのはどうだろう。
捨てる前に、もう少し遊んでみた。
その話は、また今度。



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