ChatGPT Images 2.5を試した。「ここだけ変えて」が、かなり通るようになっていた
9月8日、OpenAIから新しい画像生成モデル「ChatGPT Images 2.5」が発表されました。
画像生成というと、どうしても「前よりきれいになったのかな?」というところが最初に気になります。でも、今回の公式発表を読んでいて、私がいちばん気になったのはそこではありませんでした。
「変えてほしいところだけを、もっと正確に変えられるようになった」
という部分です。
これまでAI画像を作っていると、「背景だけ変えてほしい」と頼んだのに服まで変わったり、「この小物だけ消して」と頼んだのに構図まで少し変わってしまったり。
そんなことが何度もありました。
そこで今回は、新しいImages 2.5で、本当に「そこだけ変える」のが上手くなったのか。
実際に同じ画像を使って試してみることにしました。

Images 2.5では、何が変わった?
OpenAIによると、ChatGPT Images 2.5では、細部の描写や光・質感だけでなく、画像編集まわりも強化されています。
特に気になったのは、
一部分だけを狙った編集
参考画像の人物や被写体の維持
何度か編集を重ねても、以前の変更を保ちやすくなったこと
でした。
さらに、生成の待ち時間もImages 2.0と比べて最大50%短縮されたとされています。
言葉だけだと少し分かりづらかったので、最初に今回の変更点を一枚にまとめてみました。

今回の検証では、この中でも特に編集性能を中心に試します。
まず、編集元になる一枚を作った
用意したのは、あかりとコバンがカフェでノートを書いている一枚です。
あえて、背景をかなり細かくしました。
窓の外の街並み、花、本、ノート、マグカップ、壁のポスター、植物。
そして、あかりとコバン。
編集したときに余計なところまで変わってしまえば、すぐ分かるようにしています。

ここから、毎回この画像を元にして編集してみました。
「窓の外だけ夜にして」
最初はかなり単純です。
この画像の「窓の外」だけを夜に変更してください。
人物や家具、ポスターなどは変更しないように指定しました。
結果がこちらです。

これは、かなり素直でした。
窓の外は昼から夜へ変わっています。
街の灯りも入り、室内も夜景に合わせて少し暖かい雰囲気になりました。
その一方で、あかりとコバン、机の上のノート、花、本、壁のポスターなどは、かなり元の状態を維持しています。
最初の時点で、
「あ、これは以前より編集しやすいかもしれない」
と感じました。
「コバンだけ、少し小さくして」
次は、もっと局所的な変更です。
同じBefore画像に戻して、
コバンだけを現在より少し小さくしてください。
と頼みました。

これも分かりやすいです。
コバンだけが少し小さくなっています。
あかりの姿や背景はほぼそのまま。
以前なら、こういうサイズ変更を頼んだときに位置まで大きく変わったり、キャラクターの顔つきが微妙に変化したりすることがありました。
今回は、少なくとも見た目には、
「コバンだけ直した」
という結果にかなり近くなっています。
文字だけ変えられる?
次は、壁にある「しらべノート」という文字です。
「しらべノート」だけを「ChatGPT Images 2.5」に変更してください。
と指示しました。

これもちゃんと変わりました。
しかも面白かったのが、ポスターそのものを新しく作り直すのではなく、元の紙やイラストの雰囲気をかなり残したまま、上の文字だけが入れ替わっていたことです。
細かな差はありますが、
「この場所の文字だけ直したい」
という用途には、かなり使いやすくなった印象でした。
場所を丸ごと変えても、同じ二人に見える?
ここまでは小さな編集でした。そこで次は、少し大胆に変えてみます。
カフェにいるあかりとコバンを、
雨上がりの夕方の駅ホーム
へ移してみました。
ただし、顔、髪型、服装、体型などは維持するように指示します。
結果がこちら。

これはかなり面白かったです。場所は完全に別物になっています。
濡れたホーム、夕焼け、電車、照明。
でも、あかりもコバンも、ちゃんと同じキャラクターに見えます。
もちろん、座り方や構図まですべて同じというわけではありません。
背景を大きく変えるため、シーン全体は作り直されています。
それでも、
「この二人を別の場所へ連れていく」
という意味では、かなり自然でした。
キャラクターを使って複数の場面を作るとき、この部分はかなり大きいと思います。
今度は、絵の雰囲気を丸ごと変えてみる
次は背景ではなく、演出そのものです。
元のやさしいカフェイラストを、
鮮やかなポップアニメCM風
へ変更してみました。
最近よく使っている、かなり派手な方向です。

これは一気に雰囲気が変わりました。
かなり派手です。
でも、あかりとコバンはそのまま残っています。
服装も大きく変わっていません。
キャラクターを別物にしてから描き直したというより、
元の絵の上に、新しい演出を重ねた
という見え方に近いです。
この結果を見ると、Images 2.5で強化されたという「スタイルの指示に沿いやすくなった」という部分も、少し実感できました。
透明背景も試した。透明にはなったけど、別のところが変わった
公式では、Images 2.5は透明背景を含む複雑なレイアウトにも対応すると説明されています。
そこで、
背景、机、椅子、花、本、ノート、マグカップ、ポスター、植物など、キャラクター以外のすべてを削除してください。
あかりとコバンの外見、ポーズ、表情、服装、髪型、輪郭は変更しないでください。
と頼んでみました。

背景そのものは、ちゃんと透明になりました。
ここは指示通りです。
ただ、よく見ると完全に元の二人をそのまま切り抜いたわけではありませんでした。
元画像では、あかりもコバンもペンを持っていましたが、透明背景にした結果では、そのペンがなくなっています。さらに、二人の見え方も少し大きくなっていて、元画像と比べると構図が寄ったような印象になりました。
つまり、
「背景だけ消して、キャラクターは完全にそのまま」
というところまでは、まだ完全ではなさそうです。
透明背景そのものは成功。
でも、その処理の途中で、キャラクターまわりの小物や見え方まで少し変わった。
ここは今回、Images 2.5の編集精度がかなり上がっていても、細かい保持まではまだ油断できないと感じた部分でした。
最後に、編集を何度も重ねてみた
そして今回、いちばん気になっていたのがこれです。
OpenAIはImages 2.5について、複数回編集を続けても、以前に行った変更を維持しやすくなったと説明しています。
だったら、一枚の画像を何回も直してみたらどうなるのか。
最初に、窓の外を夜に変更した画像から始めました。
そこへ、
1回目:夜景に変更

さらに、
2回目:マグカップだけを深いマットグリーンへ変更

さらに、
3回目:壁の「しらべノート」だけを「Images 2.5」へ変更

最後に、
4回目:コバンだけを少し小さくする

ここは、思っていた以上でした。
夜景は残っています。マグカップも緑のまま。
壁の文字も「Images 2.5」のまま。
その状態で、最後はコバンだけ小さくなりました。
編集を重ねるたびに別の絵へ描き直されていく、という感じがかなり少なくなっています。もちろん、細部までピクセル単位で完全一致しているわけではありません。
それでも、普通に見比べる範囲では、
「前に直したところを残したまま、次を直している」
と感じられました。
今回いちばん「2.5っぽい」と思ったのは、ここでした。
一発でいい絵を作るより、「直しながら仕上げる」が強くなった
今回試してみる前は、Images 2.5と聞いて、
「また画像がきれいになったのかな」 くらいに思っていました。
実際、光や質感もかなりきれいです。
でも、使っていていちばん印象に残ったのはそこではありませんでした。
「そこだけ変えて」
が、かなり通る。
そして、
「さっき直したところは残して、次はここ」
も、かなり通る。
この二つです。
画像生成というと、どうしても一発で完成形を出そうとしたくなります。
でも今回のImages 2.5は、最初に一枚作って、少し直して、
また少し直して、気になるところを順番に仕上げていく。
そんな使い方の方が、むしろ合っているのかもしれません。
透明背景のように、まだ思った通りにならないところもありました。
でも、「全部作り直す」から「必要なところだけ直して育てる」へ。
画像生成の使い方が、少し変わってきたように感じました。
今回いちばん面白かったのは、そこでした。

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参考・出典
OpenAI「Introducing ChatGPT Images 2.5」
OpenAI公式発表を見る
OpenAI Help Center「Images in ChatGPT」
ChatGPT Imagesのヘルプを見る
※本記事は2026年9月9日時点で実際にChatGPT Images 2.5を使用して確認した内容です。提供状況や機能は今後変更される可能性があります。
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