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ワールドカップ2026雑記#18『トゥヘルと森保監督の采配の差。そこから考える後任人事と「公募制」』

トゥヘル率いるイングランドは準決勝でアルゼンチンに逆転負けを喫した。分岐点は守備的な選手の投入。指揮官のメッセージは明確だった。

虎の子の1点を守り切れ。

数的不利に陥ったメキシコ戦怪物ハーランド擁するノルウェー戦、ともにトゥヘルの交代カードは奏功した。メキシコ戦ではゴールに絡む機会が多かったゴードンを先発させ、期待通りの結果を残させた。ノルウェー戦では交代出場のロジャーズのミドルシュートがベリンガムの決勝弾につながっている。

当たればマジック。外れれば愚策

交代カードは、いつも天国と地獄が背中合わせ。当たることもあれば、外れることもある。人間同士が戦うスポーツは、主導権が行き来する。そこが面白く、一方で交代がハマる時とそうではない時が出てくる。つまり、生き物。名将といわれる監督でも、全てが見通せるわけではない。

結果的にトゥヘルの采配は失敗に終わった。しかし、1‐0で逃げ切っていたら守備的な布陣、交代カードは絶賛されていた。紙一重なのだ。

実際、1枚目の交代カードは、守備を整える意味で切ったが、理にかなったものだった。5₋3‐2で構えたイングランドは、そうブラジルに逆転負けを喫した日本と同様に布陣。

ブラジルと同じくアルゼンチンも中盤3枚の脇、ボランチの横のスペースからクロスを供給してきた。耐えられないと踏んだトゥヘルは、先制点のゴードンに変えてコンサを入れる。

交代と同時に5₋3‐2から5₋4₋1にシステムチェンジを図る。狙いは明確。クロスの供給源を押さえることにあった。結果的にアルゼンチンの勢いに屈するカタチとなったが、日本代表の森保監督にはできなかった采配だ。

ボルシア・ドルトムント、チェルシーで監督キャリアを重ねてきたトゥヘルには、戦況を見ながら打てる手を考えることができた。対して、森保監督の采配は町野修斗の不可解な投入など、意図を汲み取れないことが多かった。カードからメッセージが伝わってこなかった。

公募制での次期監督選定を提案

選手は欧州に続々と活躍の舞台を移している。一方、日本の監督が欧州のトップレベルで指揮を執ったことはない。いずれその日は確実にやってくる。大谷翔平があれだけ常識を覆してきたのだから、サッカー界にも想像できない未来は待っているはずだ。

すぐそこの未来かもしれないし、かなり遠い未来かもしれない。わからないことに期待をして、欧州で経験を積んだ日本人監督が戻ってくるまで、我々は待ち続けなければならないのだろうか。その間の代表の強化はどうなるのだろう。

森保監督の異例の短期間の続投は既定路線。またその後を大岩氏が引き継ぐことも濃厚といわれる。外国人招聘には資金が足りないため、実績のある監督との交渉を断念したとの声も聞こえてくる。妥協案としての大岩氏ならば、後ろ向きの姿勢から2030年のワールドカップを目指すことになる。

心配だ。期待感が薄れてくる。

日本にもライセンス保持者がたくさんいる。世界に目を向ければ母数は膨らむ。であるならば、条件をオープンにして公募するのはどうだろうか。最初に日本の考え方を示した上での公募なので、契約金などでトラブルが起こることはないだろう。

実績のある監督でも、現段階でチームを指揮していない人もいる。閉じられた世界の中で肝心の監督人事を行うのではなく、監督人選からチャレンジした方が、最終的に大岩氏に決まったとしても、みんなが納得いくカタチでスタートが切れる。

一定の段階までの選考過程を我々ファンも可視化できれば、代表への思い入れが増していく。人気低迷で日本代表戦の地上波放送がなくなる、あの悲しさにお別れできるとも思う。

仕方がなく任せるのではなく、しっかり責任を持って託す。監督人事はそうあってほしい。

思いのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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