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滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)番外編その34@某繁華街

■ またまた、直近では一番撮影機会の多い知人女性と、別の用事のついでにさくっと撮影

映像制作会社の代表兼プロデューサーが、2024年4月に自社の設備投資としてシネマラインであるSONY FX3やレンズ、その他周辺機材を購入したところ、なぜか「ポートレート<写真>撮影欲」が滾ってしまい、この「滾る感情」を吐き出すために、ポートレート作例をアップしていくシリーズです。

モデルは、直近では一番撮影機会の多い<知人女性>です。

総括記事や複数のモデルを紹介する際には、<知人女性A>として紹介しています(名前を出していない知人女性を撮ることが多いので、個別認識のためにAとBにしています)。

「滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)番外編その31@某繁華街」で書いたように、つい先日も「別の用事のついでにiPhoneでさくっと撮影」したばかりなのですが、私の<知人女性A>に対する「滾る撮影欲」のストッパーは壊れているので、またまた「さくっと撮影」した次第です。

↓つい先日の前回も「別の用事のついでにiPhoneでさくっと撮影」でした

↓数週間前に、某海岸で「フルサイズカメラでがっつり撮影」した(SONY GMレンズ編)

↓上記と同じ日、自らの写真をセルフオマージュ(オールドレンズ編)

別の用事のついでにiPhoneで撮っていますが、モデル本人に写真を事前確認していただき、公開する許可を得ています。


たまには歩きながら
「振り返り笑顔」も撮ってみる

できるだけ、撮って、仕上げて、思考する

「写真の訓練」を繰り返す


■ 「写真とは何か?」と絶賛悶絶中なので、今回の記事もiPhoneで撮った写真だけで構成しています

数ヶ月前から「写真とは何か?」という至って普通の「深淵なる問い」、別名「底が丸見えの底なし沼」にハマってしまい、答えを模索しているうちに「もっと自由に写真について考えたい」、そして「もっと気楽に写真に接していこう」という至って普通の心境に辿り着いてしまいました。

写真への思考を繰り返した結果、フルサイズのカメラでがっつり撮るポートレート写真だけでなく、iPhoneやKODAK CHARMERAでラフに撮った、日常の延長を切り取った写真もnoteやInstagramにあげるようになりました。これまで撮ってきたポートレート写真は、世界で最も厳しいといわれる写真キュレーションサイトの1X.com でAwardを取るために投稿を続けていることもあって、かなりガチガチに構図を整えて現像してきましたが、こうした写真との向き合い方と比較すると、かなり柔軟性は増してきたと自分自身でも感じています。

そして、今回も「底が丸見えの底なし沼」に足をとられながら悶絶しつつ、少しだけ軽くなった頭と足元で、別の用事のついでにさくっとiPhoneで撮影し、真剣にカラーグレーディングしてみました。底なし沼に足をとられているのに足元が軽い、なんて矛盾していますが、心境としてはそんな感じ、なのです。

最近、エスカレーターに乗る度に、
このアングルから撮っている

iPhoneで撮る=物理的な軽さによって獲得した、
新しい視座でもある


■ モデル<知人女性A>について

<知人女性A>をモデルに起用して撮影した記事では、何度も書いていることではありますが、この記事から読んでいただく方もいらっしゃると思われるので、一部重複してご紹介します。

<知人女性A>は、モデルや被写体活動をしているわけではない全くの素人なので、「カメラの前で笑顔を作ったり変なポーズはしなくてよい」「むしろ何もしなくてよい」「ただ立っているだけで良い」というディレクションで撮影してきました。

そのため、私のフォトグラファーとしての技術だけでなく、撮影に至るまでの前後のディレクションやプロデュース、そしてプロジェクトの進行管理までトータルで試されることになり、とても難易度が高く、それゆえに「何度でも撮りたくなる(≒滾る感情を刺激する)」モデルなのです。

「フルサイズカメラでがっつりと撮る」ときには「ただ立っているだけでよい」という指示を出していますが(何度も撮ってきたので、最近はこの指示すら出さずに撮りはじめているけど)、撮影会モデルにありがちな「日常的ではない変なポーズはさせない」というだけで、顔や身体の角度、手や足の位置、唇の開き具合、そして目線の位置など、とても細かく指示を出しています。例えば「半歩右に移動、顔を左に5度傾けて、左肩を反時計回りで10度回転、目線の位置は10センチ下、唇は5ミリ開いて」というような指示です。

その反動なのか、「別の用事のついでにiPhoneでさくっと撮る」場合は、「Slice of Life=ありふれた日常を描く」のつもりで撮影しています。

歩いているときや話しているとき、そして笑っているときなどの<知人女性A>の自然な姿を撮りたいわけなのですが、その中でも、特に<知人女性A>の特徴である(と私が考えている)、「ふんわりした笑顔」を撮りたいと考えていました。

なぜなら、<知人女性A>はいつも「ふんわり笑っている」のだから、それを撮ることが、私から見た<知人女性A>の「Slice of Life」だからです。

この写真は、
私が求める「ふんわり」ではないけど、
とても良い笑顔


■ <知人女性A>の「ふんわりした笑顔」は、どこにでもあり、どこにもないので、観測するまで生死が確定しない「あの猫」と同じ、という説が証明されました!

<知人女性A>のふんわりした笑顔を撮りたいと考えてきましたが、残念ながら、徐々に撮る機会は減ってきました。

以前は、別の用事のついでにiPhoneで撮った写真たちは、どこかにアップする予定はなく、ただただ撮り続けてきたわけですが、それなのに「写真とは何か? という底が丸見えの底なし沼に落ちたから、これからはiPhoneでさくっと撮った写真もnoteやInstaにアップすることにしたわ」と急に言い出したのですから、表情を作るのも仕方がないと考えています。

しかし、そのことに対して悪いようには受け取っていない、ということを何回か書いてきました。

これは「何事もどこに視座を置くのかと問い続けていれば、なにも確定しない」という思考によるものです。

なにも確定しないので「どの視座も正しく、そして正しくない」、だから、<知人女性A>の「ふんわりした笑顔はどこにもあって、どこにもない」ことになり、「ふんわりを撮ろうと思えばいつでも撮れるし、いつでも撮れない」ということなのです。

まるで、観測するまで生死が確定しない、金属箱に入れられたあの猫のようでもあります。

「紀元前6世紀頃に生まれた概念」である「視座」と、「量子力学の思考実験」に登場する「あの猫」は、それぞれ別の概念だったはずですが、近年になって「驚くほど共通点がある」と、それぞれの立場の学者や識者に指摘されています。

そして、<知人女性A>の写真を撮り続けてきたことで、私自身も同じ結論に達してしまいました! これはまさに、知識ではなく、実践によって得た結論なのです。

さらに、これが私の「独りよがりな屁理屈」ではないことが証明されました!

前回記事「滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)番外編その33@某繁華街」を読んだモデル本人である<知人女性A>から、こんなことを言われたのです。

「今回は、ふんわりした笑顔が多かったな(少し意訳)」

え?
ふんわりした笑顔が多かった?

この言葉を聞いた私は、ひとりで興奮してしまいました。

前回記事には笑顔の写真は多いけれど、私の立場から見ると「ふんわりした笑顔」は写っていませんしかし、<知人女性A>の立場から見ると、多くの「ふんわりした笑顔」が写っている

<注>
前回記事中には、はっきりと「ふんわりした笑顔は撮れなかった」と書いたはずなので、<知人女性A>は本文やキャプションは読まずに写真だけ見て判断したことになります。それはそれで、どうなのか? しっかり読めや! とは思いますが、今回記事の本筋ではないので一端脇に置くことにします・・・。

これはまさに、「<知人女性A>の笑顔は、どの視座から見るかという問いによって、「ふんわり」であり「ふんわり」ではない」ということの証明ではないですか!

つまり、モデルである<知人女性A>自身の発言によって、「ふんわりした笑顔」は、「どこにでもあり、どこにもない」ので、「いつでも撮れるし、いつでも撮れない」ことや、さらにいえば、「撮るまで確定しない」どころか、「撮ったあとでも視座によって異なる」ということが証明されたのです!

まさに、「紀元前6世紀頃に生まれた概念」である「視座」と、「量子力学の思考実験」に登場する「あの猫」の不思議な共通点は、<知人女性A>の「ふんわりした笑顔」によって証明されたのであります!

私は興奮しながら以下のように伝えました。

「そうか・・・ということは、簡単に言えば、あなたのふんわりは、猫っていうことやな(少しだけ意訳)」

当然のように「は? 猫?」という返答でしたが・・・。

そもそも、モデル本人が「今回はふんわりした笑顔が多かった」と言っているのですから、それが圧倒的な正解のような気がしますが、まぁ、それはそれとして。

私にとって、この写真は「ふんわり」であり、
あの「金属箱に入れられた猫」でもある

これまではiPhoneでさくっと撮った場合でも、
背景の通行人は消してきたけど、
この写真は「雑踏感」のためにあえて残してみた

「ふんわり」と「雑踏感」のコントラストをねらう


■ 今回は、わけあって、いつもよりも長い距離を歩いたけれど、話すことが多すぎて、あまり撮れなかった・・・

繰り返しになりますが、あくまで「別の用事のついでにiPhoneでさくっと撮影」しているので、撮影以外の目的があるわけです。

この日は、わけあって、普段の「別の用事シリーズ」で撮影する際と比較すると長い距離を歩いたので、本来であればシャッターチャンスも多かったはずなのですが、話すことが多すぎて、話に夢中になってしまい、あまり多くの写真を撮れませんでした。

「とにかく、撮って、仕上げて、思考する」といいながら、こんな日もあるわけです。

ただ、これも含めて、<知人女性A>を何度も何度も撮ってきたことで生まれた「別の何か」ではある、と考えているため、気にしないことにします。

この笑顔には、
多くの写真を撮ってきたことで生まれた
「別の何か」の一端が写っているので、
多くの写真が撮れなくても気にしない


■ 1X.comのギャラリーはこちら


■ Instagramのアカウントはこちら

Instagramでも、同じ「Resonance Portrait Project」名義で作例を紹介しています。ぜひご覧ください。

https://www.instagram.com/resonance_portrait/



■ 写真だけでなく小説でも転がり出すために、TALESにて小説を発表しています

本格的なポートレート撮影だけでなく、iPhoneで撮ったラフな日常写真もSNSで発表することで、「どこかに転がり出すきっかけになるかもしれない」という思いを持って公開することにしたわけですが、この思いと同じように、noteの姉妹サイト「TALES」にて、幕末〜戊辰戦争を題材にした歴史小説「闇溜まり」を発表することにしました。

創作物は誰かの目に触れるようにしなければ、どこにも転がり出さないので。

この発表をきっかけに、写真と小説のどちらもどこにどうやって転がってもいいように、私自身もウォーミングアップをはじめました。いつでも転がり出す準備は整いつつあります。

ぜひ、以下のリンクより読んでみてください。


■ 使用機材紹介

・iPhone 17 pro


※普段は以下のような機材を使用しています
・Camera:SONY α7 V

・Lens:SONY FE 24-70mm F2.8 GM II

・CFExpressA:NEXTORAGE NX-A1PRO 160GB

・SDXC:SONY UHS-II TOUGH SF 512GB

・Strap:Peak Design SLIDE LITE

・Camera Bag:Manfrotto Advanced Active Backpack III


■ 作例について

これまでは、記事後半に「作例について」という項目を設けて、作例写真をまとめて紹介するフォーマットにしていましたが、私は組み写真を撮るつもりはなく、あくまで写真1枚で成立することを目指しているため、最近は記事の各所に写真を配置して、単体であることを強調しています。

写真の説明としては、iPhoneで撮影した写真を、メインのシリーズと同じように、オリジナルで作ったプリセット「Resonance最高美肌(ずっと仮称だったけど、もうこの名前でいいかもしれない)」を当ててから、各写真に合わせてカラーグレーディング、光量調整、トリミング、バレもの消し、などなどの現像作業をしています。写真によっては、お顔のパーツ単位でマスクを切って調整しました。

また、最近の私の中のブームである、頬の赤みを強調(場合によっては追加)するようなカラーグレーディングをしています。

この写真も「ふんわり」であり「あの猫」でもある

こちらの写真は背景の通行人は消してみた

仕上げの段階で通行人の有無を実践&思考し、
写真への訓練を繰り返す


■ 最後に

「滾る感情を吐き出す(ポートレート撮影 作例の紹介)番外編」をご覧いただき、ありがとうございます。

このアカウントでは、映像・デジタルコンテンツ制作会社の代表兼プロデューサー/プランナーが、自らポートレート撮影のカメラマンとしてクライアントワークを受注することを初期目標に設定し、新規事業化を目指すべく、ポートレート撮影の作例をあげていきますので、よろしくお願い致します。

そして、こちらのnoteと同じく、ポートレート撮影の作例をあげていくInstagram アカウントも開設しました。是非ご覧になってください。

https://www.instagram.com/resonance_portrait/

よろしくお願い致します。


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