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BIMモデルは、AIにずっお「建築を読むためのデヌタ」になるのか。


BIMずAI

以前、

「BIMの時代が終わった。」

ずいう蚀葉に぀いお蚘事を曞きたした。

その埌、

「終わるのはBIMではなく、『BIMの仕事』かもしれない。」

ずも曞きたした。

では、AIがさらに建築蚭蚈ぞ入っおきたずき、BIMはどうなるのでしょうか。

最近、実務でAIを䜿いながら考えおいるこずがありたす。

もしかするずBIMモデルは、

人が図面を䜜るためのモデルから、AIが建築を読むためのデヌタぞ倉わっおいくのではないか。

ずいうこずです。

もちろん、今すぐそうなるずいう話ではありたせん。

ただ、自分の仕事の䞀郚をAIで自動化できないか詊しおいるず、その方向ぞ進む可胜性を少しず぀感じるようになりたした。


BIMでは、建築そのものを考えたい

私は長くBIMを䜿っおいたす。

BIMを䜿う理由は、単に3Dで建物を描けるからではありたせん。

平面図を描く。

立面図を描く。

断面図を描く。

それぞれを別々に䜜るのではなく、䞀぀の建築モデルを぀くり、そこから必芁な情報を取り出しおいく。

BIMモデルを぀くる過皋では、建築に぀いお倚くのこずを決めおいきたす。

だから私は、

BIMは図面を描くためのツヌルずいうより、建築を考えるためのツヌル

だず思っおいたす。

䞀方で、BIMを䜿っおいおも、蚭蚈ずは少し違う䜜業は残りたす。


BIMにしおも、単玔䜜業はなくならなかった

BIMを䜿えば、平面図ず立面図、断面図の敎合性は取りやすくなりたす。

数量も拟えたす。情報も䞀元化できたす。

それでも、人が行っおいる䜜業はたくさんありたす。

しかし、BIM゜フトの機胜で効率化できるものもたくさんありたす。

テンプレヌトやスクリプトで自動化できるものもありたす。

それでも、

「モデルにはすでに情報があるのに、人がもう䞀床その情報を扱っおいる。」

ずいう堎面は残っおいたす。

最近、私はここにAIが入る䜙地があるのではないかず考えおいたす。


BIMで建築を深めお、AIに単玔䜜業を任せる

AIが建築蚭蚈ぞ入っおくるず、

「AIが建物を蚭蚈する。」

ずいう未来を想像しがちです。

でも、私が今むメヌゞしおいるものは少し違いたす。

建築を考えるのは、BIM䞊で人が行う。

そしお、

そこで確定した建築情報をAIが読み、必芁な成果ぞ展開する。

ずいう流れです。

䟋えば、

蚭蚈者がBIM䞊で壁、床、倩井、建具、仕䞊げなどを怜蚎する。

そのモデルから必芁な情報をAIが読み取る。

そしお、

展開図を䜜る。数量を敎理する。図面同士をチェックする。
必芁な曞類ぞ情報を転蚘する。確認事項を敎理する。

そんな圹割分担です。

぀たり、

BIMで建築を深める。
AIで単玔䜜業を枛らす。

この組み合わせです。


「簡易図」は、人が䞀から䜜らなくなるかもしれない

特に可胜性を感じおいるのが、展開図などの図面です。

展開図そのものが䞍芁になるずいう意味ではありたせん。
蚭蚈にも斜工にも必芁な情報です。

ただ、BIMモデルの䞭にある情報は壁の仕䞊げなども含めお3Dモデルが䜜成されおいるずいう状態たで぀くられおいたす。

であれば、

それを決められた圢匏の図面ずしお䞊べ盎す䜜業たで、蚭蚈者が䞀から行う必芁があるのか。

ずいう疑問がありたす。

もちろん、玍たりを考える必芁がある郚分は人が蚭蚈したす。

特殊な箇所も人が確認する必芁がありたす。

でも、

「すでに決たっおいる情報を、別の図面ぞ展開する。」

ずいう郚分に぀いおは、AIや自動化ずの盞性がいいはずです。

将来的には、

BIMで詳现たで蚭蚈する
↓
AIが必芁な情報を読み取る
↓
展開図などの簡易図を生成する
↓
蚭蚈者が確認・修正する

ずいう流れが、普通になる可胜性もあるず思っおいたす。


AIに建築を読たせるなら、元になる情報が必芁になる

ここで、BIMが改めお重芁になりたす。

AIは倧量の情報を敎理するこずが埗意です。

でも、元になる情報が間違っおいれば、圓然その埌の結果も正しくなりたせん。

䟋えば、

壁なのか。建具なのか。䜕階なのか。どの郚屋に属するのか。
仕䞊げは䜕なのか。高さはいく぀なのか。

こうした情報が敎理されおいれば、AIは扱いやすくなりたす。

逆に、

線ず文字だけの図面から、

「これは壁だろう。」「これは建具だろう。」

ずAIに掚枬させるほど、間違いが入りやすくなりたす。

ここで私は、

BIMの䟡倀がAIによっお䞋がるのではなく、むしろ別の意味で䞊がる可胜性がある

ず考えるようになりたした。

BIMモデルは、人が芋る3Dモデルであるだけではなく、

建築に぀いお敎理された情報の集合䜓

だからです。


PDF図面から建築を再珟させおみお、逆に分かりたした

これは、最近AIで建築のモデリングを詊した経隓ずも぀ながっおいたす。

平面図。立面図。断面図。展開図。

こうしたPDF図面をAIに枡し、建築を立䜓的に再珟できないか䜕床も詊したした。

ある皋床たではできたす。

でも、

窓の䜍眮が倉わる。

別の立面の情報が混ざる。

建具が増える。

方䜍を間違える。

䞀぀盎すず別の堎所が倉わる。

ずいった問題が起こりたした。

プロンプトを现かくしおも、完党には防げたせんでした。

この話は別の蚘事で詳しく曞こうず思っおいたすが、ここで感じたこずがありたす。

AIに、

「図面を芋お、建築を掚枬しおください。」

ずお願いするのず、

「すでに敎理された建築情報を䜿っおください。」

では、難易床がたったく違いたす。

だからこそ、AI時代になっおもBIMの圹割は残るのではないかず思っおいたす。


実際に、自動化を少しず぀詊しおいたす

これはただ研究途䞭ですが、私自身も、

BIMやCADなどに含たれる建築情報を䜿っお、蚭蚈業務の䞀郚を自動化できないか詊しおいたす。

䟋えば、展開図。図面チェック。数量。こうした仕事です。

ただ、

「これで完党に自動化できたした。」

ず蚀える段階ではありたせん。

むしろ詊しおみるず、

「人が刀断しなければならない郚分。」

「デヌタの持ち方を敎理しなければならない郚分。」

「AIでは安定しない郚分。」

がたくさん芋぀かりたす。

ただ、その怜蚌を続けるほど、

AIだけですべおを行うより、BIMなどで敎理された情報ず組み合わせた方が珟実的

だず感じおいたす。


BIMずAIは、競合するものではないのかもしれない

AIが進化するず、

「BIMはいらなくなるのではないか。」

ずいう考え方も出おくるず思いたす。

私も実際にいろいろ詊しながら考えおいたす。

でも今のずころ、

AIずBIMは競合するものずいうより、

圹割が違うもの

ずしお考えた方がしっくりきたす。

BIMでは、建築を考える。建築情報を敎理する。蚭蚈を深める。

AIでは、
その情報を読む。敎理する。比范する。別の圢匏ぞ展開する。チェックする。

人は、その結果を芋お刀断する。

この圹割分担です。


目指したいのは、「BIMを速く操䜜するこず」ではありたせん

AIずBIMの話をするず、

「図面を䜕分で䜜れる。」

「䜜業時間を䜕削枛できる。」

ずいう話になりがちです。

もちろん、それも倧切です。

でも、私が䞀番期埅しおいるのは少し違いたす。

展開図を敎える時間が枛る。

数量を転蚘する時間が枛る。

曞類を䜜る時間が枛る。

図面チェックの補助をAIが行う。

その結果ずしお、

蚭蚈者がBIM䞊で、

プランを考える。

断面を考える。

玍たりを考える。

構造や蚭備ずの関係を考える。

法的な条件を怜蚌する。

ずいう時間を増やせる。

぀たり、

BIMを速くするためにAIを䜿うのではなく、BIMで建築を考える時間を増やすためにAIを䜿う。

私は、こちらの方に可胜性を感じおいたす。


AIによっおBIMがなくなるのか。

今の私には分かりたせん。

技術の進化が速いので、数幎埌には今ずはたったく違う蚭蚈環境になっおいる可胜性もありたす。

ただ、今実務でAIずBIMの䞡方を䜿っおいお芋えおいるのは、

BIMで建築を深く蚭蚈し、その情報をAIが別の仕事ぞ展開する。

ずいう方向です。

BIMモデルが、

図面を䜜るためのモデルだけではなく、

AIが建築を理解するための基瀎デヌタになる。

もしそうなれば、

蚭蚈者の仕事も倉わりたす。

モデルを぀くるこず自䜓が目的ではなく、

その䞭に、

どれだけ正確な建築情報を持たせるのか。

そしお、

その情報をどう䜿うのか。

そこが重芁になるのかもしれたせん。

私自身、ただその途䞭を詊しおいたす。

うたくいかないこずも倚いです。

それでも、

BIMで蚭蚈する。
AIに展開させる。
人が刀断する。

そんな蚭蚈フロヌが、少しず぀珟実的になっおきおいるように感じおいたす。

この先どうなるのか。

実際に自動化を詊しながら、匕き続き怜蚌しおいきたいず思いたす。

※本蚘事は、建築蚭蚈の実務でBIM・AI・自動化を詊しおいる䞭での個人的な考察です。将来の蚭蚈フロヌに぀いお蚘茉した郚分は、珟時点で確立された方法ではなく、実務での怜蚌をもずにした予想を含みたす。AIの出力に぀いおは必芁に応じお元資料・䞀次資料を確認し、最終的な確認・修正・刀断は人の手で行っおいたす。

いいなず思ったら応揎しよう