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続・イライラが募るマーケット - 「円キャリートレード」の夢再び?

 「円キャリートレード」の邪魔をされて イライラが募るマーケット(苦笑)|損切丸 ここ数年の "ドル箱" 取引だっただけにヘッジファンド(HF)も "Ms. Watanabe" も欲求不満が溜まっていたのは間違いない。代替として「スイスフランキャリートレード」を模索する動きも一部に見られるが、所詮市場規模が違う。数十~数百兆円もレバレッジ(借金による回転売買)を掛けて積み上げられる通貨は「円」のみである

 しかしドル円の上がるスピードの速いこと、速いこと(苦笑)。お得意のAIプログラム × HFT(高頻度取引)で何度も何度も大儲けしてきた "ドル箱" 手口。ECBが利上げに動いたことで来週9/16のFOMCでの利上げがありそうなこと、加えてWTIの@100ドル超えで動きが加速した

 「円キャリートレード」の夢再び?

 だが今回は大きな副作用を伴っている。まず第一に長期金利の世界的上昇に拍車が掛っている事。 「金利」@5%時代の到来 - 今度は "TACO" れない|損切丸 で米中間選挙までこのまま突っ走りそうなのが気掛かり

 第二に金利上昇がリスク資産の足を引っ張りそうなこと。ビットコイン(BTC)や金(Gold)にはあからさまな逆風となっているが、これは株も同様。30年どころか10年米国債も@5%に達しようかという勢いで、イールドスプレッド的観点からも明らかにマイナス

 「われわれの経済が驚異的な強さと成功を収めていることから、米国の成人市民全員に5000ドルの配当を支給する」

 本当に実現できるのかについては甚だ怪しいが、大統領が1人当たり約77万円 "配る" とぶち上げた。総額で▼1.3兆ドル≓▼200兆円にも上るバラマキで、もし仮に実行されたら米長期金利の@6%越えは確実。そもそも今のインフレの起爆剤になったのが同額程度の「コロナ給付金」であり、同じ事を繰り返せば収拾がつかなくなる。最悪2桁金利まで覚悟する必要も出てくる( ≓ 1980年代の再来。実際見てきた者として)

 誰が今のドルを買うの?!Ⅲ -「金利差」プログラムが機能しなくなり漂流する「ドル円」|損切丸 「米株安・米国債安(金利上昇)」の状況で、それでも「円キャリートレード」≓「ドル買い」が続くだろうか

 確かにトレーダーの観点から考えると「金利差」は厄介誰だって持った瞬間から「損」するドル円ショート(売り=円高方向)なんてキャリーしたくない。これはイールドカーブが今のようにステイープ化(=長期>短期金利の傾斜化)している時に長期債をショート(金利上昇方向)する戦略も同じで、エントリーポイントとタイミングが重要。そこにはよりプロフェッショナルな技術が必要になるため、はっきり言って儲けにくい。まるで "鯉の滝登り" のような苦行で不人気な "玄人相場" 。だから多くのイージー(Easy、安易)なトレーダーや投資家が振り落とされる

 トレーダーが儲かる「ドル高」その一方で輸入インフレに悩む日本人を筆頭に消費者が不幸になるケースがほとんど。米製造業復活を目指す「MAGA」(Make America Great Again)的にも逆風であり、▼40兆ドルもの巨額債務の減価を望む米政権にとっても「ドル安」が本音。だから米財務長官が「今や私が胴元」などと「円キャリートレード」を仕掛けるウォール街やHFに向けて脅しを掛けている

 歴史は繰り返す。全てが上手くいくとは限らない。いや「マーフィーの法則」では無いが 「行って欲しくない方に動く」相場の原理。ー 「損切り」が動かすマーケット。|損切丸 の方が多い

 現状のAI相場だと一時的に「円キャリートレード」ではしゃぐのは仕方があるまい。それほど 続・値が下がったら困るモノ -「買いバイアス」のかかったプログラムで支えるにも "限界" がある|損切丸 で1度味わった "甘い蜜" は簡単に忘れられるものではない(一種の麻薬)。だが中長期的に見れば おそらく...あまりいい事にはならない|損切丸

 繰り返しになるが鍵は「金利」。日米国債のスティープニングは相当なものだが、イギリスやヨーロッパ(ユーロ)も大分様相が怪しくなってきた。どこから火がついてどう延焼していくのか。ここまで「借金」が膨らんではFRBも日銀もECBもBoEも中央銀行としては打つ手はないのかもしれない。地道な増税・歳出削減 ≓「借金」返済が "遠回りな近道" になろう


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