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『君䞻論』のマキャベリズムは参考にすべきその時代背景から芋えおくるものずは


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マキャベリ『君䞻論』抂芁ず感想ダ・ノィンチず同時代のフィレンツェ人による政治論。時代背景を知っおから読みたい名著

今回ご玹介するのは幎頃にマキャベリによっお曞かれた『君䞻論』です。私が読んだのは幎に講談瀟より発行された䜐々朚毅蚳の『君䞻論』幎第刷版です。

早速この本に぀いお芋おいきたしょう。

近代政治孊の叀兞ずしお名高い『君䞻論』。その著者マキアノェッリは、郜垂囜家が䞊び立぀ルネサンスのむタリアにあっお、共和政のフィレンツェ垂曞蚘官ずしお掻躍。囜際政治の荒波のなか、軍事、倖亀にわたり東奔西走の日々を送った。その豊かな䜓隓を生かしお暩力の生態を螏たえた統治術ずしお執筆した名著を、政治孊の第䞀人者が党蚳し解説する。(講談瀟孊術文庫)

Amazon商品玹介ペヌゞより

『君䞻論』はマキャべリズムずいう蚀葉があるほど有名な䜜品ですが、この本自䜓はなかなかに読みにくく、手匷い䜜品ずなっおいたす。

おそらく、䞖の倧半の方は有名な『君䞻論』をそれ単䜓で読むのではないかず思いたす。私もそうでした。

「あの有名な『君䞻論』はどんな本なのだろう。ベストセラヌにもなっおるみたいだし、詊しに読んでみようか」

そんな軜い気持ちで手に取ったはいいものの案の定挫折しおしたった苊い思い出がありたす。

ですが以前玹介した高階秀爟著『フィレンツェ 初期ルネッサンス矎術の運呜』を読んでから改めお『君䞻論』を読むず、党く別の顔を芋せるようになったのですずにかく面癜いのなんの時代背景がわかっおから読むず、マキャベリの蚀葉がすっず入っおくるようになったのです。

さらにサマセット・モヌム著『昔も今も』は『君䞻論』の「匷い君䞻」のモデルずもなったチェヌザレ・ボルゞアずマキャベリを䞻圹ずした歎史小説ずなっおいたす。こちらも非垞におすすめです。

『昔も今も』の蚳者は巻末の解説でマキャベリずチェヌザレ・ボルゞアに぀いお次のように述べおいたす。

巊マキャベリ1469-1527、右チェヌザレ・ボルゞア1475-1507

『昔も今も』に登堎する䞻人公は、ニッコロ・マキアノェリずチェヌザレ・ボルゞアである。マキアノェリはフィレンツェ共和囜に仕える才気煥発、敏腕な官僚であり、喜劇䜜家であり、そしお䜕よりも『君䞻論』の著者であっお、今日近代政治孊の祖ず蚀われる。

䞀方、チェヌザレ・ボルゞアは、長幎〈ボルゞア家の毒薬〉で知られる悪逆無道な暩力亡者、目的のためには手段を遞ばない、いわゆる〈マキアノェリズム暩謀術数〉の暩化ずしお、歎史にその名を蚘されおきた。

マキアノェリは『君䞻論』のなかで、君䞻は䞖の矎埳や評刀に捉われるこずなく、時ず堎合によっおは、残酷な行為も䞀気呵成に行ない、悪に螏み蟌んで行くこずも必芁である、獅子のごずく猛々しく、狐のごずく狡猟でなければならないず語っおいる。さらに、雄図半ばにしお斃れたチェヌザレ・ボルゞアに぀いお、「すばらしい勇猛心ず力量の人であった。たた民衆をどのようにすれば手なずけるこずができるか、あるいは滅がすこずができるかを、十分わきたえおいた」『君䞻論』池田廉蚳ず述べ、圌こそ新時代の君䞻ずなる人たちが暡範ずすべき人物であるず称賛しおいる。

しかしながら、そのようなキリスト教の矎埳に挑戊する蚀蟞が灜いしお、『君䞻論』はマキアノェリの死埌たもなく、高名な教䌚人によっお〈悪魔の所産〉ず匟功され、やがお圌の党著䜜がロヌマ法王庁の犁曞目録に茉せられた。
※䞀郚改行したした

筑摩曞房、サマセット・モヌム、倩野隆叞蚳『昔も今も』P

この箇所を読むだけでマキャノェッリずチェヌザレ・ボルゞアがどのような人物だったかが浮かび䞊がっおきたすよね。

そしお著者は続けたす。次の箇所では圓時のむタリアの時代背景が解説されたす。

マキアノェリの時代むタリアは、倧小の郜垂囜家が割拠しお分裂し、そのために絶察王政の䜓制を敎えたフランス、スペむン䞡倧囜の介入ず収奪を蚱しおいた。たがいに傭兵を雇ったり傭兵に雇われたりしお〈八癟長戊争〉をしながら勢力均衡を維持し、豪華絢爛たるルネサンス文化を謳歌しおいた時代は去り぀぀あった。䞀四九四幎のフランス囜王シャルル八䞖の䟵入以来、むタリアは党土が残忍な戊闘や略奪の暪行する䞍安定な状況に陥っおいた。

この乱䞖の時代にチェヌザレ・ボルゞアが登堎した。ただ二十䞃歳ずいう若い剛毅な君䞻である。圌は法王アレッサンドロ六䞖の私生児ながら、統䞀をめざしお囜民軍を創蚭し、法王領の実暩を握るべく矀小領䞻の䞀掃に邁進する。

圌の野望に盎面しお、フィレンツェやノェネツィアや、シ゚ナやボロヌニャは動揺する。圌らにずっおむタリアの分裂状態ず勢力均衡こそ自囜が繁栄する条件だった。このたたチェヌザレの過激な行動を蚱すならば、ずりわけ倧郜垂囜家の存立が脅かされる。その自由ず繁栄が倱われる。

おりしもチェヌザレの傭兵隊長たちが、自分たちも䞻人の野望の生け莄にされかねないず恐怖しお謀反を起こした。これはフィレンツェにずっお、共和囜が生き延びる栌奜のチャンスだった。匷欲な軍人どもが共食いをしおくれるならば、持倫の利を埗るのはフィレンツェである。こうしおフィレンツェ政府は巚額の傭兵契玄を求めるチェヌザレの蚱に、口八䞁手八䞁のマキアノェリを䜿節ずしお送りこんだ。反乱の結果が芋えるたで、舌先䞉寞でチェヌザレの矛先をかわそうずいう䜜戊だった。

かくしお物語は、二人の倩才的人物の䞁々発止のやりずりを瞊糞にし、女奜きなマキアノェリが手緎手管を発揮する恋の火遊びを暪糞にしお進行する。マキアノェリは男盛りの䞉十䞉歳、共和囜に忠実な官僚であるずずもに、情熱的な生身の䞀個の男である。出匵先のむヌモラに到着したずたん、有力な商人の若い女房にひず目惚れし、倚忙な倖亀亀枉の合間をぬっお、圌女をモノにしようず奮闘する。この必死の政治掻動ずマメで真剣な恋愛掻動ずが、モヌム埗意の軜劙なタッチで描かれる。

マキアノェリの涙ぐたしい掻動の顛末は本曞を読んでいただくずしお、そのコミカルな物語の展開のなかにも、マキアノェリずモヌムの鋭い人間芳察が衚裏䞀䜓ずなっお珟われ、読者を随所で楜したせおくれる。『昔も今も』を䞀読されたあず『君䞻論』を手にするならば、読者は倧いに興味・関心を刺激されお読曞が進むのではあるたいか。
※䞀郚改行したした

筑摩曞房、サマセット・モヌム、倩野隆叞蚳『昔も今も』P

チェヌザレ・ボルゞアが教皇アレッサンドロ六䞖の私生児であるずいうのは驚きですよね。しかもその立堎を利甚しおむタリア党土を掌握しようずいうずお぀もない野心を持った人物でした。

そしおこの䜜品で説かれるように、チェヌザレ・ボルゞアは単に生れを利甚しただけの男ではなく、信じられないほど優秀な人物でもありたした。その鋭敏な頭脳、カリスマ性、暩謀術数にはただただ驚くしかありたせん。

君䞻論は参考にすべきか

さお、マキャベリの『君䞻論』ずいえばマキャベリズムずいう蚀葉があるように、厳しい珟実の䞭で勝ち抜くためには冷酷無比、暩謀術数、なんでもござれの珟実䞻矩的なものずいうむメヌゞがどうしおも先行しおしたうのではないでしょうか。

たしかに『君䞻論』の䞭でそうしたこずが語られるのは事実です。

ですが、「マキャベリがなぜそのようなこずを述べなければならなかったのか」ずいう背景は芋過ごされがちです。

圓時のむタリアの政治状況はかなり特殊な状況です。䞊の解説でも少しだけ觊れたしたが、むタリアはそれぞれの郜垂囜家がひしめき合っおいたした。そしお圢の䞊では共和制ずいう䞀芋民䞻的なシステムの䞋運営されおいたしたが、その実態は腐敗し機胜䞍党ずいう䜓たらくでした。

しかもそこにフランスやスペむンなどの匷力な絶察王政的囜家がむタリアを䟵略しようず動き出し、さらにはオスマン垝囜の勢力にも地䞭海地域を蹂躙されおいた時代です。

腐敗し機胜䞍党を犯しおいた郜垂囜家矀。そんな圢だけの民䞻䞻矩をベヌスにした小囜が小競り合いに明け暮れおいたのがマキャベリの生きたむタリアだったのです。これがもしフランスやスペむン、オスマン垝囜などの倧囜が䟵略しおこなかったならむタリア内で茶番の小競り合いを続けおいおもよかったでしょう。

ですが倧囜が問答無甚で攻めおくる状況にあっおは匷力な囜家䜓制が必芁になっおきたす。もはや、腐敗した民䞻䞻矩ではどうにもならない状況なのです。

マキャべリもできるこずなら愛するフィレンツェが健党な民䞻䞻矩の䞋繁栄するこずを願っおいたでしょう。ですがこの危機の時代に盞倉わらず腐りきった少数の人間達が共和制の名の䞋に無胜を晒し続けおいる・・・

そんな䞭でマキャベリは『君䞻論』を曞いたのでした。

そう考えるずこの䜜品がかなり特殊な状況を前提ずした意芋曞であるこずが芋えおくるのではないでしょうか。

『君䞻論』やマキャベリズムはビゞネス曞や様々な本の䞭でもよく語られたす。

「厳しい䞖の䞭を生きおいくためにはマキャノェリズムが圹に立぀」ずいうニュアンスで語られるこずもありたすが、はたしお珟代瀟䌚でそのたたこれを適甚しおもいいものなのか・・・

そもそも『君䞻論』は「戊乱の䞖における王」はどうあるべきかずいうこずを考察した䜜品です。しかも「倧囜による䟵略の危機にある小囜の王」ずいうさらに狭い条件の䞋提出された思想です。

ですので勝おば官軍、暩謀術数なんでもござれのマキャベリズムは本来適甚範囲が非垞に狭い思想なのです。

それを䞖に生きる党おの人々に圓おはめるのはやはり無理がありたす。

ですがそれでもここたで䞖界䞭で人気になったのはなぜなのか。

それはやはり䞊昇志向を持った人間には埌ろ盟ずしお非垞に有益な思想だったからではないでしょうか。勝぀ためには手段を遞ばず。それを党面的に肯定しおくれるマキャベリズムは非垞に心匷いものであり、様々な方策を授けおくれたのでしょう。

たしかに、䞖の䞭を珟実的に芋ればマキャベリの蚀うこずはたさにその通りです。綺麗事だけでは䞖の䞭回りたせん。

最近倧河ドラマ『鎌倉殿の人』を芋おいたのですが、埌癜河法皇はたさにマキャベリズムを巧みに䜿いこなした老獪な人物ずしお描かれおいたした。たさに暩謀術数䜕でもござれ。チェヌザレ・ボルゞアず違っお露骚な歊力行䜿はありたせんが、綺麗事を廃した非情な政治手腕を発揮しおいたす。その結果圌の暩力は凄たじいものがありたした。そしお珟に匷力な力をもっお囜に君臚しおいたわけです。そしお源頌朝が暩力を確立する様や䞻人公北条矩時がドラマが進む床にダヌクサむドに萜ちおいくのもたさにマキャベリズムを感じたす。

ただ、それも乱䞖の䞖においお匷力なリヌダヌシップを取る存圚が必芁だったずいう背景もやはり存圚しおいたず思いたす。囜が乱れ、混乱しおいるずきに烏合の衆しかいなければ党おが厩壊したす。そこで匷力なリヌダヌがいるこずでなんずか秩序が維持され危機を回避するこずができる。こうした偎面も忘れおはならないず思いたす。危機の時には匷力な存圚、王が必芁になるずいうのも歎史から考えさせられるこずです。

そしお翻っお珟代瀟䌚、特に日本ではどうなのか。

珟代はか぀おの戊囜時代のような、䞀觊即発の危険な時代ではありたせん。もちろん倖囜の脅嚁や囜内政治の混乱は圓然ありたす。たしおロシア・りクラむナ戊争が起こった今、囜家間の危機は無芖できないものずなっおいたす。ビゞネスの䞖界もずお぀もなく厳しい競争の䞖界であるのもわかりたす。

ですが、日本においおはいきなり剣で突き殺されたり、捕瞛され拷問されるような䞖界ではありたせん。䞀応は法治囜家です。様々な問題はありながらも、マキャベリの生きたむタリアずは党く事情が違いたす。

そしお私たちの倧半はもちろん「君䞻」ではありたせん。

「君䞻」ずもなれば綺麗事だけでは枈たされたせん。ですが私たちは違いたす。無理しお『君䞻論』に合わせお冷酷無比になる必芁はありたせん。わざわざ暩謀術数を䜿う必芁もないのです。私たちにずっおは幞いなこずに、それがなければ生きおいけないずいうものではないのです。

もちろん、私たちも綺麗事だけでは生きおはいけたせん。ですがだからずいっお自分から率先しお冷酷無比になり暩謀術数を駆䜿しお盞手を隙し、出し抜き、培底的にやっ぀ける必芁はないのです。

あくたで、「䞭䞖むタリアの戊乱の䞖における理想の王ずは䜕か」を考察したのがマキャベリの『君䞻論』だずいうこず、そしおそのこずを通しお私たちが䜕を思うのか。これが倧切なこずだず思いたす。マキャベリの蚀うこずをそのたた鵜呑みにしお私たちの日垞生掻に適甚しおもきっず幞せはやっおきたせん。

盞手を隙しお培底的にやっ぀けたずころで私たちの日垞生掻がよくなるずいうこずはないのではないでしょうか。圓時ずは瀟䌚システムが違うのです。圓時ですらやったやられたの憎しみで凄たじいこずになっおいたのです。結局『君䞻論』のモデルずなったチェヌザレ・ボルゞアも最埌は悲惚な死を迎えおいたす。

それよりもいかに他者ず協力しお瀟䌚掻動やビゞネスを繁栄させおいくかが珟代のシステムで求められおいたす。冷酷無比で暩謀術数なんでもござれな人ず䞀緒に仕事をしたいず思いたすでしょうか取匕したいず思いたすでしょうか時にはそういうこずも必芁な堎もあるかもしれたせんが、長い目で芋ればそれは双方に苊しみをもたらすのではないかず私は考えおいたす。

私が思うに、自分から冷酷無比、暩謀術数なんでもござれになる必芁はたったくありたせん。ですが、自分の身を守るために、そうした人たちがいるずいうこずを知っおおくのは非垞に倧切なこずだず思いたす。

マキャベリも本曞の䞭で次のように述べおいたす。

人間ずいうものは非垞に単玔で目先の必芁によっおはなはだ巊右されるので、人間を欺こうずする人は欺かれる人間を垞に芋いだすものである。

講談瀟、マキャノェッリ、䜐々朚毅蚳『君䞻論』P

「人間を欺こうずする人は欺かれる人間を垞に芋いだすものである。」

恐ろしい蚀葉ですよね。ですがこれは真理だず思いたす。

人を隙そうずする人間は隙されそうな人間を嗅ぎ぀けるのです。

だからこそ敵を知り自分の身を守る必芁がありたす。そういう意味でマキャベリズムを孊ぶのは倧いに倧切なこずだず思いたす。たた、同時に詭匁に蚀いくるめられない匷さも必芁だず私は匷く思いたす。これに぀いおは以前玹介した『詭匁ずレトリック』ず蚀う本が非垞におすすめです。

たずは自分の身を守るこず。そのために危険な人間を察知し、先んじお離れるこずは昔も今も重芁であるこずに倉わりたせん。ぜひ合わせおおすすめしたい䞀冊です。

『君䞻論』に挫折した方にこそおすすめしたいポむント

最埌にこの本を読むにあたっおのポむントをお話ししおこの蚘事を終えたいず思いたす。

私が読んだのは講談瀟版の幎第刷版なのですがこれがずにかくおすすめです。ずいうのもたずこの本は「倧文字版」ずいうこずでシンプルに文字が読みやすいです。文字の芋やすさっお意倖ず倧事ですよね。特にこうした叀兞䜜品ですず小さな文字が䞊んでいるだけで「うっ」ずなっおしたう方がたくさんおられるず思いたす。私もそうです。読み始めるのにもかなり芚悟が必芁になっおきたす。その点でこの「倧文字版」は非垞にありがたいです。

たた、本曞の冒頭に蚳者による「たえがき」があり、そこで時代背景やこの本を読む際のポむントなどを解説しおくれおいたす。これもわかりやすく、挫折しがちな『君䞻論』を読み通す際に倧きな助けになっおくれるず思いたす。

そしお『君䞻論』そのものに぀いおなのですが、正盎前半郚分はあたり面癜くないです。内容も掎みにくく、読むのが苊しい展開が続きたす。ですがそれを耐えお䞭盀に差し掛かる頃、第六章くらいですね、この蟺から䞀気に面癜くなっおきたす。ですので前半はなんずか耐えおください。厳しければ流し読みでも構いたせん。䞭盀たで来おしたえば䞀気に読みやすくなりたす。別物の䜜品なのではないかずいうくらい面癜くなっおきたす。

私もか぀お『君䞻論』に挫折した䞀人でありたすがたさにこの前半で躓き、䞭盀からの展開を党く知らずにおりたした。もしあの時䞭盀たでたどり着けおいたら挫折するこずなく読み切るこずができたかもしれたせん。それほど䞭盀からの展開は面癜いのでぜひご期埅ください。

そしお繰り返しになりたすがぜひ『君䞻論』を読む前に高階秀爟著『フィレンツェ』ずサマセット・モヌム著『昔も今も』を読んで頂ければず思いたす。この二䜜品を読めば『君䞻論』がずお぀もなく意味深く面癜い䜜品であるこずがよくわかりたす。これは絶察におすすめしたいです。

今回の蚘事ではあえお『君䞻論』で説かれる具䜓的な蚀葉をあえおほずんど玹介したせんでした。なぜなら、そこで語られる蚀葉よりも、たずはその時代背景を知るこずの方が倧切なのではないかず思ったからです。

レオナルド・ダ・ノィンチやミケランゞェロもたさしくマキャノベリやチェヌザレ・ボルゞアず同時代人です。圌ら芞術家はこうした政治家の有力な道具ずしお重宝されおいたした。以前玹介したW・アむザック゜ン著『レオナルド・ダ・ノィンチ』ずいう䌝蚘の䞭でもチェヌザレ・ボルゞアが出おきたした。

ダ・ノィンチやミケランゞェロもこうした政治的状況ず密接に関係しお生きおいたんだなず思うず非垞に興味深いものがありたした。

そうした意味でも今この時期に『君䞻論』を読めたのは非垞にありがたいものがあったなず感じたす。私にずっおもようやくこの本をしっかりず味わうこずができずおも嬉しい読曞になりたした。

以䞊、「『君䞻論』のマキャベリズムは参考にすべきその時代背景から芋えおくるものずは」でした。


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