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『迷うあなたへ。「決められない」は悪くない』

今回は生徒から受けたこんな質問への僕なりの回答を記事にしてみました。

Q.森先生は迷わず、決断力のある方という印象を受けます。そのような人間になるためには、どのようなことを心がければ良いでしょうか。実践されていることや、考え方を教えてください。


生徒からの質問に答える形で始まった『教えて森さん』前回はこちら。


お悩み、ありがとうね。
僕のことを「迷わず、決断力のある人」だって?

そう見えるんだね。それは嬉しいな。
でもね、実は僕も、結構迷うこと、あるんだよ。

君は、何かを決める時に迷ってしまうのかな。

たくさんの選択肢があって、どれを選べばいいか分からなくなって、ぐるぐる考えて、結局動けなくなっちゃう、みたいなことかな。

わかる、わかるよ。
今の時代って、本当に色々なものが溢れているもんね。

ランチ一つ選ぶにしたって、和食にしようか、イタリアンにしようか、それとも手軽にコンビニで済ませようか…って、小さなことでも結構迷ったりする。

それが、進路のこととか、仕事の方向性とか、人間関係のこととか、人生の大きな選択になってくると、もう頭の中が「?」でいっぱいになっちゃうよね。

間違えたくない、後悔したくない、って思えば思うほど、足がすくんでしまう。

カフェでメニューを見て、どれも美味しそうで決められない時とか、本屋さんでたくさんの背表紙を前に立ちすくんでしまう時とか、そんな日常の小さな迷いも、君が今感じている「決断できない辛さ」と、もしかしたら根っこは同じなのかもしれない。

それはね、「ベストな選択をしたい」っていう、君の誠実さや真面目さの裏返しなんだと思うんだ。

だから、迷うこと自体は、決して悪いことじゃないんだよ。
むしろ、君が一生懸命、自分の未来や今と向き合っている証拠なんじゃないかな。

でも、そうやって迷い続けて、結局何も決められずに時間だけが過ぎていくのは、ちょっともったいないし、何より君自身が辛いよね。
前に進めない感じがして、自分を責めちゃったりもするかもしれない。

じゃあね、どうすればいいんだろう?

正直に言うと、「こうすれば絶対に迷わなくなる!」みたいな魔法の杖は、きっとないんだ。

なぜなら、未来のことは誰にも分からないからね。
どんなに一生懸命考えて選んだ道だって、進んでみたら思っていたのと違った、なんてことはよくある。

でもね、そこでちょっと視点を変えてみてほしいんだ。

「間違えないように完璧な答えを探す」んじゃなくて、

「どうせ間違える可能性があるなら、自分がワクワクする方を選んでみるか!」とか、

「こっちの道を選んだら、どんな面白いことが起こるんだろう?」って、

ちょっぴりゲーム感覚で考えてみるのはどうかな?

例えば、ランチに迷ったら、
「今日は食べたことないエスニック料理に挑戦だ!」とか、
服選びに迷ったら
「いつもは選ばない色の服を着てみたら、新しい自分に出会えるかも?」みたいにね。

最初は小さなことからでいいんだ。

そうやって、小さな選択を「えいやっ!」と決めてみる練習を繰り返すうちに、だんだんね、「あ、自分で決めるって、意外と大丈夫なのかも」とか、「たとえ失敗しても、そこから何かを学べるんだな」っていう感覚が掴めてくるんだ。

決断するってね、未来を固定することじゃないんだ。

むしろ、その時点での「君にとってのベスト」を選んで、そこから始まる新しい道のりを、自分で切り開いていくことなんだと思う。

選ばなかった方の道も、決して消えるわけじゃない。

いつかまた、別の形で出会うことだってあるかもしれないし、選ばなかったからこそ、今の君の道があるんだ。

だからね、君が迷った時、考えてほしいのは、「どちらがより正解か?」ではなくて、「今の自分が、どちらの道に心惹かれるか?」とか、「どちらの道を選んだら、少しでも心が軽くなるか?」ってことかもしれない。

完璧な決断力なんて、目指さなくていいんだよ。
だって、完璧な人間なんていないんだから。

僕だって、今でも「あー、あの時こっちを選んでたらどうなってたかな?」なんて、たまに考えること、あるんだ。

大切なのはね、迷う自分を責めないこと。

そして、「間違えたくない」っていう気持ちがあることを認めてあげること。その上で、「よし、今はこっちに進んでみよう!」って、自分の心に耳を澄ませて、小さな一歩を踏み出してみることなんだ。

君が選んだ道が、君にとっての正解になる。
これはね、魔法でも何でもない、ただの真実なんだよ。

なぜなら、君自身がその道を歩き、経験を積み重ねて、その道を「正解」にしていく力を持っているから。

迷うことは、立ち止まることじゃない。次に進むための準備期間なんだ。

大丈夫、君ならきっと大丈夫だよ。ゆっくりでいい。
君のペースで、君の心が少しでも軽くなる方へ、歩き始めてみてごらん。
応援しているからね。

生徒からの質問に答える形で始まった『教えて森さん』初回はこちら。


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