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『地獄は善意で出来ている』第5話ネタバレ感想・考察

◀◀◀第4話||第6話▶▶▶

 『地獄は善意で出来ている』第5話、感想と考察です(約7,000字)。

 ついに明らかになった樹の過去!

 今回はほぼ時系列で感想と考察を箇条書きさせていただきます。

 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 完全ネタバレなのでご注意くださいね。

 そして急いで書いたので後日加筆・修正あるかもです。ご容赦ください。

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★翔太のリタイア

 カトウから翔太が持病の悪化によりリタイアしたと聞かされた四人は、翔太のタバコが落ちていたこともあり、リタイアを疑います。

 理子が冒頭でカトウのことを勘違いして翔太にタバコのことを話したように、他の三人も翔太がタバコに耽溺していたことは知っていたはず。

 そんな翔太がタバコを置いていくはずがないと樹は思ったのでしょう。

 第4話で荷物をまとめて部屋を出ようとした時タバコを忘れず持って出る描写もきっと伏線だったと思います。

 それに翔太はプログラム合格にやる気を見せていましたからね。

 それがプログラムもまだ中盤なのにリタイアなんて、にわかには信じられないところでしょう。

★琥太郎の計画

 樹が防犯カメラを見ることを提案した時、琥太郎がカトウの部屋にモニターがあることを話します。

 そしてカトウが2日後、食料品を運ぶ車の受け取りにカトウが不在になる時にカトウの部屋への侵入も提案。

 む?琥太郎ってそんな頭のキレるキャラだった?

 理子が後ほど話すセリフを借りると「キャラじゃない!」

★ドアをピッキング

 ピッキングって一度やり方を調べたことあるけど(いや!あくまて好奇心です)シリンダー錠のピッキングって結構難しそうですね。

 シリンダーを回すテンションという工具と、ピンを押し下げるピックという工具が必要なはずです。

 樹はピッキングも本を読んで独学で学んだのでしょうか?

 工具は自作?それとも翔太のタバコや夢愛のお菓子みたいに持ち込んだ?

 それにかなり解錠に手こずっていましたよね。

 なんの勝算もなくぶっつけ本番でピッキングを試みたのでしょうか?

 いやいや、そこは頭の良い樹のこと、自分の部屋の鍵穴で本番までに練習を積んだのかもしれません。

 でもそんな練習しているのを監視カメラで見られたらアウトですから、やっぱりぶっつけ本番だったのかも?

 記憶を辿ってピッキング方法を図示して、琥太郎とイメージトレーニングしていたかもしれません。

★カトウの部屋侵入

 無事に侵入できたカトウの部屋のPCには、ご丁寧にも監視カメラの映像が映ったままになっています。

 なんでPCにパスワードかかってないの?

 監視アプリを終了しておかないの?

 万事抜かりのなさそうなカトウにしてはセキュリティーが甘すぎますね。

★琥太郎の裏切り?

 食料品を載せたカトウが戻ってきてしまうという予想外の事態!

 窓をこじ開けたあと、琥太郎が樹を押しのけ、ニヤッとわらって窓の外に飛び出したシーンに、あ!やっぱりこいつ悪いやつ!と思っちゃいました。

 でも高野洸さんの少し悪い顔、腹立つけどかっこいい!

 万事抜かりのない樹なら、続いて窓の外に逃げ出せたはずですが、この時は琥太郎に裏切られて呆然としたのかフリーズしてました。

 おかげでベッドの下に隠れるハメに。

 カトウは開かれた窓、動かされたマウスで、誰かが侵入したことには確実に気づいたはず。

★絶体絶命!

 ゴルフクラブが倒れてしまい、樹がもはや見つかる!というタイミングで、琥太郎が外で用具をひっくり返した音を聞いて出ていくカトウ。

 その後遅れていた食料品が届いた連絡でカトウは去ります。

 このゴルフクラブって翔太の頭をフルスイングしたクラブですよね?

 すっかりきれいに血も拭き取られていますが、すんでのところで樹までクラブのせいでひどい目に合うところでした。

 今更ですが、翔太がゴルフクラブで処刑されたのは、被害者の老人がゴルフクラブで撲殺されたからなんですね。

 もう役割は終わったはずなのに、樹をピンチに陥れるゴルフクラブ、活躍しすぎです!

★防犯カメラチェック

 翔太が施設を去ったと聞いた朝5時には翔太は写っておらず、昨日のうちにこそこそ逃げ出していたことがわかります。

 ただ多目的ホールに向かったことまでは気づかなかったみたいですし、 前回カトウが翔太をボイラー室的なところへ呼び出したのもわからなかったようです。

 ボイラー室、多目的ホールにはカメラがなかったのか?

 あるいはあえて見られても構わない映像だけ映し出されていたのか?

 カトウはあえて監視カメラの映像を見せて、翔太がリタイアでなく自ら逃げ出したと他の四人に思わせたかったのかもしれません。

 先程言及したセキュリティーの甘さも、そう考えると頷けます。

★カトウの謝罪

 樹がカトウに翔太の件について詰め寄ると、カトウはあっさり詫びます。

 翔太は逃亡したのだと。

 彼の名誉を守るためリタイアと言っていたのだと。

 そして翔太から送られてきたというビデオメッセージをタブレットで見せます。

 これって前回、カトウが翔太にお願いしていた合格者の喜びのインタビューですよね?

 他の四人に思いっきり憎まれ口を叩いていたのは、彼の本心か、それとも照れ隠しなのか?

 すでに亡くなっているので知る由もありません。

 でも最後くらい「みんなも頑張れよ!」って言ってあげればいいのに!

 でも逃亡した翔太がわざわざビデオメッセージ送ってくるって、どう考えても不自然ですし、樹も釈然としていないようです。

★前向きな琥太郎

 思い悩む樹とは対象的に、円陣を組んで手を重ねようと促す楽天的な琥太郎。

琥太郎:いつまで暗い顔してんだよ。どんなに悩んでも俺等四人で乗り切るしかないんだから。前向きに行こうぜ!ほら!(手を出す)
 優愛:いいじゃーん、優愛嫌いじゃないかも(理子の手を取って一緒に重ねる)
 理子:えーキャラじゃないのに
琥太郎:樹?
  樹:(黙って手を重ねる)
琥太郎:ってことで、残り13日、俺ら四人、頑張って合格するぞ!

 

 このシーンほんといいシーンですよね!

 夢愛は相変わらずのノリノリキャラで可愛いし、理子はきっと心のなかでは満更でもなさそうだけど、ツンデレなので嫌そうな顔しているのも良いです。

 重ねていた手をじっと見つめる樹、こんなふうに仲間と力を合わせることなんてこれまで一度もなかったかのように。

樹:俺もみんなの一部なんだと思って、初めてだから……こういうの……

 この後語られる樹の過去を考えると重みのある言葉ですね。

★樹の過去

 そして他の三人に語られる樹の過去。

 樹は生まれたときから無戸籍児童だった。
 実の母親も無戸籍の風俗嬢で樹が2,3才のときに姿を消す。
 同居していた母親の同僚がしかたなく育ててくれたが、世間から隠していた、無戸籍が犯罪だと思っていたかのように。
 14歳で家を追い出され、戸籍を新しく作ろうにも、日本人であることを証明できない。
 生まれた病院の名前もわからず、母子手帳もないから作るのは難しい。
 警察での指紋採取も促された。前科前歴がないか確認するためだが、樹は指紋は取らせなかった。
 自分の生まれを証明する人も物も記憶すらない。
 そんな彼は裏ルートで「高村樹」の戸籍を手に入れ有頂天になる。
 給料から税金を引かれるのも嬉しかった。
 でもその戸籍は半グレ集団の構成員「高村樹」のものだった!

 ということで、 実の母親も無戸籍で必然的に息子も無戸籍になり、学校も行けず、14歳で育ての母親から追い出され、その育ての母親の居場所もわからず、自分が生まれた病院もわからないので、積んだ状態です。

 まともな職場で働けず、スマホも契約できず、病気になっても保険がないので全額負担。

 ですので「給料から税金を引かれるのも嬉しかった」という言葉も切実です。

 税金徴収は、今までどこにも所属していなかった彼に初めてできた人権の象徴ですからね。

 しかし何とか手に入れた戸籍はまさかの極悪人の戸籍!

 踏んだり蹴ったりです。

★就籍

 さて、樹の語った就籍という制度。

 聞き覚えがなかったので調べてみました。

就籍届(戸籍法第110条の届)
親子関係などから日本国民であると推定されるが戸籍のない者(例:樺太などの旧日本領からの引揚者、無戸籍者、未就籍児、両親が没した中国残留孤児)が、家庭裁判所の許可(通常、家事事件手続法226条2号の審判による)を得てから既存の戸籍に入ったり、新しい戸籍を作ったりするための届出である。なお、住民票記載及び個人番号が存在した者について、無戸籍化と就籍が発生しても、個人番号に変更は無い。記憶喪失により身元不明となった人物の仮の戸籍を作成する際にも利用される。

wikipedia:戸籍

 でも出生証明書や母子健康手帳など、母子関係があることを証する書面も提出できず、生まれた病院もわからず、生みの親と育ての親共に音信不通な樹は就籍もままならなかったのですね。

 確証もないのに日本国籍を簡単に与えることができると、不正に戸籍を取得される危険があるので、ここは厳しくせざるをえないのでしょう。

 ですが本来日本国籍を得るべき樹のような方が現実にも存在することを考えると、なんとかならないのかと思わず考え込んでしまいます。

★前回の予想

 第3話の考察でも書きましたが、恐らく樹は幼いころに戸籍を奪われた無戸籍者だったのでしょう。
 そして樹の戸籍を取得した人間が半グレ集団で悪事の限りを尽くした。
 傷害罪で捕まった時に樹は元の戸籍を紹介され半グレ集団の一員と報道された。
 そんな感じではないかと推測しています。

『地獄は善意で出来ている』第4話ネタバレ感想・考察

  幼少期に戸籍を売られており、その戸籍を悪用された予想をしましたが逆で、出生時から無戸籍で、後から買った戸籍が高村樹名義だったというのが真相でしたね。

 良く考えるとその方が自然です。 

 戸籍は当然誰しもが生まれながらに持っているもので、出生時に戸籍がないという可能性は頭にまったくなかったです。

★傷害事件の真相

理子:もしかして高村は(障害行為を)やってないの?
 樹:いや、あれは間違いなく俺がやったことだ、きっかけはこの戸籍が発端だけど……
夢愛:かわいそう……(嗚咽する)
理子:(夢愛の肩を抱き)絶対合格しようね、高村、私たちも協力するから
夢愛:(理子の発言に頷く)
 樹:(言葉をなくしている琥太郎に)琥太郎、これでいいか?
琥太郎:(消えるような声で)ウン……
樹:なんだよ?
琥太郎:いや……話してくれてありがとな

 この戸籍が発端で傷害事件を起こしたとのこと。

 被害者の男は戸籍を売った男か?

 半グレ集団の一員で、本物の高村樹が別人になるために戸籍を樹に流したのかもしれませんね。

 おそらく最初は親身になって樹の相談に乗り、そういうことなら戸籍を用意すると言って、半グレ集団の一員の汚れた戸籍を押し付けたのかもしれません。

 本物の樹は何らかの理由で新しい身分が必要になり、新しい戸籍を取得し、古い戸籍を売り飛ばしたか、他人になすりつけようとしたのでしょう。

 それにしても琥太郎は挙動不審ですね。

 琥太郎に関してはあとでまとめて考察します。

★本物の高村樹は?

 じゃあ、本物の高村樹は今どこに?

 もしかするとそれも今後の物語の展開につながっていくかもしれません。

 どこかで本物の高村樹が絡んでくる予感がします。

 ひょっとしてカトウが本物の高村樹だったりして?

★樹の感謝

樹:感謝するのは俺の方だ。俺の話を信じてくれたのはお前らが初めてだったから。警察に捕まった時、戸籍の話をしても誰一人信じてくれなかった。信じてくれてありがとう。

 心温まるシーンですね。

 これまで誰からも信用されず孤独だった樹にやっとできた仲間です。

 樹が今まで他人と打ち解けず無感動で無表情だったのが、仲間ができたことにより人間らしくなってきました。

 これから心を取り戻した樹の活躍、大期待です!

 でも警察も信じないっていうのもひどい話ですよね。

 これって樹を「高村樹」として罪を被らせるために、警察権力も一枚噛んでいるとかですかね?

★裏切り者

カトウの衝撃発言

カトウ:楽しそうですね、裏切り者がいるとも知らずに

 カトウは『2日後 部屋に忍び込んで防犯カメラを確認する』というメモを誰かから受け取っていました。

 カトウが言及した裏切り者、いったい誰なん?

 ついに四人の結束が固まってほのぼのした気持ちになっていたのに!

 ラストにとんでもない情報ぶっこんでくるやん!クリフハンガー

裏切り者を配置するメリット

 何のための裏切り者でしょうか?

 監視カメラや盗聴器で行動が筒抜けなら、裏切り者が要るでしょうか?

 情報を得るスパイとしてではなく、参加者をなんらかの方向に誘導する役割なのかもしれませんね?

 チームワークを演出して手酷く裏切るなど。

 まだ確証はありませんが、樹をひどい目に合わせるための裏切り者なんじゃないかという気がなんとなくしています。

★裏切り者は誰か?

①琥太郎の可能性70%

 監視カメラのモニターの設置に場所も知っていたし、カトウが施設からいなくなるタイミングも把握していました。

 あえて監視カメラを樹に見せる役だったのでしょうか?

 振り返ると、翔太の倉庫閉じ込めも把握していて、助けにいったのも計画通り。翔太が鍵を持っていたのも知っていた可能性があります。

 だから翔太のポケットから鍵を奪って、みんなの目に晒すこともできたのかもしれません。

 樹の過去についてしつこく聞き出そうとしていたのも、何かしらの意図があったのかも?

 樹は極悪人とカトウから聞かされていたのが、無戸籍の可愛そうな過去を持つ善人だと知って、樹を苦しめるための協力者である琥太郎は激しく動揺したのかもしれません。

 ただ琥太郎が裏切り者の伏線が散りばめられているので、ミスリードの可能性もありますね。

②理子の可能性30%

 第3話の倉庫の中で、自分の努力が報われない社会に対して恨み言を言っていましたし、夢愛にもなかなか心を開かないなど、人間不信の面も見受けられました。

 しかし、今のところ、優愛との友情を回復し、樹を信頼し、彼の境遇にも同情を寄せており、随所に人間味のあるところを見せています。

 彼女が裏切り者の可能性は低いですが、もともと計算高い彼女のこと、樹を支えて最後に裏切って樹を絶望に落とす役割を与えられていても決して不思議はありません。

 横領金額全額を返済できるのであれば悪魔に魂を売るかもしれませんね。

③夢愛の可能性 1%

 まずないでしょうね。裏切り者になるには緻密な頭脳と行動力が必要になりますが、二つとも夢愛には欠けているように見受けられます。

 それに第2話で彼氏絡みでリタイアしていた可能性もありますし、夢愛が裏切り者である可能性は極めて低いと考えます。

④樹の可能性 0%

 主人公ですし、彼が裏切り者ってことはまずないと思います。

 先程も言いましたが、裏切り者は樹を落とし入れるための工作員なのでは(つまり樹は裏切り者ではない)と思いますので。

★裏切り者の末路

 裏切り者が誰であれ、きっと報われることはないでしょう。

 口封じのために消されるのが落ちです。

 裏切りを命じた側が一番特をするのは、大きな報酬を約束して裏切り者にしたて、報酬を払わずに始末してしまうことですからね。

★おまけ:細かすぎるじごでき

一人席の琥太郎

 冒頭の朝食時、樹と理子と夢愛が同じテーブルに座り、琥太郎だけ一人座っていた。

 もちろん翔太がいれば二人席になっていたでしょうが。

 これは琥太郎が裏切り者という映像的な伏線ではないでしょうか?

気まずい理子

 背中越しに翔太が来たと思ってタバコの件を非難したら、実はカトウで、彼に翔太の喫煙をバラしてしまった格好になりました。

 もちろんカトウにとっては周知の事実です。

 しかし白々しく今知ったような口を聞いていましたね。

 期せずして告げ口みたいになってちょっと動揺する理子を渡邉美穂さんが繊細に演じられていて感心しました。

 白服の職員が被ったので演技が最後まで見られなかったのが残念です。

目線で演技する草川拓弥さんと井頭愛海さん

 この時、樹と夢愛の目の動きの演技も素晴らしかったですね。

樹:(おい、立花、堂上じゃなくてカトウだぞ)
夢愛:(理子ちゃん、だめだよ~、まずいよ~)

 みたいな感じで。

★最後に

 ついに樹の過去が語られました。

 そして予告のカメラワークからすると次の犠牲者は夢愛の可能性が高い。

 夢愛の犠牲者っぽい女性も出てきていましたし。

 おそらく夢愛の美人局つつもたせで社会的地位を失って自殺した夫のために復讐する未亡人といったところでしょうか?

 あー!夢愛助かってくれ~!理子守ってあげて!

 琥太郎のドラッグパーティーの話も出てきそうで、琥太郎の過去の話に矛盾が出てきて、それに気づいた樹が琥太郎を裏切り者と看破する展開もありですね。

 今晩の第6話が非常に楽しみです!

 当日は飲み会の予定ですが、早めに切り上げて帰宅してリアタイしたいと思います。

 それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

(END)

◀◀◀第4話||第6話▶▶▶


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