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【マンガ業界Newsまとめ】海外向けIP輸出の取組が民と官で顕在化(国内編)、BookLive最終損失8億円で赤字転落特別損失16億円計上 など|7/12-254

マンガ業界ニュースの週1まとめです。
マンガIPの業界カンファレンスIMARTの主催やマンガIP市場調査を行うMANGA総研の代表である筆者が、マンガIP関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。

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海外向けIP輸出の取組が民と官で顕在化(国内編)

先週の本noteでは、AniBizという海外向けアニメIPライセンシングと取組を紹介しましたが、それに合わせてかこの7月上旬の米仏大型イベント開催期間で、相次いで海外向けのライセンシングやECの話題が続きました。

1つ目が、トランス・コスモスと小学館による海外向け漫画販売ECサイト「TOKYO MANGA BASE」、2つ目がなんと「日本直販」という、国内通販大手のIP進出。3つ目がDNPによる「AN-IPPON」という工芸品と連携するという取組です。一つ目のは、小学館の取組なので、TokyoOtakuModeや丸紅中心のMag.netとの連携など気になるところですね。

また、官の動きもいくつか話題になっていました。

1つ目の、ODAで海賊版対策と言うのは、最近中国で摘発されたBATOという海賊版サイトが現地で日本漫画を出版する企業との連携がキーになった所を考えると、ODAという枠組みの中で現地企業との連携がいかにはかれるか?というところで、良い筋になる可能性があるなと思いました。

2つ目の文化庁による海外発信プラットフォーム会議は2回目となりますが、IP輸出を考えた場合に、最初に話題にした漫画/アニメ/グッズ/宣伝と、様々な形態のIP輸出がキーになっていきます。

もう少し踏み込むと、作品を作るところは現状を維持しながら、いかに海外に販売網を日本主導で構築していくかの上手さが、競争源泉の維持と海外向けの拡げ方を両立するところに繋がると思います。この辺りは、拙書「漫画ビジネス」でも、当時出来る限りで書いております。

動きがあるとリアクションもということで、様々な話題が記事やSNSに上がって来ています。

IMARTでも過去3回マンガIPの「国際商談会」を開催してきましたが、この辺りはかなり経験値になりました。上手く連携していきたいところです。


BookLive、26年3月期決算は最終損失8億円と赤字転落 特別損失16億円計上 パルミーとメモリア、フレックスコミックスの決算公告も

Booklive26年3月期決算・官報

26年3月決算の官報から、Bookliveが赤字転落ということなんですが、良く見ると特別損失16億円というのが大きそうですねと言うところです。私の知る限り、Bookliveの赤字と言うのは、初めて見る数字ですので注目しました。決算をまとめると以下のようになります。

  • 売上高:214.65億円、2.2%減

  • 営業利益:9.14億円、27.9%減

  • 経常利益:9.99億円、26.1%減

  • 特別損失:▲16.42億円

  • 最終損失:▲8.20億円

2025年の漫画市場が全体では減少傾向(電子コミック市場は3%増)というところで、このことが直撃した決算という見方をすると、売上で2.2%減、営業利益で27.9%減ということなので、減少はありますが、黒字です。本業が最終損失に大きく影響を与えたというよりは、特別損失16.4億円と言うのが、最終損失に食い込んでますねと。

ここ1年程のBookliveから発信されたニュースを振り返ると、かなり沢山のニュースが発信されています。

  • 新サービスStellaJeanの開発・立ち上げ

  • Xfolioの大型機能拡張とマンガハック統合

  • オリジナルコミック・映像化を含むIP制作

  • クーポン、半額キャンペーンなど販促関連多数

  • OSHI BASEなどリアル事業

  • ゲームなど新規領域の試行

見渡すと営業内外どちらか微妙なのもありますが、基本的には本業の営業収支の範疇に見えますので、何か営業外の大きな事情があったのかなと推測されます。IPビジネスへの転換投資がなんらか影響したのかもしれませんけども、そうじゃないかもしれません。


国内News

スターツの新レーベルで、紙コミック誌「ゼライズCOMICS」が新創刊。
隔月漫画雑誌を創刊ということのようです。このタイミングで紙の相関ですから、狙いがありそうですね。


コロコロコミック研究所の取組ですが、NPO法人「子ども未来ラボ」が関与するなどで、自治体や企業と子ども向けの接点を広げていくというもののようです。

マンガの若年層向け接点作りは重要な課題ですが、面白い挑戦ですね。


シーモア、Renta!と上半期のランキング情報が出てきました。それぞれ特徴が出ていて面白いランキングなのですが、シーモアの青年漫画部門でAI制作で話題になったSTUDIO ZOON制作の「妻よ、僕の恋人になってくれませんか?」が1位になっていて、印象深いです。


不破雷蔵さんによる四半期に1度、雑協の印刷証明付き部数の2026年5月発表分のまとめです。紙漫画誌は、ほとんどが減少、一部現状維持というところで、状況は変わりません。現在の取次や書店の縮小がそのまま反映している形です。

帝国データバンクから、書店の4割が赤字、市場規模は2割減と言うデータが出まして、記事がいくつか出ていました。

そうした状況で、新たな打ち手には転売問題がつきまとうなど、難しい課題が多方面に増えてきている気がします。

リアル店舗づくりは今までと少し違う方向になっておりますね。


事案そのものに進捗は無かったですが、今週も引き続きこうした話題の記事が続きました。

漫画家さんの立場を考えると、色んなセーフティネットがあって欲しいところですね。


今年も電子書籍ビジネス調査報告書2026に共著させていただきました。
専門家が各パートを担当する豪華な内容になっております。個人的には、執筆以上にその事前のネタ作りに、マンガ業界Newsまとめの全ログをAIに入れて、内容を精査する方法論を確立できて、自分のパートは充実した手応えがありました。

私の担当は、2コマで、
第3章 ビジネストレンド 
3.4 新人発掘の構造変化 IP創出時代のクリエイター獲得競争
3.8 総括
です。


Webtoon・ショート動画関連

タイトル:【CLLENN】人気縦読み漫画原作 『夫を殺したはずなのに』 本日7月6日よりテレ東系にてドラマ放送開始
〜コミックシーモアほか電子書店にて5話無料キャンペーンも同時開催〜

とのこと。


俺レベ展が7/17よりです。


海外News

タイトル訳:アニメエキスポ2026の最新ニュースとレビュー
マンガのライセンス取得は共感力を養うための試みである

これもトップ同様ライセンス取得に関するニュースですが、こうしたディスカッションが最近は海外でも増えておりますね。


NARUTO実写化の動きとのこと。盛り上がりそうですねー。



タイトル訳:ロサンゼルスで開催されたアニメエキスポは、アニメ業界の好調な一年とクランチロールの成長期を締めくくるものとなった。

7月上旬は、米仏ブラジルと、様々なところで沢山の日本IP系イベントが開催されます。各所でレポートが上がり始めるころ合いですね。

また、サンディエゴのコミコンは、7/23-26とのこと。


libroさんの北米エンタメニュースまとめです。

今週から、恐らく来週も海外コンベンションの話題が充実しています。


今週のセール・キャンペーン・新人賞、取組等

--セール・キャンペーン

サメですね。サメ

--各種取組

--新人賞・漫画賞

もう7回目の取組ですが、Pixivとの連携が強まったようですし、海外でのクリエイター獲得に力を入れる企業の連携が見て取れます。


記事のみ紹介

も、ものすごく文字が多いです。

漫画原作完全回帰でしたねぇ。

行き詰まった漫画家志望のあなたへ

これも全東信の影響ですかねぇ。

著作権者が分からない作品、使っても大丈夫?許可が取れないときの解決策は?

この本、面白そうですね。

書店、業績悪化が7割


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