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23万人動員・経済効果110億円—サンパウロ「Anime Friends」

「南米最大のアニメイベント」と聞いて、どのくらいの規模を想像しますか。ブラジル・サンパウロで開催される「Anime Friends」の2026年の実績は、4日間で23万人来場、経済効果は約4億レアル(約7,400万ドル、日本円で110億円前後)。日本のオタクイベントの常識を軽く超えてくる数字です。

2年で1.6倍という成長速度

Anime Friendsは2024年に14万人を動員し、「ラテンアメリカ最大のオリエンタルポップカルチャーイベント」と報じられました。それが2026年には23万人。わずか2年で1.6倍という成長ペースです。経済効果の4億レアルには、観光、ホテル、飲食、物販が含まれるとされ、単なるファンイベントを超えて都市経済のイベントになりつつあります。

比較のために日本の数字を挙げると、コミックマーケットの来場者はコロナ前のピークで1回あたり延べ70万人超(3〜4日間)、AnimeJapanは数十万人規模です。単純比較はできませんが、「サンパウロの1イベントが日本の主要イベントと同じ桁で語れる」ことがポイントです。

メキシコにも波及するイベント経済

ブラジルだけではありません。世界最大級のポップカルチャーイベントCCXP(サンパウロ発祥)は、ピーク時に28万人超を動員し、2025年にはメキシコ版「CCXP Mexico」が71,236人を集めました。中南米では、大型イベントのフランチャイズ展開が成立するほど、オタク人口の裾野が広がっています。

なぜブラジルなのか

背景には、若年人口の厚さ、モバイル中心のデジタル環境、そしてCrunchyrollをはじめとする配信サービスの浸透があります。Crunchyrollにとってブラジルとメキシコは米国に次ぐ主要市場とされ、アニメ視聴が「字幕を待つ一部のファンの趣味」から「同時配信で楽しむ大衆娯楽」に変わりました。視聴人口の拡大が、リアルイベントの動員力に直結している構図です。

日本のコンテンツホルダーにとって、南米はもはや「ついでの市場」ではありません。イベント動員数という最も分かりやすい数字が、それを証明しています。

出典:

※Anime Friends 2026の数字は主催者発表ベースの報道です。コミックマーケット等の日本側数字は主催者公表値の概数であり、算出方法(延べ人数か実人数か)が異なるため参考値としてください。CCXP関連の数字は複数の二次情報に基づくもので、一部に推測を含んでいます。

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