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【マンガ業界Newsまとめ】comico販売PF/MANGA MIRAIサ終へ、IMARTアワード書店員や額装師のノミネート発表 など|8/23-259

マンガ業界ニュースの週1まとめです。
マンガIPの業界カンファレンスIMARTの主催やマンガIP市場調査を行うMANGA総研の代表である筆者が、マンガIP関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。

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NHN comico、編集・制作事業に特化し、国内外の多様なプラットフォームへ作品展開を拡大

comicoが2013年に開始したサービスのうち、販売プラットフォーム(PF)としてのcomicoと、Webtoonを制作するcomico編集部がある中で、PFは2027年1月6日にサービス終了して、制作編集部を存続するとのこと。

購入済み作品の閲覧権は「めちゃコミ」に引継ぎ予定で、移行プログラムにもよりますが、作品閲覧はめちゃコミに引き継ぐ準備を進めるとのこと。両社既存IPとの連携や、今後の資本関係などの情報はでていません。

編集部についてはNHNcomico社の運営のままになるようですね。「事業内容 マンガコンテンツの編集・制作事業」と明記されています。

様々な記事や意見が出ております。

課題や問題もあったことも事実とは思いますが、最初にチャレンジする人がいなければ、どんなことも始まりませんし、終わった後には誰でも何かしらコメントできます。まずは、13年に渡る運営に敬意を表したいなと思います。

comicoスタートから1年後の2014年に当時のcomico編集チームリーダーの北室さんにインタビューをさせてもらいました。当時、IT企業は2‐3年やそこらで見切って撤退するだろうというような懐疑的な見方もあったのですが、最終的にはPFだけでも13年強、編集部は継続ということですね。


ドコモ「MANGA MIRAI」終了、購入済みマンガは「MangaPlaza」に移行

NTTドコモは、米国で提供する電子コミック配信サービス「MANGA MIRAI」を12月16日に終了、購入済み作品は、原則「MangaPlaza」へ移行。なお一部作品などは移行対象外となる場合があるとのこと。

こちらは、ドコモに加えて、アカツキ、メディアドゥ、MyAnimeListなどの連携での海外向けサービスということでしたが、NTTソルマーレ/コミックシーモアの北米向けサービス「MangaPlaza」に引継ぎとのことで、NTTグループ内で事業整理が行われた印象です。


マンガ産業を支えるキープレイヤーを讃える「IMART AWARD 2026」ノミネートを発表

*: 筆者の携わる事業です。念のため。

今年で7回目の開催となるIMARTでは、業界を支える現場への感謝の意を表するために「IMARTアワード」を開始、その1年目のノミネート対象者が決まりました。

「リアル書店部門」では、アニメイトから宍戸あゆみさん、手塚佳記さんと2人の腕利き書店員さんに加えて4つの書店。

「電子書店・アプリ部門」では、フジテレビ/FODで2016年から約10年にわたって漫画を紹介し続け、現在は『有野屋書店』店長の、よゐこ有野さん。DMMブックスの伊藤 勇磨さん、DADANの畠山 宏介さん。ほか4書店・アプリ。

「催事/イベント部門」 では、原画展を支える額装師の菅原 美砂さん有限会社レモン/レモン画翠)のほか、4つの催事やイベント。
が、ノミネートされました。

額装師の菅原さんや書店員の皆様など、現場で支えてくださっている方を表彰していけるように、第1回から形が整ったこと、企画・運営担当としては胸をなでおろしつつ、今後が楽しみになりました。

ちなみに額装師というお仕事は、私も今回の企画を進めているうちにはじめて知りまして、以下の記事に詳しいです。とても貴重なお仕事なのです。

こう、EPUBとかBSFファイルを作る職人さんとか、他にも色々な裏方的な方が業界に潜んでいるのではないかなと考えています。今後そうした方々が讃えられる形に発展すれば良いなと期待しております。

また、来年は「インフルエンサー」や「サービス」など、部門を広げたいなとも考えております。とはいえ、先ずは1年目の成功に向けて、業界にしっかり貢献できるように着実に進めてまいりたいと考えております。

業界全体としても、なかなか難しい時代になってきている中、少しでも業界を盛り上げて行ければと考えております。

現在、IMARTアワード投票や来年のノミネートに参加できる、IMARTへのご協賛について、各社様へ私が連絡先を知る限り、ご協賛やメディアへのご案内をさせていただいております。

ご興味ある方でお手元にご連絡が届いて無い方は、以下までお問い合わせください。

ご協賛やメディア関連のお問い合わせは、こちら。


国内News

ファムエンタテイメントの新Web漫画レーベル「MANGABU!」15作品で開始です。ラインナップがなかなかユニークなので、販売戦略の方向性に注目したいところです。Web媒体のシステムはコミチ+です。


ウェイブは、三井物産100%子会社が運営するBS12 トゥエルビとコミックの共同製作を開始とのこと。役割が気になるところですね。


日文×ピッコマの取組です。雑誌連載の最新話をピッコマにも掲載とのことで、以前ピッコマにあった「チャンネル機能」の現行版みたいなイメージでしょうか。


15億円!単純に1冊500円として割れば、300万冊相当の売上規模ですね。

めちゃコミの版面漫画展開、スクエニも本格配信で1万巻一斉配信とのこと。


シーモアでも、新作で超加速ヒット作品『お見合い相手はもじゃもじゃニート』が登場とのこと。制作担当編集者は、ミキサーの豊田夢太郎さん。


夏コミ26万人、今年はちょっと涼しいコミケでしたね。

コミケで私も見ました。山善は、工作機械・産業機器・機械工具などを扱う大手専門商社で、私が新卒時に勤めていた機械専門商社の業界でも非常に存在感の大きな会社でした。もともと何でもやる商社なんですが、当然のようにエンタメに進出ですね。色々やってくれそうで楽しみではあります。


「オタクコンテンツは海外の高級ブランドと肩を並べたのか?」という面白い問いなのですが、格はともかく売上においては比肩するところまで来たのではないでしょうか。

この記事ではまず、アニメイトの「地方出店」に触れていますが、原画展、POPUP-SHOP、InShopと、現在は東京や大阪で企画された大型展が地方展開するのが形になってきており、地方の受け入れも百貨店の他、各美術館や、中・大規模のショッピングセンター(SC)など多岐にわたってきていて、その延長線上に海外のイベントや大型SCなど、流れが出来ていると思います。

ただ、こうした展開は、営業力を中心とした、伝手や信用、実績など、割と地道な活動が裏にございまして、昨年のIMARTのセッションでもその一端が垣間見えたりしました。


クールジャパン機構、現行の枠組みについては廃止・統廃合の方向で検討が進むようです。
現在、再起動案件としてIP360等新たな取組が動く経産省案件ですが、一先ず現状の枠組みはここで一区切りということのようですね。

こちらは、エンタメ戦略2026とのことで「再起動」後の動きのほうですね。


転売対策関連の動きは注目していまして、IMARTでも取り上げたいなと考えております。ただ、詳しい方がわからずでして、どなたかこの方の話を聞くべきと言う方いらっしゃるでしょうか。


大阪の専門学校、OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校では、4年制のマンガ専攻コースを2027年4月から開始とのこと。かなり前ですが、以前わたしもこちらで講義をさせていただいたことがありまして、プロを輩出する力のとても強い学校だったという印象でした。


『みいちゃんと山田さん』の件で、全国手をつなぐ育成会連合会が「本会として一律に映像化を反対する立場は取りません」としつつ、意見書を出しています。

特にこの件「映像化」ということを起点に起きており、本件の解決も重要ですが、同時に色々と考えるべき節目ではあるのかなと思いました。


comicoの販売PF停止に伴って、先行してストップしたバンダイの事例などからめて様々な記事やSNSでのコメントが出ています。

当時「縦カラーマンガ」と称して、日本の漫画と同様に一人の漫画家が中心に作品を作っていた2010年代のcomicoと、2020年以降の所謂Webtoonブームの後に起きたことは、整理が必要かなとは思います。

様々なところで、現在のWebtoonはどうなのか?と聞かれるので、私なりに整理して講演などでは説明しているのですが、こと日本においてWebtoonは、横漫画を駆逐するような存在というより、IP展開ないしは起点の一つとして、一定の面積を取ったというところなのでしょう。

これが海外だとまた国ごとにだいぶ変わってくるのと、いわゆる立ち上がった新規ビジネスが「一度潜る」フェーズにあるやもというところは、分析のしどころだとは思います。

ただ、この色んなコメントの中の、制作現場で負担や摩擦を感じた作家さんがいたことや、従来の日本のマンガ制作慣行とは馴染みにくい考え方があったという指摘については、きちんと捉えておく必要があると思います。

ひとまず、9月に韓国で行われる京畿道Webtoonフェアというイベントで、日本の現状の話を講演する予定でして、韓国の色んな方とも話をしてこようと思っています。個人的にも20年ぶり位の韓国なので楽しみです。


アシ相場について、興味深い情報でした。単純にAIがどうこうということでもなく、現在の漫画を取り巻く環境の中でなかなかの課題感があるところだなと考えました。今日時点ではまだ、意見めいたところまで私の考えが到達していないのですが、今後調べてみようと思いました。


海外News

JETROの海外拠点、2つ増えて9か所とのこと。大事です。


ランダムに発表されるJETROのレポートですが、中国はなかなか情報も少ないので貴重です。中国のコンテンツ大手の閲文集団についてのレポートですが、作品数と言い売上と言い、なかなかの存在感ですね。


中国人気BL作品の日本でのコミカライズについて、作画担当に決まっていた作家さんのSNS上の発言から、案件中止と言う事案です。これはなかなか。


確かに、2020年前後から台湾でのこうした施策が目立つようになっていた記憶がありますが、そろそろ色々と成果も出ている頃かもですね。


WEBTOON Entertainment(WBTN)による今度の摘発は北アフリカとのこと。日本人にはなじみ深い「インターポール」も機能しての摘発のようです。一度ちょっと、お仕事のことをうかがいたいですね。


タイトル訳:WEBTOON、RI Games Holdings Inc.への戦略的投資によりグローバルIP事業を拡大

WBTNが、韓国のゲーム開発会社RI Games Holdings Inc.の株式60%を取得する契約を締結。取引完了後に子会社化し、ゲーム展開を強化するようです。


Kakao Entertainment、ウェブトゥーン・ウェブ小説子会社3社を合併…IP競争力強化

一方で、カカオはウェブ小説制作関連の子会社3社を吸収してシナジーの最大化を目指すとのこと。別会社で制作をするというのは、それはそれで狙いのあることだったと思うのですが、そこを吸収する狙いがありそうですね。


タイトル訳:ハーパーコリンズが米国で新たなマンガレーベルを立ち上げ

HarperCollinsが2025年にCrunchyrollのフランス・ドイツにおけるマンガ出版事業を買収し、旧ブランド「KAZÉ」を復活させた流れからの米国展開のようです。


libroさんの北米エンタメニュースまとめです。

米流通大手、ダイアモンドの件、在庫返還で揉めてたのが一段落したようですね。
そして、フランスにサウジ資金でドラゴンボールテーマパークが建設されるというのは、例のリヤドの巨大施設の支店的なものなんでしょうか。これ、日本に作ってみるのはどうでしょうねぇ。


AI・画像生成関連

タイトル訳:ウェブトゥーンの成長は鈍化、IPとAIへの野心は拡大

Webtoonの戦略的転換点について書かれています。やはりAIには期待感が強いですね。

タイトル訳:Topco Media、「ToptoonChat」定着で2Q営業利益率23.7%、AIコンテンツ企業へ

AIチャットを起点に、韓国での興味深い動きです。
記事で紹介されている独立リサーチ会社ValueFinderの分析によると、

  • 通常のWebtoonは「最新話まで読んだら課金が止まる」

  • AIチャットは会話が続く限り課金できる

  • Webtoon課金者は約60%が月1万~5万ウォンなのに対し、ToptoonChat課金者の約70%が月5万ウォン以上

  • 5月にはToptoonとToptoonChatのコインを統合

  • 既存ユーザーをそのままAIチャットへ送れるため、新規顧客獲得コストを抑えられる

  • 既存IPを使うので、新規漫画制作ほどの制作原価がかからない

とのこと。このジャンルは興味深いので、今年のIMARTでも韓国最新事例の紹介を韓国の知人に依頼中です。


AI制作作品の流通が目立つ領域の一つであるFANZAの中から、こうした動きが進むのは必然性があるようには思います。良く言う話で、成人向けの作品は一般作品とはまた用途が違いますしね。


「慣れていくのね、自分でもわかるわ」という有名な台詞がありますが、私はあんまり慣れません。皆さんどうなんでしょう。


今週のディストピア事案ですが、AI生成に加えて人手で修正・加工された画像について、どこまで著作権が認められるかが争われる、来る日が来てしまった訴訟です。重要な先例になりそうです。

どっちに振れても、複雑ですねぇ。


今週のセール・キャンペーン・新人賞、取組等

--セール・キャンペーン

--各種取組

東日本の震災でもあった取組ですね。良きですね。

同じタイミングになりましたが、viviONからは、クリエイター系の新アワード「viviON CREATOR AWARD」が開始。毎回募集テーマがあって、第1回は「偏愛」とのこと。

--新人賞・漫画賞


記事のみ紹介

祝!

同人誌を国会図書館に送ろう コミケ参加者の呼びかけ広がる

ヒットを出す編集者は、自分が今「マラソンの何位か」を知っている

なんとまぁ、これはビビりました。

京アニみたいなことが繰り返されないためにも、良いとは思うんですよね。

タイトル訳:「AI生成の本がAmazonに大量流入し、人間の著者の売上を押し下げている」

タイトル訳:不当利用の証拠:AI書籍が人間の著者を市場から締め出している


最後までご覧いただきありがとうございます。
最後に、以下告知ポストに、Rpやいいねなどいただけましたら、大変ありがたく。


告知関連

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