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【北米エンタメニュースまとめ】「フランスで「ドラゴンボール」テーマパーク構想」「「ちいかわ」旋風 劇場版がグローバル映画ランキング7位に」「紀伊國屋書店、米テキサス州の出店」「インドの出版社、印刷された海賊版書籍との闘い」「Crunchyroll、アジア以外の地域で新海誠監督の新作の配給権を獲得」

エンタメビジネスをリサーチするlibroによる日々の北米エンタメ市場などのニュースなどのまとめです。今週は

  • フランスで「ドラゴンボール」テーマパーク構想 サウジ資金で

  • 「ちいかわ」旋風 劇場版が8/3~8/9の週のグローバル映画ランキング7位に

  • 紀伊國屋書店、米テキサス州の出店

  • インドの出版社、印刷された海賊版書籍との闘い

  • Crunchyroll、アジア以外の地域で新海誠監督の新作の配給権を獲得


です。


米流通ダイアモンド、出版社と在庫返還で同意

2025年から米国のコミック流通を混乱させていた米大手取次、Diamond Comics Distrituborの破産について進展がありました。争点のひとつとなっていたDiamond Comics Distrituborの保有する書籍などの在庫について出版社に変換することで合意しました。かなりの量があったらしく、中小の出版社については経営への影響が心配されていました。


大物漫画家 高橋留美子氏と伊藤潤二氏の対談

米出版社、VizMedia主催の大物漫画家対談です。すごく貴重なインタビューだった。


アメリカ独立記念日のリトル・トーキョーに“コスプレの行列”ができた理由

AnimeExpoにあわせて開催されたKODANSHA HOUSEのリポートです。作品の中に入り込める体験は貴重です。


メルカリ、「メルカリ ポップカルチャー越境トレンドレポート 2026」公開

こういうリポートがでるぐらい、メルカリが越境取引で使われているともいえます。「メルカリ グローバルアプリ」は台湾と香港に続き、米国にも展開しています。メルカリの越境取引では半分以上が漫画、アニメ、ゲーム関連のグッズとのこと。台湾のベイブレード人気がすごい。K-POPアーティストのグッズも人気です。


イタリア漫画出版大手Star Comics ターニングポイントとなった3大マンガは?

アメコミのライセンス出版から出発してマンガ専門出版社へと転身したStar Comics。『鬼滅の刃』でイタリアでもMANGAがニッチな趣味から文化的カテゴリーに格上げされたのが面白い。


フランスで「ドラゴンボール」テーマパーク構想 サウジ資金で

ついに日本の漫画が外⇔外の取引の材料になってきました。サウジアラビアの資金で、フランスに「ドラゴンボール」のテーマパークを立てる構想が出ているとのこと。フランスの人気を考えると成立しそう。


「キダルト」ビジネス、スペインで12億ユーロ規模に

「大人になっても子供向け玩具を楽しむ」Kidult市場。英語圏と日本が先行しながらスペインも12億ユーロ規模に。グローバルに共通の現象になってきたといえそう。


「ちいかわ」旋風 劇場版が8/3~8/9の週のグローバル映画ランキング7位に

今年の夏は「ちいかわ」旋風。日本で7/24に公開された劇場版「映画 ちいかわ 人魚島のひみつ」ですが8/3~8/9の週のグローバル映画ランキング7位に。興行収入は1195万ドル。公開地域は日本を含めて3地域でこの規模なのですごい。ほかの作品の多くは数十地域で公開されてのランニング入りなので。

すでに台湾では公開されておりなんと6歳未満は禁止というレーティング付き。

香港でもちいかわ旋風が吹いており町全体で公開にあわせて大型コラボが行われました。

8/28にはインドネシアでの公開も決まっています。欧米市場には進出するのだろうか。

キャラクタービジネス論としても面白い「ちいかわ」です。

アソビシステム、北米事業強化へ新拠点「ASOBISYSTEM USA」を設立

芸能・エンターテインメント事業を手掛けるASOBISYSTEMが北米の拠点を設立しました。ライブ開催も増えそうです。


インドの出版社、印刷された海賊版書籍との闘い

グローバルな印刷拠点のひとつであるインドでは、依然として紙版の海賊版が出回っています。欧米の出版社のインド拠点と現地当局の連携でこのような海賊版拠点の取り締まりが行われています。最近の海賊版出版社はオンデマンド出版なども使い巧みになっているもよう。まだまだ所得格差から廉価版の需要があるのでしょう。実際に印刷を請け負っている印刷会社が多めに安い紙で印刷して横流しする仕組みらしい。


紀伊國屋書店、米テキサス州の出店

紀伊國屋書店が米国で快進撃です。テキサス州に出店します。写真を見る限りかなり大きめな書店。


韓国ウェブトゥーンアカデミー、タイと連携強化

韓国の韓国ウェブトゥーンアカデミーがタイ政府と連携を強化します。Webtoon制作の教育やグローバルな市場開拓を推進します。グローバルなクリエイターネットワークの構築も狙いです。



AnimeExpo2026 米LAはいかにしてアニメの第二の首都になったのか

https://www.journaldujapon.com/2026/08/06/lanime-expo-2026-pourquoi-los-angeles-est-devenue-la-deuxieme-capitale-mondiale-de-lanime/

フランスメディアによる米AnimeExpo2026のリポートです。AnimeExpoは大きくなり日本のアニメの作品・ビジネス両面で世界へのお披露目の場になっています。全プログラム合計で1400時間以上です。4日間で累計42万2,000人が来場しました。ここでのアナウンスは英語メディアやSNSを通じてグローバルに情報発信をすることにつながります。AnimeExpoはグローバルな情報発信の拠点になりつつあります。


第三回海外視察報告:Bilibili Worldと企業訪問 in上海

こちらはゲーム分野ですが中国のBilibiliWorkdのリポートです。こちらも巨大なイベント。


『ファインダー』がいま初スペイン語化—20年遅れで届く日本BLの時差

20年を経て日本のBLがはじめてスペイン語になるのがすごい。不朽の名作みたいなのがどんどん海外に出て行ってほしいです。


日本直販、アニメ『ワンパンマン』 公式ライセンス商品をアメリカ展開。

通販会社、日本直販の越境ECビジネスの展開です。北米展開のときにBOOKOFFの北米店舗を使うのがすごいなと思います。

BOOKOFFの海外展開はこちらの記事にもまとめました。


ブッククラブについて

非常に面白かったです。品品団地とToyotaのWovenCityのブッククラブは12回で10万円という設定なので1回当たりでみると、大学のエクステンションセンターとかカルチャーセンターの連続講座的だなと思いました。アヨハタさんはいろいろなブッククラブの動きについてまとめていただいております。果たして日本に根付き、読書を促すことになるのか。


ソウルの文化街で“ビル狩り”横行…「ノーベル賞」韓江さんの書店も姿消す

日本も同じですが利幅の薄い書店業は、再開発とかで地価があがるとビルなどの入れなくなるのですよね。グローバルな利回りハンティングの動きを感じます。


Crunchyroll、アジア以外の地域で新海誠監督の新作の配給権を獲得

新海誠監督の制作中(?)の新作についてCrunchyrollとSonyPicturesが共同でグローバル配給を手掛けます。アジアは除きます(おそらくローカルの配給会社が入る)がインドはCrunchyroll連合が配給するもよう。


韓国・文化体育観光部、グローバルな巨大IPへの投資を強化

韓国の文化体育観光部が2026年の戦略を発表しました。従来から方針を転換し韓流文化の海外での拡大のためグローバルな巨大IPの世界展開に積極的に投資する方針です。


南米ツアー9日目|ブエノスアイレスで感じた、マンガファンの熱と市場の可能性

ブエノスアイレスにもマンガ専門書店があるのですね。すごい行ってみたい。


タイBL輸出の本体はファンミ翌日のグッズ販売だった

タイ政府のBL作品の輸出戦略について。ドラマの配信やファンミーティングだけでなくそれで盛り上がった消費意欲をきちんとグッズ販売につなげる導線を用意しています。日本のイベントもそうですが、もはやグッズ販売が現地のみというのはもったいない。いけなかったファンや後から知ったファンのためにもしっかりリーチしていくことが求められます。


実写版映画「ブルーロック」、海外上映へ

8/7に日本で公開された映画「ブルーロック」。なかなかファンからは好評で、海外上映も決まりました。台湾やスウェーデンを皮切りに、これからいろいろな国・地域で上映されそう。


HIDIVE、MBSと新作アニメのアジア以外での独占配信で合意

HIDIVEは米AMCネットワークのグループで、Crunchyrollなどと並ぶ米国の配信サービス会社。アニメ人気を受けて会員数も増えています。規模は小さいながらコアなファン層を抱えています。



アルゼンチンの出版社や書店、作家 大統領の「規制緩和」に直面

https://elpais.com/argentina/2026-08-09/editores-libreros-y-autores-enfrentan-la-desregulacion-que-impulsa-milei-un-libro-es-mucho-mas-que-una-mercancia.html

興味深いです。アルゼンチンで今、ミレイ大統領が原則統一価格で販売するという書籍市場を見直そうとしており、出版社や書店、作家がその動きに反対しています。

アルゼンチンでは現在書籍は主に出版社が設定した統一価格で販売されており、値下げ販売は公共機関による購入など例外的な場合に限定されています。これは大手のスーパーマーケットやインターネット通販などによる値引き販売を防ぐ狙いがあります。

法改正に加えて読書を後押しするファンドも見直すとのこと。文化産業と国の綱引きともいえそう。

今週はここまでです。引き続きよろしくお願いいたします。


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