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ベルギーで出産 3 (入院編)

※前回の投稿に沢山の温かいコメントをありがとうございました。結構心砕けていたときにエイヤで書いてしまったのですが、皆さんからの共感や励ましに本当に元気をもらいました😭心から感謝しています・・💐

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去年の11月にベルギーで出産した経験を3部に分けて書いています。今回は一応最後の入院編。


 入院は合計3泊4日。どんなもんかなと思っていたけれど、良い入院生活だったなと思う。

 私は午前3時頃に息子を産んだので、カンガルーケアを2時間くらい?したあと、眠気まなこのまま入院する病棟へ朝運ばれた。問答無用で完全母子同室の入院生活のはじまり。移動中も部屋に着いたあとも、ちっさな息子はずっと私の胸の上で寝ていた。部屋には簡易ベッドがあり、家族(夫)は同じ部屋に制限なく24時間いつでも滞在できる仕様になっている。日中シャワーを浴びたり何か必要なものを取りに行ったりなどちょこちょこ帰宅していたものの、夫は入院中はそこに寝泊まりしてくれた。

 帝王切開だったわたしは、とりあえず身体中が痛すぎた。自ら歩くのはおろか、身体を寝かせたり起こしたり、腹筋を使うような大体の動作は厳しかった。トイレになんて簡単に行けたもんじゃない。笑うのも辛い。しかし担当の助産師さんからは初日から笑顔で「はい、じゃあ頑張って歩こうね😃」とのことで立つ練習、歩く練習を促された。癒着を防ぐためらしいけどこれがまあしんどく。プチ拷問の如く思えたが仕方ない。

 育児の指導については、授乳と沐浴以外はちゃんとなかった気がする。授乳については、ちゃんと赤ちゃんが飲めるようにポジション取れてるかなど、最終日まで結構積極的にチェックされた。沐浴も「明日沐浴教えるね」とのことでざっくりだけどちゃんとスケジュールを組んでくれた。それ以外の色々については動画があるらしく部屋についているテレビや病院のYoutubeチャンネルにあげてるからチェックしてみてねとのことだった(時代が違うネ・・・)。

 息子が初めての子供だった我々は、初日から「これどうやるの?」「これあってるの?」の連続だった。抱っこの仕方さえも危うかった。なので、分からないことがあれば、その度にナースコールをして教えてもらっていた。向こうから1から10まで手取り足取り教えてもらえるわけないじゃないけれど、自分たちから聞けばどの助産師さんも嫌な顔ひとつせず丁寧に教えてくれたので、ありがたかった。これから入院予定の方がいるなら、疑問があれば自分から積極的に聞くことをおすすめする。
 
 ちなみに余談だけれど、Matanity Wardの助産師さんたちは英語ができる人が多かった。以前夫が別の科に入院していたときはほぼフランス語しかだめだったので覚悟していたのだが、今回はそんなことはなくしっかりコミュニケーションが取れたので助かった。


 そして入院食は、こんな感じで昼はがっつり出してくれる。日本のお祝い御膳みたいなのには勝ち目はないけれど、悪くもないよね。

中華風のなんたらだった気がする。


 一方で朝と夜はかなり心寂しい感じなので笑、私は家族に別で食べるものを持ってきてもらっていた(ありがたやありがたや)。

朝、助産師さんが「これ食べてエネルギーつけて〜」と言いながら配膳してくれたけど、
本人もきっとこれじゃ足りないって分かってて言ってるのを何となく感じ取った笑

 そして息子が産まれて初めての夜を迎えた。初日の日中は心配になるくらい、ずーっとプゥプゥと寝ていた息子なのだが、夜になると突然覚醒したのかの如く泣き出した。子持ちの夫の同僚から「Good luck for the first night ⭐︎」とメッセージが夫宛に届いていたらしいのだが、2人で「このことか・・・」と顔を見合わせる。

日中はプゥプゥだったひと。
ちなみに入院中はずっとオムツ+謎のタオルに包まれてほぼ裸族スタイルだった。

 とりあえずオムツ替えて、授乳して・・・・、できる限りのことをしてなんとか落ち着かせようとするが、泣き止まない。響き渡る泣き声を聞きながら、どうしようもできず無言になる親初心者、2人。やばい、とりあえず助けを求めてみようとのことでナースコールをしてみた。日中に来てくれていた助産師さんと交代したのだろう、夜勤の新しい人が来てくれてた。この人がフランス語オンリーだったので、「ここここんな時に😭」と少し焦ったのだがフランス語を頑張り色々教えてもらった。彼女からは、もう少し授乳してみて、とのことと、Skin to Skinで胸の上で寝かせてね、と言われた。赤ちゃん用のベッドが部屋にあったので、そこで寝かせるのかなと思っていたのだが、「そんなの新生児には無理よ、抱いてなきゃ寝れないわ。」と言われ、マジかと驚く。そんなことして大人が寝落ちして窒息しないか不安だったが、確かに赤ちゃんはベッドで寝る気配は微塵もなさそうだったので言われるがままに抱っこして、夫と3時間交代くらいで眠らせる。ぐーすか寝る赤ちゃんと、早速寝不足な大人2人。よく分からないうちに夜は明けていた。

日中試しに赤ちゃんベッドに置いてみたら一応収まってくれたけど、もそもそして落ちてきた。


 振り返ると、身体はしんどかったけれど、入院生活は楽しかった。なぜなら訪問者が多かったから(笑)朝から大体固定の助産師さんがオハヨ〜と来てくれて、雑談しながら私と赤ちゃんのチェック。朝だけでなく薬を届けるなどの理由で日中何回か来てくれる。その度に話せるのはとても気分転換になった。あとはキネジセラピスト(産後ケアのための理学療法士さん)が毎日来てくれて私にマッサージを施しながら、帝王切開後の身体の使い方の指導をしてくれたりした。あと小児科の先生も定期で来てくれるので質問疑問を聞けたりしてありがたかった。また、分娩の時に麻酔してくれた、例の後光(笑)麻酔科医までも来てくれたので、あのときの御礼を言えて良かった。そしてそして赤ちゃんを取り上げてくれた担当の産婦人科の先生は3回くらい病室に覗きに来てくれた(笑)

 それなりに頻繁に訪問があり、夫も病室にいてくれて一緒に育児をできたおかげなのか、出産直後でも母子同室でも、自分でも意外だったが私はマタニティブルーにならなかった。

 ※余談だけれど、わたしの担当の産婦人科医は、まぁまぁクセあり、だけど良い人でわたしのベルギー生活で色濃く絡んだ人のひとりであるので時間があれば別の記事で書きたい(笑)

 退院の日はなんだか物寂しくて、あと少し入院していたいと本気で思ってしまった(笑)最終日は質問の聞き残しがないようにと色々と助産師さんと話したが、「分からないことや不安なことがあればいつでもここに電話してね」と24時間通じるホットラインのような番号を教えてくれた。なんと心強いのか、と少し安心することができた。そりゃあ、私たちも親になったばかりだから、分からないことだらけなもので・・・。退院は野に放たれるような気持ちにもなったが、入院中に得た知識とスタッフさんからもらったポジティブなパワーで、なんとかやっていけそう?かな。この病院で出産ができて良かったなと思った。


※ちなみにブリュッセルお住まいの方はお気付きだと思いますが、出産した病院はデルタ病院(Hôpital Delta)です。おすすめです!


関係ないけど、退院した日にチーズの盛り合わせ食べれて歓喜のワタシ。

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