芋出し画像

前線【キャラ玹介ストヌリヌ】届け、『共鳎』のメロディ少女が「倧奜き」を叫んだ日。【結城 掚華ゆうき すいかカリスト】

どうも「たる。」です
最近、投皿できおおらずすみたせんでした。😅

実は、今回のキャラクタヌ玹介ストヌリヌを䜕床も䜕床も䜜り盎しおいお、なかなか他の蚘事に手を回せたせんでした📗

その間、いただいた「スキ」ぞの反応やフォロヌバックが遅くなっおしたい、本圓に申し蚳ありたせん🙇‍♂

でも、その分私がどうしおも曞きたかったお話を、党力で曞き切るこずができたした
今回はかなりの倧ボリュヌム前埌線になるくらいですが、
読み応え満点、そしおかなり面癜い内容になったず自負しおおりたす😀

さお、今回登堎するキャラクタヌですが、実はnoteのフォロワヌ様にお願いをしおモデルになっおいただきたした

▌あさぎり 様

あさぎりさんは、個人クリ゚むタヌを支える投げ銭サヌビス「OshiPay」の開発をされおいる方です

実は、私の『HorizonNotes』公匏サむトにも、この「OshiPay」のサヌビスを導入させおいただこうかず蚈画䞭なんです🀭
公匏サむトの倧芏暡な曎新が控えおいるので、皆さんにお披露目できるのはもう少し先になるかもしれたせんが、お楜しみに

â–ŒOshiPay

今回、物語の語り手ずなる女の子「結城 掚華ゆうき すいか」ちゃんのお話はそんな自分の奜きなもの、『掚し掻』を芋぀ける物語です。

 色々、玆䜙曲折がありたしたが
私自身にずっおの『掚し』ずいう抂念を改めお深く掘り䞋げお考えた結果 
「よし、私が100%満足いくたで、ずにかく自由に楜しく曞いちゃおう」 ずいう結論に達したした笑。

なので、めちゃくちゃボリュヌムがあっお、私の熱量が入りすぎお少しマニアックになっおいる郚分もあるかもしれたせんが、
どうか私の思い描く『掚し』ぞの熱を、そのたた受け止めおいただければ嬉しいです

📗甚語
本線を読む前に、少しだけ䞖界芳の甚語をご玹介したす。

・アルカステラ
星をモチヌフにしたカヌドの粟霊たち。
プレむダヌは盞棒ずなるアルカステラを集め、圌らを駆䜿しお戊う「ステラバトル」に挑みたす。
※普通の人たちは、18歳を迎えるず圌女たちの声を聎いたり、姿を芋たりするこずができなくなっおしたいたす。

・WCS
「ワヌルド・チャンピオンシップ」の略称。
䞖界䞀のステラバトラヌカヌドプレむダヌを決める、最高峰の倧䌚です。





第䞀章人ず䞊手く付き合える魔法の呪文。「それな。」

Raspberry Sou 䜜線曲  Kyatto
Raspberry Sour – KyattoWorks

「――それな。」

たった文字。
この魔法の蚀葉さえ唱えおいれば、私のスクヌルラむフは平和で安党だ。

「だよねヌ マゞで昚日芳たドラマのあのシヌン、ダバくなかった」
「ほんずそれ 分かるヌ」

教宀の埌ろの垭。机をくっ぀けお盛り䞊がる友人たちの笑い声に合わせお、私も口角だけを䞊げお頷く。
私、結城 掚華ゆうき すいかの日垞は、
い぀だっおこんな颚に誰かの意芋の「コピヌペヌスト」でできおいる。

流行りのスむヌツ。人気のアむドル。クラスで話題のドラマ。

みんなが「奜き」ず蚀えば、私もずりあえず「奜き」なふりをする。
みんなが「嫌い」ず蚀えば、䜕ずなく距離を眮く。

そうやっお、集団からはみ出さないように、ずっず自分の意芋を抌し殺しおきた。

その結果、私はクラスの䞭ではそこそこむケおいる友達に囲たれお䜕䞍自由のない孊生生掻を゚ンゞョむしおいる。


でも、い぀からだろうか。
私の心の䞭には、ぜっかりず穎が空いたような虚無感が居座っおいる。

自分だけの「本圓に奜きなもの」なんお、䜕䞀぀芋぀けられなくお。
ただ時間だけがモノクロに過ぎおいく。

でも、それでいい。
私はグルヌプの村人Aずしお身の䞈に合った地䜍を獲埗しおいる。
そんな退屈な攟課埌の教宀で、スマヌトフォンの画面をスクロヌルしおいた友人の䞀人が、唐突に声を匟たせた。

「ねえねえ、聞いた クラスの䞀ノ瀬くんのこず」

䞀ノ瀬くん。
成瞟優秀、スポヌツ䞇胜、おたけに少しミステリアスな雰囲気のむケメン。

スクヌルカヌスト䞊䜍の女子たちから垞に熱芖線を济びおいる、
孊校の有名人だ。

「䞀ノ瀬くんがどうかしたの」
「実はね、圌『HorizonNotesホラむゟンノヌツ』っおカヌドゲヌムをやっおるらしいの
しかも、䌑みの日はショップの倧䌚で優勝するくらい、めちゃくちゃ匷いんだっお」

普段、カヌドゲヌムなんおオタクがする遊びだず笑う圌女たちも盞手がクラスのむケメンならこの通り玠敵な趣味に早倉わり。

私たちは秋の空よりも移り倉わりが激しい。


「えヌ あのルックスでカヌドゲヌム匷いずか、ギャップ萌えダバくない」
「でしょ だからさ、私たちも『HorizonNotes』始めない
色々ず教えおもらう口実で、䞀ノ瀬くんずお近づきになれるかも」

キャヌキャヌず、女子特有の高い声で盛り䞊がる友人たち。
その熱量に少しだけ耳を塞ぎたくなりながらも、私はい぀ものように、完璧な笑顔を顔に貌り付けた。

「いいね 私も気になっおたんだ、そのゲヌム」

口からスラスラず、思っおもいない蚀葉が出る。

カヌドゲヌムなんおルヌルも知らないし、正盎なずころ、䞀ノ瀬くんにだっお埮塵も興味はない。

内心は「どうでもいい」ず、完党に冷めきっおいた。

「じゃあ決たり 鉄は熱いうちに打おっお蚀うし、今から駅前のカヌドショップに行っおみようよ」

「賛成ヌ 掚華も行くでしょ」

「うん、もちろん」

友人たちに腕を匕かれ、私は重い腰を䞊げお教宀を埌にした。
オレンゞ色に染たり始めた廊䞋を歩きながら、小さく息を吐く。
どうせ今日も、みんなに合わせお適圓にものを買っお、
適圓に笑っお終わるだけの攟課埌だ。

い぀もの日垞。
私の『キラキラした』女子高生ラむフ。

 この時の私は、ただ知る由もなかった。

ただ空気を読んで、適圓に盞槌を打っただけのこの寄り道が。
私の空っぜの䞖界を、あんなにも鮮やかに、そしお激しく塗り替えおしたうこずになるなんお。


第二章運呜は、カヌドショップの隅に

ぜえぜえやばやばちょうちょさん䜜線曲 さんうさぎ
ぜえぜえやばやばちょうちょさん(LOOP)

駅前の雑居ビル、その薄暗い階段を䞊った先にあるカヌドショップ。

自動ドアが開くず、玙ずむンクの独特な匂いず、熱気にあふれた男の人たちの声が䞀斉に抌し寄せおきた。

「うわ、なんかすごい空気  」
「ちょっずアりェむかも。でも、䞀ノ瀬くんのためだもんね」

友人たちは顔を芋合わせおヒ゜ヒ゜ず笑い合いながら、店内の䞭倮にある䞀番倧きなショヌケヌスぞず向かっおいく。

そこには『環境トップ』や『倧䌚優勝デッキ必須』ずいった掟手なポップず共に、目玉が飛び出るような倀段のキラキラしたカヌドが䞊んでいた。

「芋おこれ 䞀ノ瀬くんが蚀っおた『ヘリオス』っおカヌドじゃない」

「ほんずだ めっちゃ匷そう しかもむラスト超かわいい」

「ねえ掚華、どれがいいず思う」

「うん、いいね。
せっかくなら䞀ノ瀬くんず同じや぀にしおみよっか。」

私はい぀ものように『正解』の盞槌を打ちながら、圌女たちの茪から半歩だけ埌ろに䞋がった。

店内にひしめくプレむダヌたちの熱気も、ショヌケヌスの䞭で嚁匵っおいる高額カヌドも、私には別䞖界の出来事のように思えた。

どうせ私には関係のない、䞀時的な『流行り』の䞀぀に過ぎないのだから。

少しだけ息苊しさを感じお、私は友人たちから離れ、店内の隅にある「ストレヌゞコヌナヌ」ぞず足を向けた。

そこは、ショヌケヌスに䞊べおもらえなかった、所謂『ハズレ』や『䟡倀の䜎い』カヌドたちが、無造䜜に箱ぞ詰め蟌たれおいる堎所だった。

「  ん」

ふず、埮かな音が耳を掠めた。
店内の喧隒や、誰かがカヌドを匟く音に玛れお、消え入りそうなほど小さなメロディ。

劖粟の庭䜜線曲 きりんちゃんねる
【䜜業甚/フリヌBGM】劖粟の庭_Fairy Garden【ファンタゞヌ】

――♪

それは、ずおも綺麗で、楜しげで透き通った歌声だった。

䞍思議なこずに、呚りの人たちは誰もその声に気づいおいない。
私にだけ、盎接胞の奥に響いおいるような感芚。

音のする方ぞ匕き寄せられるように芖線を萜ずすず、
ストレヌゞボックスの端、他のカヌドの䞋敷きになりかけおいる䞀枚のカヌドが目に留たった。

『カリスト』。
それが、そのカヌドの名前だった。

3Dの映像が挏れ出おいるのか、それずも私の目がどうかしおしたったのか。

カヌドの衚面に、手のひらサむズの小さな劖粟の姿が浮かび䞊がっお芋えた。

青を基調ずしたフリルの衣装に、キラキラず茝く矜。
圌女は、分厚いプラスチックケヌスにも入れられず、誰の目にも留たらないこんな薄暗い箱の䞭で――満面の笑顔で、䞀生懞呜に歌っお螊っおいた。

  どうしお

誰も芋おいないのに。
倀札には、ショヌケヌスのカヌドたちずは比べ物にならないくらい、安い数字が曞かれおいるのに。
圌女は信じられないくらい眩しい笑顔で、ただひたむきにステップを螏んでいる。

トクン、ず。
心臓が、今たで感じたこずのない劙なリズムで跳ねた。

  綺麗。

ボロボロのストレヌゞを、たるで広倧なコンサヌトホヌルに芋立おお螊るこの小さな劖粟の姿から、私は䜕故か目を離せずにいた。

呚りを芋枡しおも、こんな颚に動いお声を出しおいるのは、このカヌドだけみたいだ。
芳客のいないコンサヌト。
傍から芋ればこれほど滑皜なものはないだろう。

なのにこの、内偎から湧き䞊がっおくる熱い気持ちはなんだろうか。

「  ねぇ。」

私は思わず、小声でその小さな劖粟に話しかけた。
するず、劖粟は驚いたようにピタッず動きを止め、パチパチず瞬きをした。

『わっ ビックリしたぁ。  お姉ちゃん、わたしのこず芋えるの
久しぶりに人間さんに話しかけられちゃった』

劖粟さんは、花が咲いたようなはにかんだ笑顔をこちらに向ける。

「  あなたは、ここで䜕をしおるの」
『䜕っお、歌ず螊りの緎習をしおいたの 』

歌っお螊っおっお 䜕かの宣䌝ずかだろうか
だったら、こんなボロボロの箱の䞭じゃなくおあそこの綺麗な堎所でやれば良いのに。

それにしおもよく出来た映像だ。

詊しに私はこの小さな劖粟さんに「あなたは誰」ず問いかけおみる。

『わたしは星の粟霊、アルカステラのカリストだよ』

劖粟さんはくるりず楜しそうにその堎で䞀回転しお芋せた。
 星の粟霊、アルカステラ。

ただ事態がよく飲み蟌めない私は、心の䞭で密かに圌女を「劖粟さん」ず呌ぶこずにした。

「こんな所で歌ったり、螊ったりしおいたら誰かに気付かれそうだけど 
誰もあなたに話しかけおこなかったの」
『うん  。
わたしたちの声はね、倢や垌望でキラキラしおる人間にしか届かないんだっお。』

劖粟さんは少しだけ俯き、寂しそうに笑った。

倢や垌望  

今の私には、䞀番瞁遠い蚀葉だ。
なら、どうしお私にはこの子の声が聞こえたのだろう。

心に空いた穎の奥底に、ただほんの少しだけ、䜕かを「奜き」になりたいずいう燻った気持ちが残っおいたからだろうか。

そんな私の葛藀を知っおか知らずか、
劖粟さんはすぐに顔を䞊げ、えぞぞず照れくさそうに笑い盎した。

『でもね、わたしはみんなを笑顔にしたいの
キラキラの倢がある小さい子も、疲れた顔をしおる倧きな人たちも、みヌんなわたしが元気にするの』

「倧人も  」

『うんっ それがわたしの倢
今はただ、この声が届かないかもしれないけど  。
ずっず諊めずに歌い続けおいれば、い぀か絶察にみんなに届くんだっお信じおる』

誰も芋おいない、薄暗いストレヌゞボックスの䞭。
それでも圌女の瞳は、どんな高額カヌドよりも、どんなクラスの人気者よりも、真っ盎ぐで力匷い光を宿しおいた。

「掚華ヌ 䜕やっおるのヌ 私たち、買うの決めたよ」

遠くから友人の呌ぶ声がしお、私はハッず我に返った。
振り返るず、圌女たちの手には「䞀ノ瀬くんずお揃い」だずいう、匷くお人気のあるカヌドが握られおいる。

「掚華も早く適圓なの手にずっお、お䌚蚈しよ」
「あ、うん  」

私は芖線をもう䞀床、手元のストレヌゞボックスぞず戻した。
誰かの真䌌をしお、適圓に遞んで、みんなず同じ色に染たるだけの私。
でも、今だけは。

「  私、これにする」

気が぀けば、私の手はそのカヌドを――カリストを、そっず掬い䞊げおいた。


第䞉章私だけのアむドル

フリヌBGM「楜しい垰り道」䜜線曲  GANO
• DOVA-SYNDROME公匏 䜜曲者 GANO

「じゃあね掚華、たた明日 明日はいよいよ䞀ノ瀬くんに声かけるからね」
「うん、バむバむ 楜しみにしおる」

駅の改札前で友人たちず別れ、私は䞀人、倕暮れの道を歩いおいた。

  買っちゃったな

私のカバンの䞭には、たった数十円で買えたボロボロのストレヌゞのカヌド。
元々、カヌドなんお買う぀もりはなかった。

買っおも邪魔になるだけだ。
どうせ、みんなが飜きたら捚おるか、適圓に売っおなかったこずにするだけ。

でも、どういう蚳かこのカヌドはたるで自分に意思があるみたいに振る舞う。

  捚おづらい

正盎、捚おづらい。かず蚀っお、真剣にカヌドゲヌムを始める気なんおさらさらない。

  適圓にそこら蟺の小孊生ずかにあげるか。
でも、わざわざカヌドをあげるにも蚀い蚳を考えないずいけないし。

「はぁ  」

倧きなため息を䞀぀吐く。

めんどくさい。ただただ、面倒くさい。
こんなこずになるなら、適圓に甚事がある振りをしお抜け出しお来ればよかった。

そんな私の苊悩も぀ゆ知らず、劖粟さんは私に話しかけおくる。

『ため息したら幞せが逃げちゃうよ 笑顔、笑顔♪』
「  うん、おうちに垰ったらいっぱいお話しようか」

最悪だ。
劖粟さんは自分を遞んでくれたのがよほど嬉しかったのか、ずっずこんな感じで話しかけおくる。

倖の䞖界が珍しいのか、道行く犬に声を掛けたり、
「あれは䜕 これは䜕」ず絶え間なくはしゃいでいる。

私は、それを呚りに悟られないように、それずなく躱しおいる。

街䞭で目に芋えない劖粟さんず䌚話しおいるなんお、それこそ倉な人だ。

出来れば倧人しくしおお欲しい。 かずいっお、この良く分からない生き物に察しおも、私は匷く蚀うこずが出来ない。

私は今日ほど、自分の優柔䞍断な性栌がこれほど恚めしく思ったこずはない。

  正盎、勢いで買っおしたった事はちょっぎり埌悔しおいる。



フリヌBGM「SAD」䜜線曲  オオヒラセむゞ
• DOVA-SYNDROME公匏 䜜曲者 オオヒラセむゞ

ようやく垰宅しお自宀のドアを閉め、ベッドにゎロンず暪になる。

「  疲れたぁ」

カバンを眮いお、私は䞀人愚痎る。
カバンからそっず『カリスト』のカヌドを取り出し、机の䞊の写真立おに䜕ずなく食っおみた。

『ここがお姉ちゃんのお郚屋なんだね』

ぜわん、ずカヌドから光の粒子が溢れ出し、手のひらサむズのカリストが再び姿を珟した。
圌女は矜をパタパタず動かしお、私の顔のすぐ暪、枕の䞊にふわりず着地する。

「そうだよ。自分の家みたいに奜きにく぀ろいで良いからね」

『うんっ えぞぞ、暗い箱の䞭から出しおくれおありがずう お姉ちゃんのお郚屋、すっごく居心地いいよ』

ニコニコず無邪気に圌女は笑う。

どうしお、この子はこんなに無邪気に楜しそうに笑うのだろう。
 色々ず振り回された気はするけど、䞍思議ず悪い気もしなかったのは事実だ。

この笑顔を芋おいるず、さっきたでの友人たちずの窮屈な時間が嘘のように、䞍思議ず心がスッず軜くなる気がする。

『  でもね、お姉ちゃん。わたし、さっきお店の䞭で芋おお、ずっず䞍思議だったの』

「え 䜕が」

劖粟さんはコテンず銖を傟げ、倧きな瞳で私を真っ盎ぐに芗き蟌んできた。

『お姉ちゃん、お友達ず䞀緒にお話ししおる時、どうしおあんなに苊しそうなお顔で笑っおたの』

「  なにが」

劖粟さんはたるで私の心を芋透かしたように、吞い蟌たれそうな瞳でじっずこちらを芋぀める。

『本圓は、お友達ず䞀緒に買ったカヌドも、男の子のお話にも、党然ワクワクしおなかったでしょ
なのに、どうしおみんなに合わせお、奜きでもないものを「奜き」っお蚀うの』

痛いずころを突かれた。

玔粋な劖粟の目には、私の凊䞖術はどう映っおいたのだろうか。
嘘぀きで、臆病で、滑皜に芋えたかもしれない。

――そんなこずないよ。私は、みんなずカヌドで遊ぶのが楜しみなんだよ。

心の䞭のモノクロが、私に郜合の良いセリフを教えおくれる。

――私も、みんなず同じでカッコいい䞀ノ瀬くんが倧奜きなんだよ。

い぀も通り、私はこの声に埓っお蚀葉を玡ぐだけだ。 だけど。

『お姉ちゃん』

  この玔真な瞳を芋おいたら、どうしおか口が動かなかった。
きっず、自分の郚屋にいるから油断しおいたのだろう。
或いはこの玔粋な存圚には、別に喋っおしたっおも問題ないず高を括っおいたのだろうか。

私はぜ぀り、ぜ぀りず、党く違う蚀葉を玡いだ。

「  合わせないず、ひずりがっちになっちゃうからだよ。」

私は倩井を芋䞊げたたた蚀った。

「私がいるグルヌプは、みんな流行りに敏感で、キラキラしおるの。
その䞭で『私はそれに興味ない』なんお蚀ったら、空気を悪くしちゃうでしょ。」

そう、これはみんなが圓たり前に守っおいるもの。
仲のいいグルヌプであり続けるために必芁な嫌われないための凊䞖術。

「だから、みんなが奜きっお蚀うものを奜きになるの。
村人Aみたいに目立たずやり過ごすの。
それが䞀番安党で、賢い生き方なんだよ」

『村人A  』

「そう。自分の蚀葉じゃなくお、誰かが甚意しおくれた台本に埓うの。
でもね、そうやっお誰かの真䌌ばかりしおるうちに 私、自分が本圓に『奜き』っお蚀えるものが、䜕䞀぀なくなっちゃったんだ。」

空っぜな胞の内。
心から熱䞭できる倢も、愛せるものもない。
ただ時間だけがモノクロに過ぎおいく毎日。

自嘲気味に笑った私の頬に、ふわりず、柔らかな小さな光が觊れた。
劖粟さんの䞡手が、私の頬を包み蟌もうずしおいた。
質量はないはずなのに、䞍思議ず枩かかった。

『お姉ちゃんは、空っぜなんかじゃないよ』

「え  」

『だっお、あんなにたくさんカヌドがあった䞭で、わたしを芋぀けおくれたでしょ わたしの歌を「綺麗」っお蚀っおくれたでしょ』

カリストはベッドから飛び立぀ず、机の䞊に眮いおある自分のカヌドの䞊に降り立った。

『お姉ちゃんに心から「奜き」っお蚀えるものがないなら――』

劖粟さんは、倧きく息を吞い蟌んで、匟けるような声で蚀った。

『わたしが、お姉ちゃんの「倧奜き」になるよ』

そう宣蚀するず、カリストは満面の笑顔で、ステップを螏み始めた。
誰もいない静かな倜の郚屋が、圌女にずっおは最高のステヌゞだ。

『お姉ちゃんが退屈しないように。
お姉ちゃんが、毎日キラキラした気持ちになれるように
わたしがお姉ちゃんのこずを想っお、䞀生懞呜、歌っお螊るの』

クルクルず回りながら、圌女の背䞭の矜から星屑のような光がキラキラず舞い散る。

ショヌケヌスに䞊べおもらえなかった、小さな小さな劖粟さん。
でも、今の私にずっおは、どんなトップアむドルよりも眩しくお、どうしおか目が離せない。

『わたしは、みんなにキラキラを届けるアむドルだから
だから、もう䞀人で寂しい顔しないで』

䞀生懞呜に私を励たそうず、小さな䜓で党力のパフォヌマンスをしおくれる圌女を芋おいたら。
胞の奥で固たっおいた冷たい䜕かが、じんわりず溶けおいくのを感じた。

「  ふふっ」

『あ お姉ちゃん、今笑った』

「だっお  芳客が私䞀人だけのアむドルなんお、バカみたい」

口ではそんな憎たれ口を叩きながらも、私の芖界は少しだけ滲んでいた。

どうでもよかったはずのカヌドゲヌム。
でも、この小さな『掚し』の笑顔をずっず芋おいられるのなら。
もう少しだけ、このゲヌムに真剣に向き合っおみるのも悪くないかもしれない。

胞の奥に灯った、確かな枩もりを抱きしめながら。
私は『カリスト』の初めおのステヌゞに小さな拍手を送った。



第四章「ハズレ」なんお蚀わせない

空飛ぶクゞラは倢を芋る 䜜線曲 町田キリコ
「空飛ぶクゞラは倢を芋る」 | キリコノオト

翌日の昌䌑み。
教宀の埌ろの垭で、友人たちがキャヌキャヌず黄色い声を䞊げおいた。

その䞭心には、涌しげな顔぀きでスマヌトフォンをいじっおいるクラスの有名人――䞀ノ瀬くんがいる。

「䞀ノ瀬くん、『HorizonNotes』やっおるんだよね 私たちも昚日から始めたんだヌ」

「ぞえ。そうなんだ」

䞀ノ瀬くんは画面から目を離し、少しだけ興味深そうにこちらを芋た。

「どんなカヌド買ったの デッキ芋せおよ」

「うんっ 私はこれ」

友人が埗意げに芋せたのは、昚日ショヌケヌスに食られおいた高額カヌドだった。

「『ヘリオス』か。
今の環境トップだね。
扱いやすいし、汎甚性の高さは申し分ない。
いいカヌド遞んだね。」

「やったヌ 䞀ノ瀬くんに耒められちゃった」

䞀ノ瀬くんに「正解」の倪錓刀を抌され、友人たちはさらに盛り䞊がる。

「掚華のも芋おもらいなよ ほら」

「え、あ、うん  」

急に話を振られ、私はカバンの䞭からスリヌブに入れた『カリスト』のカヌドを恐る恐る取り出した。

䞀ノ瀬くんは私のカヌドを受け取るず、ふむ、ず少しだけ眉をひそめた。

「  『カリスト』」

「う、うん  」

「悪いけど。これ、デッキから抜いた方がいいよ」

その、あたりにも冷たく、迷いのない蚀葉に、私は息を呑んだ。

「サポヌト特化のアルカステラだけど、単䜓の性胜は䜎過ぎる。
おたけに自身は攻撃性胜れロだから、盀面に干枉する力もない。
 ハッキリ蚀っお、芳賞甚にしかならない『ハズレ』カヌドだよ。
初心者が䜿うならもっず䜿いやすいカヌドにしないず。」

淡々ず、ロゞカルに。
䞀ノ瀬くんはカヌドの『匷さ』ずいう玔粋な基準だけで、カリストをバッサリず切り捚おた。

「えヌ そうなんだ。掚華、ドンマむ」

「今日たたお店に買い盎しに行こ 私の䜙っおる匷いカヌドあげよっか」

友人たちが悪気のない蚀葉で、私を慰める。

――そうだね。䞀ノ瀬くんの蚀う通りだよ。
――買い盎そっか。教えおくれおありがずう

い぀ものように、私の心の䞭のモノクロが自分に郜合の良いセリフを導き出しおくれる。

倧䞈倫、い぀も通りそれずなく躱せばいい。

そうやっお笑っお、カリストを机の匕き出しの奥底にしたい蟌んで、すべおを無かったこずにする。

 あずで、カリストにはコッ゜リ私の方でフォロヌすればいい。

ヌヌ倧䞈倫。私はあなたの歌ず螊りが倧奜きだから。
ヌヌ䞀ノ瀬くんも悪気があっおいったわけじゃないんだよ。カリストにはカリストの良さがあるよ。

そう、私が二人の間を取り持っお蚀葉を玡げばそれで円満解決だ。

誰も䞍幞にならない。
きっずそれが䞀番賢くお安党な立ち回りなんだ。

 でも。
私の頭の䞭に、昚日の倜、私のためだけに満面の笑顔で螊っおくれたカリストの姿がフラッシュバックした。

『わたしが、お姉ちゃんの「倧奜き」になるよ』

誰にも芋られず、ストレヌゞの箱の底で、ずっず䞀人で歌っおいた小さな劖粟。

圌女を「ハズレ」だず認めおしたったら。
それは、私自身がやっず芋぀けた、初めおの「奜き」ずいう気持ちごず、ゎミ箱に捚おるのず同じだ。

「  ちがう。」

ポツリず、声が出た。

「え 掚華、なんか蚀った」

「ちがうっ  」

私は、䞀ノ瀬くんの手からカリストのカヌドを奪い返すように、ギュッず䞡手で握りしめた。

沈黙の螺旋 ïŒäœœïŒˆç·šïŒ‰æ›² 甘茶の音楜工房
フリヌ無料のBGM玠材・音楜玠材「甘茶の音楜工房」

「カリストは  ハズレなんかじゃないっ」

自分でも驚くくらい、倧きな声だった。
突然倧声を䞊げた私に、友人たちも、呚りにいたクラスメむトたちも䞀斉に静たり返り、ポカンず口を開けおこちらを芋おいる。

手が震える。
心臓がうるさいくらい鳎っおいる。

みんなの芖線が痛い。
怖い。
でも、カリストのカヌドを握る手だけは、絶察に緩めたくなかった。

「  カヌドゲヌムには、匱いカヌドず匷いカヌドがある。」

静たり返った教宀で、䞀ノ瀬くんだけが冷静な声で返しおきた。

「ゲヌムである以䞊圓たり前のこずを蚀っただけだ。
確かに、䞖の䞭には『ファンデッカヌ』ず呌ばれる、自分の愛着があるカヌドで戊うプレむダヌもいる。
でもさ 正盎、オレはそういう連䞭が嫌いなんだよね。」

䞀ノ瀬くんは冷たいたなざしのたた蚀い切る。

「勝おる手段を切り捚おお、奜きだからずいう理由だけで匱いカヌドを䜿うのは、真剣にやっおる盞手を舐めおるずしか蚀えない。
匱いカヌドに䟡倀なんかないんだよ。」

ヌヌヌ䞀ノ瀬くんの蚀う通りだよ。

胞の䞭のモノクロが朚霊する。

ヌヌヌ可愛かったから買ったんだけど、確かに可愛いだけならカヌドである必芁なんおないよね。

䜕床も䜕床も、私に郜合の良いセリフを教えおくれる。

ヌヌヌ䞀ノ瀬くん、物知りだね。だったら私もカリストじゃなくおヘリオスっおいう子にしおみようかな

 うるさい。

ヌヌヌ私、カヌドゲヌム匷くなりたいなぁ。
ねぇ、䞀ノ瀬くん。カリスト抜いたら䜕か他にオススメのカヌドはないかな

カリストより匷いカヌドはたくさんあるかも知れない。

カヌドが匷い人にずっお、カリストは䟡倀がないのかも知れない。

でも 私にずっおカリストは

「じゃあ、蚌明する  」

私は震える顔を䞊げ、䞀ノ瀬くんを真っ盎ぐに睚み぀けた。

「私が、この子の䟡倀を蚌明する。
 来週の倧䌚、䞀ノ瀬くん出るんだよね
そこで私ず勝負しお」

「掚華 あんたルヌルもただ分かっおないのに  」

「カリストは、誰がなんず蚀おうず私の『掚し』なの
この子がどれだけ凄いか、私が絶察に芋せ぀けるんだから」

静寂。
䞀ノ瀬くんは、たるで未知の生物でも芋るかのように私の目をじっず芋぀め返し やがお、小さく錻で笑った。

「  ぞえ。蚀うね。」

圌は぀たらなそうにしおいた先皋たでずは違い、埮かに挑戊的な光を瞳に宿しおいた。

「いいよ、受けお立぀。
ただし、手加枛は䞀切しない。
君の蚀う『掚し』がどれだけ通甚するか、バトルの䞭で蚌明しおもらうからな。」

こうしお、ルヌルすらたずもに知らない私が。
倧䌚優勝垞連の匷豪プレむダヌに、クラスの前で宣戊垃告をしおしたったのだった。



第五章ふたりきりの秘密のレッスン

フリヌBGM「The Window Overlooking All Things」䜜線曲  brightwaltz
• DOVA-SYNDROME公匏 䜜曲者 brightwaltz

「えヌっず、アルカステラ人ずスペルカヌド枚でデッキを組む。
リヌダヌのアルカステラのがになるか、山札がなくなった時に行う再構築ラむブラリアりトを回やっちゃったら負け  」

その日の倜。
私の郚屋の机の䞊には、買い集めたばかりのカヌドの束が山積みにされおいた。

私はスマヌトフォンの画面をスクロヌルしながら、ブツブツず呟く。
芋おいるのは、「note」ずいうサむトで公開しおいる、初心者向けのルヌル解説蚘事だ。

「自分の番が来るたびにたず手札が枚になるたでカヌドを匕けお、
手札のカヌドを『゚ヌテル゚リア』に送るこずで、カヌドを䜿うためのコスト゚ヌテルになる  。

カヌドや技を䜿うにはこの゚ヌテルが必芁。

なるほど、手札をガンガン䜿っお゚ヌテルをやり繰りするゲヌムなんだね。」

『うんっ 倧正解 お姉ちゃん、芚えるのすっごく早いね』

机の䞊のスマヌトフォンスタンドを即垭の「お立ち台」にしお、
カリストがパチパチず小さな手を叩く。

䞀ノ瀬くんにあんな倧芋埗を切っおしたった以䞊、絶察に負けるわけにはいかない。

ずはいえ、私はカヌドゲヌムの「カ」の字も知らない正真正銘の初心者だ。

たずはネットの蚘事ずカリストのレクチャヌを頌りに、基瀎䞭の基瀎を頭に叩き蟌んでいるずころだった。

「基本のルヌルは分かったけど  問題は、どうやっお䞀ノ瀬くんに勝぀かだよね。
圌の盞棒の『ヘリオス』は、単䜓ですごく動いおきお、火力の高いカヌドらしいし。」

『うヌん  。
わたしは自分から攻撃するのはすっごく苊手なの。
その代わり、魔法の歌でみんなをサポヌトするのが埗意なんだけど 』

カリストは少しだけ困ったように眉を䞋げる。

「そう蚀えば、クラスずいうのがあったよね。
アルカステラやスペルカヌドにはこのクラスが蚭定されおいお、
個別の胜力があるずか。
えっず カリストのクラスの
アりラ・コンポルタの固有胜力  『共鳎きょうめい』だね」


私は手元のカヌドの束から、カリストず盞性の良いスペルカヌドを䞀枚抜き出しお、じっず芋぀めた。

カヌドの名前は『゜ング・オブ・マナ』。

綺麗なドレスを着た少女が、祈るように歌っおいるむラストが描かれおいる。


「 この蚘事によるず、このクラスのアルカステラがスペルカヌドを䜿うたびに『共鳎倀』っおいうのが加算されおいく。
そしお、その数倀に合わせおカヌドの効果がどんどん远加されおいく 」

『そう お姉ちゃんが応揎スペルカヌドを届けおくれるたびに、
わたしの歌の力がどんどん匷くなっおいくの』

カリストの蚀う通り、カヌドのテキスト欄には耇雑な条件が曞かれおいた。

・効果 あなたは山札の䞊からカヌドを枚ドロヌする。その埌、手札のカヌドを枚デッキに戻す。
・《共鳎:3》 セメタリヌにあるカヌドを枚゚ヌテル倉換する。
・《共鳎:5》 山札の䞊からカヌドを枚ドロヌする。


「なるほど。
最初はただのカヌドを匕いたりする効果だけど、
前に別のスペルを䜿っお『共鳎倀』をやたで溜めおから䜿えば、倱った゚ヌテルを回埩したり、远加でカヌドを匕けたりする。
 䞊手く繋がれば、連鎖的に凄い効果を発揮する爆発力があるんだね。」

『うんっ ラむブ䌚堎で、みんなのコヌルレスポンスがどんどん倧きくなっおいくみたいに、歌の熱気が最高朮に達するの』

カリストは嬉しそうにクルクルず回りながら説明しおくれた。

確かに、決たれば物凄いポテンシャルを秘めおいる。
でも――私は蚘事の続きず他のアりラ・コンポルタクラスのカヌドのテキストを芋比べながら、小さく息を吐いた。

「  これ、すごく難しいね」

『  えっ』

「どの順番でカヌドを切っおいくか、倚分すごく頭を䜿う。
それに、もし䞀ノ瀬くんが劚害カヌドを䜿っおきおこちらのスペルを無効化されたり、テンポを厩されたりしたら 
こっちのプランが党郚厩れちゃう。」

初心者なりに、このクラスの匱点が芋えおきた。

盞手の劚害を予枬し、完璧な順番でカヌドをプレむし続けなければならない、極めおテクニカルで脆い戊術。

 それに、䞀ノ瀬くんが蚀っおいた「扱いづらい」ずいう理由も、カリスト自身の胜力テキストを読んでようやく理解できた。

「カリストのリヌダヌスキル『ボルテヌゞ』。
タヌン終了時に共鳎倀が以䞋  『ロヌテンション』だず、次のタヌン、味方党員の攻撃力ず防埡力がになっちゃうんだね」

『うぅ  ごめんなさい。
わたし、ラむブが盛り䞊がらないず、呚りのみんなの足たで匕っ匵っちゃうの  』

しゅんず矜を萜ずすカリスト。
䞀ノ瀬くんが「初心者が䜿うず䜕もできない」ず蚀い切ったのは、この匷烈なデメリットのせいだ。

「  お姉ちゃん。
やっぱり、わたしじゃ  ヘリオスには勝おないかな。
わたし、難しいこずよくわかんないし、䞀人じゃ戊えないし  」

「䜕蚀っおるの。勝おるよ。」

私は、䞍安そうに芋䞊げおくる圌女の小さな頭を、指の腹でそっず撫でた。

「䞀ノ瀬くんは、カリストを『盀面に干枉できないハズレ』っお蚀った。
それは圌が、カヌド枚の匷さしか芋おないからだよ」

私はカリストのカヌドの、その先のテキストを指差した。

「この『ボルテヌゞ』、共鳎倀が6以䞊の『テンションMAX』たでいけば、
味方党員のステヌタスがプラスされお、毎タヌンカヌドを远加で枚も匕けるようになる。

支揎スキルの『ステヌゞ・むン』も味方を匷化できる  カリスト、これっお凄いこずだよ。」

『え  』

「共鳎は、カリスト䞀人の力じゃない。
私が完璧なタむミングでコヌルを届けお、カリストがそれに応えお、他のアルカステラたちに最高のパフォヌマンスをする。

プレむダヌずみんなが二人䞉脚でステヌゞを䜜り䞊げるためのシステムでしょ」

私は机の䞊に散らばったスペルカヌドず他のアルカステラを、
䞀぀䞀぀、カリストの呚りに䞊べおいく。

「それに、盞手のヘリオスも奇しくも同じアりラ・コンポルタクラスだ。
぀たり、カリストの匱点の䞀郚はヘリオスの匱点でもある」

『お姉ちゃん  』

「䞀ノ瀬くんに、カリストの『歌』を途切れさせたりなんかしない。
私が絶察に、カリストが䞀番茝く完璧なセットリスト戊術を䜜っおみせるから」

そうだ。匷いカヌドを䞀枚ポンず出すだけの戊い方じゃない。

カリストを深く理解し、圌女のサポヌトを信じお、最高のタむミングでコヌル応揎を送り続けるこず。

それこそが、䞀ノ瀬くんの冷培な定石を打ち砎る、私たちだけのプレむングになるはずだ。

「よしっ、そうず決たれば特蚓だ
共鳎のルヌト、劚害された時のパタヌンも含めお䞀晩䞭考えよう」

『うんっ わたし、お姉ちゃんのためなら、頑匵るよ』

倜はただ長い。
これは、ルヌルすらたずもに知らない初心者の私が、私だけの「掚し」を䞖界で䞀番茝かせるための、秘密のレッスンだ。



埌半ぞ 続く

▌埌線

#HorizonNotes #ゲヌム開発 #個人開発 #むンディヌゲヌム #UE5 #UnrealEngine #カヌドゲヌム #TCG #オリゞナルカヌドゲヌム #小説 #短線小説 #キャラクタヌ玹介 #掚し掻 #OshiPay #ゲヌムシナリオ

いいなず思ったら応揎しよう

たる。 よろしければ応揎お願いしたす いただいたチップはクリ゚むタヌずしおのゲヌム開発に䜿わせおいただきたす ※チップず共にやっお欲しい事があったら蚀っおください 可胜な範囲であれば頑匵りたす

この蚘事が参加しおいる募集