いい歳こいたおっさんが久しぶりにプラモデルを作る話 その58 Yak-38編その2
ソ連/ロシア機コレクション再開
MiG-19で完了宣言したソ連/ロシア機コレクションですが、ひょんなことから1/72のフォージャーが手に入ったので、再開します(と言ってもこの1機だけですが)。
祝!60機達成!
今回の記事でジェット戦闘機プラモデル製作は60機目です。ドンドンパフパフ〜!よく続けた、エライ!と自画自賛。なお、50機目であきれていた奥さんは60機目で口をきいてくれなくなりました。
50機目の記事はこちら(↓)。
祝!100記事!
そして前回の記事でnoteで公開した記事が100本に達し(てい)ました。
皆さまに読んでいただいてここまで続けることができました。
ありがとうございます。
やっぱり読んでいただける、観ていただけるという事はモチベーションになりますね。
ちなみに私は基本的に毎週火曜日と金曜日に記事を更新しています(例外アリ)ので、投稿を開始して50週間経ったということです。つまり、祝1周年でもあります。
ヤコブレフYak-38フォージャー

Yak-38は、ヤコブレフが試作したYak-36を見たソ連海軍が、建造中の対潜巡洋艦の甲板に並べれば艦載機に出来るのではないかと考え量産化したもので、世界初のVTOL艦載機です。
1971年に初飛行し、対潜巡洋艦キエフ、ミンスク、ノヴォロシスク、そしてバクーに搭載され、対潜ヘリの代わりに運用されたようです(バクーはほとんど空母ですが)。つまり、戦闘機としてではなく攻撃機的な運用でした。但し、垂直離着艦に燃料のほとんどを費やし、作戦行動時間は15分ぐらいしかなかったと言われています。
また、アフガニスタン紛争にも実戦参加し、実地でテストデータを取ったと言われていますが、アフガニスタンは高地で空気が薄いため、エンジン効率が極端に落ち、爆弾を積んでまともに垂直離着陸できなかったようですね。
なお、ミンスクが日本海で活動した関係で、Yak-38は日本では「ミンスクの艦載機」として知られています。
今回取り上げるのは、ツクダホビー製のキットです。Scalematesによると、1989年にレベルから発売されたキットのOEMで、デカールのみツクダホビーのオリジナルのようです。ツクダホビーからは同年(1989年)にリリースされています。正直な話、この時期の私はエアモデルから離れてカーモデルばかり作っていたので、フォージャーの1/72キットが発売されていたとは知りませんでした。先日、旧タカラのエリア88シリーズ(1/100)のフォージャーを某SNSにアップしたところ「1/72もありましたよ」と教えていただき、いつか手に入れたいなと思っていましたが、この度偶然某フリマサイトに出品されているのを見つけ、購入しました。
それでは、キットを見ていきましょう。
製作

ランナーは2枚。こちらは胴体のパーツです。

こちらは翼とアクセサリーのランナー。

インスト、デカール、キャノピー。デカールの上半分はフォージャーに貼るモノだと思いますが、下半分の用途は何だろう?チェコのラウンデルも付いてるし……

インストでは内装にロシア機内色ターコイズを塗る指示ですが、持ち合わせが無いので、ロシア機内色ブルーで塗装します。座席はつや消し黒です。

エンジンを組み立てます。

エンジンを胴体内に取り付けます。でも、取り付けた後は胴体を閉じるので見えなくなります。意味、あるのかな?この構造は、同じくレベルから同時期にリリースされたグリペンも同じです。
コクピットは床板に座席を乗せるだけの簡易なもの。胴体を閉じると後から座席を入れられないので、先にコクピット床板に接着しておきます。座席が生乾きのままでは胴体を接着できないので(胴体上面パーツを下面パーツに被せようとすると、上面パーツと干渉する結構ギリギリの位置に座席があるため座席をなぎ倒してしまう)、このまま放置し、座席の接着が硬化するのを待ちます。

座席の接着が硬化したので、上下胴体を貼り合わせます。

主翼も上下面を貼り合わせます。

機首、背中のフィンなど上面パーツを取り付けます。士の字になりましたが、5枚の翼は全てダボを差し込んだだけで接着していません。

胴体下面のパーツも取り付けます。前脚、主脚の扉以外にもリフトエンジンの扉も取り付けるので、ちょっと手間がかかりますね。この状態でしばらく放置し、接着剤の硬化を待ちます。その後は大ペーパー掛け大会です。

放置して接着剤が硬化したので、胴体を全周にわたってペーパー掛けします。
機首側面の継ぎ目を消したので、エアインテークを接着しました。

このキットにはパイロットフィギュアが付いていないので、複製フィギュアを接着します。

グレアシールドをつや消し黒で塗装します。

キャノピーを木工ボンドで接着します。

アクセサリー類もペーパー掛けし、継ぎ目を消します。
胴体に翼や小物部品(センサーや胴体後部の小さなエアインレットなど)を接着します。
これで組み立ては完了。木工ボンドが硬化するのに時間が掛かるのでこのまま放置し養生します。

キャノピーの木工ボンドが乾いたので、窓枠を塗るためにマスキングします。
まずはウインドシールドにマステを貼り、窓枠形状を極細の油性ペンでトレースします。

側面も同様にマステに窓枠形状を写し取ります。

キャノピーも左右からマステを貼り、以下同文。

窓枠に下地の黒を筆塗りします。

背中と垂直尾翼につや消し白をスプレーします。薄く5回くらい砂吹きしますが、砂吹きだとあっという間に乾きます。

背中のパネルと垂直尾翼をマスクします。

割り箸で持ち手を付けて、全体にC72ミディアムブルーをスプレーします。いつも通り薄く何度も砂吹きします。この吹き方なら薄いのであっという間に乾きますし、奥まった箇所に塗料が溜まったり、エッジはいつまで経っても塗膜が薄くて下地がスケるというトラブルを防ぐ事ができます。また、一度に乾かす塗膜が薄い(というか、ほぼ無い)ので、湿度が高い環境でもツヤがカブるという事もありません(ある程度、ね)。

本体にミディアムブルーを吹きながら、同時並行でアクセサリー類に白を吹いていました。こちらも砂吹きです。

機体上面をマスキングテープで覆い、機体下面の塗装の準備をします。

下面はSG07、いわゆるザクの緑色で塗装します。
この辺、インストは完全無視で、インストでは
・上面:ネービーブルー(朝鮮戦争時代の米海軍機の黒っぽい青)
・下面:ベトナム迷彩の明るい方の緑色
で塗る指示になっています。
つまり、私の塗装は指定色よりかなり明るいトーンになっています。

あっという間に塗料が乾きましたので、マスキングテープを剥がします。

上面もマステを剥がします。これにて基本塗装は完了です。

細部の塗装に移ります。排気系の焼鉄色を塗るために、マスキングテープで型紙を作ります。まずは対象部位にテープを貼り、油性ペンで輪郭をトレースします。

カッティングマットに貼り付けて、輪郭線に沿って不要部分をカットします。

養生ができました。

C61焼鉄色を筆塗りします。ついでに爆弾とジェットノズルも塗ります。

リフトエンジンの吸気ファンは、てっきり銀色だと思っていたらなんと赤の指示です。通常の赤ではなく明るいC108キャラクターレッドで塗装します。こういう所はフリーハンドに限ります(笑)。

赤を塗り終えたので、蓋をします。

蓋のグリッドからチラ見えする赤いファンがカッコ良いですね。カーモデルのタイヤホイールからチラ見えする赤いブレーキキャリパーと同じで、そそるものがあります。チラリズムってヤツですね。

とか何とか言っている間に焼鉄色が乾燥したのでマステを剥がします。

ジェットノズルを接着します。

アンチグレアのつや消し黒を筆塗りします。

筆ムラも無く、いい感じで塗装できました。
ところで、つや消しの塗料って、筆で重ね塗りすると半ツヤになっちゃいますね。

アンチグレアの塗装が終わったので、センサーを取り付けます。
センサーを先に取り付けてしまうとアンチグレア塗装時に邪魔になるので、この順番での取り付けとなります。

センサーが固定できたのを確認して、C72ミディアムブルーをセンサーに筆塗りします。

これで全部品の塗装が終わりました。

アクセサリー類を取り付けます。

これにて最終組み立て完了です。

デカールを貼ります。

ソ連のラウンデル(赤い星)が2セットあるので、2機ぶん貼れそうですが……

よく見ると、「フォージャー」と「フロッグフット」共用のデカールシートでした。

糊が固くてなかなか溶けませんでしたが、お湯に漬けることで何とか貼れました。古いキットによくある「デカールが砕け散る」という事はありませんでした。
記事中に「このまま放置し養生します」と書いてある箇所が3箇所あります。その部分で一日以上放置しているので、それが一日の作業の区切りであることが判ると思います。区切りが3回ある、すなわち製作日数は、4日間でした。

過去作のMiG-23(ハセガワ、1/72)と。MiG-23は1967年に初飛行、Yak-38は1971年に初飛行しています。この頃のジェット戦闘機は個性的で魅力ある形状をしていますね。かたや可変後退翼機、かたや垂直離着陸機です。
完成写真









ちらりと見える赤がカッコよいです


このアングル、カッコ良いですね






どちらも対艦ミサイルを運用します。
(注:F-1のピトー管は完成初日に
吹っ飛んで行方不明です(泣))

左から、
・MiG-21SM(1969年初飛行)KPモデル
・Yak-38(1971年初飛行)ツクダホビー
・MiG-23(1967年初飛行)ハセガワ
それぞれ
・デルタ翼機
・VTOL機
・可変後退翼機
です。
まとめ
フォージャーは、半年前にタカラの1/100のキット(エリア88のシリーズ)を作ったことがあります。
以下に1/100と1/72、両方のキットの比較を載せますが、ソ連のグラスノスチ前で軍事情報が乏しいなか、両社共によくぞここまで寄せたなぁ、と思います。
細かい個所、例えばエアインテークの断面形状や背中のリフトエンジンのハッチ周辺は両社で解釈が異なっていますが、全体的なシルエットはそっくりです。


最後まで読んでいただき、有難うございました。
次回予告

米軍のFナンバーズコレクションは、空海軍のナンバー統一後のF-1からF-35までを集めて完成としていました。
しかし、ソ連機コレクションでMiG-15を入手したらライバルのF-86が欲しくなり、F-86と同時期のF-84Fも入手したらこの時期の他の米軍機もラインナップに加えたくなりました。
つまり、米軍のジェット黎明期、第一世代機です。
この時期の米空軍のジェット戦闘機は、F-86セイバーとF-84Fサンダーストリークの他に
・F-80シューティングスター
・F-84Gサンダージェット
・F-89スコーピオン
・F-94スターファイア
があります。
次回からは、この4機を一つずつ製作し、コレクションに加えていきます。
お楽しみに!
