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【北海道&東日本パスの旅②】(酒田~北上)またしてもアクシデントに見舞われる

北海道&東日本パスの旅2日目の記録です。1日目はこちら↓

(注:この旅行記は2021年7月のものになります。当時とは列車の時刻や車両、料金、サービス等現在と異なる場合がありますのであらかじめご了承ください)


2日目(2021年7月13日)

早朝の出発

朝起きてまずは運行情報の確認。通常通り動いていてひと安心だが、足止めを食らった遅れを取り戻すべく6時過ぎの出発となる。余裕を持った行程にしておいてよかったよ。

ホテルから見る酒田駅周辺

昨日乗車した列車はみなボックスシートに座れたが、酒田から乗った秋田行きは通勤電車と変わらぬロングシート。車窓を眺めるには不向きだが、車内はがら空きでこれなら悪くはないか。

鳥海山は見えず

順調に走り続けたが、秋田県内に入ってから昨日の大雨の影響がまだ残り、徐行して走行する区間があったためやや遅れて羽後本荘に到着。

ここで乗り換える由利高原鉄道は隣のホームから発車するが、フリー切符を購入するため駅の窓口へ向かう(終点まで往復するだけでもこちらの方がお得)。改良工事中の駅構内は通路が狭く、到着した列車からあふれ出す学生達をかき分けながら発車直前に何とか間に合った。

4つ目のディーゼルカー

鳥海山麓の田園鉄道

学生を降ろして折り返す列車はこれまたがら空き。ボックスシートをゆったり占有して車窓を楽しむ。会社名には「高原鉄道」とあるが、「田園鉄道」と名乗った方がふさわしいような景色が続く。

目にも優しい風景

鳥海山の麓を走っていくが、相変わらず雲に隠れて見えずじまい。40分ほどで終点の矢島に到着。旧矢島町の玄関口だが、平成の大合併により由利本荘市となり、同じ市内を走る路線となった。

「ヤジマ」ではなく「ヤシマ」です

さっそく鉄印をもらいたいところだが、販売している駅の売店がまだ営業時間前なので駅周辺をぶらっと歩いてみる。駅周辺に特段観光スポットは無く、ありふれた小さな田舎の町並みが続く。

なぜここに鉄道が?とも思いたくなるが、建設当初は県内陸部の横手とを結ぶ計画だったらしい(現在わずかな本数の路線バスが運行中)。壮大な構想を打ち立てるも途中で夢潰えた路線は全国各地にある。

意外と大きな駅舎

まつ子さん直筆の鉄印

駅へ戻ると売店は開いており、奥に店主の姿が。その人こそ、この駅の名物として何度もメディアに取り上げられたまつ子さんである。

デラックスな方のマツコさんも来られてたのね(駅到着時に撮影)

通常鉄印を購入すると、書き置きのシートが渡されそれを台帳に貼る場合がほとんどだが、ここではまつ子さん直筆の鉄印を頂ける。

記帳して頂いている間、お茶と菓子までごちそうになりながらまつ子さんと歓談。ほぼ一人旅で人との会話もあまり得意でないややコミュ障だが、楽しいひと時を過ごせました。売店の商品も色々お薦めされ、荷物は増えるけどせっかくなので菓子類を購入。

手書きの鉄印(右は昔の駅スタンプ)

矢島から乗った列車は、沿線にある鳥海山木のおもちゃ館にちなんだデザインで、木材をふんだんに使ったインテリアで観光列車のような雰囲気だが、通常の定期列車として運行されているようだ。

キッズスペース付きの車内

列車の出発時、まつ子さんがわざわざホームまで来てお見送りしてくれたので、こちらも車内から手を振って応える。いつまでもお元気で。

終着駅を後にして

行きと同様に、田園地帯をトコトコ走る列車から車窓を眺める。鉄オタにとってはこれだけでも十分満足なのですよ。

車両の最後部より
今日の天気は大丈夫かな?

遅れに気をもみながら

羽後本荘へと戻ってきたら再び羽越本線を北上して秋田へ。のんびり走るボックスシートのディーゼルカーから疾走するロングシートの電車に替わると、なんだか風景も違ってくるような感じがする。

駅名は羽後本荘だが、市の名前は由利本荘

羽後本荘をほぼ定刻で出発した列車だったが、またしても大雨の影響による徐行区間に出くわし、10分ほど遅れて秋田に到着。乗り換え時間はたっぷりあるので問題ないが、いつまでヒヤヒヤされられるやら。

巨大な秋田犬がお出迎え

なまはげラインの蓄電池式電車

駅構内で昼食を済ませ、今度は男鹿線に乗車。こちらも近年置き換わった新しい車両が待っていた。

2両編成だが前後で車両の色が異なる(前の車両は赤)

ただ、この車両がユニークなのはバッテリー駆動で走行するということ。途中奥羽本線の追分までは、通常の電車と同様に屋根上のパンタグラフから電気を供給して走行するが、その先男鹿線内の区間はパンタグラフをたたみ、蓄電池にためた電力で走行するのだ。

現在の走行状態が車内のモニターに表示される

秋田を発車した列車は、通常の電車と同様になめらかに加速し走行音も静か。追分から男鹿線に入り、蓄電池での走行に切り替わっても特段変化は感じられない。

日本海と八郎潟とをつなぐ船越水道を渡って男鹿半島へと進んでいく。

水門の向こうは八郎潟の干拓地
上に架線は無いけど電車です

約1時間で終点の男鹿に到着。列車はここで急速充電して秋田へと折り返す。

なまはげラインの終着駅

充電時間を確保するためなのか、折り返しの列車の出発までかなり時間がある。例によって街中散策といきたいところだったが、30℃を越える暑さですぐ汗だくに。近くの道の駅でアイスコーヒーを頼み涼んで過ごす。

駅舎も車両と同様に新しくなったようだ

災難再び

男鹿線の往復を終え、秋田で奥羽本線の列車に乗り込み発車を待っているとアナウンスが。この先沿線にある変電所が落雷の被害を受けて停電したため、大曲までの間で運転を見合わせるとの事。お~い、またかよ!!この後の行程は奥羽本線の横手で北上線に乗り換えて、北上で泊まることになっているのだが、さてどうするか?

動かない列車を降りて改札付近で思案していると、どうも秋田新幹線は通常通り動く様子。これで盛岡まで出れば予定通りに北上までたどり着ける。普通列車しか乗れない切符なので乗車券・特急券が別に必要になるが、いつ復旧するかわからないし、確実に通れるルートを選択するのが賢明と判断してここは課金することにした。

乗るはずではなかった新幹線

実は大曲まで奥羽本線と秋田新幹線の線路は並行して走っているのだが、電気系統が異なるので新幹線の方は無事だったらしい。列車に乗ると、大曲までは在来線の代替輸送として乗車券のみでも利用できるとアナウンスしていたが、大曲から先の接続列車がある保証もないし、盛岡までの切符を購入しているのでそのまま乗車する。

空はどんより、気持ちもどんより

旅も人生も思うようにはいかない

4500円を投じてピンチを脱し、盛岡に到着。明日も来るんだけどね。

当駅ではやぶさと連結し、この先300キロ超えで突っ走るこまちを見送る。

盛岡で課金乗車は終了。

在来線ホームへ下り、帰宅ラッシュと重なり学生を中心に混雑した列車に乗り込む。そのうち空くだろうと思っていたが、数駅ごとに学生が入れ替わり結局北上までの約1時間立ちっぱなしに。日も暮れてすっかり暗くなった頃に北上に到着。いや~疲れた。

今日は何とかたどり着けたぞ

駅から歩いて数分の場所にある本日の宿に無事チェックイン。これまで全国各地を数えきれないほど旅してきたけど、これほど立て続けにトラブルに巻き込まれたことは無かった。明日こそ無事進めることを願うばかり。

ビジネスホテルに畳の部屋は珍しい

3日目に続きます


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