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【北海道&東日本パスの旅③】(北上~盛岡)

北海道&東日本パスの旅3日目の記録です。
2日目の様子はこちらからどうぞ。


3日目(2021年7月14日)

岩手は広い

3日目のスタートは北上から。ホテルで朝食をとり、昨日よりゆとりある出発。今日こそは大丈夫だよね?

雲行きは怪しいが

朝ラッシュも落ち着いた列車で一ノ関まで南下し、大船渡線に乗り換え気仙沼へ。今日の行程は、そこから三陸海岸沿いを北上して、宮古から山田線で盛岡まで行きここで泊まる。1日かけて岩手県内をぐるっと一回りする形となる。

列車は大船渡まで行かない大船渡線

通勤電車からローカル線気動車に乗り換えると、車窓も一気に山あいの景色に。

緑の谷間を抜けて

一ノ関から1時間半ほどで気仙沼に到着。さっき岩手県内ひと回りって言ったけど、厳密には気仙沼付近ちょっとだけ宮城県に入る。まあ、細かいことはいいか(笑)

列車はここまで

鉄道に替わる輸送手段BRT

本来大船渡線は、この先大船渡市の盛が終点なのだが、2011年の東日本大震災により線路が被災したため鉄道での復旧を断念し、線路のあった場所をバス専用道に転用したBRT(バス高速輸送システム)として復旧した。
一応JRの路線ではあるのだが(今持ってる北海道&東日本パスや青春18きっぷでも利用可)、走行するのは純然たる路線バスの車両で、運賃計算も鉄道とバスで別になる。

バスが通っているのはもともと線路があった場所

駅構内を発車したバスは、線路跡の専用道を進むが、市街地を離れるといつの間にか高規格の自動車道に入っていた。鉄道路線を忠実にたどるのではなく、バスの特性を活かして利用しやすいよう柔軟な路線設定をしているようだ。

車窓から見る穏やかな海

10年経った被災地の様子

再び岩手県に入り、陸前高田市へ。目の前には広大な荒れ地が見えてきたが、かつてはここに市街地が広がっていたはず。今は道の駅以外にほとんど建物は見当たらず、主要施設は高台に移転している。

震災から10年が過ぎたが、町一つ消し去るほどの爪跡の大きさをまざまざと感じさせられた。

陸前高田市内を走行中。右奥に奇跡の一本松が見える

1時間と少しで盛駅に到着。列車と同じようにホームに降り立つが、鉄道としては実質的に廃線になったようなもの。鉄道がある時に来れなかったのが惜しい。

列車は来ないが駅舎は健在

三陸鉄道の車窓

駅近くの食堂で昼食を食べ、三陸鉄道乗り場へ。
昼下がりののどかなローカル列車を思い描いていたが、団体客が乗り込みほぼ満席の車内に少々戸惑う。

新しくなっても昔と変わらぬトリコロールカラーの車体

席につくのを諦めて車両最前部に立ち、前面展望を楽しむ。沿線は入り組んだリアス海岸をまっすぐ突き進むのでトンネルが多く、海が見えるの区間は少ない。
途中の恋し浜(もとは小石浜)でしばらく停車するのでホームに降りてみる。何の変哲もない小さな無人駅だが、ホームには幸せの鐘が設置され、待合室には願掛けのホタテの貝殻が無数にぶら下がる。観光スポットとしてアピールするための停車時間なのかな?

海を見下ろす高台にある

長いトンネルをいくつかくぐり、まとまった市街地が広がると釜石に到着。ここで列車を乗り換え。以前はここから宮古まではJRの路線で、三陸鉄道がその前後に延びていたのだが、震災からの復旧に際してこの区間も三陸鉄道となり、総延長163㎞の日本一長い第三セクター鉄道となった。

町の中心部まではやや離れている

釜石からの列車は団体客もいなくなり、今度はのんびり車窓を楽しめる。20年以上前、初めて一人旅をした時に乗った思い出の路線であるが、ここも津波による甚大な被害を受け風景は一変。新たな町が形成されつつあるが、使い道のない荒れ地も目立ち、高い防波堤に遮られて海も見えづらくなってしまった。将来再びやってくるであろう天災に備えるならば仕方のないことではあるけど。

元の景色が想像しがたい

列車が再び走るようになったことは喜ばしいが、一方で変貌を遂げた沿線風景に複雑な思いを抱きつつ、列車は宮古に到着。ここで下車して鉄印を獲得。

この駅に降り立つのも25年ぶりか
三陸鉄道の鉄印

酔狂な盛岡往復コース

このまま海沿いを北上と行きたいところだが、山田線乗りつぶしといわて銀河鉄道の鉄印獲得のために一旦盛岡へ向かう。効率よろしくないが、あくまで趣味の旅ですので。

盛岡行きの山田線は1日に4本しか列車がない上、災害で運休となることもたびたびあり乗車難易度が高い区間だ。

JRの列車はわずかとなった

たった1両の列車に乗客は20人弱程度。並行して走るバスの方が本数も多く所要時間も短いので、利用する人が少ないのも無理はない。というか、鉄道として存続しているのが不思議に思うほど。

盛岡までは100キロ以上の距離があるが、人家もまばらな山の中をひたすら走っていく。

川を越え山へ分け入る
こう見えて急勾配

時折携帯の電波すら途切れるような深い山中を走り続けて2時間が過ぎ、急に街並みが広がると終点の盛岡は近い。宮古から乗り通した乗客がほとんどだった。

北上川を渡るともうすぐ終点

盛岡で泊まるのだが今日の旅はまだ終わりではない。IGRいわて銀河鉄道の鉄印をもらうために、一駅隣の青山まで乗車。第三セクターとなってからできた新しい駅だが、周りに住宅地が広がり乗降客も多い。

帰宅ラッシュで混みあう電車
いわて銀河鉄道の鉄印

日も落ちて暗くなった盛岡に再び降り立ち、本日の行程は終了。駅ビルの食堂に入り盛岡名物のじゃじゃ麺で夕飯とする。今日は予定通りに終えられて本当に良かった。

わんこそばはまだ食べたことがない

4日目へ続く


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