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休職する? それとも 申し立てる?

こんにちは!

年度末に公務員を早期退職する私ですが、これまで一度だけ休職しそうになった時の話です。

「もうダメかも…」と毎日ギリギリの所で踏ん張っているあなた、こんな対応もあるのだと、参考にしていただければ嬉しいです!

休職しそうになったのは、次の3つが理由でした。

①希望しないバックヤード業務に出戻り
→窓口のザワザワ音に、ミソフォニア(音嫌悪症)が悪化

②事実上強制の土曜日出勤
→子供が電車に乗れない不安定な時期、放課後デイサービスの土曜日プログラムは「電車でのお出かけ」のため、苦悩しながら預ける

③困ったちゃんの部下に対し、懸命に対応したのに、上司が部下に味方した
→心が折れた(これがトドメ)

③の詳細はこちら↓↓


3月になり、内示の時期となりました。

「絶対に来年度は異動する。それが叶わなかったら年休を使いまくって、最後には休職する!」

と、意気込んでいた私。

異動したい理由は、冒頭にあるとおり、主に3つでしたが、事前の異動申告では、②の「子供の障害による理由」を前面に出して、「土曜日出勤は絶対に無理」と伝えました。

また、①のミソフォニアについても、「更年期症状による聴覚異常が辛く、次年度はバックヤード業務は無理」という説明をしました。

そして、内示当日。

私は課長から呼ばれました。

呼ばれたということは、異動が伝えられるということ。

しかし、私に伝えられた異動先は……

「土曜日出勤のある、隣の係」

でした。


私は、その時、何と答えたのか覚えていませんが、

「課長、私のこれまでの話、聞いていました?」

というようなことを言った記憶があります。

上司もさすがに申し訳なさそうな顔をしていました。

課を超える異動ができないということは、おそらく私の転出希望は人事部門には認められなかった、ということは推測できました。

確かに、1年で異動というのは、よっぽどの理由がないと叶いません。

「よっぽどの理由」というのは、本人の心身の状況や、家族の育児介護が挙げられます。

私の「子供の障害による理由」「更年期障害による聴覚異常」は、「よっぽどの理由」として認められなかった、ということ。

土曜日出勤については、息子と放課後デイサービスに負担を強いながらも、何とか対応できていた。

その必死のやりくりが、「できてるじゃん」と認識され、異動がアッサリ却下されたかと思うと、やり切れませんでした。

で、課長としては一応「異動させた」という形だけでも取りたかったのか、課長の権限で可能な「課内異動」という処遇にした。

でも、隣の係になったところで、

「土曜日出勤は変わらず」
「バックヤード業務も変わらず」

何も変わらずで、多少は業務所管が異なるものの、単に席が数メートル物理的に移動するだけの話。

「明日から休みます」

こんなこと言いたくないけど、言うしかなかった。

「次年度も状況が変わらないなら、もうここにはいられないので、明日から年休を取らせてもらいます」

いったんここで課長との話は終わり、私は部屋を出ました。

数分後、再び私は課長から呼ばれ、こう言われました。

「内示に納得がいかない場合は、明日までに『異議申し立て書』を提出する必要があるそうです。決まった様式はないので、内容は任意で結構です」

私は答えました。

「分かりました。明日からは休みますので、『異議申し立て書』は今日作成して提出します。ただ、さっきもお伝えしたとおり、内示が変わらなければ、今後ずっと休みます。もう課長とお会いすることもないと思います」

人事がオープンになる本決定は、あと数日後に迫っていました。


当時の上司は公務員ではなく、病院固有の法人職員だったため、部下である我々公務員たちからすると、「人事的にはかなり不利」でした。

一般的に公務員上司は、人事異動にすごく敏感です。

今後、自分がどういう職場を渡り歩いて出世していくか、という意味では人事異動は非常に重要です。

だから、部下についても、今後の部下の活躍を期待する場合は、部下の異動先について、かなり親身になってくれます。

本人の心身の状況や家族の都合など「特別な事情」がある場合も、直接人事部門に掛け合ってくれて、配慮ある異動先となるよう力を尽くしてくれることが多いです。

私は、それは管理職の大切な役割の一つだと思っています。

けれど、この時の上司は公務員ではないので、こういった「公務員の人事異動に関するお作法」を全く知らない。

通常は内示が近づくと、

「悪いようにはしないからね」
「本局にはちゃんと伝えているからね」

など、少し情報を入れてくれて、本人を安心させることが多いです。

でも、この時の上司は、内示まで何も言ってこなかった。

一度不安になって、課長に「異動の件ですけど…」と確認しようとしたら、

「あー…、こっちに何も情報こなくて。どうなるか全然分からないんだよね~」

などと言われて、嫌な予感はしていました。

「情報は、こっちから取りに行くものですよ! 派遣(公務員)の課長は動いていると思います!」

と思わず言ったものの、結局は動かなかったんだな、というのがよく分かりました。

そして私は、内示のあった日に異議申し立て書を提出し、翌日、年休を取りました。


翌日、年休を取った私は、今後の自分の身の処し方について、あれこれシミュレーションしました。

今後の道は2つ。

まず、「異議申し立て書が認められ、問題ない異動先に変更となった場合」

この場合は、休職する理由もなくなるので、翌日から出勤する。

きちんと引継書も作って、後任者にしっかり引き継いで、新たな異動先へ移る。

そして、「異議申し立て書が認められず、隣の係への異動が決定した場合」

この場合は、まず年休を使い切る。

その間に、メンタルクリニックを受診し、「適応障害」の診断書を書いてもらう。

自宅の最寄り駅に隣接する、評判の良いメンタルクリニックがあるので、そこのホームページをチェックしたところ、来月の4月には初診予約が取れるようだ。

年休を使い切ったら、診断書を提出して、「病気休暇(90日)」に入る。

ここまでは給料が全額出るので、生活は確実に補償される。

この時点で7月か8月になっているはず。

この頃までに、病気休暇の職員の復帰フローである「上司との面接」「心理士との面接」があるはずだ。

ここでの面接で、復帰するための条件をしっかり伝える。

難しい条件ではないはずだ。

だから向こう次第で、年度途中からでも、問題ない異動先に変えてくれれば復帰できる。

それすら難しい場合は、「病気休業(最大3年)」に入ることになる。

病気休業は無給だが、最初の1年は給料の7割に相当する「傷病手当金」が共済組合から支給される。

1年たてば、また人事異動の時期となり、さすがに動かしてくれるだろう。

だって、私は環境調整さえしてもらえれば、働けるのだから。

それが「適応障害」ってもんでしょ?
(病名つけるのは医者だけど)

どうあっても働くことが不可能になって、休職する訳ではない。

働けるはずの人を働かせないのは、どう考えても組織にとって勿体ない。

私が管理職だったら、さっさと環境調整して、復帰してもらおうと考えると思う。

時間がたてばたつほど、本人の気持ちは離れていくし、職場への信頼も失ってしまう。

場合によっては、うつ状態とかになって、本当に働けなくなってしまう。

この時の私の心境はどうだったかというと、

「1年以上、給料や手当をもらって休めるなら、休んでやろうじゃないか」

って自棄になっていましたね。

ただ、色々考える余裕はあったので、自棄にはなっていたけど、仕事ができない精神状態という訳ではなかったです。

こうして内示の翌日に年休を取り、今後のシミュレーションをしていたら、午後になって、課長から私の携帯に連絡がありました。

「部長とも相談しました。りらさんは、別の係への課内異動に変更します」


上司から新たに提示された係は、「土曜日出勤不要」のシステム部門でした。

執務場所も窓口裏のバックヤードではなく、システムを管理する別部屋。

元々、私が異動希望先として挙げていた部署でした。

「だったら初めから、そうしてくれれば良かったんだよ」

というのが正直な気持ちでした。

だから、課長には「ありがとうございます」とは言わなかった。

ただ、淡々と電話口で「了解しました」と伝えました。

そして、翌日から私は出勤しました。


「異議申し立て」をして、騒いだことで、結果として私の内示はひっくり返りました。

ただ、内示をひっくり返すというのは、よっぽどのことです。

私が行くはずのとこに行かなくなるせいで、新しい人を連れてこないといけない。

また、私がシステム部門に急遽行くことになったということは、本来、そこに行くはずの人を押し出すことになった。

私以外の人の内示も、ひっくり返ることになるんです。

課長よ、分かったか。

あなたが事態を軽く見るから、こういうことになったんだ。

結局、年度末の忙しい時期に、課長もこんなことで時間を取られ、部長まで話を挙げることになった。

課長も、私がこんな暴挙に出るとは思わなかったのだろう。

私だって、休みに入るなんて、言いたくなかった。

以前、自宅からとてつもなく離れた遠方の職場に内示が出た人が、異議申し立ても認められず、急に休みに入ってしまったことがあった。

その時は、自分がそんなことする人間になるとは思いもしなかった。

「声を上げる」ってカッコいいことばかりじゃない。

今回の私のように、全てほっぽり投げて休みに入るという、係長としてはあるまじき行為に出ることだってある。

でも、それは自分を守るためには仕方ないこと。

どんなにカッコ悪くても、その後の評価が悪くなっても、自分自身を守るためには、声を上げる時には上げないといけない。

今でも、この時に声を上げて暴れたのは正解だった、よくやった自分!と思ってます。


今回の私のように、環境が問題なだけの「適応障害」的なパターンではなくて、うつ状態などで本当に働けなくなって、苦しんでいる人が多くいるのは事実ですよね。

ただ私の場合、休職して最終的に退職する可能性もあったけど、休職にはならず、業務に穴を開けることなく、数年後にスッキリ退職する見通しをたてました。

この一件で組織に対する忠誠みたいなものは無くなり、常にどこか冷めた目で職場を見るようになり、その後、退職を決める際も迷いはありませんでした。

おかげで、今では、退職に向けて充実した日々を過ごしています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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