見出し画像

50歳、初恋リバイバル

夕方、テレビのローカルニュースをぼーっと見ていたら、とある話題でインタビューを受けていた人の名前に見覚えが…

あれは中学時代の初恋の人の名前…!

しかしお姿はまるで別人。

だけど他に類を見ない変わったお名前の人だし、よく見ると目元や口角のあたりに面影がある。

中学時代の彼は色白の細身で、ちょっと落ち着きがない、お調子者の少年だった。

なのにテレビの中では、「人生をしっかり食べてきました」みたいな貫禄のオジサンがしゃべってる。
(いや私もぜんぜん人のことは言えないんだけども。)

あれ?ちょっとまって?
脳がバグる。

そりゃそうだ。
私の中では14歳の彼が脳内に標本のように保存されているんだから。
脳が同一人物だと認識するのを拒否るのも当然のこと。

当時を思い出す。
彼は1つ上の先輩で、告白したり付き合ったりはなかったけど、お互いになんとなく意識している感じではあった。

お互いにチラッと見て目が合って目をそらす、みたいな。
何も起きてないけど全部起きてる、みたいな。
そんなソワソワ少年とドギマギ少女だった私たち。
(ぎゃー、自分で言ってて恥ずかしい!)

今もし面と向かって話す機会があったら普通に話すんだろうなとは思う。

だけどもしお互いに遠くから見かけたりしたら…
なんの心構えもなくどこかでばったり会ったりしたら…
一気にあの頃の空気がよみがえりそう。

…いや、51歳のオジサンと、50歳のオバサンが?

チラッ…チラッ…「あっ…」って?

無理だ、耐えられない(笑)
笑いが止まらねえー


人の中には、年表のように一本道ができているわけではなくて、いろんな時代の自分が同時に住んでいるのではないかと思う。

普段は50歳のダリコが前面に出ているけど、何かのきっかけで13歳のダリコがスッと前に出て来たりする。
それは「未熟さ」や「若作り」ということではなくて、その年齢の自分が今も保存されているということではないだろうか。

時を経て‟しなくなる”態度はもちろんあるけど、80歳のご老人でも拗ねると子どもみたいになったり、50歳のオバサンでも初恋の人を見かけたら思春期の態度をしちゃうかもしれないみたいに、人の面はレイヤー構造で、進化というより何層にも積み重なっていくものなのかもしれない。

だからいいと思う。
もしばったり会うことがあったら、思い切って13歳のダリコの振る舞いをしちゃおう(笑)
それを見て彼も14歳の態度をするかもしれない。
その後、51歳と50歳に戻って、笑顔で挨拶を交わしたらいい。
それはとても豊かなことだと思う。

そんなことを、テレビの前で一人で考えていた。

以上、すべて妄想である。


いいなと思ったら応援しよう!

ダリコさん 読んでいただきありがとうございます🥰 よろしければ応援お願いします