クマムシ量子もつれの世界へ!!
何を言っているのかよくわからない。
それはそうと、クマムシって不思議な形をしていて
怪獣みたいで、かわいいですよね。







クマムシ量子回路研究
あまりポジショントークのようなことは書かないのですが、最近、量子コンピュータについて調べる機会がありました。
量子ビット、重ね合わせ、量子もつれ――。
聞き慣れない言葉を追いかけているうちに、ひとつ面白い研究に出会いました。
それは、クマムシを量子回路の実験に組み込んだという話です。
最初に見たときは、正直なところ「そんなことを考える人がいるのか」と驚きました。
しかも、後から考えると少し皮肉にも見えます。
コンピュータの世界で「バグ」といえば不具合のことですが、この実験では、ある意味で最初から“小さな生き物”を回路の中に入れているわけです。
もちろん、研究者たちは大まじめに取り組んでいるのでしょう。
ただ、外から見ている分には「いったい何のジョークなんだろう」と思ってしまいます。
この研究を行ったのは、シンガポール、イギリス、オーストリア、デンマークなどの研究者を含む国際チームです。
最初は2021年にプレプリントとして発表され、その後、2022年には査読付き論文としても掲載されました。
研究の内容を大まかに言うと、乾眠状態のクマムシを超伝導量子ビットの回路に組み込み、その回路が別の量子ビットとどのような関係を持つのかを調べた、というものです。
ここで重要なのは、クマムシが普通に歩き回っていたわけではない、という点です。
使われたのは、体を縮め、水分を減らし、活動をほとんど止めた乾眠状態のクマムシでした。
研究チームは、このクマムシを含む量子回路と別の量子ビットとの間に、もつれ状態が見られると主張しました。
さらに、クマムシは極低温・低圧の環境に長時間置かれた後、活動状態に戻ったと報告されています。
ここだけ読むと、かなり衝撃的です。
しかし、この研究は発表直後から、かなり議論を呼びました。
専門家の間では、
「これは本当にクマムシそのものが量子もつれしたと言えるのか」
「観測されたのは、クマムシが回路の周波数や反応を変えたというだけではないのか」
という疑問が出されました。
たしかに、回路の中に本来想定されていない物質を入れれば、その物質が回路の性質に影響を与えること自体は、それほど不思議ではありません。
問題は、その影響をどこまで量子的な現象として解釈できるのか、という点にあります。
言い換えると、この研究の面白さは、単に「クマムシを入れた」という奇抜さだけではありません。
むしろ、生命のように複雑で湿った存在を、どこまで量子系の一部として扱えるのか。
そして、実験で得られたデータをどこまで「量子もつれ」と呼べるのか。
その境界線をめぐって議論が起きたところにあります。
結局のところ、この実験だけで「クマムシそのものが量子もつれした」とまでは言えず、観測された効果をどのように解釈するかについては議論が続いています。
それはそうと、クマムシを組み込まなくっても、量子コンピュータが実用まじかですよ。
いや実用自体はぼちぼちはじまっているのかな。
今年は「ionq」が熱い!!!!
