世界はまだEVOで三度優勝した男のことを知らない③
続き。
(補足:このあたりからインターネットには書きづらい不穏な会話が飛び交ってしまったため、個々のトピックを基に会話を掘り起こす方針にした。)
覇権
ちょもす:それでいうとさ、なんだっけ、へいほぉさんにやらされたあの全然面白くなかったゲーム。
(補足:「全然面白くないゲーム対戦があります」という要旨のゲーム紹介をされてしまい、逃げ道を失ってもう一人の生贄と対戦させられるハメになった対戦ゲームのこと)
へいほぉ:『Viral Hunters Demo』ですね。
ちょもす:おれあんまり表立った場でこのゲームは面白くなかったとか言わないほうだと思うんけど、これは本当に……。なんでも楽しめる対戦ゲーマーを自負する人は仲間を見つけてぜひやってほしいんだけど、どうやってこんなゲーム見つけてんのかなって疑問に思ったことがある。どうしてんの?
へいほぉ:Steamの「PvP」タグで「リリース日」に並べ替えるだけですよ。でもそもそも今こういうのっておすすめにでてきません?
ちょもす:いや……。おれはもっと健全なゲームがおすすめされるけど……。じゃあ対戦できる最新ゲームは常に探し続けてるってことね。
へいほぉ:なんかやるゲームないなって時に探してるだけですけどね。どっちかというと。
ちょもす:ちなみに今は何やろうとしてるとかってあるんですか?
へいほぉ:『呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON』出るじゃないですか。ヴァンサバライクの対戦ゲーム。それをやるにあたって、ヴァンサバライクの対戦ゲームの他作品やりたいなとか思ってました。
ちょもす:勝ちに行ってるじゃん。
へいほぉ:覇権ですよ。
競技
ちょもす:でもさ、世の中的な話をすると、競技的にゲームに取り組むなら一つのゲームを何年もしっかりやりこもうみたいな風潮……っていうのかな。それが偉いとされるっていうか……好きならそのゲームをやりこむべき、みたいなのあるじゃないですか。言い方難しいんだけど。
へいほぉ:なんかそれが格ゲーマーだ!みたいな価値観はあるところにはありますよね。
ちょもす:そのへんの空気感どう付き合ってるのかなっていうのは聞いてみたくて。
へいほぉ:ちょもすさんならわかると思うんですけど、その時やるのが一番面白いゲームってありません?
ちょもす:あー。わかるかも。
へいほぉ:そう思ったゲームを遊んでるだけですね。だから今シャドバ触ってますよ。大会あるんで。どうせ勝てない気はしてるんですけど。
ちょもす:え!そうなんだ。ジャンル広いのが偉いよなあ本当に。でもシャドバは強い人マジで強いからなあ。
へいほぉ:それを味わうだけでも面白いかなと思ってます。
ちょもす:いやもうなんか……まじで見習いたい。おれは大会出ない言い訳とか、ゲームやらない言い訳をつい用意しちゃうし、他人の目も一定気にしちゃうけど、へいほぉさんまじでそこ言い訳せずにやるもんなあ。
へいほぉ:(笑)
ちょもす:やっぱ身分を捨てないとだめな瞬間がある気がすると最近思い始めてて。
へいほぉ:それはありますよね。世代が上がっていってみんな立場もできてるから。その点自分はなんもないからできてるだけです。今回のシャドバなんか3週間全力じゃないと勝てるわけないけど、仕事忙しい瞬間あったら無理じゃないですか。
ちょもす:間違いないね。
へいほぉ:まあ最近上振れ続いたからちゃんと負けときたいみたいな気持ちもあるんですけどね。
原動力
ちょもす:そういえば今格闘ゲームで言うと『ストリートファイター6』がむちゃくちゃ流行ったけどさ、出た時へいほぉさんも一応やってたわけだよね?
へいほぉ:最初一週間くらいはやってましたよ。
ちょもす:それはすぐ飽きたってこと?
へいほぉ:最初MRなかったじゃないですか。それでまず飽きちゃったってのは一つあります。もう一つは、『餓狼伝説 City of the Wolves』とかもそうだったんですけど、最初大会とか出た時に自分の実力をなんとなく想定したら、この先大体どうなるかわかることないですか。
ちょもす:あー。こいつには勝てねーだろうなーとか。
へいほぉ:勝てたとしてもこんくらい時間はかかるだろうな……とか。そう考えた時に、その時間あったら他のゲーム遊びたいなって思うんですよね。
ちょもす:時間は有限だしね。じゃあ、自分の勝てるタイトルに興味がある、みたいな話?
へいほぉ:それでいうと、例えば『スト6』って強いプレイヤーいくらでもいるじゃないですか。
ちょもす:うん。
へいほぉ:その……新作ゲーム出る中で、強いプレイヤーがいないゲームとか寂しくないですか。シンプルに。
ちょもす:うわーそういう視点なんだ。めっちゃいい言葉だと思う。
へいほぉ:もともと『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』で優勝した時も、日本人が誰か行くならいくつもりなかったんですよ。
ちょもす:えっそうなの!?
へいほぉ:結果的に色々あって一緒に行くことにはなったんですけど、日本でしっかりやっていた人(補足:今回『InvincibleVS』で例のテクを編み出した人と同一人物である)が行くんだったら僕は行く気なかったんですよね。
ちょもす:それはなんか意外な視点だったな。自分の知ってる知識よりレベルの低い大会だったらちょっとがっかりしちゃう的なことか。
へいほぉ:それもそうですし、EVOってやっぱり格闘ゲーマーからしてすごいものだから、そういう舞台にキャストがいないのは寂しくない?みたいなのがありますね。
ちょもす:熱。大会を良いものにするために自分が必要って考え方か。
へいほぉ:『DNF Duel』の時に僕やたら海外行ってたじゃないですか。
ちょもす:行ってましたね。
へいほぉ:あの規模(補足:プレイ人口的に極めて少なかったという意味)であの賞金の大会があるの僕はおかしいと思ってて、だったら誰か一人くらいアホみたいに海外周りまくるやつがいたほうがおもろいなと思ったから行ってたんですよね。
ちょもす:最近「おもろい」を犠牲にして生きてる部分が少なからずあるから耳が痛いよ。でもそれでいうとさ、そういう生き方しててどこまでいけんのか、みたいな不安はない?例えば10年先、反射神経的な問題とか体力的な問題って出てくると思うんだけど。
へいほぉ:まあそうなったら反射神経いらないゲームやってるか、一人用のゲームやってるかじゃないですか。自分あんまり一人用のメジャーどころのタイトルやってなくて、そこらへんやったらあとはもう一生暇潰せるんじゃないかと思ってます。一人用ゲームはいつやっても面白いと思ってるんで。
ちょもす:今おれは同じ世代にこういう人間がいることに感動してるよ。
へいほぉ:対戦ゲームの大会って「今だけ」、みたいな瞬間多いじゃないですか。
ちょもす:刹那的な瞬間は多いよね。そもそもゲームの大会文化が成立してるのがここ10年20年くらいの話だし、今後もどうなるかなんか当然わからないわけだし。本当にそうだと思うわ。今を生きるをこんなに実践できてるから結果もついてきてるんだろうな。
最後に
ちょもす:最後にインタビューっぽく。EVO優勝したい人に向けて一言もらっていいですか。
へいほぉ:最後に突然来ましたね(笑)。まあ……いろんな可能性を模索するのもいいんじゃないでしょうか、って感じですかね。
ちょもす:それはゲームタイトル選定とかってこと?
へいほぉ:それもそうですし、キャラクターセレクトもそうだし、攻略の方向も全部そうじゃないですか。全部可能性だから。
ちょもす:ありがとう。今日はすごくいい話が聞けました。
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