【人生の満足度 #10】旅行から帰って、妻が「うちの水って美味しいね」と言った。
どうも。
サイドFIREして2年目の主夫パパです。
今年のお盆休み、
家族4人で旅行に行ってきました。
富山、石川、福井。
日本海側をぐるっと回りながら、
福井県立恐竜博物館にも行きました。
恐竜を見たり、
子どもたちが体験をしたり、
その土地のものを食べたり。
子どもたちはもちろん楽しそうでしたが、
大人の僕たちにとっても、
普段とは違う景色や文化に触れられる、
いい旅行になりました。
でも今回、
旅行から帰ってきて一番印象に残った言葉は、
恐竜の話でも、
食べ物の話でもありませんでした。
家に帰って数日した頃、
妻が突然言ったんです。
「うちの水って、美味しいね」
……水?
旅行の感想、それ?
最初はそんなふうに思いました。
旅行中は、
泊まった場所の水を飲んだり、
コンビニでミネラルウォーターを買ったりしていました。
だからといって、
旅行中に妻が、
「ここの水はいつもと違うね」
なんて言っていたわけではありません。
僕自身も、
特に気にしていませんでした。
でも家に帰って、
いつものように浄水器を通した水道水を冷やして飲んだとき、
妻が気づいたそうです。
「やっぱり、うちの水って美味しい」
そう言われて、
僕も改めて飲んでみました。
確かに、
癖がなくて、
普通に美味しい。
もちろん、
昨日今日で水が変わったわけではありません。
ずっと、
同じ水を飲んでいました。
変わったのは、
水ではなく、
僕たちの感じ方のほうでした。
僕一人だったら、
たぶん気づかなかったと思います。
毎日飲んでいる水です。
朝起きて飲む。
ご飯のときに飲む。
運動したあとに飲む。
あまりにも日常に溶け込みすぎて、
そこに何かを感じること自体、
ほとんどありませんでした。
でも、
いつもと違う場所で数日過ごして、
また家に戻ってきた。
それだけで、
今まで何とも思わなかったものが、
少し違って見えたんです。
「これ、結構ありがたいことなのかもしれないな」
と思いました。
考えてみれば、
水だけではありません。
今住んでいる場所も、
僕にとっては完全に「いつもの場所」です。
すごく都会というわけではありません。
だからといって、
生活に困るほど不便でもない。
必要なものはある程度近くにあって、
少し移動すれば大きな街にも出られる。
僕にとっては、
それなりに暮らしやすい場所です。
でも、
毎日そこで生活していると、
そんなことをいちいち考えません。
「今日もこの街に住めてありがたいな」
なんて思いながらスーパーには行かないし、
「今日も美味しい水が飲めて幸せだな」
なんて考えながら蛇口をひねることもありません。
良くも悪くも、
当たり前になります。
そして、
当たり前になったものほど、
価値が見えにくくなる。
今回の旅行で、
そんなことを改めて感じました。
比較することは、
あまり良くないことだと言われることがあります。
人と比べて、
「あの人のほうがお金を持っている」
「あの家族のほうが楽しそう」
「あの人の生活のほうが充実している」
そんな比較を続けていたら、
確かに苦しくなると思います。
でも今回、
少し違う比較もあるんだなと思いました。
いつもの場所を一度離れて、
違う文化や、
違う暮らしに触れてみる。
そして、
自分の日常に戻ってくる。
すると、
「あれ、うちも結構いいじゃん」
と思えることがある。
比較することで、
足りないものを探すのではなく、
すでに持っているものを見つける。
そんな比較なら、
人生の満足度を少し上げてくれるのかもしれません。
旅行というと、
どうしても旅先のことを考えます。
何を見るか。
何を食べるか。
どこに泊まるか。
どんな体験をするか。
僕も旅行前は、
そんなことばかり考えていました。
もちろん、
それも旅行の楽しさです。
でも今回、
もう一つ旅行のいいところを見つけた気がします。
いつもの生活から一度離れてみることで、いつもの生活をもう一度見ることができる。
旅行で見つけるものは、
旅先にあるものだけではないのかもしれません。
帰ってきた家。
いつもの布団。
いつものお風呂。
いつものご飯。
いつもの水。
そして、
一緒に「やっぱり家がいいね」なんて話せる家族。
遠くまで出かけたからこそ、
近すぎて見えなくなっていたものに、
気づくことがある。
そう考えると、
旅行から帰ってきたあとまで、
旅は続いているのかもしれません。
もちろん、
水道の蛇口をひねるたびに、
「ありがたい、ありがたい」
と思って暮らすのは難しいです。
僕もたぶん、
またすぐに忘れます。
それでいいと思っています。
当たり前のものを、
毎日ありがたがらなければいけない。
そんなふうにすると、
それはそれで疲れてしまいます。
でも、
何かのきっかけで、
たまに思い出せればいい。
今飲んでいる水も、
今住んでいる場所も、
家族と普通に過ごしている今日も、
実はそれほど「当たり前」ではないのかもしれない。
そう気づける瞬間が、
時々あればいい。
人生の満足度を上げる方法というと、
何かを新しく手に入れることを考えがちです。
でも、
今あるものの見え方が少し変わるだけでも、
満足度は上がるのかもしれません。
今回の旅行で僕たちが見つけたものの一つは、
観光地でも、
恐竜でも、
美味しい海鮮でもなく、
まさかの、
「家の水って美味しいね」
でした。
なんとも地味な旅のお土産です。
でも、
こういうお土産も、
悪くないなと思っています。
あなたも、
旅行や外出から帰ってきたとき、
「やっぱり家のこれっていいな」
と気づいたことはありますか?
📖 人生の満足度
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
このnoteでは、投資、健康、家族、時間、お金など、日々の暮らしの中にある小さな出来事から、**「人生の満足度を少しずつ積み上げていく」**ことについて書いています。
大きな何かを手に入れたら、人生が一気に幸せになる。
そんなものではなくて、
「今日はちょっと良かったな」
「これをやってみてよかったな」
そんな小さな実感を、一つずつ増やしていく。
その積み重ねが、少しずつ人生の感じ方を変えていくのかもしれない。
そんなことを、自分自身の生活の中で試しながら記録しています。
よかったら、これまでの「人生の満足度」も覗いてみてください。
📖 人生の満足度
#1 人生が変わった理由を振り返ったら、特別な日は一日もなかった
#3 サイドFIREして気づいた。自由だけでは幸せになれなかった。
#4 必要だったのは、炊飯器ではなく「みんなで泊まるホテル」だった
#5 気づいたら、子どもの頃に「かっこいい」と思っていた大人に少し近づいていた。
#6 ガリガリ君は買える。でも、ガリガリ君リッチは買えない。
#7 「変わりたい時」にしか聞こえない声なのかもしれない。
#8 「僕もほしい」姉の入賞を見て拗ねた息子が、本当に欲しかったもの
