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【人生の満足度 #5】真っ黒なホットケーキを焼いていた僕が、いつの間にか「かっこいい大人」に近づいていた。


小学生か中学生くらいの頃。

自分でホットケーキを作ったことがあります。

たぶん、

「自分で作ってみよう」

くらいの軽い気持ちだったと思います。

ところが。

火加減がよく分からない。

焼けているのかもよく分からない。

そして完成したものは、

外は真っ黒、中は生焼け。

今思えば、なかなかの作品でした。

「どうやったらこうなるんだ」

というくらいの出来栄えです。

もちろん、当時の僕は料理が得意だったわけでもありません。

むしろ、

「料理って難しいな」

くらいに思っていたんじゃないでしょうか。

そんな僕が、何十年か経った今。

朝ごはんを作って、

子どもたちのお弁当を3つ作って、

夕飯を4人分作っています。

しかも、

「冷蔵庫に何がある?」

から料理を考えることも、そこまで苦ではなくなりました。

昔の自分が見たら、

「え、誰?」

となるかもしれません。

でも、よく考えてみると。

最初から料理ができたわけではありません。

少しずつやっていただけでした。


最初はチャーハンと焼きそばだった

自炊を始めたのは、中学生か高校生くらい。

週末のお昼に、

「今日は自分で作ってみようかな」

と思って、チャーハンを作ったり、焼きそばを作ったり。

その程度でした。

料理が趣味になったわけでもありません。

その後も、たまに自分で何かを作る。

それくらい。

社会人になって、一人暮らしをするようになってから、少しずつ自炊する機会が増えました。

最初は、

お米を炊いて、お惣菜を買ってくる。

味噌汁だけ作ってみる。

肉を買ってきて焼いてみる。

「お米と肉と野菜があれば、とりあえず一食になるな」

そんな感じでした。

もちろん、疲れて帰ってきた日はお弁当を買う。

外食もする。

そんな生活です。

それでも、少しずつ料理をすることは続いていました。


そして、家族が増えた

結婚して、一緒に食べる人が増えました。

子どもが生まれて、さらに増えました。

節約を意識するようになったこともあり、自炊する機会も自然と増えていきました。

たまには、だし巻き卵を作ってみる。

麻婆豆腐を作ってみる。

年末には、そばをそば粉から打ってみる。

休日には、クッキーやケーキを作ってみる。

「これを極めるぞ!」

なんてことは、一度も考えていません。

ただ、

「ちょっとやってみようかな」

の繰り返し。

その積み重ねでした。


そして今。

妻はフルタイムで働いています。

子どもたちは学校へ行く。

お弁当も必要です。

だから平日は、

朝ごはんを作る。

お昼のお弁当を3つ作る。

帰ってきたら、夕飯を4人分作る。

いつの間にか、そんな生活になりました。

もちろん、毎日ちゃんとした料理を作っているわけではありません。

冷凍食品にも頼ります。

手を抜く日もあります。

むしろ、手を抜かないと続きません。

最近は、

「今日は何を作ろう?」

というより、

「冷蔵庫に何がある?」

から考えることが多くなりました。

あるものを見て、

「これなら、こうしようかな」

と適当に組み合わせる。

一人暮らしの頃にやっていたことが、今でも残っています。


冷凍うどんしかない。さて、どうする?

最近、ちょっと嬉しいことがありました。

冷凍庫にあったうどん。

缶詰のツナ。

それくらいしかありませんでした。

「さて、どうしよう」

そこで庭を見ると、

シソ、ナス、ピーマンがありました。

せっかくなので、野菜を素揚げしてうどんに乗せることにしました。

最後にシソを乗せて、

「まあ、ちょっと豪華になったかな」

くらいの気持ち。

ところが。

食べた妻と子どもたちが、

「めっちゃ美味しい!」

と言ってくれました。

正直、かなり嬉しかったです。

しかも、

「これ、庭で採れた野菜だよ」

と伝えると、

「また作って!」

と言ってくれました。

これは嬉しい。

かなり嬉しい。

料理そのものより、

自分が育てたものを、自分で料理して、家族が喜んでくれた。

そのことが、なんだかすごく嬉しかったんです。

その後は、子どもたちも庭のキュウリなどを見つけると、

「これ採っていい?」

と持ってきてくれるようになりました。

野菜を好きになるきっかけになってくれたら、それも嬉しい。


いつの間にか、できることが増えていた

今では、

「これ食べたいな」

と思ったら、

「買ってこなきゃ」

ではなく、

「これなら作れるかな」

と考えることが増えました。

もちろん、何でも作れるわけではありません。

でも、ちょっとしたものなら何とかなる。

庭で野菜を育てる。

それを収穫する。

料理する。

家族に食べてもらう。

そして、

「美味しい!」

と言ってもらう。

こういうことをしていると、

「生活する力」

みたいなものが、少しずつ身についてきたような気がします。

そして、ふと思い出しました。


小学生の頃に「かっこいい」と思ったパパさん

小学生の頃、漫画の「赤ちゃんと僕」を読んでいました。

アニメも見ていました。

その中に出てくるパパさんを見て、

「なんか、かっこいいな」

と思っていたことを、最近ふと思い出しました。

もちろん、

「将来はパパさんみたいになるぞ!」

なんて考えていたわけではありません。

それから何十年も経った今。

ふと思ったんです。

「あれ? 今の自分って、ちょっと近づいてない?」

仕事ができるとか、そういう話ではありません。

料理をしたり。

家事をしたり。

家族のために、自分でできることをやる。

今の僕は、そんな生活をしています。

でも、最初からそんなことができたわけではありません。

ホットケーキを真っ黒にしていたくらいです。

それが、

チャーハンを作るようになり、

焼きそばを作るようになり、

一人暮らしをして、

味噌汁を作るようになり、

肉を焼くようになり、

少し凝った料理にも挑戦するようになり、

家族ができて、

毎日の食事を作るようになった。

そして今では、

庭で育てた野菜まで料理しています。

なんだか不思議です。


人生って、こういうものなのかもしれない

投資もそうでした。

健康もそうでした。

家族との時間もそうでした。

そして、料理もそう。

最初から大きな目標があったわけではありません。

「ちょっとやってみよう」

から始まったものが、

10年、20年と経ってみると、

「あれ?

結構できるようになってるな」

となっている。

人生の満足度って、もしかしたらこういうところにもあるのかもしれません。

大きな成功を手に入れた瞬間だけではなく、

「昔の自分より、ちょっとできるようになった」

と気づく瞬間。

家族が喜んでくれる。

自分も嬉しい。

昨日より、ほんの少しだけできることが増えている。

そんな小さな積み重ねが、気づかないうちに自分の人生を作っている。

最近、そんなことを思います。

そして、

「赤ちゃんと僕」のパパさんみたいになろうと思っていたわけじゃないけれど。

今の自分を少し振り返ってみると、

「あれ? ちょっと近づいてるかも」

と思えた。

それだけで、なんだか少し嬉しい一日でした。


あなたは、どんな大人になりたかった?

子どもの頃に、

「こんな大人ってかっこいいな」

と思った人はいますか?

そして今の自分は、

その頃に思い描いていた大人に、少しでも近づいていますか?

よかったら教えてください。

ちなみに僕は、

子どもの頃に思っていたよりは、料理ができるようになりました。

ただし、

片付けは……まだ修行中です。笑


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

このnoteでは、投資、健康、家族、時間、お金など、日々の暮らしの中にある小さな出来事から、**「人生の満足度を少しずつ積み上げていく」**ことについて書いています。

大きな何かを手に入れたら、人生が一気に幸せになる。

そんなものではなくて、

「今日はちょっと良かったな」

「これをやってみてよかったな」

そんな小さな実感を、一つずつ増やしていく。

その積み重ねが、少しずつ人生の感じ方を変えていくのかもしれない。

そんなことを、自分自身の生活の中で試しながら記録しています。

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