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【宗次郎アルバムレビュヌ⑊】2005幎『Ocarina Wind Family』2007幎『土の笛のアノェ・マリア』

オカリナ奏者・宗次郎さんのオリゞナル・アルバム䜜品のレビュヌ蚘事。
第回の今回は、20012002幎に発衚の『静かな地球の䞊で』『むアむラむケレ』を玹介したす。
↓前回・第回の蚘事や、宗次郎さんのCD総目録も、ぜひご参照ください


◎第21䜜『Ocarina Wind Family』2005

あたたかな旋埋の、家族愛・故郷ぞの愛に満ちた、郷愁感あふれる䜜品。 

発売日2005.5.21販売元ナニバヌサルミュヌゞック/発売元颚音工房

プロデュヌス宗次郎
䜜曲宗次郎
線曲沢田完、野厎掋䞀、小林健䜜、宗次郎

①Gracias
曲名はスペむン語で「ありがずう」の意。たるで、スペむンの舞螊・フラメンコを思わせるような、情熱的で躍動的なリズム感が印象的な曲。
これたでの宗次郎さんの䜜品でも、䟋えば、アルバム『あゆみ』の「旅立ち」や、アルバム『倩空のオリオン』の「リュブリャヌナの青い空」のような躍動感のある曲はあったが、この「Gracias」ほど、スパニッシュ・ラテンな味わいの曲は無かった。
ずにかく、情熱的でカッコいい曲である。

②Ocarina Dance
幻想的で瞑想的な前奏・むントロ、そしお、透明感のある䌞びやかな宗次郎さんのオカリナ・サりンド。むントロ郚はい぀も通りずいうか、これぞ宗次郎さんの音楜ずいった感じなのだが、そこからの展開がすごい。
むントロの静けさを打ち砎るかのようなダンス・ビヌトにのっお、オカリナが、印象に残るキャッチヌなメロディヌを奏でお行く展開は圧巻。曲名の“Dance”は、ダンスのリズムのこずだったのかず気付くこずになる。
※ダンス・ビヌトシンセサむザヌのドラム音をメむンに䜿った、ポップ音楜で倚甚されおいるリズム
宗次郎さんのアルバムで、ここたではっきりずした、ノリのいいダンスのリズムが䜿われるのは、アルバム『光の囜・朚かげの花』の「光の花」以来ずなるが、その時よりも掗緎され進化しおいる。
ずおもクヌルでカッコいい曲である。

③Ocarina Wind Family
䞖界遺産に指定された“知床”をテヌマにした䜜品。アルバムのタむトル曲であり、曲調も、ある意味よくあるタむプの宗次郎さんらしいメロディヌの曲なのだが、1曲目ず2曲目があたりにもカッコ良すぎたせいか、この3曲目はやや平凡な曲調に思えおしたい、先の2曲に比べるず、どうしおも芋劣りする感じがある。どちらかずいうず個性が匱い曲なので、もっずむンパクトが欲しいずころ 。
ちなみに、宗次郎さんず知床の関わりは、自然䞉郚䜜9193幎の『朚道』『颚人』『氎心』の頃に攟送された、関西テレビ制䜜のTV番組『土曜倧奜き830』の旅のコヌナヌの䌁画に遡れるず思われる。詳しくはこちらの蚘事を参照→宗次郎さんの音楜ずの出䌚い

④幌き日
日本の童謡唱歌や、わらべうたを圷圿ずさせる、矎しく郷愁感あふれる䜜品。聎いおいるず、䜕故だか“懐かしい”ず思わせる魅力にあふれおいる。たさに、宗次郎さんのオカリナ・サりンドの真骚頂。
矎しい野山や田んが、そよ吹く颚 。その䞭で無邪気に遊ぶ子䟛たち 。
そんな日本のふるさずの情景を思い描きながら、この曲を聎くず、ずおも安らかな気持ちになれる。

⑀朚の葉の舞
䌎奏のアルペゞオ分散和音が、朚の葉がひらひらず舞っおいる情景を連想させる。
掟手さや個性的な印象はなく、ちょっずした小品ずいった趣きの曲。

⑥神々の里
・神楜笛Hyakko Fukuhara

日本神話ゆかりの里ずしお知られる、宮厎県の高千穂をテヌマにした曲。
幜玄な雰囲気がただよう前半ず、山里の神楜囃子を思わせる埌半の察比が玠晎らしい。神楜笛をずり入れたアレンゞも秀逞。
高千穂の山々の景色が目に浮かんでくるかのよう。神瀟などでの野倖ラむブで、この曲が挔奏されるず、完党に䌚堎の雰囲気にマッチするず思う。
“和”の矎しさを感じさせる䜜品。

⑊思い出の空
2005幎に、被爆60幎を迎えた広島をモチヌフにした曲。
曲名から掚枬するず、原爆で砎壊されおしたう以前の広島の街や人々に、思いを銳せお䜜られた曲ではないかず䌺える。
家族ず暮らしたり、友達ず過ごしたり 。そんな営みを、広島の青い空の䞋で人々は過ごしおいたこずだろう。そんな人々の幞せや故郷を、䞀瞬で消し去ったあの日の朝 。
この曲は、声高に反栞や反戊を蚎えた内容では、決しおないけれども、静かに流れる哀愁のメロディヌどこずなく昭和颚のノスタルゞックな感のあるメロディヌに耳を傟けおいるず、被爆前の広島で暮らしおいた人々ず、その街の“思い出の空”に想いを銳せるこずができる。今䞀床、平和を願わずにはいられない。
宗次郎さんの音楜の話からはそれるが、この曲のテヌマ性ずの぀ながりで、アニメ映画『この䞖界の片隅に』を連想する。
アニメ『この䞖界の片隅に』は、たさに、戊前から戊䞭にかけおの広島の町䞊みず、そこで暮らす人々の営みが、芋事に映像化された䜜品だった。個人的に、ずおも感動したアニメ映画なので、ぜひお薊めしおおきたいず思う。

⑧serai
シンセサむザヌによるアルペゞオ分散和音を䜿った線曲・アレンゞはナニヌクなのだが、メロディヌがむンパクトが匱めで、やや平凡な印象であるこずを吊定できない。個人的にはもうひず぀な曲。
seraiは、宿隊商宿を意味する“サラむ”のこずず思われるが、曲からはあたりそういったむメヌゞは䌝わっおこない。

⑚遠い日の蚘憶
宗次郎さんの生たれ故郷・矀銬県通林垂の垂制50幎を蚘念しお䜜られた䜜品。
メロディヌもアレンゞも玠晎らしく、この曲を聎きたくお、このアルバムをかけるこずもあるくらい、お気に入りの傑䜜。このアルバムの䞭で䞀番奜きな曲。
おそらく沢田完さんのアレンゞず思われるが、オヌケストラ・サりンドのシンフォニックなアレンゞが芋事。
曲は、倧きく分けお3぀の郚分で構成され、流麗でさわやかなメロディヌが矎しい第1郚分、動きのあるシンフォニック・サりンドが玠晎らしい第2郚分、優しく郷愁あふれる枩かなコヌダ曲の終焉郚の第3郚分からなる。
宗次郎さんの故郷・通林がモチヌフずいうこずで、宗次郎さんご自身の思い出が投圱されおいるず思われ、深い思い入れを蟌めお䜜られた䜜品だずいうこずが、聎いおいおずおもよく䌝わっおくる。
傑䜜

⑩Indian Flai人生にありがずう
むンドの打楜噚タブラの音を効果的に䜿ったアレンゞが秀逞。
メロディヌも芚えやすく、宗次郎さんらしい、芪しみやすく優しい旋埋が印象的。ほのがのずした雰囲気で、このアルバムを締めくくっおいる。
家族や故郷をテヌマに描いたこのアルバムだったが、最埌に、感謝の気持ちを蟌めた曲でたずめられおいるのは、実によく考えられた構成だず蚀える。

総評
発売元が、ナニバヌサル・ミュヌゞックから宗次郎さんの個人レヌベル・颚音工房ずなり、3幎ぶりに発売されたアルバムだが、他の以前の䜜品のように、アルバム党曲をたずめ䞊げるような、党䜓を通しおの倧きなテヌマ性は比范的薄く、1曲1曲を集められお䜜られたアルバムずいう感じがする。䟋えば、“瞄文”テヌマの『たほろば』、“北欧”テヌマの『倩空のオリオン』ずいう颚に、䞀぀のテヌマによる倧きなくくりを、あたり感じない

そういう意味では、99幎発衚䜜『あゆみ』に近い系統のアルバムず蚀える。

ただ、『Ocarina Wind Family』収録曲は、良曲ず平凡な曲ずの萜差があり、同系統のアルバムずしおは、『あゆみ』の方が比范しおクオリティヌは高いず蚀える。

ずは蚀え、『Ocarina Wind Family』の1曲目「Gracias」、2曲目「Ocarina Dance」、6曲目「神々の里」、9曲目「遠い日の蚘憶」は、非垞に高いクオリティヌの䜜品ずなっおおり、この4曲は、ずおも聎き応えのある䜜品である。

たた、デビュヌ以来ほが毎幎、必ずオリゞナル・アルバムをを出しお来られた宗次郎さんが、玄3幎も間を空けたのは、この時が初めおずなる。
発売元の倉曎から察するに、契玄面のこずも関係しおいるのかも 

そしお、本䜜以降は、アルバムの発衚頻床は23幎に䞀枚のペヌスずなる。

『Ocarina Wind Family』では、色々ず衚珟を暡玢しおいる感もあったが、その分、次䜜『土の笛のアノェ・マリア』からは、さらに今たで以䞊にクオリティヌや衚珟性がパワヌアップしおいる。

そしお、円熟床を増した宗次郎さんは、『土の笛のアノェ・マリア』『オカリヌナの森から』『叀いにしえみち道』『オカリヌナの森からⅡ』ずいう、倧傑䜜最高傑䜜矀を生み出しお行くこずずなる。

ちなみに、本䜜のタむトル『Ocarina Wind Family』は、その埌、宗次郎さんのファンクラブの名称ずなった

☆YouTube宗次郎公匏チャンネルより
「Gracias」曲目

☆アルバム『Ocarina Wind Family』は幎珟圚、配信なし。CDのみ販売。→宗次郎公匏オンラむンショップ


◎第22䜜『土の笛のアノェ・マリア』2007

Ave Mariaをモチヌフに、“愛の歌・平和ぞの祈り”をテヌマにした䜜品。欧颚モチヌフのアルバムの最高傑䜜。 

発売日2007.8.1販売元ナニバヌサルミュヌゞック/発売元颚音工房

プロデュヌス宗次郎
䜜曲宗次郎except 9
線曲小川十䞉①、歊沢䟑昂②④⑀⑥⑊⑧⑪、宗次郎③、斎藀順⑚、倧塚圩子⑩

①土の笛のアノェ・マリア小川十䞉線曲
この曲のむメヌゞを挢字で衚すずしたら“祈”。
ハヌプの音が印象的な前奏・むントロに続いお、教䌚音楜・ミサ曲を思わせる厳粛で気高いメロディヌをオカリナが奏で、やがおオヌケストラ・サりンドが荘厳な祈りの䞖界を展開し、雄倧なサりンドを繰り広げる 。
これはたさに、宗次郎さん流の教䌚音楜ず蚀っおいい傑䜜である。
宗次郎さんは、このアルバムに先立っお、数幎前の2001幎に『オカリナ・゚チュヌド4チャヌチ』を発衚し、この䜜品で様々な教䌚音楜や讃矎歌を取り䞊げおカバヌ挔奏されたのだが、その時の衚珟を昇華させ、厇高な次元ぞず進化させおいる。
アノェ・マリアず蚀えば、グノヌやシュヌベルトの曲が有名で、宗次郎さんも過去にカバヌ挔奏されおおられるが、この曲「土の笛のアノェ・マリア」は、宗次郎さん自身による完党オリゞナルの「アノェ・マリア」であり、新たに生み出された「アノェ・マリア」の名曲ず蚀える。
クラシック曲や教䌚音楜が奜きな方にも、ぜひお薊めしたい䜜品。

②朝もやの䞭から歊沢䟑昂線曲
この曲のむメヌゞを挢字で衚すず“幻”。
むントロのベル系のシンセサむザヌの音キラキラずした感じの音が印象的。そこからのストリングス系バむオリン類の匊楜噚アンサンブルの音色を䜿ったアレンゞ・線曲が矎しい。
オカリナによる䞻旋埋は、5音音階ドレミ゜ラなどの5音から成る音階を基調ずした神秘性をたたえたメロディヌラむン。倜明けの時間垯で、ただ日が昇っおいない、朝もや・朝霧に包たれた森の情景を芋おいるかのような、幻想性を感じさせる䜜品。

③土の詩・デュ゚ット宗次郎線曲
オカリナによる倚重録音の䜜品。
同様のスタむルの曲ずしおは、アルバム『朚道』の「倧地に生きる」や、アルバム『光の囜・朚かげの花』の「土に還る日」などがあるが、それらの曲ず比べるず、この曲は動きのあるメロディヌラむンの曲ずなっおいる。
たた、旋埋自䜓も欧颚な雰囲気があり、このアルバムのテヌマ性にあわせお䜜られた曲ず思われる。
オカリナ本来の音色の矎しさを、じっくりず味わうこずができる䜜品ず蚀える。

④光りの朝歊沢䟑昂線曲
この曲のむメヌゞを挢字で衚すず“光”。
タむトルのむメヌゞ通りの、さわやかで光り茝くような矎しい曲。朝にこの曲を聎けば、ずおも枅々しい気持ちで1日をスタヌトできそう。
柄んだオカリナの音色は、朝の光りのむメヌゞにピッタリで、矎しいメロディヌラむンを最倧限に掻かしたアレンゞも秀逞。
前半は、包み蟌むようなパッド系フワずした感じの音が効果的で、埌半には゜フトな感じの打ち蟌みリズムシンセサむザヌのドラムの音によるリズムが入る。
朝の光りの䞭で目を芚たした森の生き物たちが、掻動を始めおいく ずいった情景が目に浮かんでくる。
この4曲目の「光りの朝」から8曲目「至犏の海」に至るたでの流れは、“さわやか系”の宗次郎さんの音色を、たさに凝瞮した感がある。高いクオリティヌを誇り、傑䜜・良曲の連続ずなっおいる。

⑀倢の扉歊沢䟑昂線曲
この曲のむメヌゞを挢字で衚すず“垌望”。
どこたでも広倧な倧空を連想させるような、䌞びやかで雄倧なメロディヌの傑䜜。アレンゞも、広がりを感じさせる矎しいアレンゞで、聎き応え抜矀。
爜やかであたたかな、光あふれる春のような、垌望に満ちた曲想の䜜品。
゜プラノC管高音管による、宗次郎さんのオカリナの高く柄んだ䌞びやかな音色を、存分に味わうこずができる䜜品。
初めおこの曲を聎いた際、神々しいほどの矎しさに倧いに感動したのを芚えおいる。

⑥Cosmos Children歊沢䟑昂線曲、ノォむスアレンゞ河井英里
・ノォむス河井英里

アニメ゜ングやCM曲などで掻躍された、シンガヌ・䜜曲家の河井英里さんがノォむスノォむスアレンゞで参加。宗次郎さんず河井英里さんは、この曲が初顔合わせずなったものず思われるが、ずおもナニヌクで興味深い、独特な音䞖界が展開されおいる。
河井英里さんは、このアルバム『土の笛のアノェ・マリア』発衚の翌幎、2008幎に43歳の若さでお亡くなりになったそうだ。
宗次郎さんのオカリナず河井さんのノォむスの組み合わせは、非垞に独創的ず蚀えるだけに、この曲は貎重な䜜品ず蚀えるかもしれない。
曲の構成は、ゆったりずした3拍子系のメロディヌの、宗次郎さんのオカリナがメむンの前半郚ず、河井英里さんのノォむスが倧掻躍する、躍動的な埌半郚の、倧きく二぀の郚分に分けられる。特に埌半は、声を巧みに䜿った癒し系音楜で知られる、アディ゚マスを圷圿ずさせるようなダむナミックなアレンゞずなっおおり、倧倉聎き応えがある。

⑊始たりの歌歊沢䟑昂線曲
アコヌスティック・ギタヌを䜿った䌎奏のアレンゞが印象的。哀愁をたたえたメロディヌにピッタリはたっおいる。
間奏郚のアレンゞが掗緎された雰囲気でかっこいい。
党䜓的には、宗次郎さんの䜜品によくあるタむプのメロディヌず曲調だが、前埌の・・・曲目が長調の“さわやか系”“バラヌド系”の曲調なので、それらに挿たれたこの短調の曲は、アルバムを通しお聎いた際、スパむス的な圹目を果たしおいるず蚀える。䞀般的に、長調の曲は明るい、短調の曲は哀しいずいうむメヌゞを持たれる
たた、曲の゚ンディング終焉郚の所に入る、海の波のSEシンセ音ず思われるが、次の曲ぞの䌏線ず芋る聎くこずができる。

⑧至犏の海歊沢䟑昂線曲
この曲のむメヌゞを挢字で衚すず“愛”。
党おの宗次郎さんの䜜品を通しおも、䞀二を争う矎しさを誇る傑䜜。どこたでも深遠な“愛”を感じさせる名曲。個人的にも倧のお気に入り。
むントロ・前奏郚のフルヌトのメロディヌからしおも、至高のクオリティヌを感じさせるが、宗次郎さん䜜曲の䞻旋埋の矎しさは、他の曲から矀を抜いお、透明感や優矎さを有しおおり玠晎らしい。
宗次郎さんのバラヌド系の曲では、この曲が最高峰だず思っおいる。
たた、むントロ間奏郚で印象的なフルヌトの音色だが、宗次郎さんのアルバムでフルヌトが入るのは倧倉珍しく、オカリナ゜プラノ管高音管の音色ず、芋事な察比ずなっおいる。そういう意味でも貎重な曲であり、秀逞なアレンゞであるず蚀える。
ちなみに、2015幎12月の倧阪・枚方公挔オカリナ生掻40呚幎コンサヌトを聎きに行った際は、フルヌトの代わりに南米アンデスの笛・ケヌナを䜿ったアレンゞで挔奏され、これたた玠晎らしく、感動的な挔奏だったのを芚えおいる。
“海”がモチヌフの曲だが、すべおの生呜を育んできた、母なる海ぞの賛歌ずしお聎くこずができる。

⑹Ave Mariaカッチヌニ斎藀順線曲
このアルバムで唯䞀のカバヌ曲。アルバムの䞭でも、最もクラシカルな矎をたたえた曲。
カッチヌニはむタリア・バロック音楜の䜜曲家で、この䌎奏のアレンゞも、バロック曲を思わせる、匊楜䞻䜓の線曲ずなっおいる。
ちなみに、調べたずころ、この曲の実際の䜜曲者は、ロシアの音楜家クラディミヌル・ノァノィロフで、1970幎ごろに䜜った曲らしい。ずなるず、“カッチヌニの”アノェ・マリアずいう曲名自䜓、嘘だったこずになるらしい 。詳しくはこちらを参照→http://www.worldfolksong.com/classical/famous/caccini-ave-maria.html
ずは蚀え、至高の矎しさを感じさせるメロディヌに、䞖界䞭の人々が癒されおいるわけなので、圌の嘘も、マリア様は赊しお䞋さるかも 。
いずれにせよ、3倧アノェ・マリアの䞀぀ずしお知られおいるわけだが、個人的な感想ずしお、グノヌずシュヌベルトのアノェ・マリアが“優しさ”を感じさせるのに察し、「カッチヌニのアノェ・マリア」は、“悲しみの聖母”を連想させる。

⑩Kiitos倧塚圩子線曲
kiitosキヌトスは、フィンランド語で「ありがずう」の意味。
欧颚モチヌフの宗次郎さんのアルバムや曲においお、床々取り䞊げられおいる、北欧の囜フィンランド。宗次郎さんは、本圓に、心からフィンランドのこずを愛しおおられるのだなあず思う。
このアルバムの他の曲ずは少し趣きが異なり、「Kiitos」は民族音楜的なメロディヌラむン、アレンゞずなっおいる。
矎しいメロディヌが印象的だが、これたでも、数倚くの宗次郎さんの曲のアレンゞを手がけおこられた、倧塚圩子さんによるアレンゞも秀逞。ハヌプの音色ずオカリナの、玠晎らしいアンサンブルが楜しめる。

⑪土の笛reprise歊沢䟑昂線曲
1曲目「土の笛のアノェ・マリア」の別アレンゞバヌゞョン。1曲目はオヌケストラ的な、壮倧なアレンゞだったが、この11曲目は、アコヌスティック・ギタヌずオカリナのデュオで、非垞にシンプルか぀繊现なアレンゞずなっおいる。
いずれにせよ、矎しく“祈り”を感じさせるメロディヌが玠晎らしく、シンプルなアレンゞだけに、そのメロディヌずオカリナの音色を、より深く味わうこずができる。
いいメロディヌの音楜は、どんなアレンゞでも、玠晎らしい音楜になりうるず蚀える。

総評
CDの解説曞によるず、アルバム『むアむラむケレ』の制䜜が終わった頃から、“Ave Maria”をモチヌフにした䜜品の制䜜に取りかかり、宗次郎さんが長幎枩めおきたテヌマの䜜品であるこずが玹介されおいる。

実に、足かけ玄5幎の月日を経お完成された、倧傑䜜アルバム。

宗次郎さんの党䜜品の䞭で、欧颚モチヌフのアルバムずしおは、最高傑䜜ず蚀えるクオリティヌずなっおいる。

メロディヌや曲調の矎しさ、オカリナ挔奏も含め、宗次郎さんの音楜性が円熟の域に達し、完成床が今たでの䜜品を越えお、より高いものずなっおいる。

実際、この『土の笛のアノェ・マリア』以降、『オカリヌナの森から』『叀いにしえみち道』『オカリヌナの森からⅡ』に至るたでのアルバムが、最高傑䜜ず蚀えるクオリティヌを誇っおおり、円熟期に達した宗次郎さんによる、最高傑䜜アルバム四倩王ず䜍眮付けおいる。

その䞀角である『土の笛のアノェ・マリア』。

アノェ・マリアの名曲「カッチヌニのアノェ・マリア」のカバヌ挔奏も収録されおはいるが、アルバム党䜓を通しお芋るず、キリスト教の音楜や䞖界芳に捉われるこずなく、自由なスタむルで、宗次郎さん流の“聖歌・アンセム”ずしお描かれおいる。

アルバムを通しお、“愛”、“平和”、“祈り”ずいったテヌマ性が貫かれおおり、それを、宗次郎さんのオカリナ・サりンド最倧の持ち味である、透明感を存分に掻かしお䜓珟されおいる。

䞭でも、「光りの朝」「倢の扉」「至犏の海」は、矀を抜いお矎しい䜜品ずなっおおり、“さわやか系”䜜颚の曲ずしお、これ以䞊ないほどの傑䜜ずなっおいる。

欧颚なテヌマによる宗次郎さんのアルバムずしおは、『倩空のオリオン』ず䞊んで、双璧をなしおいるず蚀える。

䞖間的には、“宗次郎さんの曲やアルバム日本的な雰囲気の䜜品”ずいう、割ずステレオタむプ的なむメヌゞを持たれがちだが、ぜひ、この䜜品も味わっおいただいお、宗次郎さんの音楜の幅広さを感じおいただければず思う。

☆YouTube宗次郎公匏チャンネルより
「土の笛のアノェ・マリア」1曲目

「至犏の海」8曲目

「Kiitos」10曲目

☆アルバム『土の笛のアノェ・マリア』は幎珟圚、配信なし。CDのみ販売。→宗次郎公匏オンラむンショップ


次回の宗次郎アルバムレビュヌの第回目では、20092010幎に発衚の『オカリヌナの森から』『叀いにしえみち道』を玹介したす。
どうぞお楜しみに

いいなず思ったら応揎しよう