11泊12日、7ヵ国周遊旅行の費用【2025】旧ユーゴスラビア周遊旅行記:14/15
2025年4月に11泊12日で、旧ユーゴスラビア7ヵ国を周遊したときの旅行記・全15本シリーズの14本目です。おそらく多くの方が知りたいであろう、旅費編です。今回はお金の話しかしません。
シリーズ全記事を通して読んでいる前提で、前の記事で言及した内容の説明を省いているケースもあります。この旧ユーゴスラビア7ヵ国周遊旅行記を最初から読みたい方は、以下のマガジンをご覧ください。
前回の記事はこちら↓
14:11泊12日、7ヵ国周遊旅行の費用(この記事)
精算ルール
旅費の算出について、いくつかの前提条件を共有します。
現地通貨または英ポンド払い
決済当日のレートで計算し、日本円で算出
1. 現地通貨または英ポンド払い
過去の記事でも言及していますが、この旅行をした当時の私はロンドンに住んでいました。そのため、事前予約分の交通費や宿泊費は基本的に英ポンド払いです。ただし、Booking.comではユーロでの料金が見れたので、今回は英ポンド決済の宿泊費もユーロ建てで計算しました。
旅行先ではクレジットカードまたは現金で決済しました。クレカはイギリスのもので、現地通貨と英ポンドを選べるときは確か英ポンド払いを選んだ記憶があります。この場合も、明細に記載されている現地の価格をもとに計算します。
たとえば下の図。これはモンテネグロ・ブドヴァでの決済履歴です。一番上の「Nacionalni Restoran Mercur」は現地通貨(ユーロ)で€22.20、FXレートの€1.1727/£を元に計算すると£18.93。この場合、€22.20を採用します。

念のために言及しておきますが、このあとの旅費精算では上記のような決済レートには言及しません。また、旅費の支払いに使ったのは現地通貨または英ポンドのみで、日本円での決済はありません。
2. 決済当日のレートで計算し、日本円で算出

これも実際の数字で説明した方が早そうなので、クレカ明細を出します。明細記載のレートではなく、ユーロ円と英ポンド円はGoogle Finance、他の通貨/円はXe Currency Converterを使ってその日のレートを算出しました。4/2は161.242円/€、4/3は161.481円/€です。
まずは日ごと、通貨ごとに利用額の合計を算出します。そのあと上記のレートをかけて、小数点第3位以下を切り捨てます。
4/2:13.50+7.00+3.80=€24.30
€24.30×161.242=3918.18円064/3:2.65+2.60=€5.25
€5.25×161.481=847.77円525
異なる日程の出費を合算するときは、円換算後の金額を合計してから小数点第1位を四捨五入します。上の続きの場合、3918.18+847.77=4765.95円なので、四捨五入して4,766円。この5項目の出費は€29.55(4,766円)となります。
旅費の精算:交通費、宿泊費、その他
まずは交通費から。基本的には、どちらも2月下旬~3月頭にかけてオンラインで予約しました。衣類などを詰めたボストンバッグをバスに持ち込むための預入荷物代や、ホテルチェックイン時に払ったCity Taxなど、ごく一部を現地で支払いました。
スロベニアでの移動(空港→ブレッド湖、ブレッド湖→リュブリャナ)とザグレブのトラム30分券×2以外、すべて都市間の移動による交通費です。ベオグラードの公共交通機関は運賃が無料なので、セルビアでは交通費がかかりませんでした。バスの預入荷物やバスターミナルのサービス料としてかかった費用も、今回は交通費として計上しています。
交通費:£253.90、€115.13、17.10BAM、50.00MDK(67,842円)

まずは交通費から。2月下旬~3月頭にかけてオンラインで予約しました。衣類などを詰めたボストンバッグをバスに持ち込むための預入荷物代やバスステーションのサービス料など、ごく一部を現地で支払いました(この費用も交通費として計上します)。
スロベニアでの移動(空港→ブレッド湖、ブレッド湖→リュブリャナ)とザグレブのトラム30分券×2以外、すべて都市間の移動による交通費です。
ロンドン→リュブリャナ:£86.37(16,282円)
リュブリャナ内:€10.20(1,649円)
リュブリャナ→ザグレブ:£10.49(1,977円)
ザグレブ内:€1.33(214円)
ザグレブ→ドブロブニク:£21.49(4,061円)
ドブロブニク→サラエボ:€36.00+預入荷物:€1.00(5,805円)
サラエボ→モスタル:14.10BAM(1,161円)
モスタル→コトル:€24.10+預入荷物:3.00BAM(4,005円)
コトル→ブドヴァ:€5.00+サービス料:€1.30(1,016円)
ブドヴァ→プリスティナ:€22.20(3,581円)
プリスティナ→プリズレン:€5.00(807円)
プリズレン→スコピエ:€9.00(1,409円)
スコピエ→ベオグラード:£28.65+預入荷物:50.00MKD(5,573円)
ベオグラード→ロンドン:£106.90(20,303円)
ちなみに航空券×2が合計36,585円で、交通費の半分以上を占めています。旧ユーゴスラビア内の交通費は31,257円です。
宿泊費:€275.16(43,496円)

交通費と同様、宿泊費も2月下旬~3月頭にかけてオンラインで予約しました。モスタルやプリスティナなど、一部現金払いだったものの、基本的にはオンライン決済です。チェックイン時に払ったCity Taxも宿泊費にカウントしました。
リュブリャナ:€23.92(3,765円)(宿泊費:€20.79、City Tax:€3.13)
ドブロブニク:€62.59(9,824円)(宿泊費:€59.94、City Tax:€2.65)
サラエボ:€20.34(3,289円)
モスタル:€16.62(2,679円)
コトル:€19.60(3,067円)(宿泊費:€17.60、City Tax:€2.00)
ブドヴァ:€50.74(7,938円)(宿泊費:€49.74、City Tax:€1.00)
プリスティナ:€15.00(2,402円)
プリズレン:€28.05(4,528円)
スコピエ:€11.70(1,831円)
ベオグラード:€26.60(4,173円)(宿泊費:€25.25、City Tax:€1.35)
最初から贅沢のつもりで奮発したドブロブニクとブドヴァが、全体の4割を占めています。ちなみにボスニア・ヘルツェゴビナ(€36.96)とコソボ(€43.05)は、各国2都市の宿泊費を合わせても奮発した都市の1泊より安いです。金額でいえばボスニア・ヘルツェゴビナの方が安いものの、2泊とも個室だったことを考慮するとコソボの安さが際立ちます。
その他:51,798円(+アルバニア:2,369円)

当初は飲食費や観光費など、項目別にカテゴライズするつもりでした。しかし、想像以上に飲食費に偏っていたため、都市ごとの出費で集計します。アルバニアの内訳は「お菓子:80.00LEK+eSIM:£12.00」です。
リュブリャナ:€48.79+ローミング:£2.45(8,363円)
ザグレブ:€32.70+ローミング:£2.25(6,138円)
ドブロブニク:€35.10+ローミング:£2.25(6,721円)
サラエボ:8.15BAM+eSIM:£9.50(3,229円)
モスタル:41.60BAM+eSIM:£9.50(3,424円)
コトル:€15.90+eSIM:£4.25(4,136円)
ブドヴァ:€25.09+eSIM:£4.25(4,047円)
プリスティナ:€10.60+eSIM:£4.75(3,473円)
プリズレン:€16.02+eSIM:£4.75(2,586円)
スコピエ:990.00MKD+eSIM:£4.00(3,356円)
ベオグラード:4,049.97RSD+eSIM:£4.00(6,326円)
ちなみに各出費の通貨は、基本的に現地通貨です。ただし通信費(SIMのローミング代とeSIM代)だけは英ポンドで払っています。2泊滞在した国の通信費は入国した日に払っているので、滞在時間に関係なく等分しました。
トータルの旅費:165,505円!
交通費:67,842円
宿泊費:43,496円
その他:54,167円
アルバニア込みです。日割りで約13,792円。11泊12日と考えると安いですかね…?この格安旅の理由は、10000%ドブロブニクの悲劇にあります。
明細を見ていて、有料の観光スポットに行ったのはリュブリャナとザグレブだけ、という事実に気づきました。要はドブロブニクの悲劇でスマホの買い替えが決まったため、ロンドンに戻ったあとの数百ポンドの出費を意識した節約旅行になったわけです。
コカ・コーラで見る、旧ユーゴスラビア内の物価の違い

世界各国で愛されているコカ・コーラは、その土地の物価を測るものさしとしても使われます。そこで、実は今回の旅には「かつて一つの国だった旧ユーゴスラビア各国の、コーラの価格差をチェックする」という裏ミッションもありました。
店頭のコーラの写真で記録していたのですが、ドブロブニクの悲劇によって、スロベニアとクロアチアの写真はアドリア海に沈み…。ただ奇跡的にスロベニアでコーラを買ったときのレシートを発見し、スロベニアでのコーラの値段もわかりました。


今回値段を調べたコーラは、一番王道のコカ・コーラのオリジナルです(上の画像だと白ロゴのコーラ)。実際に値段をチェックしたコーラは450mlと500mlのペットボトル、330ml缶の3種類。リットルあたりの値段を算出しています。もちろん旅行当時のレートです。

リュブリャナが断トツで高いと予想していましたが、トップはブドヴァでした。よく考えればビーチリゾートなので、高めの価格設定も納得でした。とはいえ、同じモンテネグロの車で一時間以内の都市・コトルと比べて、約70円の差があるなんて…。と思ったものの、現地通貨での差額は€0.20なので、店舗の価格設定の誤差かもしれません。他の都市では、ベオグラードの安さに驚きました。
ちなみに、私の家から徒歩1分の都内某セブンイレブンでは、500mlペットボトルが税込183.60円(2026年3月5日時点)でした。リットルあたり367.20円/Lで、ブドヴァとリュブリャナのちょうど中間です。
今回の旅で訪れた都市で集計対象外(コーラの記録がない)なのは、クロアチア(ザグレブ、ドブロブニク)とモスタル。おそらく東京とザグレブはいい勝負だと思います。私の予想ではモスタルはサラエボとさほど変わらず、ドブロブニクは観光地価格でブドヴァより少し高いと踏んでいます。
次回で旧ユーゴスラビア周遊旅行記は完結!

実は色々あってイギリスにいる間に旅費の精算ができていなかったので、この記事が旅費精算のいいきっかけになりました。
いよいよ、次の記事が旧ユーゴスラビア周遊旅行記最後の記事です。テーマは総括で、つらつらと感想を綴るだけなので、読まなくてもまったく支障はありません。今回の旅費公開のような気になるお金の話も、有益なバルカン旅情報も書きません。とはいえ、ここまでの14本を読んでくださった方には最後までお付き合いいただけると嬉しいです!
