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そうだ、お遍路へ行こう(六~十ニ番札所)後編【ガチ旅日記64】お遍路編4

沖縄の石垣島や小笠原諸島を含む、47都道府県を制覇したアラフィフによる、全力の旅行記「ガチ旅日記」。

四国八十八ヶ所霊場を巡る「お遍路編」を、毎週月曜日に更新中。記事リンクは↓


1泊2日で徳島県の札所を巡った初日の最終回。「勇者ヒンメルならそうした」と、歩き遍路の外国人を車に乗せてあげた後の話。

3000文字超の長文だが、一気に行く。

第十一番札所 金剛山 一乗院 藤井寺

第十番札所・切幡寺から10km
本尊

薬師如来(伝弘法大師作)
開基
弘法大師
創建
弘仁6年(815)
真言
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

駐車場は山門前が民間運営で300円、奥まで進むと徴収おじさんが突然現れるので注意。手前なら200円の場所がある。

山門

手水舎と水掛地蔵

手を清める時点で、いきなり水掛地蔵が登場。このパターンは初めて見た。

鐘楼

鐘を突くための撞き紐がない?!
桜の木を手で引っ張って突く!!
ワイルドだろぉ?

本堂

本尊の薬師如来は、2度の大火でも消失を免れたとして、厄除けで有名だそう(秘仏、現在は奥の院にある)。

寺は、真言密教の道場として栄え、七堂伽藍を構える壮大な大寺院と発展した。だが、天正年間(1573〜92)の兵火により全山を焼失、江戸時代初期まで衰微した。その後、延宝2年(1674)に阿波藩主が帰依していた臨済宗の南山国師が入山して再興し、その折に宗派を臨済宗に改めている。天保3年(1832)に再び火災に遭い、本尊以外の伽藍はすべて灰燼に帰した。

https://88shikokuhenro.jp/11fujiidera/

厄除け臼

そして「厄除け臼」なるものが。「年の数だけ木槌で打って」とのこと。

内角を狙い、えぐり込むように打つべし!

いやあかんやろ!w
臼だから内角ねーよ!ww

アラフィフなので、数えるのが大変(忘れそう)…年の数食べる節分の豆みたいだ。

大師堂

この他、大師お手植えと伝わり、寺の由来にもなっている藤の棚があるらしい。

へんろ道・遍路ころがし

藤井寺最大の注目点はこちら。寺の裏手から、次の十二番札所・焼山寺へ続くへんろ道だ。

歩き遍路には「遍路ころがし」という言葉がある。

思わず転がり落ちるほど険しいとされる、急勾配の厳しい山道の難所のことだ。

この「遍路ころがし」の最強(最凶)格が、藤井寺~焼山寺なのだ。実際に弘法大師が歩いた道として、今も残されている。

入り口には、ものものしい看板が…。まさにラスボス級の警告。

焼山寺まで最短5時間、長ければ8時間!
8時間トイレがないとか…って無理だろ!!

ガイドブックを見ると、さすがにトイレは整備されているらしいが…。これまでの平地お遍路とは、明らかに雰囲気が違う。

前回のオージー2人組、大丈夫だろうかw

遍路ころがしについては以下のリンクが参考になる。

ミニお遍路

「遍路ころがしとか無理!」という人のために、藤井寺には「ミニ八十八ヶ所」なるものが。ちなみにミニ西国三十三ヶ所もある。

各札所が整備されており、八十八ヶ所を40分で回ることができるとか。

ご利益は…あると思う、多分。

ひまわり畑のはずが

お遍路では、観光スポット巡りも楽しみにしている。

この日行きたかったのが、休耕田一面に咲くヒマワリ!

なにこれ、めっちゃ素敵!

藤井寺を出発後、昼食はサンドイッチを車内でさっと食べ、グーグルマップを頼りにひまわり畑へ。

どこまでも続く道が「夏」って感じだな。

が、現地近くにいっても、それらしい黄色が見当たらない…。

?!
これ!?

あまりの暑さに、ヒマワリがほぼ全滅してしまったらしいorz

おおヒマワリ!
しんでしまうとはなにごとだ!

改めて調べてみると、7月がピークだったみたい。9月にはコスモス畑も出てくるそうなので、行くならこちらを見てからで。

焼山寺への迷い

元々の予定はこれで終了。

まだ午後3時。十二番札所の焼山寺は納経所が午後4時半に閉まるので、ギリギリ間に合うかどうか。

カーナビで調べると午後4時過ぎ到着だ。特に難所はいつ来られるか分からないので、意を決して向かってみた。しかし…

相手は最大の難所「遍路ころがし」なのだ。

下のマップで、私が通ったのは中央の最短ルート。だがGoogle先生の案内通り、右の石井町ルートで遠回りすべきだった

まさに「急がば回れ」だ。

♪何でだろう 何でだろう
10km近くて、一緒の到着時間
何でだろう

これが地獄の山道。すれ違い不可の林道が1時間、延々と続く。

車から谷底を覗くと…

あ、落ちたら死ぬやつだ。

この日は最高気温が38度、外国人相手に英語でガイドするなど、疲労も限界に近かった。これはヤバい…。

落ちる集中力。曲がるハンドル。

このため「命を守る行動」として、退避できる場所で10分ほど仮眠をとることに。

結果的にこれが正解だった。

仮眠後はスッキリ。カーナビの到着時間をにらみつつ、ひたすら神経をすり減らす山道を上る。

「車遍路だから楽」というのは大間違いで、「歩き遍路よりはマシ」というだけなのだ。

さすが弘法大師の修行をたどる旅、車でも自己との戦いだった。

第十二番札所・摩廬山 正寿院 焼山寺

宗派
高野山真言宗
本尊
虚空蔵菩薩
開基
役行者小角
創建
弘仁6年(815)
真言
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや  おん ありきゃ まりぼり そわか

なんとか午後4時15分に到着。お参りの前に納経所へ行けば、かろうじて午後4時半に間に合う。

修験道の開祖・役小角えんのおづぬが開いただけあって、雰囲気が全く違うガチの修行場だ。

山門

神々しさすら感じる弘法大師の修行像。

鐘楼

「連打すると非常時と勘違いするので禁ず」の警告がガチすぎる…。

鐘の由来が非常に面白い。

本堂

大師堂

謎のブランコ。子供は来るのだろうか?
それか、住職が家族用に手作りしたか?

というのも、別の札所で聞いた話だと、冬には住職自らが除雪作業にあたるとか。意外と武闘派(?)、ではなくアクティブなのかもしれない。

景色はいいが、とにかくすごい山奥。

宿坊
杉の大木

そして宿泊先の小松島市のホテルへ。最初の地図の右ルートなので、同じ山道でも、こちらはかなり精神的にマシだった。

山道は距離に騙されてはいけない。

HOTEL AZは最高

この日のホテルは、小松島市にあるHOTEL AZ 徳島小松島店。

ちなみにHOTEL AZは九州地盤のホテルチェーンで、365日均一料金が特徴。お盆にも再訪したが、観光シーズンには非常にありがたい。

事前に電話で確認するほど楽しみにしていたのが、夕食につけられる飲み放題。90分1210円だが、何と生ビール(キリン一番搾り)まである。安い所は発泡酒が標準だからな…。

あ・・・・ありがてえっ・・・・・・!

食堂入り口で支払うとジョッキを渡されるので、あとはセルフで。

キンキンに冷えてやがるっ……!
犯罪的だっ……!

そして夕食バイキング。なんと鴨肉まで!

実際には当然飲まない人もいるのだが、
正直おつまみセットにしか見えないww

酒は黒霧島まであり、結局生ビール3杯、黒霧島1杯、葡萄酒1杯としこたま飲んだのだった。

おわりに

3回にわたった超大作。実は1泊2日で、まだ初日が終わっただけw

お遍路に限らず、質問は大歓迎!


著者:シーサー太郎
アラフィフのマルチオタク。趣味は旅行、「歌ってみた」のYouTube配信、三線弾き語り、短歌、筋トレなど。

2026年7月より、お遍路さんに挑戦。


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