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トラベルはトラブル、が面白い。でも程々に|人生後半の旅日記~どこへ行くかより誰といくか~(スペイン編2)

こんにちは。
人と組織を咲かせる人財育成コーチの吉田裕児です。
今回も旅日記の続きを書かせていただきます。

スペインの旅の続きをお話しする前に、ひとつだけ大切なことを書かせてください。
ちょっとした、ひとり言のような話です。

新婚旅行以来、実に27年ぶりの、夫婦ふたりきりの海外旅行。
機内で映画『カールじいさんの空飛ぶ家』を観ていたときのことです。

若い頃はおてんばで元気だった奥さんエミリーが、
年を重ね、カールじいさんよりも先に旅立ってしまう――
そんな場面を見ているうちに、
「今、自分はこうして、妻とふたりで元気に海外旅行に来ているんだなぁ」
ということが、急に胸に込み上げてきて、涙が止まらなくなってしまいました。

ふたりが元気で、家族も元気で、
そして、いろいろな条件に恵まれたからこそ、こうして旅に来られている。
そのありがたさを思うと、感謝の気持ちでいっぱいになったのです。

隣で映画を観ながら泣いている私を、妻はちょっと笑っていましたが、
あとで理由を話すと、
「こうしてふたりで旅ができて、本当によかったね」と。
ふたりでささやかに乾杯しました。

写真はイメージです。機内なのでプラスチックカップで乾杯でした(笑)

人生後半の夫婦旅は、
こんな感動も一緒に連れてきてくれるんだなぁ、
そんなことを伝えたくなった出来事でした。

さて、スペインの話に戻ります。

前作:なぜ旅日記を書こうと思ったか。

2日目の朝は、吹雪のような天気の中、マドリードからバスで1~2時間ほど走り、
エル・エスコリアル修道院へ向かいました。
日本でいうと戦国時代、国王フェリペ2世の命によって建てられたそうです。

中に入ってみると、宮殿あり、修道院あり、
素晴らしい建物と絵画の数々。
建築屋としては、「ガウディもいいけど、こういう建築もいいなぁ」と、
感動しっぱなしでした。

中庭で撮影。吹雪のような天気です

当時は撮影禁止だったのかもしれません。
内部の写真が残っていないのが、今となってはちょっと残念です。

国王が暮らしていた場所にしては、意外と質素な印象もあり、
「案外、贅沢はしていなかったのかな?」と思って現地ガイドさんに聞いてみると、「大航海時代は戦争続きで、お金がなかったんですよ」とのこと。
なるほど、歴史の重みを感じます。

外部からのエル・エスコリアル

吹雪のエル・エスコリアルを後にして、次はトレドへ。
……実はこのとき、私は「トレドってどんなところ?」というレベルで、
スペインのことをほとんど知らなかった自分に、今さら気づきました(笑)。

トレドに着いて、まずは名物のうずら料理のお店で昼食。
予算の関係だと思いますが、出てきたのは普通のチキン料理。
でも、これがちゃんと美味しかったんです(笑)。

そのレストランのそばにある展望台から、テージョ川越しにトレドの街並みを眺めると、「こんな景色がこの世にあるのか」と思うほどの感動。
大聖堂を中心に広がる街並みは、本当に見事でした。

古都トレドの街並み

街の中は、かつて支配していたイスラム文化の影響もあって、
とてもエキゾチック。
「こんな場所に来られてよかったなぁ」と、改めてしみじみ感じます。

内部から見た大聖堂
トレドの内部。石畳の街中。海外に来ているなと実感

感動冷めやらぬままトレドを後にして、一路アランフェス宮殿へ。
バスの中で、どこかで聞いたことのある曲が流れてきました。
「フィギュアスケートでよく聞く曲だな」と思って妻に聞くと、
それは「アランフェス協奏曲」だとのこと。
「へぇ、スペインの曲だったんだ」と、ちょっとした発見。

オリーブ畑とぶどう畑が広がる、どこか荒涼とした風景に、
この曲が不思議とよく合うんです。
スペインは「情熱の国」というイメージがありましたが、
どこか哀愁も感じる国なんだなぁ……そんなことを思いながら、車窓を眺めていました。

写真はイメージです

アランフェス宮殿を見学したあとは、
夜、マドリードのバルで一杯。
こうして、感動に満ちた二日目が、静かに終わっていきました。

マドリードのバルの様子。ここでは生ハムは食べれませんでした(笑)

スペインの旅、まだまだ続きます。
次回も、どうぞお楽しみに。

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吉田裕児@人と組織を咲かせる人財育成コーチ 上司と部下が生き生きと活躍できる職場作りを目指しています。いただいたサポート費はさらなるクリエイティブな活動に使わせていただきます。