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九州でヨルシカと満喫きっぷ⑥(西鉄甘木線と甘木鉄道)

ヨルシカ『一人称』福岡1日目を終え、西鉄電車で久留米へ向かい、1泊した。この翌日もライブだが、午前中は列車旅で満喫する。

朝食を課金

素泊まりだが、朝食を1300円で課金することができた。ハードスケジュールですぐ体調壊す僕だからこれはありがたい。内容うんぬんよりありつけて、腹パンパンまで食べられたらそれでいい。

北九州名物「鉄鍋ぎょうざ」
いずれは食べたい。
赤帯の西鉄バス
どこいっても見ない街がないのが福岡のバス文化。

満喫きっぷ2回目押印

西鉄久留米駅有人改札で「旅名人の九州満喫きっぷ」2回目を押印してもらった。「青春18きっぷ」ルール改定後見られなくなった光景が九州でも見られ、関西、関東ですら見られない私鉄で押印してもらうという珍しさもある。

5000形
西鉄電車の象徴たるアイスグリーンとボンレッド
福岡のご当地アイドル「LinQ」
どこで名前聞いたっけなぁ💭
またおった。

今回は天神大牟田線ではなく、甘木線に乗る。これともう1つ第三セクターを乗り継ぎ乗り回していく。甘木線は30分に1本だが、ちょうどええタイミングでもうすぐやってくる。

甘木線

甘木行き
ミニマムな2両編成。

大牟田からの甘木行きがやってきた。甘木線の電車は久留米を越えて、天神大牟田線と直通運転を実施し、甘木と大牟田を結ぶ。大善寺駅までは福岡(天神)からの普通電車が多いが、これより南側ではかなり需要が減る。

7000形

7000形
2両の4ドア車。
本線では他の4ドア車と連結する。

甘木線のワンマン電車は基本7000形を使用する。4ドアを持ち、連結によりラッシュ時を中心に福岡(天神)駅に直通することも可能。
ワンマン運転時は真ん中2ヶ所を締め切って2ドアになり、案内でも「2ドア」とある。運賃箱がない都市型のワンマン運転だが、一部締め切る形はなかなか珍しい。

7050形

貝塚線7050形
3ドアのワンマン専用車。
天神大牟田線時代、優等列車の定期運用はなかった。

この弟分で7050形もいる。本来は甘木線用だったが、旧型車置き換えのために全車が貝塚線へ転属する予定になっている。3ドアが特徴だが、優等種別に使われることはコロナ禍の一時期を除いてほとんどない。

久留米では花畑発の福岡(天神)行き急行と連絡する。急行が先発して、甘木線が続いて出発する。

9000形

9000形
アイスグリーンを卒業し、赤を強調させた。

やってきた9000形は西鉄最新型車両。ステンレス製1両片側3ドア、帯になっていたボンレッドが際立つ。特急から各停まで天神大牟田線と太宰府線全種別で活躍する。旧型車5000形の置き換え用で数を伸ばしている。

2両編成はワンマン運転に対応し、2026年3月から甘木線にも進出した。車外確認カメラと運転席モニターを用いたスムーズなワンマン運転を行う。7050形もこちらに置き換わる予定で、玉突き的に貝塚線へ引っ越している。

7050形
側面撮りたかったぁ。

宮の陣駅

宮の陣駅
福岡(天神)からの急行を待ち合わせる。

宮の陣駅で花畑行き急行から連絡した後、甘木線へ入っていく。小さい路線であるが、福岡(天神)始発の急行と連絡する利便性は高い。こういうきめ細やかさは私鉄らしい。

五郎丸駅

五郎丸駅
きっとやりたくなるルーティンポーズ。

甘木線最初の駅は「五郎丸駅」。元ラグビー日本代表・五郎丸歩さんと同名駅として脚光を浴びた。記念にきっぷを買う人が訪れて、語呂合わせで「五郎丸から560ごろーまる円」というきっぷを買う人が多かったのだとか。ちなみに五郎丸さんは駅と同じ福岡県出身である。

学校前駅で見た異変

学校前駅
目の前に小学校があるストレートネーム。

学校前駅に着くと、電車から降りた男性がホーム下に向かって突然リバースしてしまった。運転士が「大丈夫ですか?」などと声をかけたものの、大丈夫そうと言ったのか、そのままドアを閉めて発車していった。停車直前に口の中に何かを含んで苦しそう降りていったのを見ていたし、「ホンマにあの後どうなったんや?」と気になった。
「くれぐれもお大事に。」

古賀茶屋
「こがんちゃや」と読む。
大手私鉄と思えない田園地帯。
金島駅
大阪人からしたら阪急中津にしか見えない。
けど、中津すらないベンチあるやん!
JA見つけたら田舎のサイン。
これでも大手私鉄沿線。

沿線は田園風景が広がりJAグループの建物やカントリーエレベーターが見えてくる。一応大手私鉄の沿線で、車両はラッシュ対応の4ドア。だけどそうは思えないぐらい、のどかな風景だ。

本郷駅

本郷駅を始め、甘木線のホームはかなり狭い。行き違い可能駅では点字ブロックが1列しかなく、「黄色い点字ブロックの内側」という概念がないぐらいの狭小ホームもある。狭小過ぎて駅名標が置けず、地下鉄のように線路挟んだ反対側にある。

関西の狭いホーム

阪急神戸線・宝塚線「中津駅」
ホームが狭すぎて通過列車が減速する。
狭すぎて、京都線だけホームがない。

関西では阪急電車・中津駅や改修前の阪神電車・春日野道駅などが狭小で有名。これらの駅では通過電車もあり、45㎞/hで減速しなければいけない(春日野道駅は拡張・改修で速度制限解消)。ただ、甘木線は全列車各駅停車の普通電車なので狭小でもギリ問題ないかもしれない。

馬田(まだ)駅
LINEのスタンプにできそうや。
今着いた?→馬田ってね。

西鉄甘木駅

ここもまたホーム激狭な終点「西鉄甘木駅」に着いた。甘木鉄道に乗り換えるが、隣り合っていない。ここから5分ぐらい歩いて目指す。

甘木駅

甘木駅に着いた。西鉄よりもちょっとデカい立派な駅。これから乗る甘木鉄道は元々が「国鉄甘木線」。そんな過去を主張し、駅舎の規模がそれを物語ってるような気もする。

ホームへつながる構内踏切にはさっそく列車が来ていて、入れ替え担当の社員さんが緑と赤のフライキ(手旗)片手に作業している。

入れ替え中

遮断機はなく、踏切警報音を0.25倍速したような、接近音が鳴る。人がいるからなんとかなってるけど、ちょっと気をつけなければ。

エンジンを覗き見。
エッチ🙂‍↔️

甘木駅に着くと多種多彩なディーゼルカーがいる。いずれもAR300形ではあるが、各車両ともカラーが異なり、カラフルになっている。

AR302

AR302

今回はAR302に乗り込む。水源をモチーフにした青色をまとい、前面と側面のドアは柿をモチーフにした柿色になっている。

AR300の仲間たち

AR306(左)
地元高校生がデザイン。
AR307
社員考案のオリジナル。
3代目の塗装。

地域を模したオリジナルや地元の高校生が考案したものもいる。何に乗れるかは会ってのお楽しみ。

AR301
唯一の登場時塗装。
「反転した糸切り餅やん。」と思う滋賀県民。

当初は全て白地にピンクと緑のパステル帯を巻いていたが、1両を除いて塗装が変更されている。

国鉄のオマージュ

AR303
キハ20形のオマージュ塗装
AR305
キハ58形のオマージュ

この他、国鉄のカラーをオマージュしたものもいる。AR300形は国鉄時代を経験してないが、路線自体は元国鉄。国鉄甘木線を転換したのがルーツになっている。

レビット君

色は違えど、全車共通で甘木鉄道マスコット「レビット君」のイラストがいる。おとぎ話に出てきそうな画風の鉄道員ラビットがお出迎えする。

高田(たかた)駅
ジャーパネット、ジャパネット〜♪(チャウチャウ)

キリンビール福岡工場

右手奥にキリンビール工場

キリンビール福岡工場が見えてきた。この先の太刀洗駅から工場に繋がる専用線がかつて分岐していて、1984年まで貨物輸送があった。原料の麦芽を積荷とした有蓋貨車が工場私有の機関車によって敷地に直接入っていた。

キリンビール専用線跡地

たぶん専用線あったであろう広い土地。

それがあっただろう広い土地が太刀洗駅付近にある。今でこそ貨物の鉄道回帰が進むし、競合他社で鉄道輸送を復活させる「モーダルシフト」が盛んだが、一度なくした鉄路の復活は容易くない。

専用線がなくなった後も甘木鉄道の設立、出資に関わっていて、甘木鉄道と西鉄の乗車券が付いたビアガーデンクーポンを発売している。地元の大株主として鉄路を支えている。

太刀洗駅
キリンビールビアガーデン最寄り駅

AR304

AR304
緑の甘木鉄道

松崎駅では緑色のAR304と行き違った。AR303の国鉄カラーを色違いにして沿線の緑豊かな雰囲気を表現している。

左手に大分自動車道

大板井駅

大板井駅
地元では「おおいたい」じゃなくて「おいたい」と読むのが正しいのだとか。(「まっちゃまち」みたい。)

大板井駅の横には大分自動車道があり、福岡市内、大分、長崎方面の高速バスに乗り換えることができる。車内掲示でもその案内がされているし、駅から直接「大板井バス停」に行くことができる。

小郡駅

西鉄小郡駅
急行が15分に1本停車する主要駅。

西鉄天神大牟田線をオーバークロスすると直後に小郡駅に到着。西鉄小郡駅まで120m歩けば乗り換えられる。

国鉄時代は今の位置より西に離れていたが、甘木鉄道になった1986年に西鉄の交差地点ほぼ真上に移設。600mだった乗り換え距離も120mに短縮された。屋根付きの連絡通路はないが、かなり近い方かも。

甘木鉄道の生命線

列車行き違い不可のこぢんまりしていながらも、この駅だけで20人近く乗ってきて一気に満席になった。西鉄の急行が止まる主要駅だけに甘木鉄道にとっての生命線と言える。

大原信号場
2003年の増発で造られた行き違い場所。
アサヒビールの工場
立野駅
阿蘇に来たかと思ったやん!

佐賀県に入って「立野駅」。アサヒビールや「マルちゃん」こと東洋水産の工場など工業団地として発展している。

赤いきつねと緑のたぬきってここで作ってるんや。
JR鹿児島本線と合流。

基山駅

基山駅
JR鹿児島本線に隣接。

基山駅に到着した。甘木鉄道の終着駅でJR鹿児島本線が接続している。小郡駅とともに主要駅で西鉄から乗り換えた多くはこの駅を目指していた。

どぶろっく

どぶろっく
基山町と大きなイチモツを愛する歌ネタ王

JRの改札付近ではお笑いコンビ「どぶろっく」の2人がお出迎えする。ボーカルとボケの江口直人さん、ギターコーラスとツッコミの森慎太郎さんともに佐賀県基山町出身、小学校からの幼馴染である。

ふるさと大使を務め、基山町を題材にした歌『佐賀の先っぽ基山』をリリースしたり、『アメトーーク!』の企画「ド田舎芸人」にも出演したり。大きなイチモツとオンナと地元を愛するコンビだ。

ド田舎とて博多へはJRの快速で1本、天神へは甘木鉄道と西鉄・急行電車の合わせ技でアクセスできる。個人的にはド田舎の中で通勤しやすく暮らしやすいかもしれない。

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