見出し画像

ちゃんと知りたい。

私はあまりにも世界を知らないように思える。
最近でこそ急ピッチで?調べたり体験したりして建設を進めようとしているものの、それまではほとんどの場所が寂れた荒地になっていて、中心に少しばかり高層ビルが建っているくらいという、異様な光景が広がっていた。
とはいえ、私はそういう場所が好きなので別に構わないし、何なら足を運んでみたいところである。
北朝鮮とかに行ったら見れるような気がするけれども、臆病なので行く勇気がないのが残念なところだろうか。

輪をかけてひどいのが、実体のない蜃気楼ばかりが立ち並んでいるところである。
想像力だけは一丁前な自信があるし、それでもって成層圏を突き抜けるくらい高い蜃気楼を建設してきたし、今も止められていない自信がある。
しかも、己の馬鹿な心がそれを現実だと勘違いしたおかげで、多くを想像だけで完結させてしまい、いろいろ狂ってきた自分がいるのだ。
これに関しては救いようがないと思う。
今まで周りからはたくさんの手が差し伸べられてきたわけだから。
そのうちの一つたりとも取らず、全て締め出してきた自分自身の問題でしかない。

どうして私はそんな暴挙に出たのだろうか。
まずはもともとの地盤が不安定だったからというのがあるだろう。
それは二つに引き裂かれており、私は初期からどちらにも属することができなかったので、常に不安の中を生きてきた。
そもそも初めから仲間外れだったわけだし、輪に入れるような余地は一切なかった。
あとは、心が脆いというのもあるだろう。
あまり認めたくなかったが、どうやら私の心はガラスのように繊細らしい。
そうじゃなかったら、きっと今頃はこうなっていないはずだから。
こんなよく分からない文章を書き連ねることもない気がする。

私は多分、そんな己の心をひたすら守ってきたのだと思う。
リスクを読むのは異様に上手いし、それでありもしないリスクを妄想してきた実績がある。
行動力のほうも昔は少しあった気がするが、それは途中で己が作った呪いによって失われ、そこからは外界を締め出すばかりの人生だった。
普通の人間が最も成長するという時期にほとんど新しさを取り込まず、空白のままここまで来てしまったわけだ。
周りは高度に成長しているのに、自分だけがずっと古いまま停滞しているようなものだろう。
だから、核実験をしてしまうのかもしれない。
現にこうやって高度で難しそうなことばかり書いてきた自分がいるのだが、周りが本気を出したらきっとひとたまりもないに違いない。
己の心を麻痺させてまで心を守ってきたし、だからこそそれと引き換えに何も知らないまま生きてきたような気がする。
最近になってふと思ったことである。
嘘か本当かは自分でもよく分かっていないけれども。

そんな私はいい加減、世界や人をもっと知る必要があるし、知りたいと思っている。
特に興味をもったものに対しては、その隅々まで正確に知り尽くしたいと思う自分もいる。
蜃気楼を建てるのではなく、確かなる基盤を築きたいのだ。
これ以上蜃気楼を建てることにはもう疲れてしまったから。
今のままだといつまでも膠着状態が続き、自分にとってマイナスに終わることは容易に想像できるだろう。
それよりは基盤を築く方に注力したほうがよっぽどマシに思える。
たとえ途中で失敗に終わり、蜃気楼ともども無残に崩れ去ったとしても、それを築こうとした事実は己が楽しく生きる上での糧になる気がするので。
そういうわけで、急ピッチで基盤を築いていきたいと今のところは思っている。
利用できるものはなんでも利用して。


いいなと思ったら応援しよう!