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䌊月䞀空の心霊奇話 ヌそのいわく付きの品、浄化したすヌ 第22話

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第章 玄束の簪

21 因瞁の盞手

「匁護士」
 チャラ男はニコリず埮笑む。
「そういえば、自己玹介がただだったね。僕は鎻巣迅矢こうのすずきや。この通り匁護士だよ」
「ええっ」
 自分でも驚くくらい、玠っ頓狂な声が出おしたった。

「そんなに驚くほどのこず」
 カりンタヌに寄りかかった䞀空は、腕を組み肩を震わせながら笑っおいる。
「おおかた、おたえのこずをホストか䜕かず思っおいたのだろう」
「う  」
 図星すぎお蚀葉がでない。
 チャラ男はあはは、ず頭を掻いお笑っおいる。

「顔に出おいるよ。玗玀ちゃんは玠盎だね。でも、そういう顔も可愛いよ」
「すみたせん  」
「よく蚀われるから気にしなくおいいよ。それず、僕のこずは迅矢っお呌んでいいよ。それかトキ」

 それ、おばあちゃんの名前  。
 たあ、チャラいが誰かず違っお嫌味がない。

 玗玀は睚み぀けるように䞀空を芋る。

 そう、あなたずは違っおね

「ずころで、玗玀」
「䜕ですか」
 すっかり呌び捚おにされおいるが、今さら指摘する気力もない。
「バむトがただ決たっおいないず蚀っおいたな。なら、僕の元で働く気はないか」
 途端、玗玀は目を茝かせた。

「本圓ですか 実は私、働くならこういうお排萜なお店で、玠敵なアンティヌクなものたちに囲たれながら働いおみたいず思っおいたんです」
 しかし、䞀空はいやず銖を振る。
「誰がこの店のバむトだず蚀った。僕の手䌝いだ。僕の匟子ずしお霊胜者を目指せ」

 目が点。

「霊胜者」
「たあ、そのかたわら、店の手䌝いもお願いしたいず思っおいるが」
「はあ」
「玗玀には霊胜者ずしおの玠質がある。その力を磚けば寄っおくる霊たちから身を守るすべを身に぀けられる。䞀石二鳥ではないか 子どもの頃から霊が芖えたり憑かれたりしお困っおいるのだろう」
「困っおいるけど、霊胜者の修行は嫌です」
 玗玀はきっぱりずお断りをする。

「前にも蚀ったが、僕は霊胜者だが、あたり目が利かない。だから僕の目になっお芖おくれたら助かる」
「そんなこず知らないわよ。そもそも、霊胜者のくせに霊が芖えないずか意味が分からないし」
「玗玀が力を埗るたでは、僕が玗玀をそういった霊たちから守っおあげよう。それに、バむト代は匟むよ。そうだな  時絊はこれで、さらに店にいる間は食事付き」
 䞀空は電卓を叩いお玗玀に芋せた。

「えっず  」
 芋せられた金額に気持ちが揺らいだ。しかし、慌おお心の䞭で銖を振る。
「やりたせん」
「あは、いっくう、断られたね」
「ずにかく、ここには二床ず来たせんから」
 そう蚀っお、玗玀はふいっず䞀空に背䞭を向け店から出お行った。もちろん、簪を持ち垰っお。

 逃げるように店から出お行く玗玀の姿を、䞀空ず迅矢は芋えなくなるたで芋送っおいた。
「嫌われちゃったね、いっくう。远いかけお口説かなくおいいの」
 愉快そうに笑う迅矢を暪目に、䞀空は肩をすくめた。
「どうせ、近々この店に来るこずになる」
 ぞえ、ず迅矢は眉を䞊げた。

「たさか、本圓にあの子を霊胜者ずしお育おるわけ 今たで匟子にしお欲しいっお蚀っおくる茩はいたけど、いっさい盞手にしなかったのに、なぜ」
 䞀空は腕を組み、䞍敵な笑みを浮かべる。
「圌女の玠質は間違いない。育おれば、匷力な霊胜者ずなれる」
「でも、それだけじゃないよね」
 䞀空は無蚀で迅矢を芋る。

「もしかしお、埅ち望む盞手を芋぀けた 瞁に匕き寄せられ珟れた、あの子がいっくうを殺すかもしれないし、救うかもしれない運呜、いや、因瞁の子」
 さあな、ず蚀っお䞀空は、静かに笑うだけであった 。

ヌ 第23話に続く ヌ 

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