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いつの間にか DMW-DMS1 が GH7 に対応していた件

今回は、今年の3月19日に発売されたばかりの LUMIX のデジタルガンマイクロフォン『DMW-DMS1』についての話です。

以前の日記でも触れましたが、3月に「DMW-DMS1」を購入したことを記事に掲載しました。


このマイク、発売当初からLUMIX S1シリーズや S5II には対応していましたが、GH7には「対応予定」のままでした。

「早く対応しないかな」と毎日のようにパナソニックの公式サイトをチェックしていたのですが、なかなか更新されず。

いつしか確認しに行くこと自体を忘れ、ゴールデンウィークが明けた頃に「そういえば」と久々に覗いてみたら...。

いつの間にか、GH7 が対応リストに載っていました!

(私は所有していませんが、もちろん G9II にも対応しています。)


私がなぜ、これほどまでに GH7 への対応を心待ちにしていたのか。

それは、DMW-DMS1 の真価はフラッグシップモデルでなければ最大限に引き出せないからです。


現在、私は S5II を所有しているため、このマイク自体を使用することは可能です。しかし、この製品最大の売りである「バックアップ記録」と「32bit float 記録」には対応していません。


◾️ なぜ S5II でバックアップ記録ができないのか


S5II ではバックアップ記録ができない理由を簡単に説明します。

バックアップ記録は「4ch記録」の仕組みを利用しています。DMW-DMS1 のようなデジタル対応マイクを装着した際、GH7 や G9II 、S1II 系のフラッグシップ機では4チャンネルを同時に扱うことができます。

例えば、以下のような感じです。

• Ch1・Ch2: メイン録音
 DMW-DMS1で設定した指向性の音

• Ch3・Ch4: バックアップ録音
 カメラ内蔵の全指向性や低ゲイン
 での録音など


しかし、S5II の場合、DMW-DMS1 ではマイク自体は認識して音を録ることはできますが、システムとして2チャンネル分の音声データしか同時に処理・記録できない設計になっているため、バックアップ用のチャンネルを確保できません(※XLR アダプターを使えば 4チャンネルを扱える)。

つまり、どう逆立ちしてもファームウェアアップデートでバックアップ記録が使えるようにはならない、ということになります。

そこで、マイクロフォーサーズのフラッグシップである GH7 の出番です。

以下画像を見てもわかる通り、ちゃんとバックアップ記録の設定メニューが出てきます。

GH7 + DMW-DMS1(バックアップ記録1 )
GH7 + DMW-DMS1(バックアップ記録2 )


2種類の異なる方法で、バックアップ記録をすることができるようになりました。

◾️ S5II では、32bit フロート記録もできない


そしてもうひとつ。

S5II では、DMW-DMS1 を使っても「32bitフロート」を記録できません。従来通りの 24bit までが限界です。

S5II + DMW-DMS1 は24bit までしか扱えない


マイク側が32bitフロートに対応していても、受け止めるカメラ側の器がそれに対応していなければ、その性能を発揮することはできません。

フラッグシップ機である GH7や S1II 系が、膨大な音声データをリアルタイムで処理できる強靭なシステムを備えているのに対し、S5II はあくまで従来の音声規格(24bit)を前提とした設計になっています。

マイク自体は使えるようになった、でも記録できるのはあくまでも 24bit 記録までなんです。

よって、DMW-DMS1 のポテンシャルをフルに引き出すには、現時点ではやはりフラッグシップ機との組み合わせが最適解ということになります。

GH7 + DMW-DMS1 なら32bit が扱える


DMW-DMS1 の登場により、従来までは XLR アダプター + 外部マイクを組み合わせなければ実現できなかった 32bit float が、DMW-DMS1 だけでそれが可能になったのは、単純に GH7 ユーザーとしては嬉しい限りです。


ちなみに、G9II は静止画フラッグシップという立ち位置のためか、DMW-DMS1 での 32bit float 記録には対応しておらず、ここはしっかりとモデルごとの差別化がされているようです。


このファームウェアアップデートにより、GH7 が DMW-DMS1 に対応したのは 4月22日。そして、私がそれを知ったのは 5月 10日。

あれ? ゴールデンウィーク中、このマイクを使いたくて敢えて S5II を持ち出したのに、連休前にすでに対応していた事実に、今さら軽くショックを受けています。


でも、過ぎたことを嘆いても仕方ありません。もうすぐ、中1娘の運動会があります。

仮にスピーカーの真横を陣取ろうとも、GH7 と 32bit float さえあれば、音割れを恐れず確実に音声を記録してくれるはずです。

中学校の運動会、そろそろ撮るのをやめようかなと思っていましたが、娘がリレーの選手に選ばれたこと、そしてマイクが 32bit float に対応したことで、いま、私の心は再び燃え上がっています。

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