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運動会で 40-150mm F2.8 PRO を使ったら神レンズだった話

もう1か月前も話になりますが、中学生の娘の運動会 にパパカメラマンとして参加してきました。


運動会って静止画にしろ、動画にしろ、
結局のところ、ポジション取りが全て。


自分の子供がどこから入退場し、どこに配置し、どの向きで演目を行うのかを事前に把握している必要がある。

徒競走やリレーなら、ゴール前の決定的な瞬間を狙いたいのか、あるいはコーナー際でのデッドヒートを捕らえたいのかによって、陣取るべきポジションが変わります。

しかし実際には、娘から事前に伝えられていた情報とは大きく異なることが多々あり、「ここがベスポジだ!」と思って陣取った場所が、本番では全然ベスポジではなかったという悲劇が往々にして起こるのです。

どれほど気合を入れ、どんなに高倍率の望遠レンズや高級レンズを携えても、ポジション取りに失敗すれば、決して満足のいく絵は撮れない。


それが運動会撮影の「サガ」。


それゆえ、ここ数年の私は「安価な望遠レンズで、ほどほどの気合、ほどほどのクオリティ」を目標にしてきました。どれだけ意気込んでも、報われない時は報われないという現実を、身をもって体験しているからです。

むしろ、重装備で挑んだ挙句にポジション取りに失敗し、近所の親御さんから「あそこのお父さん、相変わらず気合だけは凄いね」という冷たい視線と、撮れ高のないSDカードを残して終わるのが関の山でした。

これまで運動会でよく使用していたレンズは、LUMIXの「45-200mm / F4.0-5.6」です。中古なら2万円代で入手できる手頃なレンズですが、35mm判換算で400mm 相当までカバーできるため、「これで十分だろう」と妥協していました。


もちろん、このレンズの性能に心から満足していたわけではありません。

オートフォーカスが際立って速いわけではないし、望遠側の描写はボンヤリと甘い。混雑したシーンでは、ピントがなかなか合わずに、AF の復帰までに時間を要し、肝心なシーンを逃してしまうこともありました。

それでも、他の高倍率ズームレンズを知らなかった私は、「きっとこれは、カメラ側である GH7 の限界なのだろう」と、カメラ本体へ責任転嫁をしていました。


しかし、それは大いなる誤解でした。


私は知ってしまったのです。

『 神レンズ 』というものの存在を。


それが、

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO です!


本レンズは私の所有物ではなく、兄から借りたものです。

以前の日記でもお話しした通り、私はカメラもレンズも生粋の LUMIX 派です。兄とは長年、LUMIX 陣営とOLYMPUS 陣営に分かれて不毛なマウントの取り合いを続けてきました。

そんな私が、小学校の卒業式という「絶対に失敗できない局面」を前に、プライドを捨てて兄から『 M.ZUIKO 12-100mm F4.0 IS PRO 』を借りたのがすべての始まりでした。


卒業式を機に、オリンパスの PROレンズが持つ素晴らしさを知ることになった私は、中学生になった娘の運動会を前にして、もうひとつの PROレンズ『 40-150mm F2.8 PRO 』を使ってみたいという衝動が沸き起こったのです。

そして、実際に運動会で使ってみて驚愕しました。


正直、何でもかんでも「神レンズ」と謳う YouTube のサムネイルには、私は辟易しているタイプです。そんな私が、このレンズばかりは「神レンズ」であると、公称しても差し支えないと思っています。


背面モニターから伝わる描写力。人物の素早い動きにどこまでも追従していくオートフォーカス。遠景から近景への切り替えの速さ。AF が迷った時の復帰の速さ。パソコン画面で鑑賞した時の圧倒的な解像感。


そして、35mm 判換算 300mm相当でありながらズーム全域でF2.8 という明るさを誇り、性能比では、フルサイズ機では到底たどり着けないほどの筐体のコンパクトさ、取り回しの良さ。

これこそが、私の妥協を一瞬で感動へと変えてくれた、真の銘玉。レンズひとつで、世界が変わる瞬間があることを教えてくれました。

他の安価な望遠レンズで、オートフォーカスが遅いと感じていたのは GH7 のせいではなく、レンズのせいだったのだと気づかせてくれました。このレンズは、GH7 が持つポテンシャルを最大限に引き出したのです。

NiSi の 可変ND フィルターを装着


静止画の描写も当然、素晴らしいのですが、特筆すべきは「動画撮影」。

望遠端で撮影したときの解像感にはまじでビビります。昨年、作成した運動会の動画と見比べてみても、その描写力、解像感、手ブレも含めた画の安定感は雲泥の差でした。

正直、私は LUMIX が好きだから LUMIX のレンズしか所有していませんが、マイクロフォーサーズは改めて、LUMIX と OLYMPUS(OM SYSTEM)を含めての共通規格なんだなと思い知らされます。

マイクロフォーサーズを最大限に享受するのであれば、これからはオリンパスのレンズも少しずつ揃えていこうかなと考えさせられました。

以下は、運動会に持参したシステムです。動画は GH7、静止画は S5II に任せました。一脚は、マンフロットのフルードビデオ一脚を使用しています。


驚くべきことに、40-150mm F2.8 PRO が発売されたのは2014年。今から実に12年も前のレンズなのです。

現代の最新ボディ(GH7)に組み合わせても、色褪せるどころか異次元のパフォーマンスを発揮してくれるその事実には、驚きを通り越して感動を覚えるはずです。

たった数回しか使用していませんが、40-150mm F2.8 PRO は、私が愛して止まない LEICA 銘のレンズ「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm/F1.7」に比肩するほどの、神レンズであると確信しています。

興味がある方は、是非、手にとって使用してみてください。

それでは今回はこの辺で!

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