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なぜネパヌル人の日本語は䌞びないのか 25,292人の孊習者デヌタが瀺す「本圓の問題」ずは 

25,292人はJFTが集蚈しおいるデヌタだけであっお、実際はもっずたくさんのネパヌル人が日本語を孊習しおいたす。

日本語孊習者が、わずか3幎で2.6倍。

ずころが、N4より䞊に進む人は驚くほど少ない。

この矛盟の答えを、私はずっず探しおいたした。

日本で倖囜人材の採甚や教育に関わっおいる方から、時々こんな話を聞きたす。

「ネパヌル人は、日本語がなかなか䌞びない」

採甚担圓者からは、さらに具䜓的な声も聞きたす。

「面接ではN4ず蚀っおいたけれど、実際には䌚話がほずんどできない」

「日本に䜕幎もいるのに、仕事の指瀺を十分に理解できない」

「むンドネシア人やミャンマヌ人ず比范するず、日本語が匱いように感じる」

特に人材採甚の珟堎では、

「ミャンマヌ人はN3を取っおから面接に来るのに、ネパヌル人はN4ギリギリで来る」

ず蚀われるこずもありたす。

では、本圓にネパヌル人は日本語が苊手なのでしょうか。

私は、そうは思っおいたせん。

私は珟圚、ネパヌルで日本語孊校ず日本向け人材の送り出し事業を運営しおいたす。

毎日、日本語を勉匷する孊生を芋おいたす。

先生を採甚し、教育し、時には蟞めおいく先生ずも向き合っおいたす。

そしお日本䌁業の方々から、採甚埌の評䟡も聞いおいたす。

だからこそ以前から、䞀぀倧きな疑問がありたした。

ネパヌル語ず日本語は、語順が比范的䌌おいる。

ネパヌル語ず日本語の文法が結構䌌おいる

ネパヌルの孊生たちも、決しお孊習胜力が䜎いわけではありたせん。

それなのに、なぜ倚くの孊生がN4付近で止たり、N3、N2ぞ䌞びおいかないのでしょうか。

今回は、自分の感芚だけで曞くのをやめたした。

囜際亀流基金、JLPT、JFT-Basic、日本政府、圚ネパヌル日本倧䜿通、孊術研究、JALTAN、JALSANなどの資料を調べたした。

そこに、私自身がネパヌルの教育珟堎で経隓しおきたこずを重ねたした。

するず、䞀぀の倧きな構造が芋えおきたした。

私が珟時点でたどり着いた結論は、こうです。

「ネパヌル人の日本語が䌞びない」のではない。

人材を日本ぞ送り出す仕組みの成長速床に、日本語を長期的に育おる仕組みが远い぀いおいない。

これこそが、珟圚のネパヌルの日本語教育が抱える倧きな課題ではないかず私は考えおいたす。


私自身は、日本語習埗にそれほど苊劎しなかった

少し私自身の話をしたす。

私は玄20幎前、留孊生ずしお日本ぞ行きたした。

そしお枡日から3幎ほどでJLPT N1に合栌したした。

もちろん、孊生時代ですからアルバむトもかなりしおいたした。

家に垰っおから毎日䜕時間も机に向かっお勉匷しおいたわけではありたせん。

むしろ詊隓の前日は、

「詊隓䌚堎で眠くなったら恥ずかしい」

ず思っおアルバむトを䌑み、10時間くらい寝おから詊隓ぞ行っおいたした。

今振り返っおみおも、日本語を習埗するこず自䜓を「ものすごく難しかった」ず感じた蚘憶はありたせん。

もちろん、これはあくたで私個人の経隓です。

しかし、この経隓があるからこそ私は、

「ネパヌル人だから日本語ができない」ずいう説明には玍埗できない

のです。

では、なぜ今、倚くの孊生がN4付近で止たるのでしょうか。


たず、この数字を芋おください

囜際亀流基金が公衚した「2024幎床海倖日本語教育機関調査」によるず、ネパヌルの日本語教育は、この数幎間で急激に拡倧しおいたす。

ネパヌルの日本語教育

項目2021幎2024幎増加日本語教育機関241318箄32増日本語教垫812人1,146人玄41増日本語孊習者9,646人25,292人玄162増

孊習者はわずか3幎で玄2.6倍になっおいたす。

これは玠晎らしいこずです。

これだけ倚くのネパヌル人が日本に関心を持ち、日本語を孊んでいる。

日本にずっおも、倧きな可胜性だず思いたす。

ずころが、別の角床から数字を芋るず違う景色が芋えおきたす。

孊習者は玄162増えた。

しかし、教垫は玄41しか増えおいない。

単玔蚈算するず、教垫1人圓たりの孊習者数は、

2021幎玄11.9人 ↓

2024幎玄22.1人

ほが倍になっおいたす。

もちろん、これは「1クラス22人」ずいう意味ではありたせん。

しかし、少なくずも、

日本語を孊びたい人が増えるスピヌドに、日本語を教える偎の人材育成が十分远い぀いおいない可胜性がある。

これはデヌタから芋えおくる重芁なポむントだず思いたす。


そしお、デヌタだけでは芋えない「教垫䞍足」の珟堎


ここからは、私自身が運営する日本語孊校で実際に経隓しおいる話です。

はやぶさ日本語孊校を始めお、今幎で4幎目になりたす。

珟圚、グルヌプ党䜓で6校、日本語を孊ぶ孊生は玄900人以䞊。

クラス数は36クラスほどありたす。

圓然、日本語教垫も垞に必芁です。

Facebookなどで教垫を募集するず、いろいろな方から問い合わせが来たす。

そこで感じるのが、

「日本語が少しできるこず」ず、「教垫ずしお孊生を育おられるこず」はたったく別だ

ずいう珟実です。

応募者の䞭には、

「私は今N3を勉匷しおいたす。N4たでなら教えられたす」

ずいう方もいたす。

もちろん、N3を勉匷しおいる人すべおが教垫に向かないず蚀いたいわけではありたせん。

しかし、

自分自身もただ䞭玚レベルを孊習䞭なのに、初玚者を教える偎になる。

それだけ、日本語教垫が䞍足しおいる珟堎があるずいうこずです。

たた、絊䞎、勀務地、勀務時間、残業の有無など、雇甚条件だけを最初に確認し、教育方針や「どんな孊生を育おたいか」にはほずんど関心を瀺さない応募者もいたす。

条件確認そのものは圓然必芁です。

問題は、

「教垫ずいう仕事」ぞの関心より、「ずりあえずできる仕事」ずしお応募しおいるように芋えるケヌスがあるこず

です。

そしお、実際に採甚しおから、さらに考えさせられる出来事もありたした。


孊生からお金を借りおいた日本語教垫

1幎半ほど前、ある日本語教垫を採甚したした。

勀務を始めお1か月半ほど経った頃、驚くこずが分かりたした。

その先生が、耇数の孊生やスタッフからお金を借りおいたのです。

理由は、

「お金がない」

「友人から借りたお金を返さなければいけない」

など、さたざたでした。

さらに確認するず、なぜかお金を借りる日が毎週朚曜日付近に集䞭しおいたした。

理由を知っお、さらに驚きたした。

翌日の金曜日の倜に飲みに行くためのお金だったのです。

぀たり、

孊生から借りたお金を飲み代に䜿っおいた。

圓然、その先生には蟞めおもらいたした。

孊生から借りおいた分に぀いおは、孊校偎で確認し、絊䞎粟算の䞭で察応したした。

もちろん、これはネパヌルの日本語教垫党䜓を衚す話ではありたせん。

優秀で責任感のある先生もたくさんいたす。

しかし、

「先生であれば、孊生の暡範であるべきだ」

ずいう基本的な職業倫理に぀いおすら、十分共有されおいないケヌスがある。

これは日本語力以前の問題です。

日本語を教える先生は、蚀葉だけではなく、

マナヌ。

責任感。

時間。

玄束。

仕事ぞの姿勢。

日本瀟䌚で必芁ずなる考え方。

こうしたものも孊生ぞ䌝える存圚です。

だからこそ、先生自身を育おるこずが必芁なのです。


「明日から来たせん」ず蚀われた日

もう䞀぀、忘れられない経隓がありたす。

3クラスほどを担圓しおいた先生から、ある日の倕方、突然メッセヌゞが届きたした。

「明日から孊校ぞ行きたせん。」

理由を確認するず、その先生自身が他瀟を通しお日本ぞ行く申請をしおおり、

「その孊校で日本語を教えれば、日本ぞ行くためのサヌビス料金を割り匕いおもらえる」

ずいう条件を提瀺されたずのこずでした。

そのため、翌日からそちらぞ移るずいうのです。

競合他瀟から芋れば、教垫を獲埗できた。

本人から芋れば、枡航費甚が安くなった。

しかし、私はこう考えたした。

䞀番かわいそうなのは、その先生を信じお毎日勉匷しおいた孊生ではないか。

孊生にずっお、先生は簡単に取り替えられる存圚ではありたせん。

毎日顔を合わせ、質問し、盞談し、信頌関係を䜜っおいたす。

それを「明日から来たせん」で終わらせおしたう。

もちろん、この人個人の問題もありたす。

しかし私自身も、

「こういう人を教垫ずしお採甚しおしたった、自分の採甚力にも問題があった」

ず匷く反省したした。


なぜ、こういうこずが起きるのか

珟堎で人を採甚しおいるず、䞀぀のパタヌンが芋えおきたす。

日本で䜕らかの事情により途䞭垰囜した。

日本語はある皋床話せる。

しかし、ネパヌル囜内ではその日本語を掻かせる仕事が倚くない。

そこで、

「日本語ができるから、日本語教垫をやろう」

ずなる。

ずころが、

日本語が話せるこず。

日本文化を理解しおいるこず。

仕事のルヌルを理解しおいるこず。

人に教えるこず。

孊生を育おるこず。

これらは党郚、別の胜力です。

にもかかわらず、教垫䞍足だから採甚しなければならない。

十分な教垫研修制床も少ない。

本人も将来は日本ぞ行きたい。

するず、

経隓の浅い教垫
↓
教育成果が出ない
↓
絊䞎が䞊がらない
↓
教垫の仕事に将来性を感じない
↓
再び日本ぞ行く
↓
たた教垫が䞍足する

ずいう負のスパむラルが生たれたす。

私は、ここがネパヌルの日本語教育における非垞に倧きな問題だず感じおいたす。


スタッフ採甚でも、同じ問題を感じる

教垫だけの話ではありたせん。

はやぶさ日本語孊校では、孊生にも教宀、廊䞋、トむレなどの掃陀をしおもらいたす。

なぜか。

日本ぞ行けば、孊校でも職堎でも掃陀をする機䌚がありたす。

ずころがネパヌルでは、

「家で掃陀をしたこずがありたせん」

ずいう孊生も珍しくありたせん。

だから、日本ぞ行く前から掃陀も教育の䞀郚ずしお行っおいたす。

そしお圓然、スタッフにも孊生ず䞀緒に掃陀しおもらいたす。

ずころが、スタッフ面接でこの話をするず、

「私は事務職をしたいので、掃陀はしたくありたせん」

ず蚀われるこずがありたす。

かなり仕事ができそうな人でも、これを理由に蟞退するケヌスがありたす。

「パ゜コンを觊るのが事務の仕事」

「掃陀は自分の仕事ではない」

ずいう考えです。

もちろん、文化や仕事芳の違いがありたす。

しかし、日本䌁業が倖囜人材に求めおいるのは、

担圓業務だけをする人ではなく、職堎党䜓を芋お動ける人

であるこずも倚い。

ここにも、ネパヌルず日本の仕事芳のギャップがありたす。


さらに驚く数字 98が「孊校教育倖」

2024幎の日本語孊習者25,292人を、教育段階別に芋るずこうなりたす。

教育段階孊習者数初等教育0人䞭等教育107人高等教育339人孊校教育倖24,846人

孊校教育倖が、玄98.2です。

これは、日本の人材関係者や日本語教育関係者にぜひ知っおほしい数字です。

ネパヌルの日本語教育は、ほが民間垂堎によっお支えられおいる。

日本語が高校や倧孊で広く䜓系的に教育され、その埌、留孊や就職に぀ながっおいるわけではありたせん。

むしろ逆です。

「日本ぞ留孊したい」

「特定技胜で日本ぞ行きたい」

「育成就劎で日本ぞ行きたい」

ずいう需芁が先にある。

その需芁に合わせお、民間の日本語孊校やコンサルタンシヌ垂堎が拡倧しおいる。

囜際亀流基金も、ネパヌルで日本語教育機関・教垫・孊習者が増えた背景ずしお、日本ぞの留孊や就劎を目指す孊習者の増加を挙げおいたす。

私は、ここに非垞に倧きなポむントがあるず思っおいたす。


「日本語を勉匷したい」のか、「日本ぞ行きたい」のか

この二぀は䌌おいたす。

しかし、本質的には違いたす。

孊生に、

「日本ぞ行きたいですか」

ず聞けば、

「はい」

ずすぐ答えたす。

では、

「N3を取りたいですか」

「日本ぞ行った3幎埌、N2を取りたすか」

「日本語を䞀生䜿えるスキルにしたいですか」

ず聞く。

するず、少し枩床が倉わる孊生もいたす。

実際、はやぶさネパヌルグルヌプでは、玄900人が36クラスほどに分かれお日本語を勉匷しおいたす。

その倧郚分がN5・N4レベルです。

N3を孊習するクラスは、党䜓の䞭ではごく䞀郚です。

なぜでしょうか。

非垞に単玔です。

倚くの孊生が、

「N4たであれば、日本ぞ行く手続きが進められる」

ず考えおいるからです。

぀たり、

N4日本ぞ行くために必芁な日本語。

N3日本で働き、生掻し、キャリアを䌞ばすために必芁な日本語。

この二぀を比范したずき、

孊生にずっお短期的な優先順䜍はN4になりやすいのです。


ビザにはお金を払う。でも、日本語にはお金を払いたくない

これも珟堎で匷く感じるこずです。

COE。

ビザ。

航空刞。

コンサルタンシヌ費甚。

日本ぞ行けるずなれば、倧きなお金を甚意する家庭は少なくありたせん。

ずころが、

日本語教育に぀いおは、

「もっず安くならないですか」

「䜕か月で終わりたすか」

「N4だけ取れればいいです」

ずなる。

私は孊生によく蚀いたす。

ビザは䞀回です。

航空刞も䞀回です。

でも、

日本語は䞀生䜿えたす。

それなのに、「枡航」に䜕十䞇、䜕癟䞇ルピヌ䜿えおも、「日本語」ずいう䞀生䜿える胜力には十分投資しない。

これは孊生だけの責任でしょうか。

私はそう思いたせん。

私たち留孊業界、人材業界、孊校偎が、

「日本語を孊ぶ䟡倀」よりも「日本ぞ行けるこず」を匷く売っおきた

偎面もあるはずです。


孊術研究でも同じ構造が指摘されおいる

これは私の感芚だけではありたせん。

Dipesh Kharel氏が2022幎に発衚した研究では、ネパヌルの教育コンサルタンシヌ、日本の日本語孊校、孊生、そしお䞡囜の制床がどのように結び぀き、ネパヌルから日本ぞの孊生移動を生み出しおきたかが分析されおいたす。

さらに2025幎には、千葉倧孊のSanjaya Karki氏が、日本語孊校に通うネパヌル人孊生に぀いお調査しおいたす。

その研究によれば、2023/24幎床にネパヌル政府が発行した海倖留孊甚NOC 112,593件のうち、日本向けは34,731件。

そしお、その倚くが日本語孊校ぞの留孊でした。

぀たり、

日本語孊校は「日本語を孊ぶ堎所」であるず同時に、「日本ぞ移動する入口」ずしお機胜しおいる。

ずいう偎面がありたす。

Karki氏の研究は少人数ぞの聞き取りなので、ネパヌル人孊生党䜓ぞ䞀般化するこずはできたせん。

しかし、非垞に考えさせられる事䟋がありたす。

ネパヌルで十分な日本語授業を受けおいなかったにもかかわらず、留孊手続きが進み、日本ぞ行った埌に日本語力䞍足で孊校生掻やアルバむトに苊劎した孊生の事䟋です。

これはネパヌル偎のコンサルタンシヌだけの問題ではありたせん。

私は、日本偎にも責任があるず思っおいたす。


「日本語孊校」をビゞネスずしおしか芋ない日本偎にも問題がある

日本偎にも、

「孊生を䜕人集めるか」

「定員をどう埋めるか」

を優先しすぎる孊校がないでしょうか。

珟地で孊生がどの皋床日本語を勉匷しおいるのか。

本圓に授業を受けおいるのか。

日本語を孊ぶ意欲があるのか。

その確認を十分せず、

曞類がそろえば受け入れる。

もしそういう仕組みがあるなら、

ネパヌル偎で厳しく教育する孊校ほど、䞍利になるこずがありたす。

実際、圓校でも、

「他のコンサルタンシヌなら、こんなに日本語を勉匷しなくおも日本ぞ行ける」

「どうしおはやぶさではN4が必芁なんですか」

ず蚀われ、他瀟ぞ移る孊生がいたす。

経営だけを考えれば、

「それなら基準を䞋げよう」

ずなるかもしれたせん。

しかし、それをやったら教育ではなくなりたす。

だから私は、

「なぜ真面目に日本語を教える孊校ほど孊生募集で䞍利になる堎合があるのか」

ずいう垂堎構造そのものを倉えなければいけないず思っおいたす。


そもそも、ネパヌル人は日本語孊習で䞍利なのか

日本の皆さんに、もう䞀぀知っおほしいこずがありたす。

ネパヌル語ず日本語は、同じ蚀語ではありたせん。

文字も違いたす。

ひらがな。

カタカナ。

そしお挢字。

特に挢字は、挢字圏ではないネパヌル人にずっお倧きなハヌドルです。

しかし、文法には興味深い共通点がありたす。

圚ネパヌル日本倧䜿通が掲茉した菊田倧䜿のむンタビュヌでも、ネパヌル語に぀いお、語順や文法に日本語ずの共通点が倚いこずが玹介されおいたす。

䟋えば、

日本語

私は 日本ぞ 行きたす。

ネパヌル語

à€® à€œà€Ÿà€ªà€Ÿà€š à€œà€Ÿà€šà¥à€›à¥à¥€
Ma Japan jānchu.

英語

I go to Japan.

日本語ずネパヌル語は、基本的に「最埌に動詞が来る」ずいう感芚を共有しおいたす。

もう少し長い文章でも䌌おいたす。

日本語

私は、あそこの赀いバスの前に立っおいる男に䌚いに行きたす。

ネパヌル語

à€® à€€à¥à€¯à¥‹ à€°à€Ÿà€€à¥‹ à€¬à€žà€•à¥‹ à€…à€—à€Ÿà€¡à€¿ à€‰à€­à€¿à€à€•à¥‹ à€•à¥‡à€Ÿà¥‹à€²à€Ÿà€ˆ à€­à¥‡à€Ÿà¥à€š à€œà€Ÿà€šà¥à€›à¥à¥€

英語

I am going to meet the man standing in front of that red bus.

このように、日本語ずネパヌル語は語順感芚がかなり近い。

ですから私は、

「ネパヌル人は日本語が苊手な民族だ」

ずいう説明には賛成できたせん。

むしろ問題は、

初玚から䞭玚ぞ進む教育環境

にあるのではないかず思っおいたす。


JLPTの数字に芋える「N4の壁」

2025幎12月、カトマンズ䌚堎のJLPT応募者数を芋おみたす。

レベル応募者数N137人N280人N3478人N42,696人N5800人合蚈4,091人

N4だけで党応募者のおよそ3分の2です。

もちろん、この数字だけで、

「ネパヌル人はN4で勉匷をやめる」

ず断定するこずはできたせん。

JFT-BasicやNAT-TESTなどを受隓する人もいたす。

しかし、

N42,696人

N3478人

N280人

この差は、やはり無芖できたせん。

日本ぞ行くための「入口の日本語」には倚くの人が集たる。

その先ぞ進む人が急激に枛る。

ここに、ネパヌル日本語教育の䞀぀の課題が衚れおいるのではないでしょうか。


N4の日本語ず、「日本で働く日本語」は違う

これは、日本䌁業の採甚担圓者にもぜひ知っおほしいこずです。

「N4を持っおいる」

こずず、

「職堎でコミュニケヌションできる」

こずは同じではありたせん。

䟋えば、

「分かりたした」

ず蚀える。

しかし、本圓に指瀺を理解しおいるずは限りたせん。

職堎で必芁なのは、

「ここたでは分かりたしたが、ここからが分かりたせん」

「もう䞀床お願いしたす」

「○○ずいう意味ですか」

「私が間違えたした」

「今、こういう問題が起きおいたす」

「どうしたらいいですか」

ず蚀える胜力です。

私はこれを、

「仕事をするための日本語」

ず呌んでいたす。

囜際亀流基金のJFT-Basicも、日本で生掻する倖囜人が、実際の生掻堎面でコミュニケヌションできる日本語胜力を枬る詊隓ずしお蚭蚈されおいたす。

今埌の育成就劎制床でも、初期段階の日本語芁件が制床に組み蟌たれおいきたす。

ここで私は䞀぀心配しおいたす。

最䜎基準が瀺されるず、

垂堎が、

「最䜎基準さえクリアすればいい」

ずいう方向ぞ動かないでしょうか。

制床䞊の最䜎ラむンは必芁です。

しかし、

最䜎基準を、教育目暙にしおはいけない。

日本で3幎、5幎、10幎ず働く人を育おるのであれば、

その先の日本語たで考える必芁がありたす。


日本政府も支揎しおいる。しかし、珟堎たで届いおいるか

今回調べお、私自身も改めお分かったこずがありたす。

「日本政府は䜕もしおいない」

ずいう蚀い方は正しくありたせん。

囜際亀流基金では、ネパヌルを含む囜を察象に、日本で生掻・就劎する人材向け日本語教育ぞの助成や、教材支揎、教垫研修などを行っおいたす。

『いろどり』など、日本で生掻する倖囜人向けの優れた教材もありたす。

たた2026幎3月には、日本政府がトリブバン倧孊Campus of International Languagesの日本語教宀改善のため、64,885米ドル芏暡の無償支揎を行う契玄を締結しおいたす。

電子スマヌトボヌドや教宀改修など、日本語教育環境のデゞタル化を支揎する取り組みです。

これは、ずおも良いこずだず思いたす。

䞀方で、ネパヌルの日本語孊習者は25,000人を超え、その倧郚分が民間教育機関にいたす。

そしお、ネパヌルには囜際亀流基金の垞蚭海倖事務所はなく、南アゞアの䞻芁拠点はニュヌデリヌです。

だから私は、

「支揎しおいない」

ず批刀するのではなく、こう問いかけたい。

3幎間で2.6倍に増えた日本語孊習垂堎に察しお、珟圚の教垫支揎・教育支揎の芏暡で十分でしょうか。

蚭備も倧切です。

教材も倧切です。

しかし、最埌はやはり、

先生です。


「ネパヌルの先生の質が悪い」で終わらせおはいけない

では、日本語教垫の質が問題なのでしょうか。

ここも、簡単に結論を出すべきではありたせん。

今回調べおも、

  • 日本語教垫の平均絊䞎

  • N1取埗教垫数

  • N2取埗教垫数

  • N3以䞋で教えおいる教垫数

  • 幎間の教垫研修時間

  • 平均勀続幎数

などに぀いお、党囜芏暡の信頌できる公開統蚈を私は確認できたせんでした。

ですから、

「N3教垫ばかりだからダメだ」

「絊料が安いから先生の質が䜎い」

ず、デヌタなしに断定するこずはできたせん。

しかし逆に蚀えば、

教垫が1,146人いるにもかかわらず、その先生たちの胜力・埅遇・研修状況を䜓系的に把握できるデヌタが芋えない。

ここに倧きな課題がありたす。

ネパヌルが本気で日本語人材を育おるのであれば、

たず、

「日本語教垫の実態調査」

をする必芁があるず思いたす。


私が珟堎で感じおいる「教垫䞍足の悪埪環」

ここからは、統蚈ではなく、私が珟堎で感じおいる仮説です。

孊生は、「日本語はなるべく安く孊びたい」ず考える。↓

孊校同士が䟡栌競争をする。↓

授業料を䞊げられない。↓

教垫の絊䞎も䞊げにくい。↓

教垫研修にも投資しにくい。↓

優秀な教垫ほど、もっず絊䞎の高い仕事や日本行きを遞ぶ。↓

経隓の浅い教垫が増える。↓

十分な教育成果が出ない。↓

教垫の絊䞎も䞊がらない。↓

さらに日本ぞ行っおしたう。

この埪環がもし広く存圚しおいるなら、

ネパヌルの日本語教育にずっお非垞に倧きな問題です。

これに぀いおは今埌、

教垫絊䞎。JLPT取埗玚。教垫経隓。研修時間。離職率。

を独自に調査しおみたいず思っおいたす。


JALTAN、JALSANには、これからさらに重芁な圹割がある

ネパヌルには、日本語教育に関わる団䜓もありたす。

JALTANJapanese Language Teachers' Association Nepalは1998幎蚭立で、日本語教垫の研修、教授法の向䞊、匁論倧䌚、JLPT運営などに関わっおきたした。

JALSANJapanese Language School Association of Nepalも、日本語孊校や教育コンサルタンシヌなどが協力し、日本語教育や文化亀流、留孊情報の提䟛などに取り組んでいたす。

ですから、

「䜕もしおいない」

ず評䟡するのは公平ではありたせん。

䞀方で、今埌さらに重芁になるのは、

掻動を「人数」ず「教育成果」で芋える化するこず

だず思いたす。

䟋えば、

  • 䌚員教垫数

  • 地方の参加教垫数

  • 幎間研修参加者数

  • 幎間研修時間

  • 教垫資栌

  • N3到達率

  • 日本入囜埌の進路

  • 退孊率

  • 就職率

こうしたデヌタが公衚されるようになれば、

ネパヌル日本語教育党䜓の品質向䞊にも぀ながるのではないでしょうか。


孊生にも責任はある

ここたで、制床や孊校、教垫の話をしたした。

しかし孊生自身にも、ぜひ䌝えたいこずがありたす。

日本ぞ行くための日本語ではなく、日本で成功するための日本語を勉匷しおほしい。

ビザは䞀回です。

COEも䞀回です。

航空刞も䞀回です。

でも、

日本語は䞀生䜿えたす。

N3、N2、そしおN1たで進めば、

仕事の遞択肢が増える。

䌚瀟の人ず深く話せる。

問題を説明できる。

転職にも有利になる。

専門孊校や倧孊の授業も理解しやすくなる。

管理職にも近づける。

日本人の友人も増える。

日本瀟䌚そのものを理解できる。

これは、長い人生で䜿える資産です。

だから、

ビザに払うお金以䞊に、日本語に投資しおほしい。

私は孊生に、これをもっず匷く䌝えおいきたいず思いたす。


日本䌁業にも責任がある

そしお、日本䌁業の皆さんにもお願いがありたす。

採甚時に、

「N4を持っおいたすか」

だけで人材を刀断しないでください。

それよりも、

  • 指瀺を理解できるか

  • 分からない時に質問できるか

  • 埩唱できるか

  • ミスを報告できるか

  • 自分の䜓調を説明できるか

  • 䞊叞ぞ盞談できるか

  • お客様に挚拶できるか

を芋おください。

そしお採甚埌も、

倖囜人本人だけに、

「もっず日本語を勉匷しおください」

ず蚀うのではなく、

䌚瀟ずしお孊習を支揎する。

その考え方も必芁です。

日本語教育は、

送り出し囜だけの責任ではありたせん。

日本語孊校だけの責任でもありたせん。

孊生だけの責任でもありたせん。

受け入れる䌁業も含めた共同䜜業です。


私が考える「ネパヌル日本語教育改革」7぀の提案

今回、デヌタず珟堎を重ねお考えた結果、私は次の7぀が必芁だず思っおいたす。

① N4をゎヌルにしない

面接前にN4。

その埌、入囜たでにN3。

さらにN2ぞ。

最初から数幎単䜍の日本語孊習ロヌドマップを蚭蚈する。


② 「詊隓日本語」ず「仕事日本語」を䞡方教える

JLPT察策だけではなく、

聞く。

確認する。

報告する。

盞談する。

謝る。

質問する。

断る。

こうしたCan-do型日本語を教育の䞭心に入れる。


③ 日本語教垫の党囜調査を行う

少なくずも、

JLPT取埗玚。

教垫経隓。

絊䞎。

垞勀・非垞勀。

幎間研修時間。

離職率。

を把握する。

先生の実態を知らずに、日本語教育改革はできたせん。


④ 「日本語ができる人」ではなく、「教えられる人」を教垫にする

日本語力ず教授力は別です。

教垫には、

授業蚭蚈。

発音指導。

䌚話指導。

孊習者評䟡。

孊習心理。

文化教育。

たで含めた研修が必芁です。


â‘€ 孊校を「䜕人日本ぞ送ったか」で評䟡しない

重芁なのは、

6か月埌。

1幎埌。

3幎埌。

です。

N3取埗率。

N2取埗率。

離職率。

進孊率。

就職率。

たで远跡する。

私は、これが本圓の教育成果だず思いたす。


⑥ 日本偎の日本語教育支揎を、教垫育成䞭心にさらに匷化する

25,000人以䞊が日本語を孊ぶ垂堎です。

今埌、日本ぞ向かう人材がさらに増えるのであれば、

教垫育成ぞの投資は、

単なる囜際亀流ではありたせん。

日本の倖囜人材政策ぞの投資

でもあるはずです。


⑩ 「日本ぞ行く人」ではなく、「日本で成功する人」を育おる

これが䞀番重芁です。

私は孊生に、

「日本で成功する人は、ネパヌルにいる間から日本語を本気で勉匷しおいる」

ず䌝えおいたす。

党員が枡日前にN3を取れるわけではありたせん。

しかし、考え方は倉えられたす。

日本ぞ行くこずをゎヌルにしない。

日本で仕事を芚える。

日本語を䌞ばす。

資栌を取る。

キャリアを䞊げる。

そしお、日本ずネパヌルの䞡方で掻躍できる人になる。

私は、そこたでを教育だず考えおいたす。


最埌に──問題は「ネパヌル人」ではなく「仕組み」にある

今回このテヌマを調べお、私自身の考え方も少し倉わりたした。

以前は、

「なぜネパヌルの孊生は、もっず日本語を勉匷しないんだろう」

ず考えるこずが倚くありたした。

しかし、調べれば調べるほど、

孊生だけの問題ではないず思うようになりたした。

わずか3幎で、

日本語孊習者は9,646人から25,292人ぞ増えたした。

留孊垂堎が倧きくなった。

倖囜人材垂堎も倧きくなった。

日本の人手䞍足も深刻になった。

特定技胜も拡倧しおいる。

育成就劎も始たりたす。

ずころが、

人を日本ぞ動かす仕組みの成長ほどには、人を育おる仕組みが成長しおいない。

私は、ここが今の最倧の問題だず思っおいたす。

だから、

「ネパヌル人は日本語ができない」

で終わらせたくありたせん。

私はむしろ、

ネパヌルは、日本語人材をもっず育おられる囜だ

ず思っおいたす。

日本語ず比范的近い語順。

日本ぞの匷い関心。

急増しおいる孊習人口。

日本偎の人材需芁。

条件はそろっおいたす。

あずは、

「日本ぞ行かせる教育」から、「日本で成功させる教育」ぞ。

日本政府。

ネパヌル政府。

日本語孊校。

日本語教垫。

留孊コンサルタンシヌ。

送り出し機関。

日本䌁業。

そしお孊生本人。

党員が少しず぀考え方を倉える。

そうすればネパヌルは、

「日本語が匱い人材䟛絊囜」ではなく、

日本語ず技胜を持った人材を育おる囜

になれるず、私は本気で思っおいたす。

私自身も、日本語孊校ず送り出しの珟堎にいる䞀人ずしお、

たず自分たちの教育から倉えおいきたす。


JAPAN QUALITY, NEPAL PRIDE.

ネパヌルの志に翌を、日本瀟䌚に真の豊かさを。

はやぶさネパヌルグルヌプ
代衚 ダレル・りメシュりメちゃん先生


参考にした䞻な資料

  • 囜際亀流基金「2024幎床海倖日本語教育機関調査」

  • 囜際亀流基金「JFT-Basic」

  • JLPT公匏統蚈「2025幎12月詊隓・カトマンズ䌚堎」

  • 囜際亀流基金「2026幎床 日本で生掻・就劎する人のための日本語教育機関支揎」

  • 圚ネパヌル日本倧䜿通「トリブバン倧孊日本語教宀改善事業」

  • 圚ネパヌル日本倧䜿通「JALTAN玹介」

  • JALSAN公匏情報

  • Dipesh Kharel2022, “Student Migration from Nepal to Japan: Factors Behind the Steep Rise,” Asian and Pacific Migration Journal

  • Sanjaya Karki2025, “Nepali Students in Japanese Language Schools: Investigating Motivations and Experiences of Educational Mobility,” Journal of International and Comparative Education

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いいなず思ったら応揎しよう