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エアブラシ塗装テクニック(2025年版)

2025年9月3日、no+e活動を始めてから、本日で1周年を迎えました!
毎週必ず1記事書くという目標を立て、楽しく続けることができたのは、皆様のおかげです。
いつも記事を読んでいただき、コメントをいただき、本当にありがとうございます。

私の記事はプラモデルが中心です。これからも積みプラに負けじと、プラモデル制作に苦悩するおっさんの物語をお届けしたいと思います。

さて、プラモデルの楽しみ方は人それぞれです。組み立てて遊ぶ、塗装をする、改造する、ジオラマで情景を作る、コレクションとして積みプラを楽しむなど様々です。

様々な楽しみ方がありますが、今回は塗装について書いてみたいと思います。自分の塗装工程を改めて文章にしてみたのですが、文章力が足りず、何度も書き直しましたが、うまく伝わるか不安です。最初に結論を書いておきますので面白そうでしたら、ぜひ読んでみてください。

※注意点:

  • この記事は、あくまで個人的な経験に基づいたものであり、偏見や誤った情報が含まれている可能性がありますのでご了承ください。

  • エアブラシ初心者向けではありません。 より簡単に塗装できる一般的な方法があると思いますので、そちらを参考にしてください。

使用塗料:ラッカー塗料
塗装器具:エアブラシ(コンプレッサー&ダブルアクションハンドピース)
塗装目的:艶消し・半艶の塗装


0.結論


エアブラシ塗装における私のやり方は、簡単に言うと「細吹き塗装で全塗装する」ということです。

具体的には、薄めた塗料を使い、エア圧を調整しながら、塗料を少量ずつ吹き付けます。極端に言うと、超薄い塗料を対象物との距離とエア圧を調整しながら、髪の毛一本分の繊細なコントロールで塗料を極細に吹き付けるイメージです。

細吹き塗装で全塗装する、ただそれだけのことなので、4,270文字も書く必要なかったかもしれませんね。

以下に、私がこの方法で感じているメリットとデメリットをまとめました。

■メリット
 ・塗膜が薄い(作品がスッキリ&シャープに見える)
 ・塗装用具の掃除が簡単(掃除用の溶剤が少なくて済む)
 ・塗料の減りが少ない(個人的感想)
 ・塗料希釈が適当で大丈夫(濃い場合を除く)
 ・エアブラシ塗装がめんどくさいない
 ・塗料や溶剤を買わない分、プラモデルが買える
 
■デメリット
 ・塗膜が薄い(擦ると塗膜が直ぐに削れてしまう)
 ・塗装面が広いと飽きる


私がエアブラシを使い始めたのは、F1のプラモデルを塗装するためでした。

デカールの段差をなくし
周囲が映り込む鏡面仕上げ


そんな美しいボディを作りたかったのです。そのため、ひたすらそのような塗装ばかりしていました。

ある日、気が付いてしまいました。

エアブラシでつや消し塗料を使っても、なぜか半つや程度の仕上がりになってしまうのです。どうすれば綺麗なつや消し塗装ができるのか、本気で悩みました。

そうだ、真逆の事をすれば良いのでは!


試行錯誤の末に、たどり着いた塗装方法で塗装した作品がこちらです。
ぜひ拡大して見てみてください。
三色迷彩はマスキングを使わず、フリーハンドで塗装しています。


少し興味を持っていただけたでしょうか?


ちなみに、0.3mmのエアブラシを使って、マスキングなしでホイール部分を塗装しています。多少塗料が飛び散ることもありますが、ウェザリングで最終的にごまかせるので問題ありません。※普段から細吹き塗装しかしていないので、慣れで出来るようになります。



1.塗料の準備


エアブラシで吹き付ける塗料を用意します。この際、塗料の希釈率を調整する必要があります。塗料が濃すぎるとエアブラシが詰まり、薄すぎると塗膜がうまく形成されません。

一般的には、塗料瓶から必要な分量を塗料皿に移し、溶剤で濃度を調整する方法がおすすめです。適切な濃度を確認しやすいからです。

しかし、私の場合は少し違います。 ハンドピースのカップに、最初に薄め液(溶剤)を入れます。こうすることで、塗料の詰まりを防ぐことができるからです。

そして、塗料瓶から塗料を直接ハンドピースのカップに入れます。もし、塗料瓶の中の塗料が希釈調整済みで、最適な濃度になっているのであれば問題ありません。しかし、最後に使ったのがいつだったか覚えていないような塗料の場合、固まっていないか、ドロドロではないか程度の状態しか分かりません。 つまり、エアブラシに最適な希釈率かどうかは不明なのです。そのような状態の塗料を直接カップに入れるので、最初に溶剤を入れておくことで、詰まりを予防するための保険をかけているのです。

塗料瓶から塗料を移す際には、金属棒を使っています。塗料瓶を傾けて塗料を移すと、瓶の淵に塗料が垂れるのが嫌なのです。垂れた塗料を拭き取るのは面倒ですし、もったいない。そのため、金属棒に少しずつ塗料を付着させて、それをチマチマとカップに移していきます。あらかじめ薄め液を入れてあるので、手間がかかりますがスムーズに塗料を移すことができます。

必要な量の塗料をカップに入れたら、塗料の状態を確認し必要に応じて少量の薄め液を追加します。金属棒で塗料を移す際に、ある程度の濃度を把握できるので、エアブラシが詰まらない程度であれば大丈夫です。

エアを逆流させうがいをさせます。泡の状況をみて濃度状況を確認します。細かい泡が立つ感じに調整しています。

塗料瓶からカップに移した際の金属棒に付着した塗料の状態です。この状態だと濃いので薄め液で薄めます。

塗料が金属棒に付着して、スムーズに流れ落ちるくらいの濃度に調整しています。ちなみに、100円ショップで買った「耳かき」を使っています。場合によっては爪楊枝を使うこともあります。洗わずにそのまま捨てられるので便利です。

私の場合、塗料を買ってから数年~数十年経っているものがほとんどなので、いい感じに煮詰まっていて、このようなやり方が可能なのかもしれません。

ほんの少しだけエアブラシで塗装したい場合でも、かかる手間が少ないので、気軽にエアブラシ塗装ができるのもメリットです。混色もカップの中で済ませるので、洗い物が増えません。そのため、掃除用の溶剤もあまり必要ありませんので助かります。
大量の混色塗料が必要な場合は、あらかじめ空き瓶で塗料を準備する方法で対応しています。


2.試し吹き

試し吹きには、ペットボトルを使用しています。炭酸飲料が入っていたような、固めのペットボトルが好みです。紙だと溶剤が吸われてしまう、塗料の希釈状態が把握しにくいです。色味を確認する際は、紙を使用しています。

今回使用した塗料は、【サーフェイサー エヴォブラック】です。


希釈率は薄め寄りで大丈夫です。一般的には薄すぎると思われるかもしれませんがベストな状態です。

3.塗装

実際に赤いパーツに塗装してみました。塗装対象物にエアブラシを近づけ、塗料が出るか出ないか程度の微妙な感じで吹き付けます。薄い塗料で吹き付けますが、エアの量が多いので塗料が垂れる前に乾燥します。2~3層程度だと、まだ赤いパーツが透けて見えています。この薄い塗膜を重ねていくことで塗装していきます。
塗料の量が多いと、塗料がシャバシャバで濡れたような感じになり、塗膜がうまく形成されません。

・塗料量 > エア量
 塗装面に塗料が水たまりのように溜まってしまう状態
 ※つやを出したい時に有効なテクニックです。


・塗料量 < エア量
 塗装面に塗料が乗ったそばから、エアで吹き飛ばされて流れてしまう

・塗料量 = エア量
 塗装面に載った塗料がエアで乾燥しつつ、薄い艶消し塗膜として定着する

上記の3つのパターンは、カップに入っている塗料の希釈率は同じ状態で、ハンドピースのコントロールの違いだけです。

塗装の際は、以下の5つの項目に注意し塗装します。

塗料の希釈率(固定)
対象物の距離
風量
塗料の量
ハンドピースの動かし方

つまり、希釈率以外の4つの要素を調整しながら塗装するということです。溶剤の希釈率はある程度適当でも、状況に合わせてテクニックで調整していくイメージです。

フェンダーパーツはつやを出したいので、最後に塗料が水たまりが出来る状態で吹き重ねます。

所詮はサフ(サーフェイサー)なので、近くで見ると溶剤の特性で表面が少しザラザラしています。私の塗装はいつもこんな感じです。

同じ状態の溶剤(サフ)を使用して、塗り方(ダブルアクションのハンドピースコントロール)によって艶の塗り分けができます。という実例が下の写真です。

カップの中身を変更せずに、ハンドピースのコントロールだけでつやの塗り分けを表現してみました。また、意図的に塗り重ねる回数を少なくすれば下地の色が透けるので、表現の幅が広がります。このテクニックは、飛行機のプラモデルのモールドを生かした塗装にも活用できます。

これは、塗料で塗りつぶさずに、下地の色を生かした例です。エアブラシ塗装でありながら、あえてムラのある塗装をすることで、情報量を増やしています。

4.まとめ

今回使用したハンドピースの紹介です。クレオスL5の初期セットに同梱されていた旧タイプのPS-264 ダブルアクション0.3mmというモデルです。

一番使い慣れているので、塗料の状態、気温や湿度の違い、機材トラブルなどを敏感に感じ取ることができます。そのため、結局いつもこの1本で塗装しています。

ツール類の掃除用として使用しているのが、「アサヒペン お徳用ラッカーうすめ液S 4L」です。臭い以外、特に問題なく使用しています。安いので気兼ねなく使用できるので重宝しています。
小瓶に移す際にあると便利なのはノズルです。一緒に購入することをお勧めします。当然ですが火気厳禁なので保管には注意してくださいね。何かあったら洒落にならないので。


以上が、私のエアブラシ塗装方法です。文章で説明するのは想像以上に難しく、苦労しました。また、サンプルを用意するためにバイクプラモデルを1つ完成させることになり、結果的に積みプラを減らすことができました(笑)。※後日、記事にしますのでお待ちください。

今回この記事を書いたのは、自分の塗装方法が他の人から見てどうなのかを知りたかったからです。お手本になるような内容ではありませんが、「こんな手順でエアブラシ塗装している人もいるんだ」と面白がって頂けたら幸いです。あと、ぜひ皆さんの塗装テクニックも教えてください!

no+e1周年記念として記事を書いてみました。これからも頑張って記事を書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

※note開始から365日目 -P0081

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