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国宝重文チャレンジ2026/5・6月に訪問した場所

 今年、私は「どれだけたくさんの重要文化財・国宝を見学できるか」というチャレンジをしている。古代から近代まで、意外なところで価値ある文化財を見つけることができる。帰省など、別件の外出ついでに立ち寄った所もある。

 今回は、5~6月に訪問した場所を記録する。


27か所目:旧前田家本邸

 東京都目黒区にある重要文化財。旧加賀藩主であった華族・前田家の邸宅。1929年に侯爵前田利為(としなり)が建築した。洋館と和館からなる瀟洒な邸宅である。 洋館と和館は渡り廊下で繋げられ、境界部はレンガ塀に瓦屋根という凄いセンスになっている。

28か所目:奈良女子大学記念館

 奈良女子高等師範学校の建物で、GWの特別公開で見学。記念館は1909年完成、守衛室とともに重要文化財に指定されている。

 女子高等師範学校は女性教師などを養成する学校で、京都・奈良の誘致合戦の末に当地に創立された。誘致の経緯は非常に興味深いので、下記も参照されたい。


29か所目:神戸市立博物館

 4~6月の企画展「神戸百華―コレクションが開く神戸の魅力」の会期中に訪問。教科書でおなじみのフランシスコ・ザビエル像(重文)がある。

 他にも、以下のような国宝・重要文化財が展示されている。

桜ヶ丘銅鐸(国宝) 

 神戸市灘区桜ヶ丘で発見された銅鐸。銅戈とともに国宝に指定されている。

織田信長像(重文)
泰西王侯騎馬図(重文)

 会津若松城に伝来した屏風で、左から神聖ローマ皇帝ルドルフ2世、トルコ皇帝、モスクワ大公、タタール王を描いている。

南蛮屏風(重文)
聖徳太子二歳像(重文)

 聖徳太子が二歳の時、東に向かって「南無仏」と唱えたという伝説に基づく彫刻。

30か所目:旧神戸居留地十五番館

 幕末明治期に建設された神戸居留地の、唯一現存する建物。阪神大震災で倒壊したが復興し、現在はレストランカフェになっている。重要文化財。

31か所目:旧近衛師団司令部庁舎

 天皇を守る近衛師団の司令部庁舎で、重要文化財。1910年完成で、戦後は美術館として利用された。通風孔には陸軍のマークである星型がデザインされている。東京建築祭の特別公開で訪問。

32か所目:旧島津家本邸

 大正時代、公爵島津忠重の邸宅としてジョサイア・コンドルが設計。現在は清泉女子大学の建物で、教育に利用されている。春秋の特別公開時に見学可能。

 居間の中央のソファに座ると、ベランダの柱が窓枠に隠れ、結果として庭園が広く見える。コンドルの精密な設計である。重要文化財。

33か所目:浅草寺

 言わずと知れた東京の観光名所。二天門は慶安2年(1649)に浅草寺の東門として創建された重要文化財。伝法院も重文だが公開の機会は限られる。

34か所目:浅草神社

 浅草寺の隣にある神社で、通称は三社様(三社祭で有名)。これも慶安2年建立の、権現造の社殿が重文である。

35か所目:松江城

 堀尾氏によって築かれた松江藩の藩庁。江戸時代初期の様式を残す質実剛健な戦闘的天守が現存している。2015年、国宝五天守の中で最も新しく国宝に指定された。 

36か所目:国立歴史民俗博物館

 佐倉城跡に建つ巨大な博物館。展示物は複製が多いが、6月の訪問時には中世の印刷物「宋版漢書」(国宝)、「宋版備急千金要方」(重要文化財)を見学できた。前者は歴史書、後者は医学書。

宋版漢書
宋版備急千金要方

(つづく)

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