「午後だけ働けば?」と言える妻でありたい
私の夫はうつ持ちです。
年金も出ています。
1年半ほど前から、障害者雇用(契約)で週4勤務しているけれど、最近の夫はどうも怪しい。
ちょいちょい休みがちで「黄色信号」が見えている。
体は元気そうなんです。
食べられるし寝られるし、遊びに行くこともできる。
だけど、仕事に行くとなると・・・という感じで。
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家で仕事をしている私は、ソファに並び、休んだ夫とゆっくり話しました。
色々話していると、「このままずっとこの仕事を続けていくのか」という漠然とした不安やモヤモヤのようなものが彼の中にあることが分かりました。
私から見て、彼が今任されている仕事は、きっと能力には見合ってなくて。
というか、たぶん1年以上も繰り返しやってきて「慣れた」「分かった」という段階になっている。
そうすると、何か新しいことや成長することが好きな彼の性格とも、あまりに単調すぎて噛み合わなくなってきているのかな…と思う。
だからプライベートでは習い事を始めたり、AIで音楽を作ったり、何か変化を求めてる。
特に最近は、仕事に暇な時間が多かったらしい。
だから、ふとした時に、「この仕事を一生するのか」というモヤモヤの渦が、少しずつ彼の心を削っていたのかなと思います。
暇な時間って、時に毒になったりしますよね。
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会社側はすごく配慮してくれています。
「どうやったら長く続けてもらえるか」ということを前提に、色々と働き方を考えてくれているようです。
しっかりした会社だし、相談しやすい環境もある。
だけど最近の彼は、その期待や優しさがむしろプレッシャーになっていて、「会社に対して、ちょっと抵抗したい気持ちだったのかもしれないなぁ」と呟いていました。
会社と夫の関係性は、私にはよく分からない。
だけど彼の中の、小さな本音が、何か怒っているというか、うずうずしていたのかな…と感じます。
雇ってくれるだけでもありがたいことなのに。
いざ働き出したら出したで、いろんな悩みも出てくるのが「仕事」ですよね。
「贅沢」だと言われればそうなのかもしれないけれど、毎日毎日、同じ場所に行って働くというのは、やっぱり簡単なことじゃないよな〜と思いました。
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会社からは、社会保険の関係で、最低でも週20時間働いてくれたらいいと言われているそう。
それなら、「週5日で午後だけ働く」という選択肢もある。
月収はフルの半分だけど、午前中は好きなことをして気分を上げて、午後から仕事に切り替えるのも、人として自然じゃないか…と提案してみた。
私もよく「ご褒美先取り型」の働き方をしているから、その効果を知っている。
「お金のことは考えなくていい」とも伝えました。
そうやって言えるのは、私が高給取りであるからではなく、もちろん夫が年金を貰えているからで。
それに私たちには、「実家住み」という神のようなインフラもあって、最低限生きていけるセーフティネットを確保している。今までも何度も助けてもらってきた。
こう言うと、「恵まれている」と思う人もいるかもしれない。
だけど、考えて1つ1つ行動してきたのは私たちで、「働けなくなる」という前提のもとに、人生や暮らしを設計せざるを得なかった過去がある。
「働けなくなる」というのは実は想定内。
だから全然、最悪の状況ではない。
そう思えてしまう自分も、だいぶん肝が据わってきたなと思う。
早めに降参して、周りに甘えて頼って。
時に親に養われながら生きていく。
「自立」とか「個人」とか、そういうのが当たり前の世の中になったのに、カッコ悪いけれど、それが私たちの今の生き方である、と。
夫は趣味も多いし、やりたいこともたくさんある。
だったら、午前中は遊んで、午後から出勤して4時間だけ働けばいい。
合法的に、そして会社が許してくれるのであれば。
そういう働き方だってあるのだ。
最低限の働き方をやってみる。
それでもメンタルが病んでしまうのであれば、諦めも尽く。
ダメだったら、それはその時に考えよう…と。
もしかしたら午前中にやっていたことが何かの種蒔きになるかもしれないし、人生はどう転ぶかは分からない。
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ちょっと崖っぷちのような状況だけど、私にできるのは彼の背中を押すことだ。
「時間割みたいにさ、5限目と6限目は仕事って考えてみたら」
「仕事が全てじゃないよ」
働き方について、夫も会社側と相談してみると言っていた。
そして今日、約1週間ぶりに出勤して行った。
働くって。
仕事って、何だろう。
自分も曖昧に働いているから、言いながらふと疑問が湧いてくる。
これからも、夫と向き合い、小さな悲鳴をすくい取れるような余裕を持ち続けられる妻でありたいと願う。
正直、心はソワソワしているけど。
おしまい。
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