見出し画像

1年ぶりに夫が仕事に行きます

夫が今日から出勤しました。

夫は、うつ病と診断され、1年前から仕事をしていません。

今回は、妻のわたし目線で、夫が社会復帰するまでの流れを振り返ってみようと思います。


まず、夫は2年前の冬に、適応障害で休職→退職しました。

次の夏に新しい会社に就職したものの4ヶ月でダウンしてしまい、そのまま退職。(それがちょうど1年前)

夫は今30代ですが、20代前半にも、適応障害と診断されて仕事をやめていたことがありました。


そのため、メンタルのダウンは3度目。

医師からは、障害者手帳の取得を進められました。

さすがに3回目となると、本人も諦めたのか、ためらいもなく手帳を申請。

ここまでくると、「普通の働き方が自分には難しい」という現実を受け入れるしかなかったんだと思います。

正直、私は「夫が障害者」というのが内心複雑でした。

でもだんだんと「甘えられるものに甘えればいい」と意識が変わっていきました。

その時のことは、こちらの記事でも書いています。


夫の体調が安定してきた春頃。

病院のソーシャルワーカーさんの紹介で、リワークスクール(復職・再就職を支援する施設)に通い始めました。

リワークスクールには、基本的に休職中の人が多いそうです。

同年代の人もいて、今ではプライベートでキャンプに行くほど仲良くなっています。(今度はポケモンカードを一緒にするそうです。笑)

スクールは平日に開いていて、朝10時ごろから始まり、午後3時頃には終わります。

何をしているのか私もよく知りませんが、心理学の勉強だったり、自己理解の授業だったり、たまに散歩や調理実習などがあるらしい。

本人曰く「ゆるい感じ」と言ってました。


リワークスクールは有料ですが、所得に応じて自己負担額が決められており、夫の場合は月10,000円程度の負担です。

利用するには、社会福祉協議会の人と面談したり、市の福祉課の人との面談などもありました。
(私は同席してないですが、形式的なものだと思います)

このように、社会復帰をサポートしてくれる施設は色々あるようですが、夫は何か所か見学に行き、今の事業所に決めていました。


通って3ヶ月たった頃。

「もうだいぶん元気になってきたし、スクールもゆるすぎて刺激がないし、就活しようと思う。」と言い始めました。

投薬は続けており、医者からも特にストップはかかりませんでした。

私は心配でしたが、本人的には「働きながらも通院するし、今回は大丈夫だと思う」と。

今は家族3人、夫の実家に住まわせてもらっているのですが、やはり経済的な不安も出てきたのだと思います。


そして、今年の9月。

ちょうど障害者を対象にしたジョブフェア的なものがあり、そこでいろんな企業の説明を聞きに行っていました。

障害者雇用を進めているのは、だいたい上場している大手企業ばかり。

夫は「受かったら骨を埋める(しがみつく)」みたいなことを言っていました。笑

軽い面接のようなものもあるので、スクールで面接の練習をしてもらったり、履歴書や志望動機の添削をしてもらっていました。(手厚い!)


しかし、現実は簡単ではなく・・・

障害者雇用と言えど、同じく競争率が高いようです。

特に事務職。


夫は、今まで事務職ではなく、営業的なことをやっていた時期が長いです。

でも、営業職は自分には合っていないと思っていたようで(実際に病気になっているので)、じっくり取り組める仕事に就きたいと。

ジョブフェアつながりで、5社ほど事務職の求人を受けました。

しかし、どれも書類選考または一次面接で落ちる結果に・・・。

ただ、本人はそこまでショックそうにしておらず、「ま、そんな簡単に行くはずないか~」と開き直ってました。


そんなとき、なんと夫の障害年金の支給が決まりました。

6月に申請して、結果が来たのが9月。

厚生年金分もあったため、びっくりするような金額でした。

その時の記事はこちら。


それでも、夫は「就活はする」と。

障害年金もいつまでもらえるか分からないし、やっぱり「働きたい」という意欲が強いようでした。

ここまでくると、「もう健康なのでは?」「本当に年金もらっていいの?」と、またまた内心複雑な感じ。

※ちなみに、働いていても年金はもらえるそうです。
(金額の調整は入る)


その後、また別の就職説明会があり、隣の市の企業とのご縁がありました。

それが、今回1年ぶりに働き始める会社です。

会場での軽い面接と書類審査→職場見学→面接という流れで進んでいきました。

結局、事務職採用ではなく、品質管理的な仕事です。

「契約社員」なところは本人的にはマイナスポイントらしいのですが、それでもフリーランスのわたしからすると、「毎月固定でお金もらえるなんてすごい」という感覚です。


ただ、障害者雇用というのは、いきなり本採用になるわけではないようです。

約1ヶ月間の「障害者職場実習制度」というものがあるんだとか。

これはハローワークと県がやっている制度らしいのですが、「本人と雇用主の相互理解を深める」という目的。

お給料は、県から日給(約5,000円)が支給されるそうです。

こんな制度があること自体、全く知りませんでしたが、これでお互いにマッチすれば、本格的に採用という流れになるようです。

ここでワンクッションあるのが、妻としても安心でした。

実習中も週1回は、人事の方、リワークスクールのスタッフ、本人の3者面談があるそうです。

途中でもし体調面に不安がでてきても安心だなと思いました。


ということで、まだ本採用ではない段階ですが・・・

夫が第一歩を踏み出した日なので、妻としても嬉しいです。



夫が働き始めたことで、朝のルーティーンが変わりました。

わたしが子どもの送迎をすることになり、朝の時間が少しバタバタします。

1年前、夫が体調を崩してほぼワンオペになったときも、わたしが朝の送迎をしていました。


なぜか、車の中でカーペンターズを聞き、なんとか心を落ち着かせていたことを思い出しました。

(カレン・カーペンターさんの声は癒やしの周波数が出てるらしい)


なんとなく今朝も、後部座席に息子を乗せて、カーペンターズを聞いて運転してみました。

「あのときの気持ちとは違う」
「前に進んでいるんだな」

そんな気持ちでしみじみしました。


こども園に着いてからも、

「あのときと違う」
「もう夫が病気でかわいそうな妻じゃない」

そんな気持ちになりました。



正直、朝の送迎で1時間くらいロスしてしまうのですが・・・

先生やママさんたちと挨拶しながら、「朝から人と会うっていいな」としみじみ感じました。

朝から外にでるのも良き!!



時間は確実に過ぎていて、状況も変わっていく。

当たり前のことだけど、生きている限りは、良くも悪くも、人生はうつりかわっていくんだなぁ。

そんなことを思った日でした。


今日、夫はどんな顔で帰ってくるのかな?

何か好きなお菓子でも買っておこうかな。





夫のその後はこちら。


いいなと思ったら応援しよう!

ナカノ 最後まで読んでくださりありがとうございます。 応援していただけると励みになります!

この記事が参加している募集