ハスラー NAとターボの違い:8万km中古を試乗して分かったこと
はじめに
以前、初代ハスラーの試乗記事を書きました。
CVTのラグ、収まらない柔らかい足、全体のまとまりのなさ。
格好で作ったんだな~というのが、あのときの率直な印象でした。
そんなわけで、ハスラーにいい印象がまったくないまま、今回また別の一台に乗ることになりました。
ところが!
今回は良かったんですよ。それなりに。
なぜかと思ったら、ターボだったんです。
車両:初代ハスラー Gターボ(MR41S)
いつも手伝いに行っている車屋さんの、お店の在庫として購入した一台です。
オークションで落札し、連れて帰ってきました。
・初代ハスラー Gターボ(MR41S・S-エネチャージ)
・平成28年式・走行約8万km
・車検はたっぷり残り・評価4点・修復歴なし
・レーダーブレーキサポート、KENWOODフルセグナビ、前席シートヒーター付き

この個体を選んだ理由は、「売れそう」だから(笑)
車検は残っている、評価もそこそこ、そして女性に人気の赤×黒ツートン。

ちなみに帰り道、メーターがちょうど80,000kmを踏みました。
この様な瞬間に立ち会えると、ちょっと得した気分になりますね。
試乗の印象

NAのハスラーとは、別の車かと思うくらい印象が違います。
とはいえ、前回の記事で指摘したCVTのラグも、柔らかい足も、変わりません。
ターボになったからといって、そこが良くなるわけではない。
一番のポイントは、エンジンのパワーで車体を「抑えられる」

前回のNAで一番気になったのは、柔らかい足が収まらないまま、ずっとふわふわし続けることでした。
ターボには、それなりのトルクとパワーがあります。
アクセルを踏んでいくと、車の後ろ側、リアに荷重が乗る。
荷重が乗った分だけ、車の動きは落ち着く方向に持っていける。
サスペンションは柔らかいままでも、アクセルの踏み方で車体の動きをある程度「抑えられる」ようになる。
NAだとそのトルクがないから、抑えたくても抑えられない。ふわふわに付き合わされ続ける。
エンジンというファクター1個で、車の評価がここまで変わるのかと。
改めて勉強になりました。
この車両はS-エネチャージ付きです。
パワーがある、加速がいいと感じた要素に多少は効いているのかもしれませんが、私としてはそこまでの印象はありませんでした。
一番感じたのは、やっぱりターボのパワー。
メーターの中でS-エネチャージが動いているのは確認できるものの、ドライバビリティや操作感に、良くも悪くも強く介入してくるものではない。
燃費が少し良くなるんじゃないの、というくらいの認識でいいと思います。

最近の軽はターボ一択

ホンダのN-BOXもそうですが、NAだと遅くてしょうがないけれどターボはいい。
昔のNAエンジンには、レスポンスが良くてキビキビ走る良さがありましたが、近年のNAにはもうそれがない。
環境対応や燃費で縛られて、あの軽快さは消えてしまった。
最近の軽に乗るならターボ一択だと感じています。
価格差はあっても、毎日乗るたびに感じるストレスの差を考えたら、十分に元が取れる差でしょう。
この後の整備

この車は展示車両になるため、展示前の軽い整備だけやって終わりです。
1G締めやアライメントの適正化は、もし私が自分のお客さんに渡す車なら、やってもいいと思っています。前のハスラーの記事で書いたとおり、あれをやると車は別物になるので。
ただ今回は、あくまで手伝いに行っている工場の仕事です。
お店の意向もあるため、そこから先まで手を出す判断をするのは私ではありません。
残念ながら、線引きも仕事のうちなのです。

まとめ
CVTのラグも柔らかい足もNAと変わらないが、ターボパワーがあれば、アクセルで車体の動きを変えられる。
エンジン1個で、車の評価はここまで変わる。
軽自動車を選ぶとき、NAかターボかで迷ったら、私は迷わずターボを勧めます。
ほな、またね~
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