「何を食べるか」で結構変わった、減量中の主食の話
減量中は「何を食べるか」をかなり気にするようになります。
自分も減量中はいろいろ試しましたが、その中でもよく使っていたのが、
もち麦(大麦)
蕎麦
さつまいも
でした。
SNSでは「これを食べれば痩せる」と紹介されることもありますが、実際はそんな単純な話ではありません。
ただ、この3つには共通点があります。
それは、
食物繊維が比較的多い
血糖値が急上昇しにくい
満腹感を維持しやすい
結果として食べ過ぎを防ぎやすい
という点です。
実際に自分が使って感じたことと、研究で報告されている内容も合わせてまとめてみます。
もち麦・大麦

減量中にかなり使いやすかった主食のひとつが、もち麦でした。
もち麦が注目される理由は、「β-グルカン」という水溶性食物繊維を豊富に含んでいるからです。
β-グルカンは水分を吸収すると粘性を持ち、この粘性によって胃から食べ物が出ていくスピードをゆるやかにします。その結果、
満腹感が長く続く
食後血糖値が急上昇しにくい
次の食事量が減りやすい
といった変化が起こると考えられています。
実際に日本人を対象とした研究では、高β-グルカン大麦を白米に混ぜたグループで、空腹感が減少し、満腹感が増加、その後の食事量も減少しました。
さらに12週間継続した研究では、体重やBMIだけでなく、内臓脂肪が多い人ほど改善が大きい可能性も報告されています。
個人的にも、もち麦を入れた日は白米だけの時と比べて「また何か食べたいな」という感覚がかなり少なかった印象があります。
しかも白米を完全にやめなくていいのが続けやすいところでした。
白米7:もち麦3くらいから始めるだけでも取り入れやすいと思います。
蕎麦

蕎麦は「ダイエット向き」と言われることが多いですが、「蕎麦を食べれば痩せる」という強いエビデンスは今のところ十分ではありません。
ただし、白米や精製小麦製品と比較すると、食物繊維やたんぱく質が比較的多く、GIも中程度なので、血糖値の変動が比較的穏やかになりやすい特徴があります。
また、蕎麦には「ルチン」というポリフェノールも含まれています。
研究では、インスリン抵抗性やLDLコレステロール改善が報告されていますが、複数研究をまとめたメタ解析では、体重減少そのものへの明確な効果は確認されていません。
つまり、蕎麦は脂肪燃焼食品ではなく、
血糖値を安定させやすい
満腹感を維持しやすい
食べ過ぎを防ぎやすい
という部分で役立つ可能性がある食品です。
個人的にも減量中かなり食べていました。
特に感じたのは腹持ちの良さです。
白米やうどんより「意外と次の食事まで持つな」という感覚がありました。しかもあっさりしていて食べやすいので、減量中でもストレスなく続けやすかったです。
ただ、天ぷら蕎麦のような高脂質な組み合わせになると全体のカロリーは簡単に増えるので、その点は注意が必要だと思います。
さつまいも

減量中にかなり助けられた食品が、さつまいもでした。
甘いので「糖質が多くて太りそう」というイメージを持たれやすいですが、実際には食物繊維を含み、GI値も比較的低〜中程度の炭水化物です。
研究では、さつまいもを利用した置き換え食を8週間継続したグループで、体重・BMI・体脂肪率の低下が報告されています。
ただし、これは「さつまいも単体の効果」というより、低カロリー設計の食事全体による影響も大きいと考えられています。
個人的にはかなり助けられました。
まず大きかったのは甘さです。
減量中って甘いものが食べたくなることが結構あります。でも、お菓子を食べ始めると止まらなくなることもあります。
その時にさつまいもはかなり役立ちました。
自然な甘味があるので満足感が高く、「甘いものを食べたい欲」をかなり抑えてくれました。
あと個人的にかなり感じたのが便通です。
減量中は食事量が減って便秘気味になることがありますが、継続して食べていた時はかなり調子が良かった印象があります。
もちろん個人差はあると思いますが、自分の中では「痩せる食品」というより、「減量を続けやすくしてくれた食品」という感覚が強いです。
補足:冷や飯・冷やし芋・冷やしパスタはどうなのか?
最近は「冷や飯は太りにくい」「冷やしたじゃがいもが良い」といった話もよく見かけます。
これは「レジスタントスターチ(RS)」という消化されにくいでんぷんが関係しています。
ご飯やじゃがいも、パスタは、一度加熱してから冷却すると、このレジスタントスターチが増えます。
研究でも、
冷却→再加熱した白米で食後血糖値が低下
冷却したじゃがいもで血糖値とインスリン反応が低下
冷却→再加熱したパスタで血糖応答が大きく低下
という結果が報告されています。
ただし重要なのは、これらは主に食後血糖値の改善を示した研究ということです。
「血糖値が上がりにくくなった」=「痩せる」ではありません。
実際、じゃがいもの研究では血糖値は改善していても、満腹感そのものには大きな差はありませんでした。
個人的には、これは「痩せる裏技」ではなく、
同じ主食を少し有利にする工夫
くらいに考えるのがちょうどいいと思っています。
最後に
減量中に感じたのは、「食べれば痩せる食品」はほとんどないということでした。
でも、
空腹感を減らしやすい
満足感を得やすい
食べ過ぎを防ぎやすい
無理なく続けやすい
こういう食品は確実にあると思います。
結局、短期間だけ頑張る食事よりも、「気づいたら続いていた食事」の方が長い目で見ると強いのかもしれません。
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