間違えて高級喫茶店に入っちまった!ここは一発ココロのごほうび
先日の午前中、上野で時間調整をする機会があった。
待ち時間にニトリでシャワーカーテンを買いたかったが、開店時間まであと30分もある。それまでコーヒーでも飲もうと、目に入った店に足を踏み入れた…のだが。
だが!!!
ビンテージソファのような雰囲気の店
その店のドアをくぐると、時間の感覚が逆回転した。
この深みのある雰囲気はアレだ、カフェじゃなくて「喫茶店」。
座り心地の良いビンテージソファのように、重厚感と快適さが同居している。もっとも、ビンテージソファなど座ったことはないが。

通された席に腰を下ろすと、初めて来た店なのに、まるで行きつけの店のように居心地が良かった。
スタッフさんたちはゆったりと動き、お客さんのテーブルを離れるときはごく自然に一礼している。その様子がとても洗練されていた。
華やかなカフェも好きだが、こういう落ち着いた店もいいな。そう思いながらメニューを広げて…。
「えっ???」
私はそこで、のどまで出てきた声を慌てて飲み込んだ。
たまには贅沢してみちゃう?
メニューに並んだコーヒーや紅茶の価格帯は、想像のはるか上にあった。
どれも軽く1,000円を超えている。
写真を見るに、カップが丼のようにデカいわけでもなさそうだ。ケーキを追加してセットにすれば、おおむね2,000円前後か。
店の雰囲気から、決してチープな値段ではないと踏んでいたが、さすがにコーヒーが4桁だとは思わなかった。
うーん、思い切って店を出るか、それとも背伸びをしてコーヒーだけ頼むか。
そこまで考えたとき、私のなかの「甘ったれ」が声を上げた。
高級喫茶店に入るなんて、滅多にないよね?
何千円もするわけじゃないんだから、たまには贅沢を楽しんでみたら?
よく言ってくれた、甘ったれ!
普段、私は定期的に通っているネイルサロン以外、特に贅沢をしない。
ここは1発、自分にごほうびをあげてもいいんじゃないかい?
…というわけで、私は決めた。
「渋皮モンブランのケーキセット、飲み物はブレンドでお願いします」
ココロもたまには褒められたい
運ばれてきたコーヒーは、サイフォンのフラスコに入っていた。
涼やかな横顔の男性スタッフが、スムーズな手つきでコーヒーをカップに移し、つややかなテーブルの上に置く。モンブランは大ぶりで、思わずココロが弾んだ。

普段より明らかに香り高いブレンドを味わって、刻んだ栗がころころ入ったモンブランを楽しむ。
ひとりでスマホも見ず、読みかけの本も広げず、ただのんびりと。こんな時間を過ごすのは、いつ以来だろう。
フリーランスで働いていれば、猛烈な不安を感じる瞬間や、無理をしなければならないタイミングがある。
頭や体と同じように、ココロだって頑張っているんだ。たまにはごほうびの時間を作って、イイコイイコと褒めてあげてもいいじゃないか。
この日、ニトリが開いていなかったおかげで、私はとても良い時間を過ごせた。
うん、世の中は良くも悪くも、何がどう転ぶか分からない。だからきっと、人生は彩り豊かになるんだな。
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私が普段している、たった一つの贅沢はコレ↓
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