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【ご報告】 手帳アトリエ2号店を神楽坂につくります。

手帳アトリエ、2号店を神楽坂につくります。

物件を探し始めてから契約まで、思っていたよりずいぶん時間がかかりました。
9月末のオープンに向けて、ここまでの経過をまとめておきます。

なぜ、2号店をつくるのか

桜木町店をはじめたとき、正直なところ不安でした。
手帳を書くためだけの場所に、お金を払って来てくれる人がいるのだろうか。誰にも必要とされなかったらどうしよう。
そんなことを考えながらオープンの日を迎えました。

ところが蓋を開けてみると、4ヶ月で400人もの方が足を運んでくださいました。中には10回以上通ってくださる方もいます。

そして何より、お客様ノートに残されていく言葉に驚きました。

「こんな素敵な場所をつくってくれてありがとう」
「自分の部屋も、いつかこんな部屋にしたいと思いました」

桜木町店のお客様ノート

ページをめくるたびに、つくってよかったと心から思いました。
ただ、うれしかったのはそれだけではありません。このアトリエには、私が意図していなかったものが生まれていました。

お客様ノートに綴られた誰かの想い。
文房具がどんどん入れ替わっていく、おすそ分けボックス。
それを見た方が「私以外にも、手帳が好きな人がここに来ていたんだ」と感じる。
直接会うわけではありません。
それでも、確かに誰かの気配がある。

私自身、身近に手帳好きの友人がいません。
だからこそ、この「見えないつながり」に、SNS越しとは違う不思議な身近さを感じました。

この場所を、もっと増やしたい。
そう思ったのが、2号店を考えはじめた理由です。

物件探しは、想像よりずっと大変でした

物件紹介サイトに条件を登録して、新着があれば通知が来るようにしました。毎日、届いた物件に目を通す日々でしたが、そこからがなかなか進みません。

問い合わせても、ほとんどの物件で無人店舗の許可が下りないのです。「そういう使い方は難しいです」と断られる。何度もその返事を受け取りました。

許可が下りて、実際に内見まで行けた物件もあります。
ただ、行ってみると民泊が多数入っている建物で、古くて廊下が暗く、正直なところ少し怖い雰囲気がありました。ここでリラックスして手帳を開いてもらうイメージが、どうしても湧きませんでした。

山手線のメジャー駅から徒歩2分、広さも明るさもちょうどいい部屋を見つけたこともあります。無人運営でもかなり貴重な物件でした。
でも、目の前がタワーマンションの建設工事中。音が気になって、泣く泣くこの物件も見送ることになりました。

見送った物件


神楽坂に決めた理由

正直に書くと、最初から神楽坂を狙って物件を探していたわけではありません。
条件に合う物件がなかなか見つからない中で、たまたま出会ったのが神楽坂のこの部屋でした。

でも、内見に行って街を歩いてみて、印象が変わりました。

神楽坂通りにはたくさんのお店が並び、少し小道に入ると石畳の路地が続いている。
美味しそうなレストランやカフェもたくさんあります。
手帳アトリエでゆっくり手帳を開いて、そのあと神楽坂を歩いて、美味しいランチを食べて帰る。
そんな一日が、はっきりとイメージできました。

物件は、駅から1分ほど。
赤城神社のすぐ隣です。
隈研吾さんが設計されたという、とてもかっこいい神社でした。

それから、神楽坂には「相馬屋源四郎商店」という老舗の文房具店があります。
明治時代、尾崎紅葉の助言を受けて、それまで和半紙だった原稿用紙を洋紙につくり変えて販売したお店だそうです。
夏目漱石や北原白秋、石川啄木など、多くの文豪にも愛用されていたと知りました。

さっそくお店に寄って、夏目漱石の付箋とマスキングテープを買ってきました。

物件を探しているときは知りませんでしたが、こうして街のことを知っていくと、紙や書くことと深い縁のある神楽坂に手帳アトリエをつくれることが、なんだか嬉しくなってきます。

契約、そして、いま進めていること

無事に契約が完了したことをSNSでご報告したところ、たくさんのコメントをいただきました。

「行ってみたいと思っていました」
「都内だと近くなるので嬉しいです」

その一つひとつが、本当に励みになりました。

現在、オープンに向けて内装の準備などを進めています。
内装デザインは、桜木町店をコーディネートしてくれた谷口久美子さんにお願いしています。
谷口さんについて書いたnoteはこちら

いま提案いただいているイメージはこんな感じです。

この窓辺で手帳を書く時間、今から楽しみです。


桜木町店をそのまま再現するつもりはありません。神楽坂という街に合った、その場所ならではのアトリエにしたいと思っています。

そして、手帳メーカーのみなさまにも、あらためてお声がけをしてみました。
ありがたいことに、たくさんのメーカーさんから新しいサンプルをご提供いただけることになりました。
桜木町でアトリエを始めるまで、私は手帳業界とはまったく縁のない人間でした。
それが今では、こうしてメーカーのみなさまとやりとりをさせていただいている。
本当に不思議なご縁だなと思います。


最後に、お願いがあります

桜木町店の棚は、私が一から揃えたものではありません。

「使いきれなかったので」と持ってきてくださったマスキングテープ。
「よかったら使ってください」と送ってくださったスタンプ。
そうして少しずつ文房具が増えて、今の賑やかな棚ができあがりました。

振り返ってみると、手帳アトリエは私ひとりでつくった場所ではなかったんだと思います。
神楽坂店も、みなさんと一緒に「手帳を、もっと好きになる場所」として育てていけたらと思っています。

もしお手元に、使わなくなった手帳グッズや文房具がありましたら、寄贈という形で神楽坂店づくりに参加していただけたら嬉しいです。

ご寄贈をご検討いただける方は、公式LINE、お問い合わせフォーム、またはInstagramのDMより、ぜひお気軽にご連絡ください。

9月末のオープンに向けて、これからいよいよDIYによる内装づくりが始まります。今はまだ何もない部屋が、ここから少しずつ手帳アトリエになっていきます。

その様子も、またご報告します。

■ 手帳アトリエ 公式サイト
https://www.techo-atelier.jp

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