見出し画像

ワンバンクが目指す資産形成への「直通列車」

こんにちは!takejuneです。株式会社スマートバンクの共同創業者CXOとして、プロダクト部門を担当しています。

前回は「家計管理を変える『AIアシスタント』が生まれるまで」というテーマで、私たちスマートバンクが運営する「家計簿プリカ B/43」というサービスが「AI家計簿アプリ ワンバンク」に生まれ変わり、新しい家計管理の形を目指していることについてご紹介しました。

今回はもう少し視野を広げて、私たちがこれから作っていきたいプロダクトの全体像、いわば「ワンバンクが目指す未来」について、構想をお話しできればと思っています。

📈 B/43の小さな成功と、その先にある課題

お金を「使う」「貯める」「増やす」をすべての人に

これは、スマートバンクを立ち上げた時から掲げている私たちのミッションです。これは、難しくて遠い存在に感じがちな金融サービスを、もっとみんなに身近で、カンタンで、使いやすいものにしたい。そして、誰もが自分のお金を自由にコントロールできる世界を実現したい、という私たちの想いの表れでした。

そんなことを考えて作った「ペアカード」は、カップルや夫婦の方々から圧倒的な支持をいただき「共同生活のお金の悩みがスッキリ解決した!」「これがないと困る!」といった声をもらえるサービスになりました。

私たちの看板商品であるペアカード

でも、ありがたいことに「B/43 = ペアカード」というイメージが強くなるにつれて、私たちのサービスがそこで止まってしまうんじゃないか、という心配も生まれてきました。

これは私が以前フリマアプリを作った時に、せっかく良いものができたのに「女性限定であるべき」と可能性を狭めてしまった苦い経験が、頭をよぎったのかもしれません。

そこで「もっと広く、深いお金の悩みに寄り添えるサービスになるために、私たちが本当に届けたい価値って何だろう?」ともう一度考え直すことにしました。
そこでふと、あるユーザーさんからいただいた言葉を思い出しました。

「B/43のペアカード、本当に便利で愛用してたんですが…実は卒業しちゃいました。同棲をきっかけに始めたけど、結婚して家族になって。これからは、ワリカンを楽にするより、将来のためにちゃんとお金を貯めたり、増やしたりしていきたいなって。…残念ですけど、もう私はB/43のターゲットじゃなくなっちゃったのかもしれません。」

この言葉は、当時の私たちの心に深く突き刺さりました。私たちが「使う・貯める・増やす」の全部をちゃんと届けられていなかったことで、B/43を愛用してくれていた大切なユーザーの方を一人手放してしまった…。これは、本当に悔しくて、考えさせられる出来事でした。

「使う」ことへの悩みが解決すると、今度は「貯める」「増やす」っていう次のステージの悩みが自然と生まれてくるし、ライフステージが変わればお金との向き合い方も変わっていくのは当然なんだと気が付きました。

だとしたらユーザーの成長に合わせて、私たちもサポートの仕方を変えていきたい。もしかしたら、今こそ初心に立ち返って、「貯める」「増やす」の領域にも、私たちがちゃんとサービスを広げていくべきタイミングなんじゃないか。そんな想いが、ふつふつと湧き上がってきました。

🎯 私たちは、誰のどんな悩みに寄り添いたいんだろう?

サービスのあるべき形を見直すために、ワンバンクを使ってくれているユーザーさんを改めて観察したところ、マイカード・ペアカード・ジュニアカードのどれを使っているかはもちろん、家計管理が目的なのか、後払いを使いたいのかによって抱えている課題は本当に人それぞれでした。

そこで、私たちはちょっと視点を変えて、使っている機能じゃなくて、「お金の悩みレベル」でユーザーさんを分類してみることにしました。すごくざっくりですが、こんな感じです。

路線図みたいですね
  • Lv.? ニュートラル: 「あんまりお金のこと、深く考えずに生活してるかな。」

  • Lv.1 リカバリー: 「毎月ちょっと赤字かも…。貯金もなくて、生活費が足りないのが悩み。」

  • Lv.2 ビギナー: 「収支はトントンくらい。少しは貯金あるけど、なかなか貯蓄が習慣にならない。」

  • Lv.3 グロース: 「毎月ちゃんと黒字。貯金も少しあるけど、そろそろ「お金を増やす」ことも考えたい。」

  • Lv.4 アドバンス: 「収支はしっかり黒字で、資産も十分ある。もっと効率よく資産を増やしていきたい!」

こうやって整理してみると、面白いことに気づきました。

  • お金を借りて生活していた人が返済能力を身につけると完済後には貯金できるようになり、貯金がさらに得意になると資産形成にチャレンジできるようになっていく。

  • これらのお金の悩みは、レベルによって全然違うように見えるけど、実はつながっている。だからこそ「あとばらい」と「家計管理」は矛盾することなく一つのサービスに収まることができる。

  • 割り勘目的でペアカードを使い始めた方も、子どものおこづかい管理目的でジュニアカードを使い始めた方も、入口が違うだけで長期的にはこのラインに乗ってくる。

こうしてみると、どのレベルの人も、最終的に目指しているゴールは、「お金の心配なく、豊かに暮らすこと」なのではないか。

だとしたら、私たちが本当にフォーカスすべきは、目の前の課題だけじゃなくて、その先にあるみんなの「ゴール」なのかもしれない。そう考えるようになりました。

じゃあ、誰もがそのゴールにたどり着きたいはずなのに、なんで多くの人にとって、それが難しく感じてしまうんでしょうか?

🚉 お金の悩み解決って、電車の乗り換えに似てるかも?

ワンバンクを使って、毎月の支出をうまくコントロールできるようになった!…そんなユーザーさんが次にぶつかる壁は、「で、次に何をすればいいの?」っていう疑問です。

私たちとしては、もちろんその先の「貯める」「増やす」までしっかりサポートしたい。でも、今のワンバンクでは、次のステップへの道筋をうまく示せていないのが正直なところです。だから、せっかく一歩進んだのに、そこで成長が止まってしまうユーザーさんがたくさんいる…。
この状況は、なんだか目的地に向かう「電車の乗り換え」に似ているような気がします。

人生のステージが変わるたびに、お金との付き合い方も変わっていきますよね。その時々で、自分に合った金融サービスっていう「路線」にうまく乗り換えていかないと、最終的なゴールである「豊かな暮らし(資産形成)」には、なかなかたどり着けない。

でも、この「乗り換え」、実は大きな課題が2つあるんです。

  1. 「乗り換えのタイミング」に気づけない:自分のライフステージが変わってお金の悩みが変化したこと、今のやり方がベストじゃないかもしれないことに、気づかないケース。ずっと同じ電車に乗り続けちゃって、もっと早く目的地に着ける特急列車があることに気づかない、みたいな感じです。

  2. 「乗り換え先の電車」が分からない:いざ乗り換えが必要だって気づいても、どの電車(サービス)に乗ればいいのか、どうやって乗り換えればいいのか分からないケース。結局、乗り換えを諦めてしまったり、よく分からないまま違う方向の電車に乗ってしまったり…。

じゃあ、どうすればいいんでしょう? この乗り換えのストレスや迷いをなくして、誰もがスムーズに目的地までたどり着けるようにするには?
その答えの一つが、「一つのサービスの中で、必要な機能をシームレスに全部提供しちゃう」ことだと思うんです。まるで、目的地まで乗り換えなしで行ける直通列車みたいに。そうすれば、ユーザーは「乗り換えなきゃ!」って意識することなく、自然と次のステップに進んでいけるはず。

今の日本には、この理想を完璧に実現できているプレイヤーは、まだいないと思っています。それは元々が単一のサービスとして作られているので足りない機能があったり、機能を備えていたとしても十分に連携されていなかったりするからです。

※サービスが存在しているだけでなく、シームレスに接続しているかも重要

そして、私たちがそんな「乗り換えのいらない」サービスになるためには、解決すべき課題が大きく2つあります。

  1. 今ある路線のパワーアップ:「借りる」「使う」「わかる」といった、今提供している機能を、もっともっと便利に、使いやすくしていくこと。

  2. 新しい路線の開拓:「貯める」「増やす」といった、これまで私たちが十分に提供できていなかった機能を、新たに作っていくこと。

  3. 路線の結合 : それらの機能が単に存在するのではなく、シームレスで使いやすい体験になるように設計・実装すること。

もちろん、この大きな構想を実現するには、時間がかかります。でも、私たちがどんな未来を描いているのか、できるだけ具体的に、皆さんにイメージをお伝えしたいなと思います。

⭐️ これからワンバンクは、どんなサービスを目指していくのか?

最初のステップは、「使う」「わかる」「貯める」「また使う」という、自然な循環を作ること。

家計管理をサポートするだけではなく
この循環をシームレスに繋ぐのが、AIアシスタントの「ワンバン」です

ポジティブなお金の習慣を山手線みたいにグルグル周回することで、毎月の赤字に悩んでいた人が「あれ?今月は少し余裕があるかも」と感じられる瞬間を、一人でも多くの方に届けたいと思っています。

※ここから先は、これから具体的に作っていきたい機能のイメージです。開発が確定しているわけではなく、あくまでやりたいと思っていることになります。

💳 「使う」をもっとスムーズに、もっと便利に

日々の生活でのお支払いでストレスなく支払える、当たり前の便利さをキープし続けながら、よりスマートに柔軟にお金を借りれるようにしていきます。

  • スマホのタッチ決済に対応:Apple PayやGoogle Payに対応して、スマホだけでピッと、もっと手軽に支払いができるようにしていきます。

  • 必要な時に、必要なだけ、スマートに:急な出費の時も安心できるような、ユーザーさんに寄り添った、より柔軟なあとばらいサービスを考えています。

  • お金の移動もスムーズに:口座振替や送金といった、日常的なお金のやりとりも、もっとカンタンにスムーズにしたい。

📊 「家計管理」をつらいものから、楽しいものに

ただ記録するだけのつらい家計簿アプリではなく、あなたに寄り添って、一歩ずつお金の悩みを解決してくれる、あなたのお金の専属アシスタントとしてアップデートを続けていきます。

  • 習慣化をサポート : 家計管理の一歩目はお金を気にする習慣をつけること。あなたの価値観に合わせて、ポジティブな気持ちでお金に向き合い続けるためのお手伝いをします。

  • たくさんのデータを見なくても済むように : お金のレベル感に合わせて「ここだけ見てればOK」という風にすることで、自分のお金のデータの情報量に圧倒されないようにします。

  • 次にどうしたら良いのか分かるように:単にデータを可視化するのではなく、あなたのお金の悩みを解決するための次のステップを提案します。

💰 「貯める」を、もっと自然に、もっと楽しく

家計管理がうまくいって生まれた「余裕資金」。これを、もっと効率よく、そして楽しく貯められるような仕組みを作ります。

  • 「気づいたら貯まってる」仕組み:支出を抑えられた分や、毎月の余ったお金を、自動的に貯蓄に回せるような機能を作っていきたいです。

  • 貯めるのが嬉しくなる仕組み:貯まっている金額に応じて、ちょっと嬉しいおまけがもらえるプログラムを考えています。

  • 貯めたお金を、お得に使える:貯蓄したお金は当然、カードでのお支払いに使えるだけでなく、欲しいものを選んで貯金に成功すると、購入時に割引を受けられる…そんな仕組みができたらいいなと思っています。

※資金移動業ではなく、前払式支払手段としての提供を想定しています。

📈 いくつもの価値やプロダクトをつくり、接続していく

「貯める」ができたら、その先は「増やす」サービスを拡張していきます。今はまだ、具体的な構想をお話できる段階ではありませんが、シームレスな体験を通してすべての人に対して、資産形成のチャンスがある状態を目指したいと思っています。そして「稼ぐ」「備える」など、さらに多様なお金の悩みに合わせて、プロダクトのラインナップを拡充していき、それらをひとつながりの体験として接続していきます。

💪 人が本当に欲しかったものを作り続ける

ワンバンクはこれまで100万人以上のユーザーに手にとっていただけており、ワンバンクカードを通して毎日何億円もの支払いが行われています。しかし私たちはただその数字を大きくしていきたいわけではありません。

お金の心配から解放され、自分らしい人生を送れる人を一人でも多く増やしていきたいと思っています。そのために必要なのは、金融サービスの「断絶」をなくし、誰もが自然に資産形成できる世界を作ること。ワンバンクが、そのための「直通列車」になれるといいなと思っています。

別の言い方をするなら、人生にそっと寄り添って、より良い未来を一緒に築いていくための「パートナー」のような存在になりたい。それが、私たちワンバンクが心から目指していることです。

この大きなビジョンを実現するために、チーム一丸となって、これからも全力で挑戦を続けていきます。まだまだ道半ばですが、皆さんに「ワンバンクがあってよかった」と思ってもらえるようなサービスを届けられるように、日々改善を重ねていきますので、これからのワンバンクに、ぜひ期待していてください!

引き続き、応援よろしくお願いします!

📰 採用情報

スマートバンクでは、お金の悩みを解決するサービスを作る仲間を募集しています。
一緒に、お金の新しい未来を作りませんか?(特にこれから増えていくプロダクトの一つを担当していただけるPMを熱烈大募集中です!)


いいなと思ったら応援しよう!