【No4.忠海BASE始動@地域(忠海)が取組むべき第一歩】ウサギの島の地元|現地に来なければ分からない空気感|
忠海BASE(ただのうみべーす)を立ち上げて3日。
短い時間ですが、机上では分からない「現地だからこそ見える忠海」が少しずつ見えてきました。途中経過として記しておきます。
① 東地区・二窓の歴史に触れて感じたこと
旧東小学校に残された調査資料や現存している古文書を解読した資料から、東地区・二窓の漁民文化や特産品の歴史を知ることができました。
そこには、廃校が決まる中でも、地域の歴史や誇りを次世代へ残そうとした当時の在校生や地域の方々の熱い地元愛や想いが感じられました。


改めて『ここで育った人間がやらなくて、誰がやるのか。』誰も通らない廃校の廊下の掲示板に張られた、この掲示物に問われている様な気になりました。
地域は、人口だけではなく「記憶」でできている。現地に来ないと理解できない価値でした。


これらの情報を残った我々は継承し、後世に残さないといけない。人口、収益化だけで成り立つことでは無い。持続可能な地域の本質が理解できた。
② 実家がなくなるという現実
同級生の一人は、兄弟も地元を離れ、ご両親も亡くなり、もう忠海に帰る実家がないと言っていました。・・・・・・当然と言えば当然ですが・・・
正月やお盆に帰る場所がない。
子どもに「ここがお父さんの育った街だよ」と見せる拠点もない。
人口減少とは、数字だけではなく、こうした“帰る理由の消失”でもあると感じました。

③ コア層には既に価値が見えている
別の友人から、東地区の二窓には地元民しか知らない鉄道撮影スポットに、撮り鉄ファンが来ていると教えてもらいました。

公に宣伝していない場所でも、価値を感じる人は探し当てて来る。
つまり忠海には地元民でも「まだまだ言語化されていない資産」があるということです。
④ 飲み屋で見えた観光の実態
地元唯一の飲み屋さんでも話を聞きました。
大久野島帰りのお客様は、目的来店よりも、電車やフェリーの待ち時間で立ち寄るケースが多いとのこと。富裕層インバウンドが大量に来るわけでもありません。
一方で、お盆には元地元の方々から宿泊ニーズがあるそうです。
ここから見えるのは、忠海の主顧客は「新規観光客」だけではなく、元住民・帰省層・関係人口だということです。先ずは地元の結束力や繋がり易さを考えるとハードルが高い観光客よりも、地元愛や馴染みがある元住民との連携は必要不可欠な要素だと理解できた。
⑤ 焚火イベントへの反応
焚火イベントには予想以上に要望がありました。
人は、都市部であろうと地域であろうと、イベントそのものより、「誰かと集まり、話し、つながる場」を求めているのかもしれません。
人のつながりが価値であった小さな町ほど、人口減少を迎えた現代において、その価値は大きいと感じます。

今、考えていること
改めて、人口減少で疲弊した街で、観光客に対して単純に店を出して儲ける——地元産業とテクノロジーの掛け算で収益化・・・・・結果はそうかもしれないが、そんな簡単な話ではなく、そこに至る経緯やステップ感、人としての温もりが必要だと実感しています。
需要が少ない場所で、マーケットが拡大前提の従来型商売だけを見ると厳しい。ここは現実です。
ただ一方で、
歴史資産
景観資産
コアファン資産
帰省ニーズ
人が集まりたい潜在需要
こうした「戦える材料」は確かにあります。
必要なのは、いきなり収益化を焦ることではなく、
地域の空気を変えること。
「どうせ無理、誰がやるのか、お金は・・・」から
「まだまだやれるかもしれない」へマインドや雰囲気を転換する。
忠海に必要なのは、観光客に対して収益を上げる店一軒より先に、地域の結束力・勇気・自信を取り戻すことかもしれません。
結果的に、持続可能な社会に変化するのではないかと感じている。
もしそれが本質なら、我々が取り組む『忠海BASE』の役目は、商売そのものではなく、街のマインドを再起動させる装置なのだと思い始めています。
残り1週間、もっと具体的な本質的な課題を深掘りしたいと思います。

ここまで読んで頂き、心から感謝申し上げます。
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GWの後半戦、更に深掘り出来る様に頑張ります。
引き続き今後ともよろしくお願いいたします。
