南インドのお祭り・オーナムにあわせた「ケララフィッシュミールス」 京都の名店「タルカ1」で食べる
ハッピーオーナム!!
南インド・ケララ州のお祭りである「オーナム」にあわせて、日本の南インド料理店では特別なメニューが提供されます。
京都の南インド料理の名店「タルカ」さんでも特別なメニューが提供されると聞き、行ってきました。
タルカで食べられる、南インドのお祭り「オーナム」限定メニュー

南インド・ケララ州の収穫祭であるオーナムは、毎年8月から9月にかけてマハーバリ王の帰還を祝う10日間のお祭りです。2025年は8月26日から9月5日とのこと。
ディナータイムに営業する南インド料理店「タルカ2」では9月4日・5日の2日間、特別な25品目のごちそう(サディヤ)が提供されていました。とても豪華で興味深い……。
ランチタイムに営業する「タルカ1」でも、先日記事にした「水ごはん」のように、定番メニューのほかに特別なメニューが提供されることがあります。珍しい南インドの料理をとても洗練された形で楽しめるので、個人的にとても楽しみにしています。
今回もタルカ1でオーナムに関連した特別な「ケララフィッシュミールス」が提供されました。
南インドの海沿いに位置するケララ州では、魚やエビなどシーフードを使ったメニューが豊富。また料理にココナッツを多用することで知られています。
メニューにもシーフードやココナッツ、バナナやヤムなど特徴的な食材がたくさん見られます。

どんな料理が出てくるのか楽しみにしつつ、注文。しばし待ちます。
バナナリーフに載った、南インド・ケララ州らしさたっぷりの「ケララフィッシュミールス」

しばらくしてケララフィッシュミールスがやってきました。おいしそう!
さあ食べよう!……とした直後、お店の方がダル(豆のカレー)とギー(澄ましバター)をサーブしてくださいました。

タルカ1でミールスを注文すると、このようにご飯の上にダルとギーをかけてもらえるサービスがあります。以前はオプションでしたが、人気だったため基本メニューに組み込まれてました。
ということで、これでミールスが完成。早速いただきます。
メインのカレーか特別なお米を使ったご飯から……ではなく、個人的に最もおいしかったフィッシュフライから紹介したいと思います。
サンマのスパイス焼き(Fish Tawa Fry)

サンマのスパイス焼きこと「Fish Tawa Fry」。サンマにスパイスと塩をしっかりまぶして焼いてあります。何気に今年初サンマです。今年はスーパーのサンマが立派に太っていてびっくり。
サンマを少し食べてみると、とてもおいしい! しっかりスパイシーでありつつサンマのジューシーな味が楽しめ、さらにしっかり目に焼いてあるにもかかわらずサンマの脂が残っていて、完璧です。
インドのこの手のスパイスをまぶしたフィッシュフライはとてもとてもおいしいのです。日本の焼き魚とは違うベクトルの食べものです。
ぜひ食べたことがない方は食べてみてください。ご飯にもお酒にも合います。
ケララ州の赤米(Kerara Matta Rice)とギー&ダル

ご飯は、今回のミールスだけに特別なマッタライス(ケララ州の赤米)が用意されています。パラパラはしつつ、丸いフォルムが特徴的。
食感はバスマティライスやジャスミンライスのような日本でよく食べられる長粒米とは違い、少しプチっとした食感がありおもしろいです。味はそれほど特徴のない長粒米で、日本米のような甘さはほぼありません。
なおタルカ1では、通常はジャスミンライスではない香りの少ないタイ米が提供されていて、オプションで南インドのミールスで一般的なポンニライスに変更することもできます。タイ米でインド料理……? と思いますが、香りの少ない長粒米がミールスに合うという理屈のようです。
上からかけられた優しい味のダルとリッチなギーが、ミールスのごちそう感を高めてくれます。
カジキマグロのカレー

正確には、「青マンゴーが入ったケララ州アレッピーのフィッシュ(カジキマグロ)カレー」とのこと。グレービーに沈んでいますが、大きなカジキマグロの切り身が入っています。
写真に見えているのは青マンゴー。ナスよりも食感があり、実も詰まっていて、でも硬くはないという独特の食べ物でした。おいしい。
エビとココナッツのトーレン(Chemmeen Thoran)

実にケララらしい(行ったことはありませんが……)、小エビとココナッツの炒め物。旨みたっぷりで塩味とスパイスも効いているので、リッチなふりかけのような感じでご飯が進みます。
青バナナ、エレファントヤム、ローストココナッツのクートゥ

青バナナにヤム、ココナッツという南インド・ケララらしい一品。残念ながら青バナナとヤムを区別できるリテラシーがありませんでしたが、もったりした滋味深い味わいでした。
青バナナ、エレファントヤム、ココナッツのアヴィヤル

同じく、青バナナにヤム、ココナッツという南インド・ケララらしい一品。こちらはヨーグルトで炒めてあるので、もったりしつつも少し酸味があり、クートゥとはまた違った味わい。
ドラムスティックというインドならではの野菜も入っていました。サンバルの具以外で食べたのは何気に初めてかも。
ヨーグルトカレー(Moru Curry)

ヨーグルトベースのカレー。大きな青唐辛子が入っていましたが、辛さはほとんどありませんでした。酸味がミールスのアクセントになります。
ご飯とヨーグルトが合うとはミールスを食べるまで知りませんでしたが、ミールスが好きになると欠かせません。
間引きブドウのピクルス、ブドウ、バナナの揚げ物

ブドウのピックルは初めてでしたが、なるほど、酸味のあるものなら大体ピックるにできそうですね。ブドウの酸味と少しの甘味もありおいしかったです。間引きぶどうをピックルにするというのも素敵。

ブドウもミールスを食べた後にさっぱりさせてくれました。
バナナの揚げ物は甘くてねっとり。これはよいデザートです。バナナチップ的なものではなく、ある程度厚みがあって良い。
タルカ1は普段のミールスも、限定メニューもおすすめ
途中ご飯をおかわりしつつ、ケララフィッシュミールスを堪能しました。おかわりのご飯は赤米ではなくいつもの長粒米でしたが、こちらも合います。
ケララのオーナムに想いを馳せながら食べ進め、満腹になって完食。ふだん食べられない料理は楽しいですね。次はタルカ2のディナーでサディヤを食べてみたい……同行いただける方、募集中です。笑
今回の限定メニューはもう終了していますが、特別な料理が提供されるときはタルカのInstagramで告知されるので、興味のある方はチェックしてみてください。
前回の限定メニュー、南インドの水ごはんこと「カンジ」はこちらで記事にしています。
タルカ店主・小此木さんも参加されているレシピ本はこちら。タルカのメニューのレシピが覗けます。
