見出し画像

毒親はやっぱり嘘をつく

最近、父から家族のことで連絡がきた。

その件が終わり、
何回か話をしていると、
私の毒母親が父に連絡をしたらしい。

彼らは、大昔に離婚している。

父は遠いところに住んでいるので、
私と孫に会えるのは
一年に一度か、二年に一度ほど。

一方、毒母親は、
私の家のすぐ近くに住んでいる。

でも、全く会わない。

娘とはたまに会うけれど、
2歳の息子とは、
これまでに二回くらいしか会ったことがない。

私の夫にいたっては、
会ったのは一度だけ。

家はすぐそこなのに、
こちらに会いに来ることもほとんどない。

それなのに、父には、

「孫たちは本当にかわいい」
「娘の夫も、すごく良い人」

と話したらしい。

え?

私は思った。

一体、何の話をしているんだろう。

まるで何度も会っているような、
孫たちとの時間を
大切にしているかのような言い方。

でも、実際は違う。

会おうと思えば、
いつでも会える距離にいる。

それなのに、
会おうとはしない。

もちろん、
私も会おうと言われても、
拒否するだろう。

人にはそれぞれ事情があるし、
無理に会う必要もない。

でも、
ほとんど会っていないのに、
父に「孫たちはかわいい」と話すことに、
私はなんとも言えない違和感を覚えた。

元夫である父に、
「私はちゃんとおばあちゃんをしている」
とでも思ってほしいのだろうか。

「私は悪い母親ではない」
とアピールしたいのだろうか。

それとも、
自分自身にそう言い聞かせているのだろうか。

私には分からない。

ただ、

本当に会いたいなら、
会いに来る。

成長を見たいなら、
会おうとする。

大切に思っているなら、
その気持ちは何かしらの行動に表れる。


だから、
母親が父に何を話したのかを聞いて、

「またか」

と、少し笑ってしまった。

父にどう思われたいのかは、
もう私には分からない。

ただ一つ思うのは、

私の子どもたちにとって、
「おばあちゃん」とは、
言葉の中に存在する人ではなく、
実際に自分たちの人生にいてくれる人で
あってほしかった、ということ。

母親から
虐待やネグレクトを受けて育った私にとって、
せめて孫には、
もう一度やり直すチャンスがあるのではないか。

そう思ったこともあった。

でも、やっぱり違った。

毒母親は、
昔からそういう人だった。

自分に都合の悪いことは言わない。

自分が悪く見えることは、
少しずつ形を変えて話す。

そしていつの間にか、
事実とは違う話になっている。

子どもの頃から、
私はそれを何度も見てきた。

だから今回も、

「またか」

と思った。

母にとっては、
嘘をついているという感覚すら、
もしかしたらない、病気なのかもしれない。

自分を守るために、
自分が傷つかないように、
自分が悪者にならないように。

いつの間にか、
現実のほうを自分に都合よく
作り変えてしまう。

そして、
それを人に話す。

今回も、
父に「良いおばあちゃん」だと
思ってほしかったのかもしれない。

元夫である父に、
「私はちゃんと孫たちを大切にしている」
と思わせたかったのかもしれない。

本当のところは分からない。

でも、
私は一つだけ確信した。

母は、
昔から変わっていない。

私はずっと、
「どうしてそんな嘘をつくんだろう」
と思ってきた。

子どもの頃は、
母の言っていることが本当なのか、
私の記憶がおかしいのか、
分からなくなることさえあった。

でも今は、
少し距離を置いて見ることができる。

「ああ、この人は昔から、
こうやって自分を守ってきたんだ」

そう思う。

そしてもう、
母の言葉を聞いて、
自分の記憶や感覚を疑う必要はない。

母がどんな話をするのかは、
母の自由。

でも私はもう、
その話に合わせて、
自分の現実まで変える必要はない。

母は昔から、嘘つきだった。

そして私は、
その嘘の中で生きてきたからこそ、

「事実を事実として受け止めること」

が、
今の私にとって、
とても大切なことになっている。

もしあなたにも、
「親の言っていることと、
自分が知っている現実が違う」
と感じた経験があるなら、

どうか、
自分の記憶や感覚を疑わないでほしい。

親が何を言ったとしても、
あなたが実際に見てきたこと、
感じてきたことまで、
なかったことにはならない。

誰かが自分に都合のいいように
過去を語り直したとしても、
あなたの人生まで、
その物語に合わせる必要はない。

私は今、
やっとそう思えるようになった。

あの頃の私が感じていた違和感は、
間違いではなかった。

「なんか、おかしい」

そう感じた自分を、
もっと信じてあげてもよかったんだと思う。

もし今、
あなたも同じように悩んでいるなら、

あなたの記憶も、
あなたの感じたことも、
あなたの人生も、

誰かに書き換えられるものではない。

あなたは、
あなたが知っている真実を
大切にしていい。

いいなと思ったら応援しよう!