香港編16.「続け!」24年前の僕が書いた未来への手紙に、今の僕が返事を書く|エピローグ
「待っていろ!カナダ!オーロラ!!ナイアガラ!! そしてグローバルに近づく自分!!」
2002年10月、20歳の僕は、日記の最後にそう書いた。
24年後の僕は、その言葉に、今こうしてnoteで応えている。
日記:2002年10月26日 日本にて
この日記を書き始めた頃は「今回こそ旅行中に書き終えるぞ!」と思っていたのに、結局、帰国後毎日ずるずると過ぎてしまった。
現地に居る間に日記を埋めることが、どうしてもできなかった。
つくづく、自分は面倒くさがりだなと思う。
何しろ、今これを書いているのが2002年10月26日。
10月3日に帰ってきたのに、こんなに経ってしまった。
反省。
……反省、終わり!!
しかも、皆へのお土産にと買ってきた、お茶や亀ゼリーを、まだ渡していなかった。はぁー。 そろそろ渡さないとなぁ。 けっこう値が張ったのに。明日にでも友人たちに渡そう。 喜んでもらえればいいけど……。
そして今、僕は大きなプロジェクトを練っている。
それは、カナダへのワーキングホリデー。
「就職をしろよ!」と自分でもツッコミたくなるけれど、きっと成功させてみせる。
いつか、この日記を読み返して、この文を読んだ未来の自分に、
「間違ってなかった」と言わせたい。
そして、落ち込んだ時に、忘れかけた何かを思い出せるように、ここに今の夢を書き残しておく。
小学校の卒業文集には、「有名な建築家になる!」と、
根拠のない大きな夢が書いてあった。
かすかな記憶では、たしか父と話した時に勧められた職業の一つだろう。
今読むと、「あぁ、若くていいなぁ。でも何もわかってないな…そう簡単になれないし、それ以外どんな世界があるか全然わからないで書いてるよな」と思ってしまう。
僕はこの広い海の向こうの、まだ知らない世界を見に行く。
学歴もなく英語もできない僕だけど、本当に、成功させたい。
なにが成功なのか、というのはあるが、とにかく後悔しないために。
今年二十歳で、もう責任も増えてくる年齢だ。だけど、 だからこそ、自分は何をして生きていきたいのかちゃんと自分で決めるためにも、もっと世界を見たい、という夢を捨てないで——いや、夢を描く気持ちそのものを忘れないで、生きていこうと思う。
そのためには……いろいろ、ビザとったりお金貯めたりやることがあるぞ。今やらなきゃいつやる!?
よしっ!!
待っていろ!カナダ!オーロラ!ナイアガラ!!
そしてグローバルに近づく自分!!
By 2002年10月の僕
つづく (続け!!)
44歳の今、振り返って。
20歳の僕が書いた、未来への手紙。
「いつか、この日記を再び見て、未来の自分に『間違ってなかった』と言わせたい」
24年経って、僕はその日記をみて、そう書いたことを思い出した。
そして、はっきり言える。
「間違ってなかった。」
20歳の僕が「次のプロジェクト」と書いたワーキングホリデーは、本当に実現した。
カナダに行った。 オーロラを見た。 ナイアガラの滝も見た。
そして、この日記の時には計画も想像もまだしていない、アメリカの横断、ヨーロッパも回り、まさかノルウェーにも行くとは。
たくさんの一期一会もあり、今でも続いている大切な出会いもあった。
帰国後は、設計事務所に飛び込み、まさかの二級建築士になった。
建築から福祉へ転職し、社会福祉士、ケアマネジャーになった。
そして、大切な家族と大切な時間を過ごしている。
20歳の僕が描いた「グローバルに近づく自分」には、なれていないかもしれない。 でも、20歳の僕が想像もしなかった、自分なりの場所に、いま僕はたどり着いている。
今ならわかる。僕が歩いてきた道の選択は何一つ「間違っていなかった。」
【ヘレン・ケラーの言葉より】
「人生は勇気ある冒険か、さもなければ無に等しい」
20歳の僕はお金もない、就職活動もしていない、ただ「夢」だけがあった。
でも、その夢を日記に書いて、行動に移した。
完璧な計画なんてなかった。 ただ「やってみたい」という気持ちだけで、世界に飛び出した。
その小さな勇気の積み重ねが、今の人生を作っている。
【ウォルト・ディズニーの言葉より】
「夢を見ることができれば、それは実現できる」
20歳の僕がノートに書いた「カナダ、オーロラ、ナイアガラ」。
当時はただの憧れだった。 でも、書いて、口に出して、行動したら、本当に全部叶った。
夢は、心に秘めているだけでは叶わない。 言葉にして、一歩を踏み出した時に、現実になり始める。
それを、20歳の僕が証明してくれた。
続け!!
20歳の僕は、最後にそう書いた。
24年経った今、僕も同じ言葉を、未来の自分に贈りたい。
「続け!!」
次は、カナダ・ワーキングホリデー編へ。
ホームステイ、韓国人とのルームシェア。語学スクール、アルバイト。
カナダ横断でオーロラ、ホッキョクグマ、カナディアンロッキー、ナイアガラ—— 20歳の僕が「次のプロジェクト」と宣言した物語です。
香港編、ここで完結です。
タイ編・全20話、香港編・全16話。 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
スマホもGoogleマップも翻訳アプリもない、2002年。 英語も話せない。
20歳の僕が、世界に出た記録。
情けなくて、笑えて、でも愛おしい。
24年経った今、それを44歳の僕が読み返している。
次のシリーズ、カナダ・ワーキングホリデー編は、また近日中にスタートします。
待っていろ!カナダ!オーロラ!ナイアガラ!!
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(amazonアソシエイト・楽天市場の広告です。僕が読んだことのある書籍です。)
noteタイ編の1話目はこちら
note香港編の1話目はこちら
ブログでは主に帰国後のこと(旅のつづき)を発信しています。
いつの日か子供達や誰かの参考になれば嬉しいです。
noteカナダ・ワーホリ編の1話目はこちら
https://note.com/siokomepapa/n/n54696d1c982c
カナダ・ワーホリ編(連載中)のマガジンはこちら
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