48歳、突然「早期退職」という選択肢が目の前に現れた。【山へ逃げる|第一部②】
※この記事単体でも読めます。前回までの内容は、冒頭の「あらすじ」で簡単に紹介しています。
前回までのあらすじ
20年以上勤めた出版社で、私は大好きだった情報誌編集の仕事に打ち込んできました。
しかし、大阪から東京への異動、コロナ禍、そして度重なる部署異動によって、状況が悪化。
編集者としての仕事から離れざるを得ないことに。
新しい業務に馴染めず、やりがいを失った私は、毎日ただ定時になるのを待つ日々を過ごしていました。
部署の上司や先輩は優しい人ばかり。
給料にも、ボーナスにも不満はない。有給も自由に取れる。
それでも、「このままでいいのだろうか」という思いが、ずっと頭の中から消えません。
答えが見つからないまま、私はほぼ毎週末に山へ登り、心のバランスを保っていました。
そんなある日、一通の社内メールが届きます。
「早期退職者募集のお知らせ」
その一通のメールが、20年以上続いた会社員人生を大きく動かすことになるのでした。
第一部 26年越しの決断
第3章 突然現れた「早期退職」という選択肢
本当に突然、何の前触れもなく、「早期退職」のお知らせがありました。
対象者は、45歳以上で役職についておらず、5年以上の職歴がある人。
今年9月に49歳になる私は、まさに条件に合います。
しかも、早期退職に応募すると、通常の退職金に加えて「特別退職金」が支給されるという。
会社との取り決めで、金額をここで明かすことはできません。
ただ、その数字を見た瞬間、思わず画面を見返しました。
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40代で早期退職を決めた男が、会社を辞めるまでの物語。
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